湖北の味処 呑舟

adrress東浅井郡びわ町姉川大橋北川
call0749-72-4707
open/day営業11:30〜
open/night
off
capacity
memo/impression 水泳場の近くにその店「呑舟」はある。料理屋と言うよりは「養殖場」と言う感じの大きな水槽があり、二階に店舗があるが、その下はアユが飛び跳ねるプールになっている。夏のアユ料理、冬の鴨すき、のお店。そういえば「鴨」は肉屋でなく川魚屋で売られているということを思い出した。
座敷だけの店のようで、厚かましく独り占め。テーブルにはコンロが置いてある。自分で鮎を焼くスタイルのお店だ。一品料理もあるが「鮎のコース」から「鮎焼コース」に決めた。でも焼くのは面倒くさい、いや、これから法事なのに炭の匂いに魚を焼いた匂いを身に纏うわけにはいけない。で、焼いてもらうことにした。コースの内容は
  • 先付けは、諸子の佃煮、エビ豆、煮栗の小鉢
  • お造りが、鯉、鮎(一匹目)、わさび醤油に酢みそ
  • 酢の物に、焼き鮎(二匹目・三匹目)の南蛮、キュウリ、焼きネギ
  • 子持ち鮎の塩焼き(四匹目・五匹目・六匹目)、蓼酢
  • 名物?鮎茶漬け(七匹目)、香の物
と言った具合だ。
お酒は「七本槍」が書いてあったが、自粛。お茶で食事とは、味気ないものだ。
お造りの単品メニューに「びわます」と書いてあったので聞くが、もう産卵時期なので季節はずれだというので、諦める。養魚槽で大きく育った鮎は、お造りにはよろしいサイズ。鯉もプールで泳いでいるそうだ。よくメニューを見ると、「煮付け」や「鯉コク」も載っている。悲しいことに、お腹パンパンで法事はひんしゅくだろうし自粛。十分殺生してますけど・・・。鯉は酢みそだけど、鮎は山葵、残念なのは粉山葵。
単に鮎をたっぷり食べさせるのが売りと思って居たけど、酢の加減などなかなかいい塩梅。
田舎の旅館でよく見かける舟盛りに使うような舟に笹の葉を敷いて鮎が三匹。泳ぎに打った串ではなく、口から竹串でぐさり。最初は身をほぐして上品ぶっていたけど、最後はかぶりついてしまう。本当は、骨を抜き取りたかったけど、ちょっとこの大きさでは無理かな。
とりわけ旨かったのは茶漬け。三枚におろした鮎のみを焼き、香ばしさを付けて出汁に香りを付け、梅の酸味が加わり、山葵と海苔がアクセントで格別だった。ただ、ここでも山葵が粉山葵?単品で頼めば800円とある。
鰻もメニューにあるので、土地柄、琵琶湖産?とおもったら浜名湖だとさ。拍子抜け。
鰯雲の広がる空を眺めて、鮎のはねる水槽を眺め、くつろぐ。畜養とはいえ満足して、でる。鮎は1匹350〜400円で、何匹でも追加が出来るようだ。さすが、うじゃうじゃ泳いでいるだけに、豪勢だ。
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