で、この店は、財布を忘れてしまった権太呂の斜め向かいで、店員さんと顔を合わすとバツが悪いなと、こそこそと暖簾をくぐります。ところが、着物姿で昼食にやってきたのは、接客・対応してくれたお姐さんだった。あ〜。なんてこったい！
とにかく、挨拶はするものの、ウナギが売り切れだったから蕎麦屋に入った事が後ろめたい。お近くですか？と聞かれても、答えように困るじゃないですか。

さて注文は、鰻入りオムライス「あんぎゅらいす」というのん。月一オムライス屋でも、出てくるときはあるし、近くの鰻屋でも冬の季節でも出る時がありますが、ここではメニューに乗っていて通年食べられるようです。せっかくの鰻屋ですから、かば焼きでもと思ったけど、メニューは一匹。なんとかハーフサイズでも注文できるようです。

カリカリポリポリの中骨せんべい入りのサラダは「あんぎゅらいす」に付いているもの。「共水うなぎ」というブランド養殖ウナギはぷりぷりの触感で、土（泥？）臭い香りなど全くない。
。 肝心の「あんぎゅらいす」は、白焼きの鰻を混ぜ込んだライスで、たまり醤油の香りがしっかりの秘伝のソース。ネットではドミグラスと書かれているが、ちょっと違いますな。タマゴにスプーンを入れ掬うとタマゴの下からトロ〜リとしたチーズが顔を見せます。濃い味だけどなかなか良く出来たオムライス。