釜めし割烹 あげ半

adrress京都市中京区先斗町四条上ル21番路地奥
call075-241-0626
open/night17:00?22:00(ご入店)
off水曜日
capacity
memo/impression 平成24(西暦2012)年3月22日
南座の前から、遅い目のご飯に電話を入れたのは、「釜めし料理・あげ半」です。
祇園に移った「いふき」さんの後に居抜きで入った、焼き方の堀口君の兄さんのお店です。
カウンターの端っこに座ります。大将と奥さん、それにスタッフ一名。

  • お通しが、タコと蕾菜、おくら
  • お造りの盛り合わせには、よこわ、鯛、ウニ、鯖生ずし
  • 鯛のあら煮
  • 串揚げ5本セット
  • 桜エビの釜飯

一本目に注文したお酒は山形の「杉勇・純米・しぼりたて生原酒・山形産美山錦精米歩合60%・山形酵母」にしました。初めて呑む。やや味の厚い酒で。

お通しには、タコと蕾菜。今日はタコの日になっちゃった。実家の舞鶴あたりから送られてくるらしい酒の珍味がメニューに並ぶけど、そういう気分ではないので、お勧めそうな料理をチョイス。
とりあえず生魚で盛り合わせてもらいました。よこわ、鯛、ウニ、鯖生ずし。鯛とウニが交互にサンド状態。これは一緒に食べて欲しいということなんでしょう。なんだか勿体ない気分。うん、新しい味だ。生ずしの〆加減は、割烹の仕事でした。

二本目は、高知の「酔鯨・純米吟醸・兵庫山田錦精米歩合50%・熊本酵母」を選びます。繊細な味わい、悪く言えば薄っぺらいイメージの淡麗なお酒。いかにも高知らしい、料理に合わせて進むお酒というイメージでした。華やかな高知県酵母とは別物ですな。

焼くか、煮るかの魚を食べておきたくて、メニューにある「あら煮」。京都風にしては辛い目、というより甘味が抑えがちです。
串揚げも店のウリのようですので、五本セット。ホタテ貝柱・タルタル、生麩・田楽味噌、アスパラガス、味付きのタケノコ、牛肉の五本セットです。

10種類弱ほどある釜飯メニューも、食べておかなくちゃいけませんね。考えれば昼も炊き込みだなぁ。一番季節らしいのは「釜揚げの桜エビ」のようです。お揚げさんを混ぜて焚くらしいのですが、色合いに「うすい」を混ぜてもらいました。
元は炭火コンロのあったところに釜がセットできるコンロになっているので、カウンター越しに出来あがるのが見られます。30分ぐらいかかると言うので、頃合いをみて注文します。カマの中に洗米を入れ、出汁を入れて、醤油と酒で味付け。火にかけてますが、蓋はしないようです。グツグツ湧いて米が踊ってくると、2.3回箸でかき交ぜてます。炊きあが得る直前に具材を入れてようやく蒸らす時にしっかり蓋で押さえてはりました。その後、底に熱がこもらないようにか、2回ほど、釜の底を水で冷やしてましたね。いろいろと釜飯一つにノウハウがあるようです。「うすい」以外につけた注文は「お焦げつくらないで」ということ。
海老さんの味がしっかり。ちょっと柔らかめに炊きがってました。二膳いただいて、おにぎりにしてくれます。(冷めるとイマイチでした)

魚は舞鶴からではなく、中央からだそうだ。釜揚げメインという割烹で、居酒屋ほどのメニューがあるようでもないし、あれこれ食べたいときは選択肢が狭い印象が残ります。

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