オステリア・チエロ・アルト

adrress大津市唐橋町7-41
call077-534-5588
open/lunchi11:30-14:00(LO)
open/night17:30-21:00(LO)
off水曜(予定)
capacity
memo/impression 平成28(西暦2016)年1月4日
昨晩でおせちのメドもついたし、今年最初の外食ランチにイタリアン「オステリア・チエロアルト」(3.13/7)へ向かいます。
ランチのコースが変わっていて、ちょっとややこしい。パスタだけのセットもお安く設定しているけど、喫茶店やね。

  • 前菜盛り合わせ(ワカサギのマリネ、レンコンのトマト煮、ブロッコリーのフリッタータ、紫芋のアグロドルチェ、豚さんのゼリー寄せ、里芋のスフォルマート)
  • ミネストローネ
  • 氷魚と菜の花のフレッシュトマトのスパゲッティー
  • 紅茶・ビスコッティ・ミカンピールの砂糖漬け

前菜盛り合わせは、ワカサギのマリネ、レンコンのトマト煮、ブロッコリーのフリッタータ、紫芋のアグロドルチェ、豚さんのゼリー寄せ、里芋のスフォルマート。三が日の間、雑煮以外暖かいものを食べていないだけに、冷たい前菜ばかりでちと残念。
というわけではないけど、温かいミネストローネ。スパイスのいい香り。蓮根、菊芋、カブラ、ネギ、人参・・・。
氷魚と菜の花のフレッシュトマトはリゾットとしてオンメニューされてますが、今日はスパゲッティーにしてもらいました。リゾットよりちょっと味が濃いように思いますわ。
紅茶ですが、ドリンクにはお茶うけとしてビスコッティ・ミカンピールの砂糖漬けが出てきました。


平成27(西暦2015)年12月22日
気を取り直してランチにイタリアン「オステリア・チエロアルト」(3.13/7)へ向かいます。
お手軽なプリモのコース。

  • 前菜盛り合わせ(ブロッコリーのフリッタータ、レンコンのマリネ・トマトソース、モルタデッラ、地鶏レバーのブルスケッタ、カリフラワーのスフォルマートのブルスケッタ、菊芋のグラタン、カボチャのマリネ・フェンネル風味)
  • 菜の花と氷魚のリゾット・フレッシュトマトのソース
  • コーヒー

前菜盛り合わせで、ブロッコリーのフリッタータ、レンコンのマリネ・トマトソース、モルタデッラ、地鶏レバーのブルスケッタ、カリフラワーのスフォルマートのブルスケッタ、菊芋のグラタン、カボチャのマリネ・フェンネル風味。冬至ならではの、南京入り。

今シーズンはまだ縁のなかった氷魚が食べるだろうとやって来たのですが、ちゃんとオンメニュー。何回も食べてはいるけど「菜の花と氷魚のリゾット・フレッシュトマトのソース」。ちゃんと菜の花には苦みがあります。どことなく春を感じさせるリゾットです。

食後のドリンクは、コーヒー。


平成27(西暦2015)年12月7日
暖かい昼下がりに予約したんだけど、日が沈むとやっぱり冷え込む。そんな夜、瀬田川河畔の「オステリア・チエロアルト」(3.13/7)へ出かけます。土日とお出かけでしたが、ビールいっぱいでしたから、今夜はちょっと呑みましょう。貸し切り状態。
黒板メニューの中から選んだのは

  • テガマッチョ(イサザ・スゴモロコのスープ、トラジメーノ風)。
  • 安納芋のニョッキ、椎茸、古株牧場のチーズ・レギュム、パンチェッタ
  • 日野町の鹿ロースのオーブン焼き。マルサラのソース、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、菜の花、レンズ豆
  • チョコレートとエスプレッソのスフォルマート・柚子のマルメッラータ、珈琲

今日はボトルで、フランス・ブルゴーニュのAOCの白葡萄酒「ムルソー 2011 ルイ・ピエール(ルー・ペール・エ・フィス)を呑みましょう。
ムルソーらしい味わいが感じられず、ナチュラルなシャルドネのワインという印象。酸味が程よくさっぱり。

アンティパストで注文したのは、初めて聞くメニューのテガマッチョ(イサザ・スゴモロコのスープ、トラジメーノ風)。スープとは思えないくらいで、このままソースになりそうな具だくさん。食べるにつれて旨みが広がってくる。小魚の小骨を感じるます。

プリモは安納芋のニョッキ、椎茸、古株牧場のチーズ・レギュム、パンチェッタ。注文時に「チーズが臭い」と言われて悩んだけど、臭いかどうかは、出てこないと分からないので、冒険してみました。確かに、臭い。詳しくないのでどんなチーズに近いかは説明できないけど、臭い。ニョッキは甘みが出てくるし、パンチェッタは塩味と、複雑な味のパスタ。赤ワインの方がよかったかな?
なんだかいつも鹿を頼んじゃう感じがする。日野町の鹿ロースのオーブン焼き。マルサラのソース、温野菜でキャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、菜の花、レンズ豆。

チョコレートとエスプレッソのスフォルマート・柚子のマルメッラータ、珈琲


平成27(西暦2015)年10月19日
お買い物に出かけ、その前のランチにイタリアン「オステリア・チエロアルト」(3.13/9)へ向かいます。
電話を掛けると一杯のようで、ブラブラ。瀬田の河畔は風もなくポカポカ陽気。ベンチで日向ぼっこ。
お手軽なプリモのコース。

  • 前菜盛り合わせ(原木椎茸と豚バラのグラタン、里芋のスフォルマート、ブロッコリー入りのフリッタータ、サツマイモとモルタデッラ、自家製リコッタちーずのブルスケッタ、茄子のグリル)
  • ファルファレ、古株農場のチーズとサツマイモのクリームソース
  • コーヒー

前菜盛り合わせで、原木椎茸と豚バラのグラタン、里芋のスフォルマート、ブロッコリー入りのフリッタータ、サツマイモとモルタデッラ、自家製リコッタちーずのブルスケッタ、茄子のグリル。

コースの選べるプリモのパスタはファルファレで、古株農場のチーズとサツマイモのクリームソース。脂肪分がないじゃんと思いつつも頼んだけど、ベーコンの様な刻んだものが・・・。

食後のドリンクは、コーヒー。


平成27(西暦2015)年9月26日
スーパームーンを明後日に控えて、月を隠す雲も妙に輝いて見える夜。時折顔をだす月はすでにスーパー明るい。そんな月を眺めながら、ディナーに出かけたのは瀬田川河畔の「オステリア・チエロアルト」(3.13/9)です。先客二組、あとから二組。
黒板メニューの中から選んだのは

  • ビワマスの燻製、スズコ、コリンキー、キュウリ、トマト。古株農場のホエーを使った自家製リコッタチーズ
  • ウロリ(ゴリの子)のリゾット、蔓紫、バジル
  • 日野町の鹿ロースのオーブン焼き。マルサラのソース、なす、ししとう
  • シャインマスカットのジェラート、珈琲

今日はボトルで、イタリア ウンブリアのDOCの赤葡萄酒「モンテファルコ・ロッソ 2010 ボカーレを開けます。
sangiovese (60〜70%), sagrantino (10〜15%) 。スミレの様な香りにブラックカラントの様な香りがプラス。アルコール感も舌に感じて渋味もあります。フルボディなんだろうけどまだ若そうです。

今日もアンティパストで注文したのは、ビワマスの燻製、スズコ、コリンキー、キュウリ、トマト。古株農場のホエーを使った自家製リコッタチーズ。コリコリの生カボチャが旨いなぁ。写真では見にくいけどスズコも散らされております。来月から禁漁ですから、ここでのビワマスも食べ納め。脂の乗ったビワマスですが、サラダ風のドレッシングが脂を中和して飽きない味。
正直、古株農場だからってとりわけ美味しいかと聞かれれば、頭をひねる。もうちょっとポーションが減ってもいいな。

これといって魅力的なプリモがない中、選んだのは前回と同じウロリ(ゴリの子)のリゾット。バジルの効いた濃い緑色のリゾット。蔓紫の粘りたっぷりで香りもたっぷり。前回よりは感動が薄い味。
セカンドはヘルシーさを赤味に求めて鹿ロース。万願寺・ナス添え。脂っぽい肉には、ここんところ胃が不安だったけど、なんとか。だけど、一番合うと思った赤葡萄酒はイマイチ。香りの強い添え物の万願寺は控えた。
三種類用意されているジェラートの中から、シャインマスカットのジェラート。珈琲。


平成27(西暦2015)年8月24日
ランチは気安いイタリアン「オステリア・チエロアルト」(3.13/9)へ向かいます。
先客二組。奥に座っているお一人様は、近くの蔓ききょうで見かける御仁だ。
さて、テーブルについてメニューを見ていると、向かいの女性グループの一人から、挨拶を受ける。ダメだ!思い出せない。きょとんとしていると名乗ってくれはって、小学校の同級生のお母さんであった。小学校以来かと思われるかもしれないけど、3年前に法然院での食事ののイベントでご一緒しているのです。記憶力の悪いことにかけてはピカイチ。少々居心地の悪い、目線の定めにくいランチです。お手軽なプリモのコース。

  • 前菜盛り合わせ(カボチャのマリネ、ハスのフリット、シロナスのトマト煮、フリッタータ、パンツァネッラ、豚のコッパ、モルタデッラ)
  • ゴリの子のブルスケッタ
  • リガトーニで、豚のホルモンのトマト煮込みソース
  • コーヒー

前菜盛り合わせは、カボチャのマリネ、湖魚であるハスのフリット、シロナスのトマト煮、フリッタータ、パンツァネッラ、豚のコッパ、モルタデッラ。

コースに追加したのは、ゴリの子(うろり)のブルスケッタ。結構たっぷりの釜揚げウロリに大きなパン。オリーブオイルが香るブルスケッタ。

プリモで選んだのはリガトーニで、豚のホルモンのトマト煮込みソース。豚のホルモンを使ったトリッパ煮込みという味わい。程よいピり辛。

食後のドリンクは、コーヒー。

食後に、同級生にメールを送っておきます。


平成27(西暦2015)年8月13日
昼にはカンカン照りの時間もあったのですが、土砂降りの時間帯もあったりで、日が暮れてもムンムン蒸し蒸し。外はサウナのような湿気ですが、ディナーに出かけたのは瀬田川河畔の「オステリア・チエロアルト」(3.13/9)です。良く冷えた店のガラスが曇るほどの湿気から逃れられます。
選んだのは、黒板メニューの中から○印のついたもんばかり。

  • ビワマスのくんせい・コリンキー、無花果、トマト、キュウリ、練乳コーン
  • ウロリ(ゴリの子)のリゾット、バジル、蔓紫
  • クラオポーク骨付きロースの塩焼き。万願寺添え
  • 草津メロン、竜宝、キャラメルのジェラート、コーヒー

今日はボトルで、スペインDOカラタユドの白葡萄酒「エヴォディア 2013 ボデガス・サン・アレハンドロを開けます。
セパージュは100%マカベオ。百合のような白い花の香りにフレッシュ葡萄ジュースそのものであるかのような豊かな香り。甘酸っぱい余韻ですがフレッシュ感のある酸。滑らか。

今日もアンティパストで注文したのは、ビワマスのくんせい・コリンキー、無花果、トマト、キュウリ、練乳コーン。すべて地物野菜でしょう。練乳コーンという白いトウモロコシが、経験したことのない甘さで、無花果より甘く感じるくらい。これも近くのJAで売ってるものだそうで、かぶりついて食べてみたい。脂の乗ったビワマスも、こういう風に料理すると脂のしつこさが軽減されてパクパク。

初お目見えのウロリ(ゴリの子)のリゾット。かなりバジルの効いた濃い緑色のリゾット。蔓紫の粘りたっぷりで香りもたっぷり。どうも、最近パスタよりリゾットに興味がわきます。
セカンドはシンプルな肉料理。クラオポーク骨付きロースの塩焼き。万願寺添え。十分な厚みのあるロース。肉のブロックを見ると、途端に胃が満腹感を訴えてくる年齢になってしまったのですが、シンプルに焼かれたロースにレモンを絞ればさっぱり。白ワインも豚さんを美味しくしてくれました。
食べ終わってから追加注文で、草津メロン、竜宝、キャラメルのジェラート、コーヒー。


平成27(西暦2015)年7月6日
ラストオーダーぎりぎりに入店したのは、「オステリア・チエロアルト」(3.13/9)です。

時間も時間だしお手軽なプリモのコース。

  • 前菜盛り合わせ(豚のゼリー寄せ、トウモロコシのスフォルマート、マントバのサラミ、ししとうのグリル、ズッキーニのオーブン焼き、ナスのトマト煮、ブロッコリーのフリッタータ)
  • パッパルデッレで、曰野町産の鹿のミートソース
  • コーヒー

前菜盛り合わせには、豚のゼリー寄せ、トウモロコシのスフォルマート、マントバのサラミ、ししとうのグリル、ズッキーニのオーブン焼き、ナスのトマト煮、ブロッコリーのフリッタータ。
選んだプリモは、パッパルデッレで、曰野町産の鹿のミートソース。程よい酸味のソース。

食後のドリンクは、コーヒー。


平成27(西暦2015)年6月3日
昼になって晴れ間も見え、電話で空席を確認をして、「オステリア・チエロアルト」(3.16/9)でランチ。

プリモのコースに、夜のメニューの「ビワマス」を追加します。

  • 前菜盛り合わせ(法蓮草のスフォルマート、インゲン豆のトマト煮・ミント風味、ハスのフリッターのマリネ、小鮎のブルスケッタ、ブロッコリーのパン粉焼き、水ナスと生ハム)
  • マントバのサラミとウイキョウのリゾット
  • ビワマスのグリル・トマトとバルサミコのソース、ジャガイモのピュレ
  • コーヒー

前菜盛り合わせには、法蓮草のスフォルマート、インゲン豆のトマト煮・ミント風味、ハスのフリッターのマリネ、小鮎のブルスケッタ、ブロッコリーのパン粉焼き、水ナスと生ハム。小鮎をオイル漬けにしているんだと思うけど、ブルスケッタにして旨い。水ナスは浅漬けのような味だけど、ちと全体的に塩気が強いように思った。ハムの塩気だけなのかもしれないけど・・。

前回のランチと同じリゾットの「マントヴァのサラミとウイキョウのリゾット」を注文。なぜか魅力的なリゾットが多いのです。ビワマスでも、鮎でも、シジミでも、ウナギでも、スッポンでも、なんでも作ってくれれば食べるよ!。
前回のディナーで夏鹿に譲ったビワマスをグリル。トマトとバルサミコのソースは、ほんのりとバルサミコの香りが立ちあがる香りのいいソース。たぶん初めて合わせてくれるソースだと思うけど、なかなか美味しい。ジャガイモのピュレは多すぎ。
最後は、コーヒー。


平成27(西暦2015)年5月23日
ビワマスが入荷したという情報で、ディナーというか呑みに出かけたのは瀬田川河畔の「オステリア・チエロアルト」(3.16/8)です。先客二組。

  • びわますの炙り・オルツォのサラダ。ウイキョウ、オリーブ、トマト
  • 曰野産鹿の自家製ブリザオレ(生ハム)、サラダにプンタレッラ、トマト
  • 曰野産鹿のオーブン焼き。赤ワインとスーゴカルネのソース。紫の小松菜
  • ヘーゼルナッツとリコッタチーズのセミフレッド、コーヒー

今日はボトルで、カリフォルニアの白葡萄酒「オー・ボン・クリマ・シャルドネ“ニュイ・ブランシュ・オー・ボージュ”XXX(30周年)アニバーサリー 2010 ・サンタ・マリア・ヴァレーを呑みましょう。
爽やかなグレープフルーツのような香が立ち、チェリーのような香りと酸味が喉に残る印象。しばらくするとバターのようなコクが加わって旨さアップ。重たさは終始感じず、食事の最後まで美味しい。

暑くなってきてシーズンインした印象のある「びわます」ですが、今日のところはレア風に炙りで食べましょう。オルツォのサラダ。ウイキョウ、オリーブ、トマト。サラダの酸味があっても、ビワマスを口に入れれれば、酸味を吹き飛ばす脂の旨味。
もう一つ前菜から選んだのが、曰野産鹿の自家製ブリザオレ(生ハム)。二月ごろのシカを仕込んだそうです。赤身のシカだけにモチっとした味わい。サラダにプンタレッラ、トマト。

セカンド(メイン)は、ビワマスのグリルという選択もあったけど、今の季節は夏鹿の旬ですので、曰野産鹿のオーブン焼きを注文。赤ワインとスーゴカルネ(肉汁)のソース。付け合わせが紫の小松菜。すみれ色のレアな柔らかい鹿肉。色合い的には赤ワインかもしれないけど、別段違和感のないシャルドネでした。
ドルチェにはヘーゼルナッツとリコッタチーズのセミフレッド、コーヒー。セミフレッドの上にはヘーゼルナッツのキャラメリゼ。


平成27(西暦2015)年5月18日
ランチ時、電話で空席を確認をして、「オステリア・チエロアルト」(3.16/9)へ車でお出かけ。駐車場が一杯のようなので、近くのスーパーに止めておきましょう。

メニューを見ていると、ついついランチコースの中のセカンドのないコースに、プリモを追加しちゃいます。

  • 前菜盛り合わせ(フリッタータ、空豆のスフォルマート、豚のコッパ、こごみのマリネ、レンズマメとパンチェッタのブルスケッタ、玉ねぎのオーブン焼き、えんどう豆ののトマト煮)
  • 田上のアスパラガスのタリアッテレ、バターとパルミジャーノ
  • マントバのサラミとウイキョウのリゾット・トマト風味
  • コーヒー

前菜盛り合わせには、フリッタータ、空豆のスフォルマート、豚のコッパ、こごみのマリネ、レンズマメとパンチェッタのブルスケッタ、玉ねぎのオーブン焼き、えんどう豆ののトマト煮。固定化してきたようだ。皿が一回り小さくなって、見た目が悪くなった。

パスタのプリモピアットに、田上のアスパラガスを使ったタリアッテレ。バターとパルミジャーノ。甘さが引き出されたアスパラ。
リゾットもプリモ。マントバのサラミとウイキョウのリゾット・トマト風味。マントヴァはロンバルディアのようです。一口目は塩気が強いと感じたんだけど、だんだん旨みとして感じるようになります。ウイキョウの香りもいいリゾットでした。
最後は、コーヒー。


平成27(西暦2015)年4月15日
妙な天気だけど、晴れ間の広がるランチ時。最近イタリアンしてないなぁと、電話で確認をして、「オステリア・チエロアルト」(3.16/9)へ車でお出かけ。駐車場が一杯のようなので、近くのスーパーに止めておきましょう。

ランチコースの中からセカンドのないコースに、プリモを追加したコース。

  • 前菜盛り合わせ(フリッタータ、法蓮草のスフォルマート、豚のコッパ、こごみのマリネ、レンズマメとパンチェッタのブルスケッタ、カリフラワーのグラタン、芽キャベツと絹サヤのトマト煮)
  • 氷魚のリゾット、菜の花、ネギ
  • タリアッテレ、日野町産鹿肉のミートソース
  • コーヒー

前菜盛り合わせには、フリッタータ、法蓮草のスフォルマート、豚のコッパ、こごみのマリネ、レンズマメとパンチェッタのクロスティーニ、カリフラワーのグラタン、芽キャベツと絹サヤのトマト煮。

氷魚のリゾット、菜の花、ネギ。軽いトマトのソース。ネギのいい香り。いつ食べても美味しい。
タリアッテレ、日野町産鹿肉のミートソース。酸味の効いたソースでスパイシー。旨い。


平成27(西暦2015)年3月8日
ランチを食べに来た時に予約しておいた瀬田川河畔の「オステリア・チエロアルト」(3.16/8)へ、瀬田川を越えて、てくてく。先客一組でゆったり窓際のテーブル。

  • 三雲産鹿の肝のパテ・クロスティーニ
  • 豚さんのホルモン(胃袋)と地野菜(うまい菜、カーボロネロ、のらぼう菜)の煮込み
  • タリアッテレ・子持鯉のトマトクリームソース
  • ザンポーネ(県産豚足・豚ミンチ詰めの煮込み)、レンズ豆
  • 伊予柑のジェラート、コーヒー

今日はボトルで、フランスの赤葡萄酒「ブルゴーニュ パストゥグラン 2010 アラン・ユドロ・ノエラを呑みましょう。ガメイ2/3以下で、残りはピノノワールだったかな?
輝くような透明感のあるガーネット色。甘いベリー系の香りに、甘酸っぱいアセロラのような香も加わる。渋味はほとんどなく、ジュースっぽい喉越し。メイン料理の頃には味が乗ってくる。

きっと軽くワインのあてになるだろうとオーダーした「三雲産鹿の肝のパテ・クロスティーニ」。胡椒の効いた旨いパテ。
もう一品前菜から選んだ「豚さんのホルモン(胃袋)と地野菜(うまい菜、カーボロネロ、のらぼう菜)の煮込み」。胃袋コリコリしっかり旨い。

プリモには、川魚を選んじゃいます。食べたことはあるけど、タリアッテレで子持鯉のトマトクリームソース。
メインは、ザンポーネ(県産豚足・豚ミンチ詰めの煮込み)、レンズ豆。豚足一本に、骨を抜いたところに豚ミンチを詰め込んで煮込んだザンポーネ。ミンチは100gだそうだ。プリンプリンのコラーゲンの豚足は、美味しいけど、きついなぁ。年とともに苦しい。やっぱり一本は食べきれず、蹄の部分は諦め、ミンチも半分でギブアップ。お腹がいっぱいになったら、豆類もお腹の負担になるので、これもギブアップ。 出された料理を、ギブしたのは三回目。
ベッタベッタの口の中を爽やかにしようと、デザート分の余力は残しておいて、伊予柑のジェラート。最後はコーヒー。


平成27(西暦2015)年3月4日
電話をして、賑やかそうだけど、席は空いていそうなので、車で数分の「オステリア・チエロアルト」(3.16/8)に飛び込みます。先客は2グループ。ひょいと車で数分。少し離れた駐車場に止め、暖かい射しが気持ちいい河畔を歩けば、花粉の襲撃をまともに食らうのでした。

ランチコースの中からセカンドのないコースに、プリモを追加したコース。前菜とプリモだけでは、物足りない。(そんな時にクロネコから電話がかかってくるんです。参ったするわぁ)

  • 前菜盛り合わせ(フリッタータ、豚のコッパ、里芋のスフォルマート、レンズマメとパンチェッタののクロスティーニ、蓮根のマリネ、カリフラワーのグラタン)
  • 氷魚のリゾット、菜の花
  • パッパルデッレ、近江黒鶏・白菜のゴルゴンゾーラのクリームソース
  • コーヒー

前菜盛り合わせには、フリッタータ、豚のコッパ、里芋のスフォルマート、レンズマメとパンチェッタののクロスティーニ、蓮根のマリネ、カリフラワーのグラタン。グラタンはちゃんと暖かい。

やっぱり琵琶湖の魚介があれば頼んでしまうのです。氷魚のリゾット・菜の花。氷魚は目立って多いとは思えないけど、ええ味がしております。日本料理屋ででてくる「氷魚ごはん」より、味はしっかりで旨いさでは軍配が上がると思う。
お米に次いで、小麦も食っちゃう。パッパルデッレ。ここでゴルゴンゾーラは初めてのような気がする。クリームソースはスープ風にシャブシャブしてます。いい香りでした。白菜は、お得意様のピーノプラート。個人的に言えば、白菜の茎の部分がより好きである。


平成27(西暦2015)年2月8日
先週の雉に続いて、鴨を食べに出かける晩御飯。瀬田川河畔の「オステリア・チエロアルト」(3.16/8)へ、てくてく。雨上がりで風が冷たい瀬田川を越えなくてはいけません。
静かな店内。

  • 信楽山田牧場のカチョカヴァロ・チーズのサラダ
  • タリアテッレ、子持ち鯉のソース、ブロッコリー。
  • 三雲産鴨のオーブン焼き。胸、肝、ズリ、ハツ、頭。ジャガイモ、原木椎茸、カーボロネロ
  • チョコレートプリン、コーヒー

今日はボトルで、トスカーナのDOCGの赤葡萄酒「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ 2006 ピアン・デル・ク エルチ元詰(ピンティ家)・を呑みましょう。ブルネッロ(サンジョヴェーゼ・グロッソ)100%です。
ストロベリーのようなべりー系の香りがグラスにこもる。酸味と渋味がエレガントなバランスで、美味しい。

信楽山田牧場のカチョカヴァロ・チーズのサラダ。こんがり焼き目を付けたチーズに、ドレッシングのかかった・・・・白菜、他の葉野菜。今日はちょっと塩分が強め?

目新しいプリモがある。タリアテッレは、子持ち鯉のソース、ブロッコリー。淡水魚の淡い味わいを残した優しい加減のソース。鯉の子がたっぷりで、辛くはないけど「びわ湖版明太子」ソース風と思えなくはない。
お目当ての三雲産鴨はオーブン焼き。胸、肝、ズリ、ハツ、頭。最後に赤ワインを振りかけてあるそうだ。ジャガイモ、原木椎茸、カーボロネロ。お昼ぐらいから、じっくりオーブンで火を入れてくれていたそうです。事前に伝えてあればこそのお仕事。胸肉一羽分に内臓と頭。頭には少ないけど脳味噌入り。鴨はやっぱり味が濃い。
チョコレートプリンには、紅茶のビスコッティ。コーヒー


平成27(西暦2015)年2月4日
雉が獲れたよのメールを受け取れば、食べに出かける晩御飯。瀬田川河畔の「オステリア・チエロアルト」(3.16/8)へ、てくてく。

  • 高島ピーノプラートさんの有機野菜の温サラダと鴨の生ハム
  • パッパルデッレ、三雲産いのししの赤ワイン煮ソース、くらかけ豆。
  • 三雲産雉。胸は炭火、腿はオーブン焼き。肝、ズリ、ハツ、ネック。付け合わせにオルツォ・マンテカーノ
  • 柑橘ケーキにチョコレートソース、コーヒー

今日はボトルで、ウンブリアのDOCGの赤葡萄酒「モンテファルコ・サグランティーノ ポッジョ・デル・クラト 2005 ヴィラモンガリ、100% SAGRANTINOを呑みましょう。
少し濁ったような、くすんだような、濃いヴァイオレット。チェリーやブラックカラントのようで艶めかしい香りが次第にコーヒーの香りが混じってくる。酸味は程よく、口の中に残る味は、ビターチョコレート。タンニンは優しく渋味は感じられない。

前菜には高島ピーノプラートさんの有機野菜の温サラダと鴨の生ハムをチョイス。紅くるり、紅芯大根、なんチャラ大根、ロマネスコ、白菜、カーボロネロ、・・覚えきれない。ソースは、ゴルゴンゾーラ、バルサミコ、温玉子でできてるそうで、玉子の香りが勝った味わい。少し暖まった鴨の生ハムが旨みを増して一層旨いサラダ仕立て。

プリモにも湖魚。鮎の稚魚「氷魚」のリゾットです。リゾットでは初めてだと思うけど、ネギの香りが高いし、とても旨いリゾット。パスタより仕上がりがイイと思うけど、普通のお客は、リゾットよりはパスタを選ぶだろうな。残念なことです。今シーズン初めの菜の花はお飾り程度。
連絡を受けていたのは雉。付け合わせが大麦。
温かいドルチェがあればと聞いて、柑橘ケーキにチョコレートソース。柚子と・・忘れた。ケーキを深皿に盛りつけて、テーブルの上でチョコレートを流してくれます。グランマルニエ。普通のコーヒー。


平成27(西暦2015)年1月5日
お正月明けで冷蔵庫やらに食材は不足しているし、ランチに選んだのは、手っ取り早い「オステリア・チエロアルト」(3.16/8)です。ひょいと車で数分。
少し離れた駐車場に止め、冬の日射しが気持ちいい河畔を歩けば、川には鴨さんらが楽しそうにプカプカ、
駐車場も一杯になって、満席です。おひとりさまの女性がおられる。ええことです。
ランチコースの中からセカンドのないコースに、プリモを追加したコース。価格的にはセカンドを食べたのと変わらない。車ですからワイン抜き。

  • 前菜盛り合わせ(フリッタータ、豚のコッパ、里芋のスフォルマート、近江黒鶏レバーのクロスティーニ、蓮根のトマト煮、ブロッコリーのマリネ・アンチョビ風味、本モロコの南蛮)
  • 氷魚のリゾット。 ネギと菜の花
  • パッパルデッレ、三雲産仔イノシシのバラ赤ワイン煮ソース
  • リコッタチーズのパウンドケーキ・キウイ、コーヒー

前菜盛り合わせ(フリッタータ、豚のコッパ、里芋のスフォルマート、鶏レバーのブルスケッタ、蓮根のトマト煮、ブロッコリーのマリネ・アンチョビ風味、本モロコの南蛮)。最近ご無沙汰の盛り合わせでしたが、定番の料理はしっかり。
年末に次いで氷魚のリゾット。 ネギとブロッコリー。基本的に、夜も昼も同じメニューが提供されていると言っていい。

年末は食べた三雲産仔イノシシのバラ赤ワイン煮をソースにしたパッパルデッレ。なんだか好みで同じものを頼んじゃうなぁ。少し渋味を感じる濃厚なソース。
コースについているので選んだドルチェは、リコッタチーズのパウンドケーキ・キウイ、コーヒー


平成26(西暦2014)年12月27日
季節外れと言えば、季節外れではあるけど、メールを受け取れば、食べに出かける晩御飯。風がなくて助かる瀬田川を越えて「オステリア・チエロアルト」(3.16/8)へ、テーブル満席。

  • ハスのコンフィ、トマトソース
  • 氷魚のリゾット。 ネギと菜の花。
  • ビワマスのオーブン焼き。白ワインのソース、ウイキョウ、じゃがいも、トマト。
  • 柑橘ケーキにチョコレートソース、コーヒー

今日はボトルで、フランス・ブルゴーニュのAOCの白葡萄酒「ムルソー 2011 オリヴィエ・ルフルーブを呑みましょう。
甘さを感じる果実味とスッキリした酸が心地いいし、温度が少し上がればナッツ風の香りもあるようです。

今宵はいっそのこと魚ばっかりにしようと、前菜にはハスのコンフィ・トマトソースです。前にも書いたけど、まともに食べることなどしたことがないハス。手のひらぐらいの大きさ二匹は、コース料理では肴のメインと言ってもいい感じのボリュームでした。上品な白身で、骨まで食べられますが、大きい方の頭は断念。

プリモにも湖魚。鮎の稚魚「氷魚」のリゾットです。リゾットでは初めてだと思うけど、ネギの香りが高いし、とても旨いリゾット。パスタより仕上がりがイイと思うけど、普通のお客は、リゾットよりはパスタを選ぶだろうな。残念なことです。今シーズン初めの菜の花はお飾り程度。
連絡を受けていたのはまたもビワマス。小振りで一匹のオーブン焼き。白ワインのソースに、ウイキョウ、じゃがいも、トマト。
温かいドルチェがあればと聞いて、柑橘ケーキにチョコレートソース。柚子と・・忘れた。ケーキを深皿に盛りつけて、テーブルの上でチョコレートを流してくれます。グランマルニエ。普通のコーヒー。


平成26(西暦2014)年12月7日
仔イノシシが入ったというメールを受け取って、今晩も、橋を越えて「オステリア・チエロアルト」(3.16/8)へ、食べに行くのです。今晩は風もなく、寒さが緩んだ印象。先客一組。

  • 本モロコのフリット、クレソン
  • 三雲産仔イノシシのバラ赤ワイン煮、カーボロネロ、ジャガイモのピュレ
  • リコッタチーズのスポンジケーキ、キウイ、コーヒー

今日はボトルで、ピエモンテのDOCGの赤葡萄酒「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ 2007 シルヴィオ・ナルディを呑みましょう。
もう渋味はほとんど消えていて、プラムなどの熟れた果実の香りとわずかにスパイスやハーブの香り。

赤葡萄酒に合うか不安ですが、本モロコのフリット。赤ワインに合わないという不具合なところはなく合います。バリバリ食うと小骨が刺さっちゃいました。

メインの仔イノシシは、焼くか煮るかの選択ができますが、赤ワイン煮です。プリモを抜いてのメイン料理です。バラ肉の部分がトロトロで、骨からすっと身離れします。カーボロネロ、ジャガイモのピュレ。使った赤ワインは、グラスの売れ残りのモンテプルチヤーノらしい。メインに合わせて選んだ赤で、肉もワインも美味しい。ここに鹿・イノシシを収めている三雲の猟師さんは、プロのハンターさんだそうです。土日だけの兼業ハンターが多い中で珍しい。
プリモを食べなかった分、ドルチェを頼みます。焼きたてホカホカのリコッタチーズのスポンジケーキ、キウイ、コーヒー


平成26(西暦2014)年12月5日
近くのイタリアン「オステリア・チエロアルト」(3.16/8)から、禁漁期間の開けたビワマスの(小型らしいけど)入ったというメールにつられての夕食。
今年も、瀬田川東岸では小規模ですが、イルミネーションが行われております。お店の対岸ですので、窓越しから撮っておきます。

  • 天然ビワマスの炙り、サラダ仕立て
  • 琵琶湖産ハヤとウイキョウのリゾット、サフラン風味
  • 天然ビワマスのグリル、カーボロネロ

今日はボトルで、フランス・ブルゴーニュのAOCの白葡萄酒「ブルゴーニュ “ソンジュ ド バッカス”シャルドネ 2010 ルイ ジャドを呑みましょう。
フレッシュな柑橘系の香りのキッリキリのシャルドネ。旨い。シャサーニュ・モンラッシェ、ボーヌ、サヴィニ・レ・ボーヌのプルミエ・クリュのシャルドネを混ぜているという。

天然ビワマスの炙り、サラダ仕立ては、ここでの定番のビワマス料理。水菜のような葉野菜のドレッシングが酸っぱい目だけど、白ワインに合いました。ビワマスの尻尾の部分を使ってくれたようです。

プリモは、今日入って来たという(ビワますと一緒なんやろな)琵琶湖産ハヤとウイキョウのリゾット。サフラン風味。小骨もちとは口には障るけど、小魚の香りが活きてるし、ウイキョウの香りも感じて、旨く感じます。それに、今日は温かいことが御馳走になるほど寒い。どうかなと思ったワインもいい。
天然ビワマスの残りをグリル。胴のところは筒切。中にローズマリーがぐっさり入っております。添え物の野菜がカーボロネロ。

国内ジビエでは、三雲の鴨、瓜坊があるようです。冬だし、煮込んだ料理がほしいところです。
行き返りの橋の上は寒い。


平成26(西暦2014)年11月9日
雨で遠くに出掛けるのも嫌で、近くのイタリアン「オステリア・チエロアルト」(3.03/7)で、夜のお食事。でも傘をさすほどではない夕刻。
入れ替わりに先客の二組が帰って、独占のお店。

  • 本モロコのフリット
  • ペンネ、近江黒鶏のハツ・ズリ・肝、アンチョビのソース
  • 日野産鹿のグリル、ポレンタ、原木椎茸、ブラッドオレンジのジャム?
  • マキノ産栗を使ったモンテビアンコ、コーヒー

前菜には、白葡萄酒で、草津の琵琶湖ワイナリーの「浅柄野・セミヨン2013・ノンフィルター」を合わせてみましょう。うすにごりの白葡萄酒です。もう少し酸味があるかと思えば、悪く言えばカスカス。味に重みもなくフレッシュなジュースのようなワインでした。

前菜は、昨日から、大津瀬田の市場で仕入れ始めたという「本モロコのフリット」です。9匹分。油物にあうと言われる白ワインの酸味が欲しかったけど、セミヨンでは役不足だったかな。それでもレモンをギュッと絞れば、モロコは旨い。キロ2000円とか聞いたけど、1キロ何匹くらいか分からないので、フーンと聞いただけ。天然物ですけど、成長のいいのがおります。

二杯目から赤葡萄酒に変えます。フランス・ブルゴーニュのAOC「ジュヴレ シャンベルタン 2009 ルイ・カイヨ」を入店時に抜栓してもらいます。
いい香り。含めば喉にかすかな酸味とスパイシーな味。酸味はほどなく消えて、スムーズな呑み心地。

プリモで選んだのは、プレノワールのモツ煮込みソースのペンネ。ハツ、ズリ、肝。短めのペンネは、ちまちま食べるにええワインのツマミになりますし、いいお味。
日野のシカは前回も頼んだということを覚えてくれていて、料理を少し変えてくれました。むちゃは覚えておりません。鹿のもも肉をブロックでオーブン焼きしてから、グリルで焼き目をつけてくれます。付け合わせに、焼いたポレンタ、原木椎茸、ブラッドオレンジのジャム(正式には違う呼び名だった)。鹿も好きだけど、今月半ばには、狩猟も解禁になってイノシシも出てくるらしいし、楽しみです。
今日もデザートは、モンテビアンコ。生クリーム、栗のクリーム、渋皮煮。コーヒー。


平成26(西暦2014)年10月21日
晩御飯にお出かけしますが、随分と日が落ちるのが早くなって、もう暗くなるようになってしまった。近くのイタリアン「オステリア・チエロアルト」(3.16/7)へ瀬田川畔の暗闇をテクテク。

  • ワカサギのフリット
  • 大津・田上産栗と信楽産シラタケのリゾット、チーズベース
  • 日野産鹿の香草パン粉焼き、クィーンシャドーと赤ワインのソース、豚のサルシッチャ(血・ほほ肉・トントロ入りブーダン・ノワール?)
  • マキノ産栗を使ったモンテビアンコ、コーヒー

前菜には、とりあえず白葡萄酒をグラスでいただきましょう。出してくれたのはラティオのIGT「サトリコ ビアンコ 2013 カザーレ デル ジリオ」です。シャルドネ、ソーヴィニョン、そしてトレッビアーノ・ジャッロの3品種をブレンド。
ライムやパイナップルのような香が立つ。苦みは残らないのでさっぱり。

前菜は、初めての「ワカサギのフリット」。値段的に想像してポーション少な目と判断しての前菜。バール感覚で、ワインのつまみです。ゆっくり、リゾットを待ちます。

二杯目から赤葡萄酒に変え、フランス・ブルゴーニュのAOC「ヴォーヌ・ロマネ 2008 パトリック・パトリック・クレルジェ」です。カラントやチェリー、胡椒の香り。渋味はほとんど感じずエレガントな口当たりですが、ややスケールが小さくまとまっている感じ。

プリモに選んだのは、大津・田上産栗と信楽産シラタケのリゾット、チーズベース。栗ごはんとキノコご飯を合わせた印象です。シラタケは初めてかもしれないけど、栗が旨すぎて、シラタケの味がよくわからないや。美味しいけど、赤ワインにピッタシというマッチングではなかった。
セカンドは日野産鹿(もも)の香草パン粉焼き。高島のクィーンシャドーと赤ワイン、マスタードのソース。メニューには三本で提供している「豚のサルシッチャ(血・ほほ肉・トントロ入りブーダン・ノワール?)」を、一本混ぜてもらいました。ムチ―とした鹿肉が旨みジンワリ。紫色のジャガイモもいい感じであうし、赤葡萄酒も合うようです。胡椒の効いたサルシッチャもアクセントがあって、口直しというか、味に変化がでて、いいチョイスだったなぁと思った。
マキノ産栗を使ったモンテビアンコ。渋皮煮、栗のペースト、生クリーム。コーヒー。


平成26(西暦2014)年9月25日
医者の待合は溢れていたけど、思ったより早く済んだのでどこかでランチしようと、たまにはお昼に行ってみましょうと電話で確認して向かったのは「オステリア・チエロアルト」(3.03/7)です。車で向かいます。
メニューにはない「ビワマス」や「しじみ」の用意を聞いてみて、オーダーしたのはプリモを選ぶコースに、パスタを一品追加。

  • 前菜盛り合わせ(パンツァネッラ、フリッタータ、豚のコッパ、唐辛子のグリル、水ナスにパルマ産生ハム、サツマイモのアグロドルチェ
  • タリアテッレ、瀬田シジミ、ゴリとつるむらさき
  • ブッコリ、バジルソース(レンズ豆とジャガイモ)
  • コーヒー

前菜盛り合わせ(パンツァネッラ、カボチャ入りフリッタータ、豚のコッパ、唐辛子のグリル、水ナスにパルマ産生ハム、サツマイモのアグロドルチェ)。最近ご無沙汰の盛り合わせでした。
ゴリとつるむらさきとを使ったタリアテッレに、瀬田シジミを足してもらいました。いいサイズのシジミで、色合いも黄土色の綺麗なシジミ。ニュルンとした草の香りも面白い。
、 ブッコリというショートパスタが気になって注文。スプリングのようなパスタで、いかにもソースが絡みますといった形状。ジェノベーゼらしく、シンプルにジャガイモとパルミジャーノ。ソースの色合いといい、濃度といい、満足できました。


平成26(西暦2014)年9月14日
日が沈んで暗くなってからイタリアン「オステリア・チエロアルト」(3.02/7)へ。テーブル埋まってました。

  • 天然ビワマスの炙り
  • 天然ビワマスのリゾット
  • くらおポークのサルシッチャ、田上産うずら豆、万願寺
  • バニラのジェラートと田上産イチジクとシャインマスカット、コーヒー

今宵は、イタリア・トスカーナ・ガイオーレ・イン・キャンティ地区のロゼワイン「ロザート 2013 ポルタ・ディ・ヴェルティーネ」をチョイス。サンジョベーゼ100% 前回に続いてロゼです。
実際には透明感のある淡いルビー色。渋味もあるし、果実味も十分香るフルーティなロゼ。ジューシーなラムネ菓子のような味わい。

来月から禁漁の天然ビワマスですから、何はなくとも、今のうちに食べておきます。炙りです。オリーブオイルが掛かって、鈴子がボッてと乗っております。ちょっと塩味が強いようです。今日の鈴子は、まだ少し小さいようで、フォークの隙間から零れ落ちるくらいの大きさ。その代り脂が失われていない漢字の旨味といえるかもしれません。トマトとクルミもオイルと一緒。塩気とオイルにクルミのシャキシャキしたナッツの甘味がアクセントで旨かった。
色合いとして、ロゼは合いそうだったけど、ピッタシという感じではなかったのは、ワインの渋味が原因かな?

特別に頼んでおいたのは、天然ビワマスのリゾットです。骨からとった出汁で作ったリゾット。軽いトマト風味。たぶん一品目と同じ仕事の鈴子だと思うけど、それだけではやっぱり塩辛い。グリグリかき混ぜ旨いリゾット。ロゼとは同じ理由(?)からか、ベストじゃなかったな。
プリモが出てきたところで、セカンドをオーダー。くらおポークの自家製サルシッチャ。サルシッチャくらいお腹に納まるだろうと思っての注文だったけど、まるまるとしたのが二本も出た。さらにうずら豆がゴロゴロ。降参した。ナイフを入れると、肉汁が程よく噴き出す。スパイシーで憎々しいサルシッチャ。赤よりのロゼの味わいに、ようやくマッチした印象。でもまぁ赤の方がもっと良かったかもしれない味の濃いサルシッチャでした。ポーションはハーフにできたら、そうした方がよかったと後悔。豆は残すがサルシッチャは完食。
デザートは別腹。バニラのジェラートと田上産イチジクとシャインマスカット。コーヒー。


平成26(西暦2014)年8月20日
日が沈んで暗くなってから歩いて行けるイタリアン「オステリア・チエロアルト」(3.02/7)へ。テーブル埋まってました。

  • 前菜盛り合わせ(ハーフ)
  • リングエッティーネ、瀬田シジミと夏野菜を使った冷製パスタ
  • ビワマスのオーブン焼き、ドライトマトのソース、ズッキーニ、ノーザンルビー、
  • 愛東産ブルーベリーとリコッタチーズのムース、コーヒー

今宵はイタリア・トスカーナ・キャンティ地区のロゼワイン「ロザート 2013 カステッロ ディ アマ」をチョイス。サンジョベーゼ90%、カナイオーロ10%
透明感のある茜色。イチゴやラズベリーのような赤い果実味のあるフルーティな中にも、かすかに渋味と酸味があって、爽やかなジュース感覚。

前菜は、フリッタータ、パプリカのマリネ、ミニパプリカの詰め物、オイル漬けうろりのクロスティーニ、豚のコッパ、マルサラのサラミ、万願寺のグリル、焼きナスのトマト煮、中央にパンツァネッラ。珍しいウロリ。知らなかったけど今が旬で、いっぱい取れるんだそうで、冷凍して生で送られてくるそうです。浜茹でしてくれないそうで、店で茹でてオイル漬けにしているようです。こういう食べ方もええね。

帰ってまとめてみると、前回と同じ食材を選んでおりました。メニューではパスタは変わって、細い長方形の断面のパスタで、初めて聞くリングエッティーネ。リングイーネを細くしか食感で、固めに茹であがってました。うどんでいえば「稲庭風」かな?カポナータをベースにしたソースは野菜たっぷり。今日もシジミは隠れちゃてる!パスタも隠れる野菜のてんこ盛りソース。オクラ、生胡瓜、ナス、ズッキーニ。セロリも入っていたかな。
ビワマスも前回食べておりました。というので、グリルをオーブン焼きにして、ドライトマトのソースに変えてくれます。赤いジャガイモと黄色いズッキーニ。高島の方の漁師さんからの釣の天然物のビワマスだけど、途切れることなく仕入れができているようです。

デザートも選んで、愛東産ブルーベリーとリコッタチーズのムースに、コーヒー。


平成26(西暦2014)年7月26日
日が沈んだ頃合いに、徒歩圏内のイタリアン「オステリア・チエロアルト」(3.02/7)へ。ビワマス、ゴリ、シジミが入ったというメール。
石山の商店街で繰り広げられる土曜夜市の開催日はあおりを受けて、客が来ないらしい。今日もアラカルト。

  • 信楽山田牧場のカチョカバロのサラダ仕立て
  • カッペリーニ、瀬田シジミと夏野菜を使った冷製パスタ
  • ビワマスのグリル、ミネストローネ、
  • 白桃のパンナコッタ、コーヒー

今宵はイタリア・ウンブリアのDOCG赤ワイン・「レ・ムーラ・サラチェーネ サグランティーノ・ディ・モンテファルコ 2005 ゴレッティ」です。サグランティーノ100%
透明感のあるガーネット色。ブラックなベリー系にむせた落ち葉のような深み、ローストしたナッツのような香。かすかにレモンのような苦みとわずかのタンニンが残って、旨いミディアムの印象です。後口が滑らかになると果樹味が濃厚になってくる。

前菜は、信楽山田牧場のカチョカバロをこんがり焼いたのサラダ仕立て。カリッとベーコン、グリルしたズッキーニ、コリンキー、トマト、ニンジン。

珍しい冷製のカッペリーニ。瀬田シジミ小っちゃ!探さなきゃ分からなかった。夏野菜を使ったカポナータをベースにしたソース。しっかり旨みの浸みた野菜、特にナス、が旨いパスタ。ナス、セロリ、玉ねぎ、オクラ。カッペリーニの味わいは、素麺。素麺にカッペリーニでもいけるんじゃないかと思う。
ビワマス1/3のグリル。部分が選べるので頭をお願いします。なkなかリアルな姿。下にはミネストローネ。ミネストローネにオクラの種みたいなんが混じってましたがマスの子でした。黄色と赤い丸っこいのが焼きトマトと思ったんですが唐辛子のようでしたが、詳しく聞くのを忘れた。
地元の白桃のパンナコッタ。白ワインだったかのグラニテ、パンナコッタにはマラスキーノ。アダルトなパンナコッタ。コーヒー。


平成26(西暦2014)年7月15日
夕方に電話を入れ、日が暮れて出かけた夕食は「オステリア・チエロアルト」(3.02/7)。
だれもいないよぉ。

  • 近江黒鶏のサラダ、コリンキーとズッキーニのグリル、他
  • ガルガネッリ、仔ジカのミートソース、ナス
  • 近江牛胸腺のパン粉焼き、ゴルゴンゾーラのリゾット、
  • リコッタチーズのタルト、甘夏のグラニート、コーヒー

今宵はイタリア・ロンバルディアののDOCGヴァルテッリーナ・スペリオーレ・「“インフェルノ・カルロ・ネグリ”ヴァルテッリーナ・スペリオーレ2008カルロ・ネグリ」です。キアヴェンナスカ100%
抜栓直後は狂い果実の持つ酸味にキュッと引き締められた味わいですが、二杯目からは、酸味がすとんと落ちてなめらかな味わい、スパイシーな余韻が出てきます。さらにこなれるとバラのような香が立ってきてさらにスムーズさを増してきた。

今日は、近江黒鶏のサラダにしてみました。コリンキーとズッキーニのグリルの他生野菜。ゆっくり時間が過ごせるボリューム。

プリモはパスタでガルガネッリ。仔ジカのミートソースです。とろとろのナス。細かなことですが、ラグーとミートソースを使い分けているようです。と書いて、どうなのかは胸にしまっておこう。そんなことはともかく鹿というよりミートソースという味に仕上がっている印象はあります。
今日は行ったという近江牛胸腺のパン粉焼きをメイン。バジルとパン粉。サイズ的にも憎々しいホタテに似た味。胸腺だけにこれも牛らしさを求めると外れですが、好きな味。ゴルゴンゾーラのリゾットが添え物。肉に比べて上品な味。
デザートに、ジェラートでも冷たいのをとも考えたけど、前回と同じと言われてリコッタチーズのタルト。それでも、冷たい甘夏のグラニートがあったので、十分。コーヒー。

食べ終わってから、食べログの点数低いねぇという話。ほとんどランチの評価のようで、シェフは、点数はともかく、メインを注文してほしいという事です。


平成26(西暦2014)年6月27日
朝に「小鮎」のメールをもらって、今夜は「オステリア・チエロ・アルト」へディナーに行きます。。

  • 信楽山田農場のカチョカバロ、サラダ仕立て(ベーコン、水菜、ナス、トマト)
  • パッパルデッレ、小鮎、モロッコいんげん、ドライトマト、ケイパー
  • リゾット、小鮎、ズッキーニ、バジリコ風味
  • ジェラート盛り合わせ(バニラ、エスプレッソ、レーズン)、コーヒー

イタリア・ヴェネトのDOC白ワイン・「レ クアイアーレ ルガーナ2011ベルターニ」です。トレッビアーノ ディ ルガーナ100%
今日は「鮎」を食べに来たので、湖岸の白ワインを選んでみたのです。淡水魚には合うだろうと考えたのですが、よく考えれば琵琶湖ワイナリーの「セミヨン」とか「リースリング」という選択肢もありました。抜栓直後は、レモンやグレープフルーツの酸味のある香りが立ち、落ち着くと立香は落ち着き、優しく穏やかな味わいに変わる。繊細な味わいで、水代わりにしてしまう。

前菜に、信楽山田農場の焼いたカチョカバロのサラダ仕立て。カリッと焼いたベーコン、水菜、ナス、トマト。出て来た時にはビックリするボリューム。

事前に伝えていた「パスタ」はパッパルデッレで用意してくれました。小鮎の形が無くなるぐらいのソースかと予想していたんですが、そこそこ。オイルベース?モロッコいんげん、ドライトマト、ケイパー。鮎の香りを残すようにざっくり鮎に火がっとっております。再現できないけど、近いものはお家でもできそうだとほくそ笑む。家庭では小鮎と言うと天ぷらぐらいしか思いつかないからです。

もう一品、プリモで「リゾット」です。想像していたベースは「鮎雑炊」でしたが、ええ色してます。ズッキーニ、バジリコ風味。リゾットでは、鮎の苦みがスパイスの様に効いた大人のリゾットに仕上がってました。ちゃんと味わいが異なるプリモになっておりました。こちらはオンメニューされているようです。
お腹いっぱいなので、本日セカンドはなし。

ジェラート盛り合わせ(バニラ、エスプレッソ、レーズン)、コーヒー。


平成26(西暦2014)年5月25日
夜には「オステリア・チエロ・アルト」へ。
今日はお知り合いとのディナー。

取りあえず、乾杯変わりに「喜楽長・大吟醸おり生酒・蔵元の隠し酒・山田錦精米歩合40%&50%」です。濁りのくどくどしさがなく、これなら呑めるという「うすにごり」。
フルートグラスを出してくれまして、発泡はしていないけど、その気分は十分に満たされるドライな味。

今宵は久しぶりに日本酒を持ち込ませてもらいました。ここのところシリーズで出ている、ワインのエチケットのようなEMISIKIのマスターピースをイタリアンに合わせてみようと思ったのです。そして、出来のよさそうな3号、4号、5号のどれがいいかと考えたんですが、蔵元からの返事は「イタリアンやフレンチに合わせるのは難しく、とりわけ白身魚の淡白な料理には全く合わないようです。イタリアンやフレンチでもあうならば、味のしっかりしたトマトソースやケチャップソースならカジュアルに楽しめそうです。」とのこと。
言わしてもらえれば、ケチャップがイタリアンであると思っているのですから、まったく話にならないなぁと思ったわけで、それなら全部試してやれと、知り合いを誘えば、乗ってくれたわけです。
そもそも、日本料理に合うイタリアンワインを探すより、イタリアンにあう日本酒を探すのは簡単だと、言い換えれば、ほとんどの日本酒はイタリアンには合うと思っているのです。ということも伝えて置いての食事。メニューは、事前に伝えておいたのもあるけど・・

  • 前菜盛り合わせ
  • ビワマスの炙り、オルツォのサラダ仕立て
  • スパゲッティ、ハスとキャベツのオイルベースのソース
  • ビーゴリ、なまずのトマトソース
  • ビワマスのグリル
  • 三雲産鹿の前足の赤ワイン煮、白インゲン豆
  • 三雲産鹿のセルヴェル
  • 三雲産鹿のタン
  • あきひめのセミフレッド、コーヒー

さて、持ち込んだ笑四季は三種。それぞれにグラスを出してもらって、HORIZONTALに楽しみつつのディナーです。それぞれ、日本料理屋で、間違いがないのは確かめているのですが、イタリアンに合わせるとより個性が出たかなという印象。

  • 笑四季・マスターピース2014・3・純米・仕込み3号・滋賀県信楽産山田錦精米歩合45%・笑四季6号酵母吟醸型・出品酒候補仕様
  • 笑四季・マスターピース2014・4・純米・仕込み4号・滋賀県信楽産山田錦精米歩合45%・東京農大花酵母アベリア・出品酒候補仕様
  • 笑四季・マスターピース2014・5・純米・仕込み5号・滋賀県信楽産山田錦精米歩合50%・笑四季22号酵母
お誘いした方が、この店が初めてということもあって、前菜盛り合わせは三人分を盛り込んでもらいます。サルシッチャ、豚のコッパ(ゼリー寄せ)、こごみのマリネ、生ハムのブルスケッタ、ナマズのマリネ、小鮎(というより稚鮎サイズ)のマリネ、フリッタータ、うまい菜のマリネ、パンツァネッラ(パンのサラダ)。

事前に伝えていた食材の一つが、ビワマス。ここんところ不漁で揚がってないという事でしたが、幸いにも高島の漁師さんが今日送ってくれた900gの釣りものだそうです。前菜としてのビワマスの炙りにオルツォのサラダ仕立て。炙ることで旨みが増したビワマス。

パスタは、メニューから選んでもらって、琵琶湖の魚シリーズとなります。一品目は「はす」。コイ科の淡水魚で、食べた記憶はほとんどありません。二ゴロフナと同様に熟れ寿司にすることもあるようですが、あまり食用としては地元民でも食べない魚ではあります。オイルベースのソースの香りも良く、「はす」の香りはよくわかんない。ポーションは人数割り。
二品目は自家製ビーゴリに、なまずのトマトソース。スパイシーなソース。ナマズもたぶん言われなきゃ分からないだろうという味。
ビワマスの二品目は、1/4サイズのグリル。

もう一つ、食材を伝えていたのが「夏鹿」。三雲産。鹿の前足(すね)の赤ワイン煮に白インゲン豆。たぶんこんな機会でもないと、チャレンジできない赤ワインと日本酒でしたが、違和感なく合うようです。ヘルシーな筋肉質の肉にコラーゲン質が混じって、旨い。5時間でしたか煮込んでくれて、ホロホロ。
鹿でも特に注文つけていたのがセルヴェルです。フリットで出してくれました。久しぶりだけど、やっぱり旨いなぁ。
さらにサプライズで焼いてくれたのがタン。これは初めてだ。結構歯応えがあるものでした。クセがない。

大津・田上産章姫のセミフレッド、コーヒー。

お酒に関する話ばかりのようでしたが、4時間ほど過ごして、お開き。結果は予想通りでした。酒自体の好みも4号が好みですが、香りがあっても邪魔にならないと確認できて満足。日本料理に合っていた5号が、妙に主張する頑固者だったのは意外。一番人気者だったのが4号。
話に乗ってくれたおかげで、久しぶりに呑み比べながらのイタリアンという貴重な食事ができました。ありがと。


平成26(西暦2014)年4月22日
昨晩予約しておいた、「オステリア・チエロ・アルト」へ。ちんたら。ちょっと肌寒い。
後から一組。

  • 県産豚のホルモン、ピり辛トマト煮
  • ペンネ、近江黒鶏の肝と黒コショウ
  • なまずのフリット、リゾット添え
  • あきひめのセミフレッド、コーヒー

今宵はトスカーナのDOCの赤ワイン「カンポ・アイ・サッシ・カステル・ジョコンド ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2010 フレスコヴァルディ」を呑みまひょ。日本語もあるwebによれば、サンジョヴェーゼ100%。
明るいルビー色。少し酸を感じるし、苦みのあるカラントのような豊かな香りが、まじりあって旨い味わい。タンニンは少な目。次第に酸に丸みが出てくるイメージ。スパイシーなソースには相性がいいようです。

ワインのツマミになりそうな前菜を選んで、イタリアンなモツ煮。胃のあたりのホルモンらしい。ワインの肴になります。食感はいろいろ。ガツとかハラアブラとかいうのかな?シガシガと美味しい。水菜のサラダ。

プリモには大好きなビワマスのラビオリがオンリストされているけど、食べていない近江黒鶏にします。またツマミになりそうなショートパスタのペンネ。肝にズリ、ハツもはいっているらしい。黒コショウが程よく効いてます。
 先週連絡を受けたナマズがまだあるようです。食べましょう、食べましょう。ナマズの種類は「なまず」だそうです。カリッと塩気たっぷりのフリットに、ナマズのブロードを使ったリゾットです。ナマズの子、タケノコ、のらぼう菜(イタリアの野菜でノラボーナというのかと思ったのだが、セイヨウアブラナの一種のようです)。ナマズはフィレにしてくれたらしいですが、骨とか頭とかも仕入れていて、出汁を取ってリゾットにしてあります。ジンワリと旨いリゾットで、塩のきいたフリットからも旨みがでて、さらに旨い。
デザートはイチゴのセミフレッド。コーヒー。


平成26(西暦2014)年3月14日
昨晩、鴨の写真を送ってくれた「オステリア・チエロ・アルト」で、晩御飯。先客1組だけで、マダムもお休み。

  • 前菜盛り合わせ
  • 氷魚と菜の花のフレッシュトマトのソース、スパゲッティ
  • 三雲鴨ロースのオーブン焼き、肝ソース、ネギ、菊芋

今宵はトスカーナのDOCG赤ワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2007 レチャイア」にします。インポーターによれば、サンジョヴェーゼ・グロッソ100%
透明なガーネット色。果実の香りに麦わらのようなニュアンス。男っぽい味わい。頑固な渋味が消えることなくかすかな酸味とともに複雑味とコクになっているようです。

久しぶりに盛り合わせを注文。ブロッコリーのフリッタータ、キノコのマリネ、レンコンのマスタード和え、サツマイモのマリネ、パンツァネッラ、カリフラワームースのブルスケッタ、サラミ・トスカーナ・トリュフ風味、豚のコッパ。パンツァネッラはトスカナーナのパンのサラダらしいけど、思い当るのは和食の惣菜「卯の花」です。
盛り合わせも食べ終わる頃になって、ワインの力が抜けたようになる。

プリモでは、そろそろ御終いの氷魚をパスタで食べておきましょう。食べ納め感たっぷりの氷魚。小さな魚だけど旨味たっぷりに仕上がった味わい。

琵琶湖では鴨さんを撃っちゃいけないけど、川や山では撃ってもいいのです。今月半ばまでが猟期のようで、たぶんこの鴨が食べ納めのようです。三雲で撃った天然ですが、むしった状態で送られてきたので、オスかメスかまで確認してないそうです。皿には半羽ぶん。近所のネギと菊芋。ソティしてありますがシャキシャキ。生食もできるみたい。
肝心の鴨は手羽ばかりか、頭も半分に割ってあったらしく、食べた記憶のない部分は、脳みそや目玉だったようです。全然嫌みはありませんでした。骨の周りは筋肉質でしっかりした味。血の香り(鉄分の香り)もたっぷりの肝ソースに、肝が刻んであります。
半分に裂いたなら、気になるのはウッシュボンですが、後形無しでした。食後に話したけど、ウィッシュボーン・アッシュが通じなかった。(というか、帰って調べると、今でも活動しているとは知らなかったむちゃでしたけど)


平成26(西暦2014)年3月9日
お昼に予約をしたディナーに、「オステリア・チエロ・アルト」へ。
入店時に帰られるお客さんがおられたことを考慮すると、満席でした。

  • ビワマスの炙り、大麦のサラダ、モッツアレラ
  • ビワマスとブロッコリーを詰めたラビオリ
  • 蔵尾ポーク骨付き肩ロースのカツレツ、ルッコラ・ペコリーノ、?

今宵はマルケの赤ワイン「ロッソ ピチェーノ スペリオーレ ロッジョ デル フィラーレ 2008 ヴェレノージ」を呑みまひょ。webによれば、モンテプルチャーノ、サンジョヴェーゼ。
濃厚なガーネット色。ブルーベリーやブラックカラントのような果実の香りと、程よい渋味と甘みのバランスが取れた優しい口当たり。

あれば注文するビワマスを炙った、大麦のサラダ。炙ることで脂の口どけがよくなって旨味が増すのは、日本料理にも通じる仕事。鮭にクリームチーなんかを一緒にするのが日本料理でも出てきますが、上品なビワマスにモッツァレラがいい組み合わせだと思えます。 プリモでもビワマス。ビワマスとブロッコリーを詰めたラビオリです。ソースにもビワマスのスーゴ。ビワマスの身もソースに入っております。
きっとポーションが大きいだろうなと悩んだんだけど、新しくメニューに載せたようなので蔵尾ポーク骨付き肩ロースのカツレツ。やはりでかかった。ルッコラ・ペコリーノ。カツレツに乗っているのはトマトですが、それもええんですが、このポーションのカツレツは、さっぱりしたおろしポン酢なんかが欲しくなるのです。でも、これくらいのポーションじゃないと、イタリアンらしくない。

先日、仕入れ先の猟師さんがやってきて、次のシーズンから野鳥も入れてもらえそうだという事です。楽しみに長生きしなくちゃ。


平成26(西暦2014)年2月16日
ディナーには、「オステリア・チエロ・アルト」へ。
8名のグループ他でテーブルいっぱい。

  • ビワマスの炙り、サラダ仕立て
  • タリアテッレ、ネギと子持ち鯉のソース
  • 地鶏もも肉、あみあぶらでくるんだオーブン焼き、地鶏の白肝入り、ポレンタ、露地ものクレソン
  • コーヒー

今宵のワインは、ボトルでトスカーナのDOCGの赤ワイン「”サンテ・ランチェリオ”ヴィーノ ノービレ ディ モンテプルチアーノ 2008 メリーニ」です。webによれば70% prugnolo gentile (sangiovese grosso), 20% canaiolo nero and 10% other local varieties。
透明感のあるルビー色。ベリーのような香りにスムーズなタッチ。濃厚なワインをお家で呑んでいるだけに繊細であるけど美味しい。室温に温度が近づくにつれどんどん味が開く感じです。

久しぶりにビワマスがあって、前菜で出してくれるというので注文。皮目をあぶったビワマスはほんのりと暖かく旨みを引き出してあるのは日本料理のようです。最盛期の脂のノリとは違うけど、ワインとはいい感じ。オルツォのサラダ仕立てには、八朔・ビーツなど。酸味はあるけど、ワインとは喧嘩してなくて一安心というところ。

前回食べそこなった寒鯉はパスタソースに変わったようです。ちょっぴり唐辛子の辛みが旨味になったソースに仕上げられております。残念ながら鯉の子は食べれば分かりますが、鯉の旨味が何なのかは言い難いむずかしい味。でも、スパイシーな味わいは、問題なく赤ワインが呑めます。

地鶏もも肉を「あみあぶら」でくるんだオーブン焼き。なかには地鶏の白肝入り。ロトロですかね?その下にポレンタ。露地ものクレソンたっぷり。開店当初川中さんの地鶏だったと思うけど、近くの寺新地鶏にかわっているようです。網脂の効果もあってジュシーだし、白肝で味に深みもあるし、旨い料理です。とにかく鶏さんがよりうまくなるように仕事してあるのです。粒マスタードやポレンタ、クレソンと合わせてぱくつきます。白い鶏料理ですが、赤ワインでも大丈夫。

最後にグラスで出しているトスカーナのIGTの赤ワイン「サン・ビアッジオ 2010 リジーニ」を味見させてくれた。これもサンジョヴェーゼ・グロッソ(ブルネッロ)で100%。半分ぐらい空いていて、こなれているようで、花の様なアロマが立って、心地いスムーズさ。

8名のグループは、どこかの大学のゼミのようです。しかし誰もワインを呑んでいない!ゼミの先生らしき年配の方もおられるのですが、誰も呑んでない。若いスタッフ・学生も、赤いドリンク(オレンジか?)とは、ちゃんと大人が呑み方を指導してあげなくちゃあかんがな!もう一組もノンアルコールのようで、ひとり呑んでおりました。
琵琶湖ワイナリーのワイン(リースリングやベリーA)もオンリストして、注文がよくあるそうです。ええこっちゃ。


平成26(西暦2014)年2月2日
ディナーには、お昼に予約をした「オステリア・チエロ・アルト」へ。今年初めてでした。
今宵は、満席。

  • 滋賀県産豚ホルモン(胃と腸)のサラダ
  • スパゲッティ、氷魚と菜の花のフレッシュトマトソース
  • 三雲産イノシシの赤ワイン煮込み、アグロドルチェ、カーボロ・ネロ
  • コーヒー

今宵のワインは、シチリアのIGT赤ワイン「インパリ 2010 ヴィニエティ ザブ」です。webによれば2007年のビンテージではNero d’Avola 60%, Merlot 20%, Syrah 20%。
濃厚なヴァイオレット。香ばしいトーストのような香りにブルーベリーの凝縮した香りが立ちあがる。甘みとスパイスと穏やかな渋味がしっかりと味わえる。

前菜は、盛り合わせを控えて、滋賀県産豚ホルモン(胃と腸)のサラダ。出てきて失敗したなぁと思ったのはサラダのビネガーと赤ワインの相性だった。しかし、まぁ、悲劇的な味にはならなかったけど、熟慮が足りなかったな。

以前にも当然食べているけど、ある時を逃すと食べられなくなる「氷魚と菜の花のスパゲッティ」。ほろ苦さが残るオイリーなソース。
オンリストに「子持ち鯉の白ワイン煮」という時めくデッシュがあったので、迷う。なんせシチリアの赤ワインがボトルなのである。残念だが、ワインとの組み合わせを重視して、三雲産イノシシの赤ワイン煮」にしました。赤ワインの渋味がありません。ワインは「ドルチェっト」らしい。アグロドルチェというのが「酢」と「砂糖」を使った味付けのようで、シチリアに多い料理らしい。赤ワインとは当たりだった。高島産の黒キャベツも美味しい。

ビンテージのイタリアワインを扱うショップを教えてもらった。ミラノに本社がある「ワインティップジャパン」という会社で、メールで在庫を教えてくれて注文できるようだ。ちらっと覗いたが、高そうです。


平成25(西暦2013)年12月29日
ディナーには、年内今日までの営業の最後の客になるだろう「オステリア・チエロ・アルト」へ。

  • 信楽山田牧場カチョカバロチーズ、温野菜サラダ仕立て
  • タリアテッレ、鹿肉のラグーソース
  • 県産牛テールの赤ワイン煮込み、ポレンタ添え、カーボロ・ネロ

メニューを見ていて、今日は南イタリアの気分がこみあげてきて、シチリアのIGT赤ワイン「ネロ・ダヴォーラ 2012 クズマーノ」を呑みましょう。
チェリーやベリーのニュアンス。かすかな酸味はすぐに消え、タンニンは軽め。

いつもの注文と変えて盛り合わせではなく、チーズと生ハム。信楽山田牧場カチョカバロチーズを焼いて、パルマ産の生ハム。ブロッコリー・カリフラワー・人参などの温野菜サラダ仕立て。冬野菜が(少)ない印象。チーズらしくないと言えばチーズらしくない優しい香り。スライスして焼いているようで、表面こんがりの柔らかい口当たり。いいボリュームがありました。

プリモは、鹿肉のラグー・ボローニャ風ミートソース。シンプルに鹿さんの味わいがストレート。軽めの味付けですけど、鹿は鹿。
セカンドは久しぶりに暖かい煮込みを注文します。県産牛テールの赤ワイン煮込み。、ポレンタ添え、カーボロ・ネロ。ごついテール一個にプラスしてちょこちょこっと端っこの尻尾も混じっているのかな。良く煮込まれているので、見栄えの悪い写真です。コラーゲンのトロトロ感がガツンとした旨みだし、いい味です。甘いカーボロネロ。

今年から始めたという年末渡しのオードブルは、控えめに14個受けたそうです。
年末の挨拶をして帰ります。


平成25(西暦2013)年12月17日
メールにそそのかされて、ディナーには「オステリア・チエロ・アルト」へ。ガラガラ。
対岸のライトアップで喜んではります。

  • 前菜盛り合わせ
  • 氷魚と菜の花のスパゲッティ
  • 三雲産イノシシのオーブン焼き、原木椎茸・平茸・なめたけ

ワインも地元のを出そうという事だろうと思うけど琵琶湖ワイナリーがオンリストです。ということで味見させてくれはります。白ワインの「浅柄野・リースリング・2013・ノンフィルター・限定1000本」です。みずみずしいという裏ラベルが納得できる軽さとブドウそのものといった香り。きっと料理には負けるだろうなぁと、前菜が出る前に、呑んでしまいました。

で、頼んだワインはマルケの白ワイン「"..di Gino.." VERDICCHI DEI CASTELLI JESI 2011 SAN LORENZO」です。ヴェルディッキオ100%。クォーター。黄色味を帯びた、ちょっと酸と香りが軽めの味わい。

盛合わせには、四角豆の根を混ぜたフリッタータ、バターナッツカボチャのマリネとパンチェッタ、蓮根のマスタード和え、ホウレンソウのスフォルマート、豚さんのゼリー寄せ、生ハムのフィノッキオーナ、栗のタルト、紫芋とヴァレ・ダオスタ州フォンティーナ・チーズ、カリフラワーのムース、中央にパンツァネラ(パンのサラダ)。
プリモには、瀬田の市場に入荷していたという氷魚と菜の花のフレッシュトマトソースのスパゲッティ。氷魚と騒いでみても、シラスとどう違うと聞かれたら、一緒ですとしかいいようがないのです。でもやっぱり琵琶湖で、滋賀で、食べるなら、シラスじゃないでしょう。

肉料理には、これも地元の赤ワイン「浅柄野・マスカットベリーA樽熟・2012・ノンフィルター・限定3000本」をグラスで注文。もわっと香りが立つ、紫色を帯びた赤ワイン。苦みと渋さが口に残るようですが、肉の脂には無難なようです。

セカンドには、三雲のプロの猟師さんのイノシシの肩ロースのオーブン焼きをチョイス。脂身だけ薄くスライスして並べてくれてます。肉に合わせて食べるように別に焼いてくれたようです。イノシシちゃん(メスだそうです)の脂を吸ったキノコがとても旨い。ロゼ色に焼かれたイノシシは固くもなく、臭くもなく、ジンワリと旨みが滲みだしてくるし、脂身は甘い。

とうとう他にお客さんが来なかったので、食後にだらだら喋ってしまいました。


平成25(西暦2013)年11月8日
ディナーには「オステリア・チエロ・アルト」へ。
今日は独占かと思われたけど、後から一組。

  • 前菜盛り合わせ
  • 信楽産天然ヒラタケとアミタケ、ノルチェ産秋トリュフのリゾット
  • 蔵尾ポークのオーブン焼き、蜂蜜とゴルゴンゾーラのソース
  • マキノ産栗のケーキ、アマレット風味、紅茶

今日は、オーストラリアの赤のスパークリング「ダーレンベルグ ザ ペッパーミント パドック スパークリング レッド シャンブールサン」を呑んでみましょう。マクラレン・ヴェールのシャンプールサン66%、シラー28%、ヴィオニエ6%のNVで、アルコール14.5%。
濃い赤が泡立つ様子は妖艶です。ベリーや巨峰のような甘さに炭酸が加わってジュース的な呑み心地ですが、炭酸の苦みとタンニンの渋味が複雑な余韻となっているようです。泡が消え始めても、十分旨い赤ワインのようです。

盛合わせには、里芋のフリッタータ、バターナッツカボチャのマリネとパンチェッタ、枝豆のスフォルマート、豚さんとレンズ豆のブルスケッタ、生ハムのフィノッキオーナ、栗のタルト、紫芋とヴァレ・ダオスタ州フォンティーナ・チーズ、カリフラワーのムース、中央にパンのサラダ。
カリフラワーがいい味。覚えにくいチーズに、覚えにくい生ハム。フェンネルの香りをつけた生ハムだそうです。今日の栗は香りと味が高い。

プリモには、天然のヒラタケと残しておいてくれたアミタケを使ってのリゾットに黒トリュフ。いい香りだし、キノコのいい味です。
蔵尾ポーク、いわゆるバームクーヘン豚、のオーブン焼きをチョイス。臭さ一杯のゴルゴンゾーラではなく、隠し味程度。でも豚さんの美味しい脂と混じって、クリーミィーな味わいに仕上がって、とてもいい気分。付け合わせはブロッコリーに、モロッコいんげんに、白菜かな?たぶんそんな感じですが、これもソースとあって旨い野菜。
最後は栗のケーキ。スポンジ風とムース風の二階建て。今日は紅茶です。


平成25(西暦2013)年10月6日
ディナーには「オステリア・チエロ・アルト」へ。10月になってビワマスも禁漁。メニューはどうなっているでしょう?。

  • 前菜盛り合わせ
  • 本もろことキノコのソー、タルアテッレ
  • 近江牛前足のハンバーグ、キノコのソース
  • コーヒー

ピエモンテのDOCG赤ワイン「ゲンメ 2004 イオッパ」を呑んでみましょう。生産量が少ないようで、初めて実物を見ました。ネッビオーロ80%、ヴェスポリーナ20%。
開戦直後は、香は十分あるけど、産と苦みが残って、味わいが薄っぺらい印象でしたが、前菜が食べ終えある頃に、こなれて味が膨らんできた。フルボディではないけど、十分な深みがあって旨い。

盛合わさった前菜には、豚さんと白インゲン豆のブルスケッタ、パプリカと万願寺のマリネ、フリッタータ、バターナッツカボチャのマリネとパンチェッタ、本モロコのマリネ、パッツァネッラ、枝豆のスフォルマート、栗のタルト、コリンキーにバーニャカウダソース。
今シーズン初めての本モロコです。結構いいサイズ。バーニャカウダは暖かい方がいいと思う。ブルスケッタがスパイシーで、ワインに合う。マキノのまで仕入れに行った栗だけど、現地で蔓ききょう組と出会ったそうです。店も近いが、世間は狭い。

プリモには、メニュー外のパスタに「本もろことキノコのソース、タルアテッレ」というのがあるというので、食べましょう。筒切りというか輪切りというかぶつ切りというかになった本モロコ、キノコは椎茸に舞茸かな?酸味を感じる地のトマト。本モロコは苦みが残るし、トマトの酸っぱさはあるし、なんだか味にまとまりがないような印象を受けます。もう一工夫かな?

セカンドには以前から気になっていた「近江牛前足のハンバーグ、キノコのソース」です。注文が入ってからミンチにしているようです。脂に頼らない筋肉質な肉質で筋っぽいところもそれらしい。大きいサイズで、かすかに赤みを残した火の加減。生肉ではないけど生肉感も残った微妙な火入れ。付け合わせのジャガイモいもいえるけど、塩加減を強く感じる。塩気を感じない程度の旨みで十分肉が美味しいと思えるのですが。サラダは酸っぱいドレッシング。ソースとしてアワビ茸を使ってます。近々信楽で香茸を取ってくるとか。初めて食べた食感のハンバーグという印象。イメージとしてのオリジナルはトスカーナの料理のようです。もうじきイノシシだそうです。


平成25(西暦2013)年9月16日
海を渡ってやってきたお友達を誘ってランチに予約していた「オステリア・チエロ・アルト」へ一人で、ディナー。むちゃは歩いて行ける店ですから。台風後でも他に2組。

  • 前菜盛り合わせ
  • 琵琶ますの炭火焼、鈴子を乗せたリゾット添え
  • 近江軍鶏、石山のブドウとくるみのサラダ仕立て
  • 愛東ブルーベリーのマスカルポーネ・ムース、紅茶

今晩は、カリフォルニアのロゼ「カレラ・ヴァン・グリ・オブ・ピノノワール2012・セントラルコースト」を開けます。明るいロゼ。青リンゴやレモンの混じったようなさっぱりした味わい。後口は、柑橘系の苦みが心地いい。カリフォルニアのセントラルコーストのピノ・ノワール100%。

前菜は、カポナータ、コリンキーにバーニャカウダソース、豚と白インゲンのブルスケッタ、生ハムと南京、フリッタータ、自家製コッパ。トウモロコシのスフォルマート、万願寺とナスのマリネ、石山産栗のタルト、ワカサギのパン粉焼き。
フルーツと生ハムはよくあるけど、甘いカボチャとの組み合わせもなかなかいい。栗のタルトは砂糖の甘さを感じない栗本来の自然な味のタルト。

前回の帰りに伝えておいた「琵琶ますを使ったリゾット」を炭火焼と合わせて一品にしてオンメニューしてあります。骨から出汁を取ってリゾットに仕上げて、鈴子をたっぷり乗せてくれてます。マスの身をほぐしてリゾットと一緒に食べるのです。琵琶ますの脂がリゾットに絡んで、思った通りの旨み。鈴子もしっかり乗せてくれました。身離れのいいようにしっとり焼きあがったマス自体も美味しいのは当たり前。いつものように骨だけにしてあげます。半身サイズがうれしいお腹いっぱい加減。
ここでリゾットがついているのでプリモは注文せず。

肉料理は、近江軍鶏。といっても軍鶏よりブドウ(たぶんシャインマスカット」)と合わせたサラダというのが気になったからです。「もも」と「むね」を使った軍鶏はオイルでソティしたような軽い味だけど、ブドウでさっぱり。シャキシャキのクルミも甘みも加わって、いい組み合わせ。

デザートには愛東町のブルーベリーを混ぜたマスカルポーネのムース。いい味。


平成25(西暦2013)年9月7日
ディナーは、前日に予約していた「オステリア・チエロ・アルト」へ、後から1組だけ。

  • 琵琶ますのマリネ
  • 瀬田しじみたっぷりのスープ、オルツォ
  • 日野仔鹿の赤ワイン煮込み、ポレンタ添え
  • ジェラート三種盛、ジャイアントマスカット、アールグレイ

まずフリウリの白「コッリオ・リボッラ・ジャッラ 2010 パオロ・ヴェントゥール」をグラスで注文しょう。軽い爽やかな酸味に、青草のようなハーブっぽいニュアンスが少々。リボッラ・ジャッラ100%

グランドメニュー以外の手書きのペーパーにオンメニューしていた「琵琶ますのマリネ」を注文。軽く焼き目をつけてマリネしたようです。茗荷みたいなんも入っております。マスは胡椒の効いたマリネ。ワインのもあった。

続いてトスカーナの赤「ロッソ・ディ・ノートリ 2011 トゥア・リータ」をカラフェで注文。メルロー、シラー、カベルネ、カベルネ・フラン、サンジョヴェーゼからなるIGT。程よくスパイシーでスムーズ。

以前はリゾットに仕上がっていた瀬田シジミが別のプリモになっているので注文する。米ではなく大麦を使って、スープ風にしたということらしい。何の野菜か思いつかないけど、キャベツ風の色合いだけど、芯の部分はちと苦みのあって覚えがない。シジミは大麦の中にもごろごろあって、じゃまぐさがるイラチもいるでしょうが、ホジホジするのは厭わないのです。大麦はプチプチコリコリ。
琵琶ますのメインに合わせて、トッピングしてくれる「鈴子」を小鉢で出してくれます。塩と最後にオイル漬けらしいけど、そのままでもいけます。パンに乗せてブルスケッタ風でもいいし、オルツォに乗せて塩分を足すように食べても、どれも旨い出来具合。今度は、ぜひリゾットで食べたい鈴子です。

このところいつも琵琶ますをメインでいただいているので、今宵は肉です。食害で迷惑をかけているだろう鹿の子供。赤ワイン煮込みとあるので、赤ワインを飲んでいるわけです。苦みの少ない赤ワインを使っているようで、旨さが強いソース。筋っぽい筋肉質を想像する鹿ですが、柔らか。ポレンタもいい味。これも胡椒の香りがきいて、体がポカっとしてきた。薬食いですからね。

冷たいのが欲しくなるセコンドだったので、ジェラートを注文。ブドウ(巨峰?)、バニラ、緑茶に地のジャイアントマスカットだそうです。なかなかいい組み合わせと感心。
遅くに入ったお客さんもいるので、料理について聞き忘れたことがありますが、次回の予約に注文を伝えておきます。


平成25(西暦2013)年8月14日
昼すぐに空席を確認していた「オステリア・チエロ・アルト」へ、暗くなって向かいます。まだ蒸し暑い。先客二組。

  • 前菜盛り合わせ
  • スパゲッティ、ゴリとつるむらさきのアーリオオーリオ
  • ビワマスのグリル、ジャガイモとバジリコのソース

まずフリウリの白「コッリオ・リボッラ・ジャッラ 2010 パオロ・ヴェントゥール」を呑みましょう。軽い爽やかな酸味があるれど、果樹味もあるこじんまりしたバランスのいい旨み。リボッラ・ジャッラ100%

盛り合わせには、スフォルマート、子鮎のオレガノ風味、フリッタータ、カポナータ、万願寺のグリル、コリンキーにバーニャカウダ・ソース、ブルスケッタ(レンズマメ&豚とヒヨコマメ)、トマトのリゾット詰め。
本日のメニューからプリモには川魚を選んじゃった。比較で悩んだのは桃の冷製リングエッティーネというプリモ。味は想像つくけど、リングエッティーネというのも好奇心をあおる一品ですね。琵琶湖では「よしのぼり」を「ごり」と呼びます。醤油で甘辛く炊きますが、パスタとしての使い方としては「しらす」ですな。にゅるんとしたツルムラサキ。出来のいいアーリオオーリオで、具材がなくても十分美味しいのではないかと思えるほど。「氷魚」もパスタとして使うとなると難しい印象。

魚に合うかどうかはともかく、呑んでみたかったトスカーナの赤「ロッソ・ディ・ノートリ 2011 トゥア・リータ」を一杯。4日前に開栓したのと呑み比べさせてもらいます。わずかに落ち着きが出たというか、丸みが出た口当たりですが、基本的にはまだ強いワイン。メルロー、シラー、カベルネ、カベルネ・フラン、サンジョヴェーゼからなるIGT。

グランドメニューに載ったメインで気になった近江牛の前足ハンバーグというのがそそってくれるんだけど、見つけたときに、食べられるときに、食べたくなるのが琵琶ます。今日も頼んじゃいます。前にも食べていますが「琵琶ますのグリル」。尻尾の方だけど、このサイズは半尾。2種類のジャガイモにバジルのソース。背びれとかはずしてあって、中骨にそってポロッと身が離れるようになってます。次は、リゾットお願いします。筋子を散らしてもらって・・・。


平成25(西暦2013)年7月14日
日が落ちてから「オステリア・チエロ・アルト」へ、晩御飯に向かいます。今日もテーブルすべて埋まっております。総じて、お客さんの平均年齢が高そうに思えるのは、家族連れという印象。すべてのテーブルでワインが出ている。

  • 前菜盛り合わせ
  • ジャガイモのニョッキ、トリュフのソース、ノルチャ産のサマートリュフ
  • ビワマスの詰め物をした軽い煮込み、つるむらさき、セロリ、ズッキーニ、茄子、タマネギ、オリーブ、ノーザンルビー・・
  • アールグレー

今宵は、久しぶりにイタリアンに日本酒を合わせてみようと「松の司・大吟醸・出品酒・斗瓶囲い・東条町産山田錦精米歩合35%・自社保存株酵母・500ml限定110本」を持参。ボチャッとワインクーラーで冷やしてもらって、ワイングラス。リムの絞られたワイングラスのボウルに籠もった香りは高級アルコールエステル(有機化学は不得意で間違っていたら申し訳ない)のエステル香(悪く言えばセメダイン風)がプンプン。香りだけでクラクラするような陶酔感は久しぶり。ワイングラスでなければむちゃの閾値より低いレベルなんだろう。口に含めば、梨やマスカットのような果実味。酸味は穏やかながら、香りの強さや脂にも合います。

盛り合わせには、トウモロコシのスフォルマート、子鮎のオレガノ風味、ズッキーニとジャガイモのパン粉焼き、生ハムと田上産イチジク、フリッタータ、万願寺のマリネ、トマトのリゾット詰め
パン粉焼きやフリッタータに混ざっているジャガイモは全部ノーザンルビーのようです。(この後もジャガイモのオンパレード)。旨味は引き出すし、苦味は和らげるわ、で相性のいいお酒ですが、なぜか一番合わないように感じたのが生ハムの鹹味でした。

プリモはニョッキ。ジャガイモはノーザンルビーのようでうっすらピンク色。ユルユルの食感のニョッキです。ジャガイモの比率が高いのかな?
先週にお願いしておいた煮込み。シェフはオーブン焼きを考えていたそうですが、煮込みに変更してくれたようです。頭側半匹分を使って、お腹には夏野菜の詰め物。地物の「つるむらさき」の葉っぱに崩れないように包んで煮込んでくれてます。半匹は多いように思えるんですが、脂がしつこくないのでマスの旨味を最後まで味わえます。煮込みのソースは軽め。マスの旨味を引き出すにはなかなか微妙なバランス。ここもノーザンルビーがいっぱいで、これがお腹に効く。「ビワマスのビワマス」は一個しか取れず。サイズが小さいと骨も弱い。

最後、紅茶でさっぱり。


平成25(西暦2013)年7月7日
日が落ちて晩御飯に「オステリア・チエロ・アルト」に向かいます。満席だ。

  • 前菜盛り合わせ
  • ロマネスコ・ズッキーニルとビワマスを包んだラヴィオリ、オレガノ風味のフレッシュトマトのソース
  • ビワマスのグリル、セロリとノーザンルビー、バジリコ風味のソース
  • コーヒー

先ず、シチリアのIGTシチリア・ビアンコの白ワイン「ラ・セグレタ・ビアンコ2011 プラネタ」を出してくれます。ボトルのクォーターサイズのカラフェ。グレカニコ50%、シャルドネ25%、ヴィオニエ15%、フィアーノ 10%。すかっと軽めの印象。

盛り合わせには、ズッキーニと軍鶏のバジル風味の炒め物、トウモロコシのスフォルマート、豚さんのブルスケッタ。カポナータ、フリッタータ、ズッキーニとジャガイモのパン粉焼き、子鮎のオレガノ風味。
コリコリした軍鶏にズッキーニ。高島の農家さんから三種類のズッキーニを仕入れているそうです。ほのかに甘いトウモロコシのふわふわスフォルマート。苦いたっぷりの子鮎。今日は満席なので、料理の出るのが遅いのはしょうがないと、ゆっくり食べていると、ワインがなくなる。

グラス売りのもう一つの白ワイン、フリウリのDOCコッリョの白ワイン「コッリョ・リボッラ ジャッラ2010 パオロ ヴェンチュリーニ」を注文。これもクォーター。リボッラ・ジャイラ100%。こちらの方が旨味の幅があるようです。

プリモは、ラヴィオリの詰め物パスタで、ロマネスコ・ズッキーニとビワマスを詰めてあります。トマトの酸味がほのかに香って白ワインにあいます。ちゃんとビワマスが味わえます。
もういっちょビワマスをメインで。グリルです。バジルで緑がかったトマトのソースだったかな。見栄えはいい色じゃないけど美味しい。身の崩れない赤いジャガイモ「ノーザンルビー」とセロリ。今日は頭じゃなく尻尾の方ですが、頭の方は煮込みに使うそうで、今度はいただけるようにお願いしておきます。


平成25(西暦2013)年5月12日
久しぶりに「オステリア・チエロ・アルト」でランチ。開店早々に入店。
徐徐に満席でしたし、二回転のようです。お昼のコースに、事前に伝えていたリゾットをプラス。

  • 前菜盛り合わせ
  • カサレッチョ、豚のすね肉と豚足のオレガノ風味のトマトソース
  • シジミのリゾット
  • コーヒー
迷った挙句にサリーナ島のBIO白ワイン「カラヴァリオ・サリーナ・ビアンコ IGT」をグラスで一杯。白葡萄のマルヴァジーア・デッラ・リーパリ100%のワイン。この後があるというのに呑む。

前菜の盛り合わせは、トマト・セロリ・大麦のサラダ風、スナップエンドウにリコッタチーズ、新タマネギのグリルにブラックオリーブオリーブのペースト、フリッタータ、コゴミのグリル、いさざのパン粉焼き、そして中央にサラダ。サラダ風にビネガー香る大麦。香ばしいイサザ。豆の甘さが際立つリコッタチーズ。

ランチのコースのパスタは、カサレッチョ。すね肉と豚足という組み合わせは、コッパの食材ですな。ショートパスタのカサレッチョ一つ一つがワインのアテになるけど、残念ながら、この後を考えて自粛。一杯だけと心に決めてチビチビ。でも、ここでグラスが空に・・。
コースに追加したのは、お気に入りのリゾット。赤ワインで煮込んであるのですが、どうやら使用する赤ワインは異なるようです。それに若干アルコールの香りも残っているようでした。

日曜の昼間ということだけど、客層はバラバラ。案外車で来るお客さんが多いようです。追加メニューの「ビワマス」には、後ろ髪が引かれる。


平成25(西暦2013)年5月2日
お昼に予約の電話を「オステリア・チエロ・アルト」にいれて、賑やかな様子に、雑誌の効果はあるんや、とおもいつつ向かいます。瀬田川を抜ける風は寒い。
予想は外れて、貸切じゃん。

  • 豚と鹿のポルペティーネ(ミートボール)のトマト煮、白いんげん豆、うまい菜
  • パッパルデッレ、日野町産仔鹿の赤ワインの煮込みソース
  • ビワマスのグリル、セロリとジャガイモ、フレッシュトマトソース
  • コーヒー

今宵はボトルでカリフォルニアの「カレラ ピノノワール キュヴェV 2010 セントラルコースト」にしました。 ジェンセン4%、セレック3%、ミルズ8%、リード4%、ライアン4%、ド・ヴィリエ3%をブレンド。フレッシュな果実味が残り、後に少し甘味を感じる旨味のある味わいで、渋みはほとんど感じない滑らか。

いつもの盛り合わせではなく、手書きのメニューに「前菜として・・」書かれていたので、今夜は肉団子。豚さんの比率が高いのか、スパイスが抑え気味なのか優しい味。鹿のガツンとしたインパクトが無くて寂しい。程よい固さの隠元豆が美味しい。ミートボールで思い出すのは「ルパン三世カリオストロの城」に出てくるアニメ飯「ミートボール入りパスタ」です。

プリモに選んだのはバンビ。煮込まれてほぐされた鹿肉がゴロっと。鹿の持ち味がいいソース。ゴロッとした鹿肉も満足感が出ます。
滋賀県産の熟成牛のビステッカというのにも引かれたけど、ビワマスの魅力には勝てなかったよ。サイズは1/4.ジャガイモ、セロリ。ビワマスっていったってサケマス科ですから、いろんなソースで料理できるわけで、まったく違和感がない。アラカルトならではの、このサイズが嬉しいわけです。

最後にコーヒー。


平成25(西暦2013)年4月9日
晩ごはんに「オステリア・チエロ・アルト」へ行っちゃいます。
ラストオーダー近くまで、独占の店内。

  • 前菜盛り合わせ
  • 自家製ほうれん草を練りこんだパッパルデッレ・ビワマスとアスパラガスの軽いクリームソース
  • 日野町産仔鹿の前足・赤ワインの煮込み、マッシュポテト
  • ヘーゼルナッツとチョコレートケーキ、コーヒー

今宵はボトルでスペインの「ランサガ 2008 テルモ・ロドリゲス DOCAリオハ」を呑む。テンプラニーリョ、ガルナッチャ、グラシアーノらしい。明るいルビー色。スパイシーで、ジャミィーで、グロッシーなグラマラスなボディ。

いつも注文する盛り合わせには、中央に仔鹿のライスコロッケ、フリッタータ、スゴモロコのパン粉焼き、春菊のオイル漬け、田上産タケノコのグリル、豚のコッパ、地鶏肝のブルスケッタ。今日はちょっと酒類が少ないようですが、明日は休みですからね。最近は生野菜(サラダ)が出ないなぁ。
セカンドにビワマスがないけれど、プリモにあるので、注文しちゃいましょう。ほうれん草のパッパルデッレに、ビワマスとアスパラガスを軽めのクリームソース。透明感のある緑色のパッパルデッレで、ほんのり草の香りがします。ほんのりピンク色のビワマスが映えます。

セカンドは、鹿の前足の煮込みを注文。がっつりサイズとはいえ、骨もしっかり。ナイフでお肉と骨はスッと離れます。禁句質なお肉です。鹿の下にはじゃがいもたっぷり。赤ワイン煮とはいえ、苦み走ったものではなく、スパイスを感じる優しい目の味わいで、丸みが増してきてバランスがいいワインと巧く合います。いつもグラス売りのワインをクォーターサイズで頼んでいるのですが、スリィークォーターほど呑んでしまいましたがな。最近ワイン慣れしているので、悪酔いはしない。
ドルチェも行っちゃいましょう。さっぱりジェラートとも考えたけど、焼き上がりに10分かかると言うチョコレート・ケーキがきになります。しっとり柔らかケーキ。

窓際の席から眺める瀬田川河畔。風が強まると、散り際の桜が舞います。ランチ時の方がキレイでしょうね。
自家製のリモチェッロがご自慢の出来のようで、前回からしきりに勧めてくれます。今度は試していよう。
帰りは少し遠回りして、帰り着く。


平成25(西暦2013)年3月20日
晩ごはんに「オステリア・チエロ・アルト」へ行っちゃいます。
後から一組。アラカルトです。

  • 前菜盛り合わせ
  • 沖島のしじいのリゾット、原木しいたけと赤ワインの風味
  • 近江しゃも、白ワイン煮込み・カチャトゥーラ

新しいグラスワイン「ペリーザ・バルベーラ・ダルバ 2011」があるというので、クォーターサイズで注文。いい香りがプーン。最初は酸味が強いと思ったけど、こなれてくる。ピエモンテ州のDOC。バルベーラ種100%。

いつものハーフポーションの前菜。中央に仔鹿のライスコロッケ、ほうれん草のフリッタータ、暖かいカリフラワーロマネスコのトルテ、原木しいたけにチーズを乗せて焼いたん、サツマイモのマリネ、豚のトリッパ、オリーブのブルスケッタ、鹿肉のソーセージ、蓮根のトマト煮。特に目新しいのはありません。

プリモでまた氷魚にしようかと考えたけど、産地の変わったシジミを味わおうと、定番になりつつあるリゾットを注文。ちょっと殻の色が茶色味を刺したようかな?味は大きな差がないようです。最初にすべてのシジミを身して(剥いて)から和風のシジミご飯より味がしっかりしてるから、差は少なそうです。煮込まれてトロンとしたスライスしいたけが旨い。

セカンドは、近江軍鶏の煮込みにします。二度目。ここにも原木しいたけ、舞茸。するっとナイフが入るまで煮込まれていい味。


平成25(西暦2013)年3月5日
晩ごはんに「オステリア・チエロ・アルト」へ行っちゃいます。
先客二組。

  • 前菜盛り合わせ
  • 氷魚と菜の花・フレッシュトマトのスパゲッティ
  • ビワマスのグリル、アワビ茸と白ワインのレモンバター・ソース
  • 日野町産仔イノシシのロースとヒレのTボーンのグリル

シチリアの北の小さい島 「サリーナ島」で造るワインの有機栽培白ワイン「サリーナ・ビアンコ 2011 カラヴァリオ(マルヴァシア・デッラ・リーパリ100%)」を1/4ボトルで呑みます。レモン・グレープフルーツのような果実の香り。軽快。

前菜は、暖かい小蕪のトルテ、暖かい鹿肉のコロッケ・オルツォ、ほうれん草のスフォルマート、蓮根のトマト煮、フリッタータ、ツヤコフロアージュ、白肝のブルスケッタ、トリッパ、中央がイサザのマリネ。初めてですが「ツヤコフロマージュ」というのは、古株牧場の直営スィーツショップ「湖華舞」で作られる乳酸菌で固めて発酵を進めたナチュラルチーズだそうです。熟成感より乳酸の酸味を感じるフレッシュなクリームに近い味。
メニューにあればそそられる「氷魚」です。高島の方から仕入れるらしいですが、ここんところキロ6000円という高額な値段がついているそうで、肉より高い小魚です。ソースが濃いと台無しですから、控えめなトマトの使い方。

琵琶マスがあるというので、今日は特別にメニューがもう一枚。なにがなんでも食っておきましょう。と出てきたのが頭つき。高島の漁師さんの一本釣りだそうです。アワビ茸つき。皮目にふった塩が強いところがあるのは辛いけど、マスのやさしい甘味。脂も美味しいや。これだけのボリュームがあると食べた気になる。

肉に合わせて出してくれたのがトスカーナ「マレンマ」地区の赤「ビリッロ 2009 マルシリアーナ(カベルネ・ソーヴィニヨン 60%/メルロー 40%)」です。チョコレートやタバコのような香りに黒スグリのような香り。タンニンのバランスもよくて旨い。

で、特別メニューから、ウリボウのTボーン。仔鹿お用意してあるんですが、今日はウリボウ。Tの骨つき(肉は削いであるけど)で出てきました。Tボーンの骨の周りをナイフでこそげ落としたり・・・。しっかり頂きました。でも、これも少々塩が強い部分があります。トマトと一緒に食べて誤魔化せますが、一応塩辛いと告げておきます。それでも、美味しい脂のイノシシでした。

高額な氷魚やビワマスが用意してあったのは「あまから手帖」の取材があったからのようです。4月下旬発売の五月号は「水辺」をテーマに、淡路、香川、白浜などと一緒に、湖東、湖南が対象になっていて、「チエロアルト」も取材を受けたようです。「湖南で感じる西洋の粋」だそうです。シェフがオープンした頃からの夢の一つが「あまから手帖」に載る事だそうで、そういうものなんかなぁという気分で聞いてしまいました。写真は、「シジミのリゾット」「手長海老のビーゴリ」「ビワマスのグリル」とか撮っていったそうです。ゴールデンウィークは忙しくなるでしょうか?


平成25(西暦2013)年2月11日
晩ごはんに「オステリア・チエロ・アルト」へ行っちゃいます。
客がいない三連休の最後の晩です。

  • 前菜盛合わせ((豚の豚足とすね肉のコッパ、地鶏白肝のパテ・ブルスケッタ、カリフラワー・ロマネスコのトルテ、鹿肉コロッケ・ヴェルデサルサ、紫芋のマリネ、セミドライトマト・リコッタ・自家製鹿ハム、蓮根のトマト煮、ほうれん草のスフォルマート、鹿肉のサラダ)
  • 寒鮒と菜の花のスパゲッティ、
  • 蔵尾ポークの肩ロースのオーブン焼き、ゴルゴンゾーラとドライイチジクのソース、黒キャベツ・赤縞隠元豆
  • コーヒー

トスカーナの赤ワイン「ビリッロ2009 / テヌータ・マルシリアーナ」を呑みます。柑橘系の渋味があったが消える。ハーブ、カカオやタバックのようなニュアンス。穏やかな渋みがベースで、複雑な香りに変わる。
今日も盛り合わせを突きながら、ワインを味わう前菜いろいろ。暖かいコロッケ・トルテ。シンプルなコロッケだけどいい味。一口でと言われたトマト+チーズ+ハムは良く分からない味になった。ハムはどことなく鰹節ぽい味でチーズの塩分が効いた妙な味。鹿肉のサラダはシャブシャブ風に仕上げてあるようです。これ結構旨かった。

誰もいない性か、メニューにないもん作ってくれます。寒鮒があるそうなのでスパゲッティに使ってくれるというのでお任せ。燻製にしてあるようだけど、身はちょっぴりでよく味わえませんが、腹子(今はパンパンにはちきれんばかりだと言う)の穏やかな味がオイルベースのソースに香ります。わずかにトマト。菜の花を刻んであります。ガツンというソースじゃないけどジンワリ旨い。
セカンドは、いわゆるバームクーヘン豚のオーブン焼き。ゴルゴンゾーラーの香りがプーン!柔らかく焼かれた豚さん。イメージ的に、食べ物が単一だと肉の味が濁らないのかな?豚さんの上にイチジクが乗っているけど、微妙です。チーズの塩分かちと強いので、イチジクの甘味がマスキングされたかも?それでも、豚さんが旨かったのです。付け合せは、黒キャベツにイタリア産の赤縞隠元豆。

最近氷魚が廻ってこないという話をしていたら、瀬田川で氷魚を釣っている婆さんがいるそうである。しかも餌もつけずに釣れるそうだ。


平成25(西暦2013)年1月29日
スーパーから、電話を入れて、晩ごはんに「オステリア・チエロ・アルト」へ行っちゃいます。
一月も終わりになって、年始の挨拶。
セコンドなしでアラカルト。

  • 前菜盛り合わせ(豚の豚足とすね肉のコッパ・近江牛センマイの素揚げ、カリフラワー・ロマネスコのトルテ、ほうれん草のスフォルマート、蓮根のトマト煮、紫芋のマリネ、フリッタータ、葉タマネギと自家製鹿ハムのブルスケッタ、イサザのマリネ・レーズン)
  • 近江軍鶏のハツ・ズリ・肝を詰めたトルテッリ、バターとパルミジャーノのソース
  • 大きいサイズの瀬田シジミ・原木椎茸、赤ワイン風味のリゾット

トスカーナの赤、サンジョベーゼ&メルローの「ポッジョ・アッラ・バディオラ・2008/フォンテル・トリ」を1/4ボトルで注文。グラスの中でレーズンのような甘い香りがブワッと咽るように香ります。微かに渋みが残って、甘さが最後に残ります。

いつもの前菜。センマイを揚げたのがカリカリと面白い食感で旨味もあります。トルテがいい味。葉たまねぎも出始めたようです。瀬田川の西側を下ったところにあるJAレーク石山・グリーンファーム石山店で買えるそうです。ロマネスコもここで買ったようです。道の駅より安くて、良いものもあるらしい。

もう「氷魚」のパスタが出ているだろうと、食べにきたんですが、二月に入ってから入荷するということで、お預けを食らっちゃいました。で、詰め物パスタのトルテッリです。パルジャミーノの香りがプンプンのチーズ臭さ。よく眺めていませんがフィリングを餃子風に巻き巻きして両端を結んだんでしょうか?シコシコとして、中はボサっと。ワインが美味しくなるパスタ。
ついつい頼んじゃう「しじみ」のリゾット。呑んでるワインを使ってくれたのかな?シジミの身をホジホジしてグリグリ。ザくっと斬った椎茸はプルンプルン。ワインと馴染む味。先日、濱大津の月一回開催の朝市で、沖ノ島の漁師さんとつながりが出来たということで、シジミも質が良くなるそうです。この漁師さんから氷魚とかも仕入れるみたい。


平成24(西暦2012)年12月28日
夜になって電話を入れて、晩ごはんに「オステリア・チエロ・アルト」へ行っちゃいます。(webが変わっている)。
目印になっている青いサインを捨てちゃったそうです。目立っていてよかったのに・・・。

  • 前菜盛り合わせ(子持ち公魚の南蛮、紫芋のマリネ、南瓜のローズマリー風味、蓮根のトマト煮、豚足・筋のコッパ、フリッタータ、地鶏の白肝の燻製、自家製ソーセージにプンタレッラ)
  • リゾット、大きいサイズの瀬田しじみ・原木しいたけ 赤ワイン風味
  • 日野町の仔猪のサンジョベーゼ煮込み、ひよこ豆のオルツォ、高島のピーノプラットさんのメルローネロ

先ずトスカーナの赤ワイン「バデォオラ・2008/MAZZEI」はサンジョベーゼとメルローのワイン。渋さとスパイシーさがガツンと来たけど、徐々に消えて、クオーターで呑みきる頃には、結構軽い味わい。

いつも通り、盛り合わせです。初めて聞く野菜がプンタレッラ。香りの穏やかな葱なんだけど、ネットではアスパラチコリとも書いていた。ソーセージの奥に隠れたのがワカサギ。
10種類以上あるパスタの種類の料理から、結構好みのリゾットを選びました。滋味というのが正しいと思える味。石山(寺)界隈の名物がシジミの釜飯で、「名物に旨いものなし」とはいえ、むちゃは好き。シジミと椎茸の相性もいいようです。

グラスワインで、新しく用意したというピエモンテの赤「ネッビオーロ・ダルバ2009/シルヴィス・グラッソ」をクォーターサイズで出してもらいます。ブルーベリーのようなニュアンスで口当たりは甘くて酸味もほどほどにあるワイン。バリック熟成。 予約した時点で、食べたかったのがイノシシだったのですが、煮込みでメニューに入ってました。前足のスネとアバラの辺りだそうです。サンジョベーゼ煮込みは赤ワインかな?スパイスの加減が好み。ほうれん草のようなメルローネロという野菜が、甘くて、味が濃くて、土臭さも残って、旨い野菜でした。ネットではイタリアンホウレンソウとも・・・。もう一つのオルツォ(大麦)もいい味。

ドルチェは自粛して、コーヒー。
年末のご挨拶をして、寒い中をテクテク。


平成24(西暦2012)年11月20日
晩ご飯は「オステリア・チエロ・アルト」へ行っちゃいます。川沿いの道は、灯りもなく真っ暗で不用心。
シェフが店内をウロウロしていたので坊主かと思ったたら、後から一組、飛び込みで一人、とぼちぼち。

  • 前菜盛り合わせ(モロコのグリル、鮒のマリネ、南瓜のマリネ、豚足・筋のコッパ、うまい菜のスフォルマート、フリッタータ、近江軍鶏の白肝のブルスケッタ、キノコのブルスケッタ)
  • パッパルデッレ、西浅井の鴨のソース、トリュフ風味
  • 近江牛テールのトマト煮込み、ミラノ風リゾット添え、カーボロネーロ

グラスワインで、新しく用意したというピエモンテの赤「ネッビオーロ・ダルバ2009/シルヴィス・グラッソ」をクォーターサイズで出してもらいます。ブルーベリーのようなニュアンスで口当たりは甘くて酸味もほどほどにあるワイン。バリック熟成。 盛り合わせには、モロコのグリル、鮒のマリネ、南瓜のマリネ、豚足・筋のコッパ、うまい菜のスフォルマート、フリッタータ、近江軍鶏の白肝のブルスケッタ、キノコのブルスケッタ。必ず入る川魚には、モロコと鮒。モロコはグリルしてソースかけ。ソースは・・・忘れました。マリネした鮒は始めてだけど、癖のない〆鯖かな?今日の南京は酢が効いてる。コッパも、ブルスケッタも旨くできてる。

半養殖という湖北・西浅井の鴨のソース。身はほとんど入っておりません。マイタケ・ひらたけ・椎茸・・・もっといっぱいトリュフが入っていると思ったんだけど残念。だけど、いい香り。ソースも美味しい幅広麺のパッパルデッレ。思い出したら昼も鴨だったけど、夜はエキスだけですからね。
メインは今日も牛テールってしまった。今日はトマト煮のようです。でかい!尻尾の根っこの方のようで、脂身もぽってり。美味しいけれど、大きいだけにだんだんしつこくなります。リゾットが和らげてくれるように感じますわ。

なにげなく、パッシート(干しブドウ)製法のドルチェワイン「イ・カピテッリ2005」を勧めてくるので、デジェスティフ替わりに呑んで、最後は珈琲で〆た。デザートは控えた。

今月16日で開店1年だったそうだが、とくにイベントしてないんだと。1年なんて早いもんです。


平成24(西暦2012)年11月4日
晩ご飯は、一週間のご無沙汰「オステリア・チエロ・アルト」で予約を入れてあります。
予約時間に合わせて、着くと、テーブル満席!!。1テーブルは二回転してますがな!?

いつもの前菜はパスして、プリモとセカンドだけにしておきます。気になるプリモに「膳所の栗(どこで栽培してるねん?)とピーノプラットさんの安納芋、ゴルゴンゾーラのリゾット」ですが、先週たべたので想像できるしぃ。セカンドで使われている「西浅井の青首鴨」も気になるところです。ですが、選んだのは

  • 大きいサイズの瀬田シジミのリゾット、原木シイタケ、赤ワイン風味
  • 近江軍鶏の煮込み、カチャトゥーラ風、ヒラタケ、永源寺まいたけ

先週と同じグラス売りのワイン「モンティ・ガルビ・ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ2009/テヌータ・サンタントニオ」というのんをクォーター・サイズをカラフェで呑みます。すべてのテーブルでワインが出てます。

注文してから30分くらい待つんですが、その間、窓際のお客さんが「花火!」の声が。どこか分かりませんが栗東の辺りで花火が上がってます。窓際ならデジカメで狙ってみるんですが、お客さんとかぶっちゃうので断念ですが、時間つぶしができました。

結構黒っぽいシジミです。大きいとはいえシジミですから、これくらい使ってくれないと楽しめません。ナイフとフォークでシジミの身を外していくのも、チマチマと楽しいものです。原木シイタケのミュルンとした舌触りといい香りがシジミのエキスに混じってリゾットの旨みになってます。赤ワインの風味は負けているようで、あまり感じなかったけど、そんな程度で納得できます。何といっても瀬田〜石山界隈はシジミ飯が名物ですから、全く違和感なく頂けます。
メニューにはない煮込み料理を注文。川中さんの「近江しゃもの煮込み」です。猟師風煮込み。永源寺マイタケとヒラタケ。オリーブに白ワイン。ナイフを入れればホロッと崩れる軍鶏は1/2羽。美味しい。欲を言えば鍋ごと出てくるワイルドさも欲しいな。
コースもあるけど、プリモ15種程、セカンド7種から好みのが選べるアラカルトが重宝できます。入店して二品で1時間半ほど。遅いと言えば遅いですが、それでも一人でよくやってます。


平成24(西暦2012)年10月28日
ショッピングセンターの本屋を出たところで、晩ご飯を悩んで、「オステリア・チエロ・アルト」へダメもとで電話を入れると、席が空いている。行きましょう!
予約時間に合わせて、なぜか遠くでピカピカ雷です。傘をもってのお出かけ。

  • 前菜には、自家製豚のソーセージ、モロコ、フリッタータ、軍鶏のテリーヌ・無花果、枝豆のスフォルマート・ペコリーノ、南瓜のマリネ、白肝のソティ・ライム
  • マキノ産栗とゴルゴンゾーラのリゾット、パンチェッタ
  • 近江牛のテールの煮込み、カーボロネーロと白いんげん豆のピュレ
  • 栗風味のプリン・グランマルニエのソース、田上産無花果のジェラート、紅茶

ヴェネトの赤ワインで、コルヴィーナ、ロンディネッラという葡萄でリパッソ製法で醸した「モンティ・ガルビ・ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ2009/テヌータ・サンタントニオ」というのんをハーフで呑みます。ブルーベリーやカシスの混じったような豊かな香りですが、落ちお着くと結構軽めの渋みと呑み心地。

前菜は、ハーフポーションの盛り合わせ。今の時期のモロコはこんな大きさ。低温コンフィしてから焼いてあるそうです。南瓜のマリネって甘いのか酸っぱいのか不思議な味を想像したけど、甘さが押さえられてエエ味。ペコリーノの下の枝豆は生クリームでコクのある味。見た目は緑色じゃないので、枝豆と疑ってしまうのでした。ソーセージは塩味しっかり。

パスタを食べようと、食べる気満々だったんだけど、メニューを見て気になったのは「栗」です。季節物ですから注文します。ゴルゴンゾーラのいい香り。リゾットのベースの味はパンチェッタのようです。ホクホクの栗がゴロっと入ってます。
前回に、メインが焼き物ばっかりだし、「煮込み」もやってよ、と言っていたんだけど、メニューに「牛テールの煮込み」が載せてあります。嬉しい。メニューには載せてないけど「軍鶏の煮込み」も出来るようですが、とりあえず今日は「牛テール」です。メニューには「ミラノ風リゾット」が添えられるようですが、ゴルゴンゾーラったので変更してくれました。白いんげん豆のピュレとカーボロネーロ(黒キャベツ)です。赤ワインとトマトで煮込まれたテールは若干の渋みがありますが、白いんげんが和らげてくれます。カーボロネーロの旨さも引き立つ煮込みです。好みで言えば、もうちょっと煮込んだ方が、肉の離れ方が綺麗になるんではないかと・・・。
前回に「煮込み」の注文を付けた後、トマト煮込みのテールを出していたそうで、シェフも驚くほど直ぐに売りきれたという話。それを聞いて、ちょっと安心した次第。

デザートも季節の「栗」を食べるのでした。柔らかすぎて崩れてますけど、松の実、レーズン。「ギオン・ゴースト・サロン・ド・テ・游」時代に「竹鶴12年・No1」という「栗のムース、栗のマドレーヌ風スポンジ」のケーキがあったんですが、その時に「栗にはグランマルニエ」が合うと醸造元が認めていたという話を思い出した。地元田上の無花果のジェラートが季節限定なので、付けてもらいます。ワンプレートでええのに・・・。

どうも滋賀県の食材しか使わないと決めているようで、ならば、魚料理は出来ないなぁとちと落胆。でも、これからシジミとか、モロコとか、鮒とか恋とか・・・。湖北に半天の青首がいるそうだ。


平成24(西暦2012)年9月23日
晩ご飯は、電話で空席を確認して、「オステリア・チエロ・アルト」へ。なかなかご繁盛のようで、テーブル1卓あますだけ。混むのを避けて、遅い目の入店。予約の時にすでに前菜を伝えております。
久さしぶりのマダムがお手伝い。
後は、アルカルトで・・・。

  • 前菜盛り合わせ(
  • ビーゴリ、瀬田川手長海老とキャベツ、エビ風味のソース
  • 日野町仔鹿肉オーブン焼き、田上の無花果ソテー添え
  • ジェラート三種(スプマンテ、巨峰。梨)、エスプレッソ

お勧めに従って、グレケットを使ったウンブリアの白ワイン「アルナルド・カプライ・グレカンデ2010」を呑みましょう。すっきり軽め。

事前に伝えておけば直ぐに出るかとおもったけど、そこそこ手間取ってます。盛り合わせは、中央に鰻の赤ワイン煮、ほうれん草のスフォルマートとリコッタ、キッシュ、カポナータ、バターナッツ南瓜とシシトウのマリネ、軍鶏のテリーヌ、自家製鹿肉のソーセージ。
プリモには、瀬田川の手長海老に魅かれて、太麺ビーゴリ。つなぎの悪い面のようで、ぼそっとしてブチっとした食感。海老さんの香りにネギの香り、胡椒のスパイスも効いて旨味のあるソース。思った以上に海老さんが多くて、とげとげした足や髭に注意しながら食べるのもオツ。

三杯目になるけど、サンジョヴェーゼ、メルローを使ってバリック熟成させたトスカーナの赤ワイン「フォンテルートリ・ポッジョ・アッラ・バディオラ2008」。香りの高いワイン。

メインは、相変わらず肉ばかりが並ぶし、焼き物ばかり。仔鹿のオーブン焼き。大津市南部のタナカミの無花果がソテーして添えられているし、鹿の下にはキノコ。椎茸、花びら茸、舞茸・・・かな?ソースだけ味わうとちょっと濃い目。脂の少なそうなヘルシーな噛み応えの鹿。

「おいしが うれしが」滋賀の食材スイーツフェア開催!! 』というのが、9月末まで行われていて、この店も参加しているようです。「リコッタチーズと愛荘町のブルーベリーのタルト」が対象スィーツで、備え付けのハガキで応募すれば、景品が当たるそうです。よく見れば近江八幡の寿司屋さんも参加してるじゃないか!?
でもそれは置いといて、ジェラート三種。スプマンテのジェラートが気になったんだけど、シュワシュワ感があるわけではなく、かすかに苦味を感じる程度。むしろミルキー。
口車にのって、エスプレッソ。

食事が終わって、一人になってから、お話していて、びっくりしたのは「蓼」を知らないってことだ。イタリアンに夢中だったんやねぇ。
相変わらず料理は一人で、出てくるのは待たされるし、魚料理はないし、肉は焼いてばかり。といった不満はあるけど、今のところそれでダメとは思っていないのだった。


平成24(西暦2012)年8月25日
晩ご飯は、電話で食う性を確認して、橋を渡った「オステリア・チエロ・アルト」へ。瀬田の橋から浜大津の方を見れば、花火が数発。何だろう?
テーブル1卓開いていただけ。
アルカルトで・・・。

  • 生ハム
  • 本日の前菜諸合わせ
  • タリアテッレ、アスパラガスとビワマスの軽いクリームソース
  • 木下牧場の近江牛・前足(とうがらし)のグリル、洋梨のモスタルダ、グリンペッパー
料理の注文をして、シュワシュワを注文。でてきたロンバルディアのスプマンテ「フランチャコルタ・ブリュト/フェルゲッティーナ」は前回と一緒。チビチビ・・・料理が出るのを待ちます。

20分ぐらいして(注文してないんけど)最初の盛り合わせに時間がかかるというので、生ハムを出してくれますので頂きます。ちびちび飲んでいても、グラスは減る。
盛り合わせの、鰻の赤ワイン煮、近江牛レバーのブルスケッタ、川エビのキッシュ、唐辛子と赤瓜、ほうれん草のスフォルマート、夏野菜のカポナータ、生ハムにバナナまくわ、中央にパプリカの牛リゾット詰め。愛知産の琵琶湖育ちと言う鰻。川エビのヒゲは切っておいてほしかったな。赤瓜、バナナまくわって初めて。赤くないカポナータも初めてかも。メニューの上ではハーフポーションです。

きしめんタイプのタリアテッレ。アスパラにビワマス。前回も食べていたけど忘れてました。パスタに使われている滋賀の食材では、瀬田川川エビ、軍鶏の肝、日野鹿。比良利助玉子、大津産桃とか。桃を使った冷製リングエッティーネには魅かれたんだけど、来年だな。

肉料理に選んでくれた赤ワインは「BADIOLA 2008 TOSCANA / Mazzsei」でサンジォベーゼとマルロー。紫がかった濃い色合いのバランスのいい赤。

メインは、近江八幡で国産肥料を使って育てているという木下牧場の近江牛の「とうがらし(前足上部)のグリル。高島の有機野菜生産者ピーノプラートの野菜が付け合わせ。「とうがらし」は赤身の肉なんだそうだけど、結構脂でしっとり。黄色いパプリカ、ひょろ長い唐辛子、インゲン、とか。

デザート、ドリンクはパスしました。

先日の瀬田川の花火大会では、店先で「生ハム」と「ワイン」を売っていたそうですが、花火が近すぎて店内からは見上げても見られなかったそうです。一方マンションのオーナーは屋上を1000円で提供していたそうです。店の前は屋台でごった返していたそうだし、終了直後の夕立でマンションの際に避難する人で大変だったそうだ。来年は休みそうな語り口。


平成24(西暦2012)年6月3日
なかなか始まらないサッカー中継に業を煮やして「オステリア・チエロ・アルト」に電話を入れ、予約を入れちまった。テクテク。
先客は、栗東の酒屋さんだそうだ。「上砥山 野神神社どぶろく祭り」というのがあったそうです。田植え前に前年のお米で仕込んで豊穣を祈願するという行事のようです。同時に一組入店。
アルカルトで・・・。

  • 前菜諸合わせ
  • タリアテッレ、アスパラガスとビワマスの軽いクリームソース
  • 近江軍鶏のグリル、サラダ・ペコリーノ、レモン、マスタード
アラカルトの注文をして、ロンバルディアのスプマンテ「フランチャコルタ・ブリュト/フェルゲッティーナ」で出てくるのを待ちます。遅いのは覚悟してますが、20分くらいは舞ったでしょうか?

盛り合わせの、中央はトスカーナのパンチェッタ。ブロッコリーとドライトマト、鹿のラグーのブルスケッタ、ビワマスの燻製、イサザのマリネ、カリフラワー・空豆・グリーンオリーブのサラダ、カポナータ、フリッタータ。イサザは南蛮です。とくに不満は無いけど・・・欲を言えばビワマスを燻製しなくてもという印象。

白ワインの「Wartalia Falanghina(ダナエ ファランギーナ ベネヴェンターノ 2010 ワルタリア)」を1/4ボトルで注文。吟醸酒のようなフルーティな香り。

きしめんタイプのタリアテッレ。クタクタのアスパラにビワマス。サーモンに比べて味が薄いかなと始めは思ったけど、だんだんとビワマスならではの味わいが出てきます。「軽い」というクリームも仕上げもビワマスならではの納得の味かな。
メインは肉しかなんだけど、控えめに軍鶏を選んでみた。見た目もボリュームあります。まぁ骨もそこそこですけど。サラダにはペコリーノ。酸っぱいドレッシングはここならではの味。ソティしたジャガイモ、にんにく。レモンと、タスマニアペッパー。シンプルにパリッと焼き上げた軍鶏でした。

デザート、ドリンクはパスしました。


平成24(西暦2012)年4月30日
ディナーには行ったことが無い瀬田川河畔の「オステリア・チエロ・アルト」に電話を入れ、空席を確認。テクテク。
先客二組。
夜はアルカルトのみ。

  • 前菜盛りあわせ
  • タリアッテレ、鯉とキノコのトマトソース
  • オルツェ、瀬田シジミとすっぽんのソース
  • 朽木熟成仔鹿・モモ肉のオーブン焼き、リンゴのマルメッラータ
  • コヒー

赤ワインはお任せすれば、モリーゼのモンテプリチアーノ・アリアーニコで醸された「RAMITELLO 2008・DI MAJO NORANTE」というのを出してくれます。バランスのいいエレガントな口当たり。

盛り合わせは、夜のメニューではこれが「ハーフ・ポーション」で、ランチと同じボリュームになっているそうだ。サツマイモのフリッタータ、蔵尾ポークのグリル、ほうれん草のスフォルマート・ペコリーノ、鯉のマンテカートのクロスティーニ、淡海地鶏のインサラータ(白いんげん・人参)、ウナギのトマト煮込み、スナップエンドウ(ニンニクとアンチョビ風味)。なかなか充実した盛り込みです。

一皿目のプリモには、前にお昼にクリーム仕立てで食べた「鯉」を食べてみよう。鯉は焼いて、軽い燻製をかけてほぐしてあるそうだが、トマトの味には負けてるねぇ。舞茸、エリンギ。アワビ茸・・かな?ケイパー。全体としては旨い。

「しじみとすっぽん」という組み合わせが気になって、注文した大麦を使ったリゾットみたいなん。香りには、すっぽんの香りが立ってます。瀬田シジミはちいさっ!唐橋の近くの組合で買っているそうですが、小さい。殻付きでいっぱい入っているけど、小さいだけに食べにくい。シジミの身にも栄養(オルニチン)があるのでしっかりほじくります。すっぽんを捌くことはできないらしく、裁いたものを仕入れてくるそうです。すっぽん玉子も煮込まれちゃっているのが残念。生でトッピングする方が、黄色が綺麗だし、舌触りもいい。旨菜が入っているのだけど、味を損なっているように思います。シジミとすっぽんだけのシンプルな方が美味しいと思いました。

鹿をとらえてから、一週間ほど熟成させるという朽木の鹿。熟成したというけど、臭みには感じない。結構なボリュームでした。中央に半熟玉子で、崩して鹿肉に絡めて頂きますし、リンゴのマルメラータと一緒に食べてもいい味。上に載っているサラダのドレッシングが酸っぱいので、別々でたべないと、ちょっとね。夏鹿も注文しているようで、楽しみなこってす。
最後にデザートは、見ないようにして、ドリンクは珈琲。

夜は週末以外は、シェフ一人でやっているので、手際は良いけど大変。そんな忙しいのに、明後日発売の「滋賀・びわ湖」が特集の「Richer・6月号」に登場すると言うからどうなることやら。もうお店には届いているので、見せてくれます。大きく取り上げれてます。地図に名前だけ紹介されている店も含めて、充実したガイドになってます。日本酒では「七本鑓」と「松の司」も載っております。お世話になってる近江八幡の酒屋さんも地図に載っておりますな。
彦根の「桜の会」で同席した、ご両親の経営する酒屋さんは載ってません。で仕入れているのはビールだけというから、親不幸ですな。


平成24(西暦2012)年3月27日
京都まで移動しちゃうとランチタイムを逃しそうな時間なので、駅までの途中にある瀬田川河畔の「オステリア・チエロ・アルト」に電話を入れます。

  • 前菜盛り合わせ(鯉のカルパッチョ、イサザのマリネ、サツマイモのフリッタータ、カリフラワーのスフォルマート、青梗菜のオイル漬け、豚のゼリー寄せ、サラダ)
  • タリアテッレ、鹿肉のラグーソース
  • 近江軍鶏のグリル・モッツアレラチーズと生ハムのせ
  • 紅茶

2種類用意された赤ワインの内、ピエモンテのピノ・ネロの赤ワイン「ラ・クーポラ 2010/ネイラーノ」を選びます。果実実のある、軽めの渋みのあるタイプ。
ちょっと気になるのは、ワインをテーブルで注いでくれないんだなぁ。奥でグラスに注いで持ってくるし、二杯目もわざわざ厨房にグラスを下げるんだなぁ。パートだから仕方ないかな。

前菜盛り合わせは、鯉のカルパッチョ、イサザのマリネ、サツマイモのフリッタータ、カリフラワーのスフォルマート、青梗菜のオイル漬け、豚のゼリー寄せ、サラダです。変わり映えがしなくて残念。イサザのマリネは、南蛮風の一度揚げたイサザのマリネ。甘酢でほとんど和食の惣菜。豚ゼリーにはレモン果汁だろうな。

パスタは、平麺。チーズの香りプンプン。今日は細かく刻まれた鹿肉。

メインに選んだ食材は近江軍鶏です。生ハムを横に除けて中を見ますと、焼いたジャガイモの上にグリルした軍鶏が乗って、そこへモッツアレラが載ってます。チーズが熱で溶けだしてます。生葉物野菜が散らされて、覆うように生ハムです。全体的にしっかり塩が効いていて、個人的に塩辛い味。

前回、「フジッリ」と書かれていた「川エビとキノコのパスタ」は「カサレッチョ」じゃないかと思ったんだけど、聞けば「フジッリカサレッチョ」というパスタだった。何やそれ!?ややこしいのぉ。


平成24(西暦2012)年3月18日
電車で移動する前に、ランチに瀬田川河畔の「オステリア・チエロ・アルト」で腹ごしらえ。
飛び込みのお客さんも含めて満席、一分二回転している!
面白そうなパスタがあるので、二種類をチョイス。

  • 前菜盛り合わせ(鯉のカルパッチョ、イサザとウイキョウのブルスケッタ、サツマイモのフリッタータ、カリフラワーのスフォルマート、青梗菜のオイル漬け、豚のゼリー寄せ、サラダ)
  • スパゲッティ、小ハスとキャベツのアンチョビ風味
  • カサレッチョ、川エビとキノコのソース
  • 紅茶
悩んだ挙句に、やはり食事の習いで「Wartalia Falanghina(ダナエ ファランギーナ ベネヴェンターノ 2010 ワルタリア)」って白ワインを呑んじゃいましょう。レモンのような爽やかな香りのすっきりタイプ。

前菜の盛り合わせには、感心。鯉のマリネは川魚らしさが消えております。和食では豆と炊くイサザもイタリアンで食べると別の旨さがあります。生臭くもなく予想外に美味しいブルスケッタでした。
小ハスと言われても、むちゃでも正確に思い出せませんが、琵琶湖のいわば雑魚です。クタクタに煮込まれたソースになってますが、アンチョビの塩気とペッパーの利いたソースです。甘さを感じるキャベツもいい組み合わせでした。ちょっと骨が触るのが難点。
もう一品のパスタは、アルデンテの(メニューではフジッリになってたけど)カサレッチョ。郷土料理では豆と一緒に炊いて「えび豆」と言いますが、このソースは、本当にエビエビしてます。安っぽい海老ですけど濃厚な旨み。

今度来るときには、何を使うのか楽しみなレストランです。ただ、一人で調理してはりますから、今日で二時間弱。ゆったり食事が進むのは、大好きです。


平成24(西暦2012)年2月14日
雨の中、唐橋を渡って、「オステリア・チエロ・アルト」へ、テクテク。先客1グループだけど、もうお帰り。
今日はちゃんとしたセカンドを頂きましょう。

  • 前菜盛り合わせ(カリフラワーのスフォルマート、うまい菜のオイル漬け、鶏のハム、焼きサトイモ、鶏の白肝と信長ネギのソティ、イノシシのブルスケッタ、サツマイモのフリッタータ、中央にサラダ)
  • タリアテッレ・イノシシのソーセージとペコリーノ・チーズのソース
  • ウナギのトマト煮込み トラジメーノ風
  • 珈琲

当然のようにワイン。赤でと言って、選んでくれたのがトスカーナの「CIACCI PICOLOMINI d'ARAGONA 2008」。ブルーベリーのようなニュアンスのフルーティで、渋さ軽めのワイン。やっぱり2杯。ワインを注ぐ時に、グラスを下げて奥で満たしてくるんだけど、テーブルでお客さんの目の前でサービスするべきだろうな。

いつものように、盛りだくさんの前菜。今日のサラダはヴィネガー控えめ。事前に電話で入店時間を伝えているので、もうちょっと早くお皿が出れば、言うことなしだけどね。

ペコリーノの(いわば)臭い香りがプンプン。自家製のソーセージは刻まれていて、旨みがソースに滲んでおります。イノシシの肉らしい香りがいい。ポーション的には、お上品。
メニューで気になったのはウナギ。天然物じゃないだろうけど、興味湧く食材。ココット風の鍋で煮込まれてきたのは、どうやらぶつ切りのウナギ。そりゃ、目打ちしてウナギ刺しで捌けるとは思ってないけど、ワイルドだ。骨せんべいはともかく、骨のあるウナギを食べるのは初めて。中骨以外は気にしなくていいし、ホロっと身が崩れるので、思う以上に食べやすい。トマトとウナギの脂の旨い味の煮込みソースになっていて旨いと思ったけど、最後は少しつこく感じるようになります。鍋底にはバケットが敷いてあって、ソースをたっぷり吸ってブニョブニョ。

今日は、デザートを控えて、お店を出ます。しっかり雨が降り続いてます。


平成24(西暦2012)年2月6日
旧東海道の唐橋を渡って、石山の「オステリア・チエロ・アルト」へ、テクテク。
後から1グループ。
面白さそうなパスタが二種類あるので、炭水化物ランチになっちゃいます。

  • 前菜盛り合わせ(日野産イノシシのロースト・イノシシ、鯉のマリネ・トマト、カブラのスフォルマート、青梗菜のオイル漬け、蓮根の甘酢、サツマイモのフリッタータ、中央にサラダ)
  • スパゲッティ・氷魚と菜の花とドライトマトのソース
  • タリアテッレ・鯉とブロッコリーのクリームのソース
  • ティラミスのロールケーキ、珈琲

歩いてきてるので、ワインでしょう。グラスで選んでくれたのはアルト・アディジェの白ワイン「ピノ・ビアンコ2010/サンミケーレ・アッピアーノ」。キリッとした酸味だけど、次第にフローラルな香りと甘味が出てきた。中ぐらいの重み。結局2杯。

中央にサラダ。いつもながらむちゃには酸っぱいサラダ。寒い中、冷たいものが並ぶます。味の特徴はあるともないとも言えないけど鯉とは面白い。ローストビーフと言われたけど、牛じゃないよなぁ?!言われなきゃビーフと間違えてもしょうがないという味。野菜もいろんな味に仕上げてあって、よくできた盛り合わせ。

プリモ(パスタ)の選択は5種類。珍しい食材があると、食べたくなる性分。「氷魚」ってどういう味になるんでしょう。釜揚げシラスのパスタってのと似ているんでしょうか?注文しておかなくちゃいけません。釜揚げの氷魚を仕入れているらしい。優しいトマトの味わいに氷魚がいい具合に絡んで、インパクトはありませんが滋味ある味わい。柔らか目に茹でた菜の花は輪切り。オイルは控えめのようです。
メインに相当する追加料理の中に「パスタ料理からもう一品」という項目があるので、選んだのが「鯉」。燻製にしてあるそうだが、前菜のマリネ同様あるともないとも言えない味だけど、なんだか旨みがじんわりと出てきます。クタクタに煮たブロッコリーです。クリーム控えめだけど香りは十分。ソースが分かりやすいように、二つのパスタは崩して紹介しておきます。

ドリンクの珈琲に、ティラミスのロールケーキというのを追加しちゃった。カカオパウダーが、ロールケーキの前、後ろにはチョコレートソース。スポンジは妙にむちっと柔らかいのは米粉?聞くのを忘れました。

今日はセコンドを頼んでないけど、仔イノシシ・蔵尾ポーク・近江軍鶏と滋賀の食材が並んでますが、お昼に近江牛はまだ見たことが無いねぇ。鯉や氷魚を使っているんだから「しじみ」について聞いてみたら、試作中のようです。なんだか楽しみな料理です。
「地産地消」というキーワードがふさわしいイタリアンで、しばらく興味のわくお店です。


平成24(西暦2012)年1月4日
どっか食べに行こうと、考えた挙句に今日から年始オープンの。「オステリア・チエロ・アルト」に電話を入れて、テクテク。
先客の家族1グループ。まだ学校が休みでしたね。窓際の瀬田川河畔を眺めるテーブル席で、渡り鳥が寒そうに泳いでいるのが見えます。
今日は、二月出産予定というマダムのサービスです。
目新しメインがあると、昼からがっちりランチになっちゃいます。

  • 前菜盛り合わせ(生ハムの下にはサラダ、白いんげんと人参、豚のコッパ、フリッタータ、牛蒡の甘酢、ブロッコリー)
  • スパゲッティ・近江牛すね肉のラグーソース
  • 日野産仔イノシシモモ肉のオーブン焼き、トリュフ風味のソース、滋賀県産キノコ三種(シイタケ、ヒラタケ・・・?)
  • 古株牧場のフレッシュリコッタチーズのチーズケーキ・オレンジソース、、紅茶

ワインがないとさびしいので、お任せする。カラブリアの地葡萄「ガリオッポ」の「ドゥーカ・サンフェリッチェ・チロ・ロッソ・リゼルヴァ2008」。酸味も感じるフレッシュでフルーティなワイン。渋さとか苦味はなく、軽め。メインを注文して、1杯で済まないな。

よく覚えきれない前菜。中央にイタリア産(場所を聞いたけど記憶から抜けた!)の生ハムにサラダ。ドレッシングはビネガーが効いた酸っぱいサラダ。コッパには柑橘のソースで爽やか。ゴボウはイタリア風の「タタキ牛蒡」という趣。人参に白いんげん。柔らかブロッコリーにドライトマト。フリッタータ。

プリモの選択は4種類。中から近江牛すね肉のラグー。チーズの香りがプンプンで出てきました。ラグーはシンプルな味のようですが、後にスパイスのアクセントが残る旨いソース。パスタはしっかり茹でてあって、フニャフニャだけど、ソースと絡めばそれほど悪い印象ではなかった。
セカンドも4種類。日野産の仔イノシシ(ウリボウやね)をチョイス。大きなブロック二個出てきました。がっちり出してくれて嬉しいねぇ。キノコも滋賀県産のを選んでいるようで、楽しくなる。ちゃんと三種類聞いたんだけど、これも覚えきれません。しっかり脂が肉を覆ってますけど、肉質は淡白なのでそれほど気にならないイノシシ。臭みもないし、とても美味しい。キノコも旨し。

デザートは、迷ったけど、前と同じくチーズケーキを食べましょう。オレンジピール。紅茶。

一月はほぼ無休のようですが、二月以降は、定休日を水曜日にしようかと言うてはります。

入店した時は、晴れてましたが、眺めていると雪がちらちら舞い始めます。食べ終わるとすぐに店を出ますが、1時間半ぐらいはかかります。


平成23(西暦2011)年12月5日
新しいイタリアンはどこかいな?と瀬田川畔をお散歩。お散歩日和。ありましたぁ!。「オステリア・チエロ・アルト」(webもあるじゃん!?)
この日の配置は6人テーブル、4人テーブル、2人テーブルになっていたけど、二人用のテーブルを組み合わせているので、予約に応じて変えるのでしょう。先月16日に開店氏ばかりですが、御近所のお客さんか2グループで、二人用のテーブルが空いているだけ。
夜はアラカルトですが、昼はコース。プリモが選べるようになって、セカンドやドルチェはオプション。

  • 前菜盛り合わせ(近江軍鶏のハム、レンズ豆、ワカサギ、ウナギと舞茸のマリナート、人参、安納芋のフリッタータ)
  • オルツォ(大麦)マンテカート、日野鹿のラグー
  • 日野産鹿ロースのオーブン焼き、鹿前足のサルシッチャ、大石原木シイタケ、肝とワインのソース
  • 古株牧場のフレッシュリコッタチーズのチーズケーキ・オレンジソース、、紅茶

歩いてきてるだけに、昼から呑んでしまいましたなぁ。ピエモンテの赤ワイン、GDヴァイラの「ランゲ・ロッソ2007」。ドルチェット、バルベラ、ネッボオーロ他の葡萄から醸されているようです。甘さも感じるし、渋みも感じて、バランスのいいワイン。昼から、二杯いっちゃたよ。

思ったより見栄えのいい前菜。中央にサラダ。ドレッシングはビネガーが効いた酸っぱいサラダ。どうやらヴィネガーがお得意のようで、人参、ウナギ、レンズ豆にもヴィネガーが効いてます。ウナギは天然じゃないけど琵琶湖の物らしいし、だとしたらワカサギもかな。彩りもいいねぇ。

プリモの選択は4種類。川エビとブロッコリーはトマトソース、野菜のクリームはニョッキ、近江牛筋肉のラグーはタリアテッレで食べさせてくるようですが、鹿でまとめてみる。たぶん、ステラカデンテと同じ業者さんなんでしょう。日野鹿のラグーを、大麦のリゾット風。プリンプリンのコリコリ大麦に、キリットしまった味のラグーソースが絡んで旨かった。
セカンドには、蔵尾ポーク(いわゆるバームクーヘン豚ね)オーブン焼き、蔵尾ポークの自家製サルシッチャ(ソーセージ)、近江軍鶏のグリルはさておき、鹿です。なかなかボリュームを感じさせます。肝も焼いてくれました、鹿肉のサルシッチャが二本。肝と若ワインのソースに、タスマニアペッパーです。肝を付けるなんて新鮮じゃないとね。サルシッチャは鹿らしいと言えば鹿らしい、コクのある味わい。ナイフを入れると、ピューと肉汁が飛び出してくる。いいんじゃない?鹿肉も新鮮で柔らか。
チーズケーキを食べたくて、ドルチェもつけちゃいました。オレンジソースもいい味ですが、なくても美味しい。紅茶は、フレーバーでしたが、なんだったか聞き忘れ。

滋賀の食材に拘るというのだから、興味わくイタリアンです。魅力的な皿でした。歩いていける場所だし・・・。

東山の「ソウドウ」から「ボッカ・デル・ヴィーノ」で5年修行していたそう(考えれば若い)で、草津出身のカナザワシェフが、場所を気に入って出店したそうです。窓から瀬田川を覗く席はいいね。下流の薬膳「喫茶去」のようなロケーションです。
むちゃの家からは、ルート1の唐橋をぐるっと回って対岸にあたるので、ちょっと遠周りですが、歩ける距離。ワインを呑んで歩いて帰れるイタリアンができて嬉しい気分。
必要ないけど、店の前に無理やり車2台を置くようです。

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