和食 あらい

adrress滋賀県大津市京町4-5-10
call077-522-7773
open/night17:00〜22:00 (入店)
off日曜日
capacity
memo/impression 平成26(西暦2014)年9月22日
歌舞伎が終わってから食べようと予約していたのは「和食・あらい(_.__/3)という割烹です。以前に瀬田のフレンチで教えてもらったお店。びわ湖ホールの最寄り駅は「石場」ですが、店の最寄り駅は一つ隣の「島ノ関」と思っていたけど、結果的に勘違いの遠回り。来月に迫った大津祭りのお囃子の稽古の音が聞こえてくる。この通りは旧東海道だったかもしれない。まわりには何もないなかにぽっかり露地行灯。このあたり、同級生の家があったりするので、ドキドキである。
一席空いてあったカウンターで、アラカルト。カウンターはモミの一枚もの。今日は7人掛け。驚いたことにカウンターの端っこにいたご夫婦のお客さんは、平成22年5月の「蔓ききょう」での「不老泉の会」で一緒だったと声を掛けていただく。たぶん一緒した居酒屋の料理人さんだったのではないかと、だんだん思い出したけど、4年前に合っただけなのによほど印象に残ることをしたのかと、反省。

  • お通しが、サバの生寿司おろし和え・生姜
  • カマスの皮霜とサンマのお造り
  • 鰆の幽庵焼き・はじかみ
  • 天然鯛の酒蒸し
  • セロリの葉のお浸し

滋賀のお酒が数本用意さえているので、今宵はその中から選んでみましょうと、一本目は湖南の「御代栄・純米吟醸・完熟・ひやおろし・近江産減農薬「玉栄」精米歩合55%です。香りもあるし、旨みも広がる。

お通しが、サバの生寿司おろし和え・生姜。酢の加減は少しキツメかもしれないけど、オロシが緩和。なにより少し厚めに切られたサバの香りがいい。
カマスの皮霜とサンマのお造り。一品もメニューにはだいたい二名分のポーションだそうですが、メニューそのままのポーションで二品を盛り込んでもらいます。つまりお造り6貫で二人分という事です。カマスのカマスらしくない味わい。サンマは平均的な美味しさですが、カマスはいい出来でした。茗荷と黄菊。生姜と山葵の両方を別々の醤油皿で出してくれる丁寧なサービスでした。紅蓼はよくないな。ここは紫芽を使ってほしかった。

二本目は、草津の「道灌・特純山廃仕込みひやおろし・湖弧艪・滋賀県産山田錦精米歩合60%」です。あまりのサラサラした呑み心地に、「ひやおろし」とか「山廃」とかいう言葉が信じられないや。

焼き魚のおススメを聞いて鰆の幽庵焼きにします。一切れですが、これで一人前。ハーフポーションです。はじかみ。浅めの幽庵具合でした。

少し時間がかかると言われたけど「天然鯛の酒蒸し」。割烹と名乗るだけに、メニューに載ってる「天然鯛のアラ炊き」に注文を付けてみました。
料理が出るまで大津の「浅芽生・純米・酒造り三百三十年・精米歩合60%」を呑みます。これもさらりとした喉越しで「純米」らしい厚い味わいを感じないお酒。30年ほど前は贔屓にして呑んでいた酒ですが、変わった印象です。
料理に時間がかかるので「セロリの葉のお浸し」(加減酢)を出してくれました。チビチビ呑んで待つのです。市場では、葉っぱだけが」売れ残っている場合があるそうです。

じっくり蒸し缶(今時!)で蒸された鯛が出てきました。椎茸・白ネギ。急遽注文したので、塩加減が十分ではないといわれたけど、そんなこと言っちゃだめだなぁ。確かに塩加減がもう少し強い方が旨みが出ると思いますが・・・。チリ酢・白ねぎ・大根おろしが出てます。2キロぐらいの大きさがありそうな頭とカマ。しっかりでかい鯛の鯛も取れました。

祇園・迦陵」で修行して,、今年2月にオープンしたようです。数年前から大津に住み始めて、祇園まで通っていたそうです。いまでも仕入れは京都中央だそうで、大変ですねぇ。広島出身だそうで。石山あたりに店を出してくれたら、ひょいと行けるんですけど・・・。
4名掛けのテーブルが2卓。くっつければ8人のグループでも利用できそうです。コース料理もあります。魚の種類は充実してますが、川魚はウナギくらい。野菜料理は少な目、珍味はそろっております。
滋賀の酒では他に、堅田の「浪の音」、甲西の「美冨久」。高島の「不老泉」といったところ。石川と岡山もある。純米中心で、一合900円以下。

帰りは「石場」から、京阪電車で帰ります。

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