ラ ファミーユ モリナガ

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call075-223-3120
open/lunch11:30 ─13:30(L.O.) コース \4,725(税込)
open/night18:00 ─20:00(L.O.) コース \8,925(税込)
off日曜日&月曜日
capacity
memo/impression 平成25(西暦2013)年9月17日
京都駅から四条まで地下鉄で移動して、蛸薬師のフレンチラ・ファミーユ・モリナガでランチです。開店早々に訪れて以来のランチ。一階のテーブルは満席。ご繁盛です。キッチンは二人になっているし、今日から研修で一人増員。ホールにはマダムもおられます。

  • ウイキョウのムースとホタテ貝のマリネ
  • サンマのミキュイ、焦がしネギの香り、馬鈴薯の燻製サラダ
  • キノコのスープ、静原の干しシイタケのパウダー
  • メイチ鯛の黒オリーブ焼きと秋茄子のタプナード、ドライトマトのクリアなジュレ
  • ブルターニュー産ホロホロ鳥もも肉のロティ カルダモンの香り
  • 城陽産イチジクのカクテルとシャンパーニュのグラニテ
  • 津軽リンゴと栗のタルト、牛乳のスフレグラッセ
  • 紅茶、ショコラ

メニューに合わせてボトルで選んでくれたのはラングドックルーションの赤ワイン「Les Petits Dragon Malavielle」で、プティ・マンサン50%、シュナン50%。ハーブのようなニュアンスを感じるドライですっきり。

一つ目の前菜が、ウイキョウのムースとホタテ貝のマリネ。北海道の食用クローバーが乗ってます。
パンは、最近話題になってきたという「ハナカゴ」のん。レストランからの引き合いも多いそうです。
二つ目の前菜がサンマ半身のミキュイは焦がしネギの香り。半生のサンマで、ボリュームのある前菜です。その下に馬鈴薯の燻製サラダ。バルサミコ。秋らしく黄菊。
料理ででてくるキノコの端っこを集めたスープというけど、濃厚なキノコの香りです。皿の周りに静原の干しシイタケのパウダー

魚はメイチ鯛の黒オリーブ焼き。魚の下に秋茄子のタプナード。ドライトマトのクリアなジュレは酸味ですっきり。ペーストが添えられているんですが、忘れた。塩分を補うのだろうけど、特に必要のないソースなので、ほとんど残してしまった。トマトの酸味のあるソースと白ワインがいい組み合わせ。青味は、何かの間引き菜みたい。
ブルターニュー産ホロホロ鳥もも肉のロティ。振り返ってみれば、4月のランチもパンタードでした。キャベツ・玉ねぎ・他。魚と肉とを考えたワインの選択だったようです。ワインが空になったので、ロゼワイン(といってもプチドラゴンに赤ワインを加えたお遊びのロゼと後で教えてくれます)を出してくれました。赤ワインは何か聞いてないけど、ちょっと甘みの出たことで、少々味わいが変わります。ワインリストにロゼがないので、リクエストに応じて作るそうです。

城陽産イチジクのカクテルとシャンパーニュのグラニテに、シャンパーニュをポトポト落としてくれます。イチジクの甘さとすっきりドライなシャンパーニュの組み合わせ。
津軽リンゴと栗のタルト、牛乳のスフレグラッセ。あっさりなリンゴでした。
リンゴのタルトに合わせてよばれたのが、スペイン・マラガの白ワイン「MR 2009 Telmo Rodriguez」でモスカテル100%。ハチミツの甘みにフルーツな香りが混じったような甘口のワイン。

紅茶、ショコラ。

ランチとは思えない3時間のなんだか落ち着いた時間がゆったり過ごせました。もう、帰ってひと眠りしたい気分。


平成25(西暦2013)年4月16日
昨日に続いて、お友達のナビを勤めるために、入洛。今日はJRで京都。せっかくですから新しいお店でランチにしようと、週末に伺ったフレンチラ・ファミーユ・モリナガへ。他に2グループ。南側のテーブルです。ただしエアコンは、テーブルのある部屋ではないので、空気の流れが悪そうなうえ、南側の窓から光が入ってくるので、これから昼間の営業時間は、とても暑つくなりそうです。

食材は似てますが、料理は変えてくれてます。グループによっても異なっておりました。

  • 筍のフリカッセと甘海老のフリット
  • 初カツオのクリュ、色々大根のグレック、エッセンス・トマトジュレ乗せ
  • 帆立貝のセジ−ルと根セロリのスープ
  • イトヨリのグリエ、蒸しキャベツ、アネット風味の温かいヴィネグレット
  • ブルターニュー産ホロホロ鳥のロティ フォアグラとヘーゼルナッツ
  • イチゴのサラダ・ソーテルヌジュレ
  • ココナッツとバナナのサワークリームタルト、キャラメルソース
  • 紅茶、ショコラ

今日は暖かい日で滋賀県内でも気温が25度以上となる夏日。こういう時はやっぱり泡。で今日もグラスでシャンパンで、先日と同じくRMのル・ブルン・セルヴネイ・シャンパーニュ・グラン・クリュ アヴィーズ(Le Brun Servenay BRUT SELECTION GRUND CRU a Avise)です。

前菜には、筍と甘海老。カツオ節の粉が振ってあるので、味わいは「直煮」のイメージです。

シャンパンのグラスなんか、クィでお仕舞い。今日はボトルを呑みきれそうにない様子(人のせいにする)なので、グラスで白を頼めばドメーヌ・ダルデュイ2012 ブルゴーニュ・シャルドネDOMAINE D'ARDHUY 2012 Vin de Bourgogne」というのがでてきました。シャルドネ100%。

初カツオをトマトで食べると言う皿。トマトのエキスで作ったジュレって、昨日のお昼に出たのと同じ仕事かな?エッセンストマトと呼んでました。ジュレにするかしないかは自由ですから、生カツオとトマトという組み合わせはお手軽に出来ますな。
今日のスープはホタテ貝。セロリの香りもほのかに香る程度で控えめ。全体に優しい味。フワフワの帆立。お上手。
余り外食でイトヨリを食べた記憶が無い、というより、何年も食べてない気がする。むちゃ家では、もっぱら煮付けだったような気がするけど、焼いて美味しい魚だったようです。人生損した気分。アネットはディル。緑色のソースに仕上がってます。

ゆっくり呑んで、グラスが空いちゃえば、肉料理を考えグラスの赤ワインを注文すれば「シャトー・マルゾー2009 コート・ド・ボルドーCheateau MARSAU 2009 Cote de Bordeaux AOC」です。メルロー100%。

肉料理は、ホロホロ鳥。お昼は選択肢が無いようですが、むちゃには週末に使わなかった食材を選んでくれてます。ホロホロ鳥は若鶏のように柔らかいし、薄くスライスした溶けるようなフォアグラ。いろんなキノコのソース。そのほか詳しいことは抜けてしまったけど、カチャトーラ?

デザートは、お昼も充実。白ワインのジュレというのは和食でも出てきますが、ソーテルヌとわざわざ拘るところがいいな。


平成25(西暦2013)年4月13日
昨年から京都でオープンすると言う話を聞いて、楽しみに待ちかねていたしていたフレンチラ・ファミーユ・モリナガへ、お友達を誘ってディナーへ向かいます。
蛸薬師を烏丸から西へ、新町を過ぎて暗がりの袋小路のようなところの奥にラッキーにも胡蝶蘭を見つけて、探し当てることが出来ました。サインボードを作る気が無いと言うことなので、まさしく隠れ家にしたいようです。

町屋を改造したモダンな外観です。靴のまま上がりこむ町家風店内でそれほど多くの席は無い。奥行きは、あまり無いけど、坪庭もあって、今は八重桜。シェフ一人のようです。ホール担当は、グラシアニの支配人だったそうです。勿体無いと言うか、贅沢というか、貸切の夜になってしまったようです。昼夜ともコース料理一種類。

  • ホワイトアスパラガスと帆立貝、
  • 紅ズワイ蟹、菜の花のムースとトマトジュレ、根菜のゼリー寄せ、生絹さや、トウモロコシのスプラウト
  • フォアグラのポアレ、タケノコ、タマネギ、木の芽、野芹
  • 甘海老とレンズ豆のクレームレジュール
  • 甘鯛のウロコ焼き、ムール貝のリゾット、アワビ、海藻のジュ、海苔、山葵。粉カツオ節
  • 仔羊ロースト、の赤ワインソース、生胡椒風味、スナップエンドウ、すぐき
  • 清美オレンジのサラダ仕立てとヴァローナショコラのソルベ
  • 紅玉のタルト、フロマージュブランと蜂蜜
  • ミニャルディーズ、紅茶

カトラリーはシンプル。テーブルの中央には「竹コプタ〜」が二つ。友人は気付いたようですが、テーブルにはバターナイフが無いこと。竹コプターは三木竹の京銘竹 竹とんぼバターナイフ(白竹) だったのです。しかし、ただの竹とは思えない値段。

アペリティフ代わりに泡・シャンパンをグラスで頼めば出てきたのはRMのル・ブルン・セルヴネイ・シャンパーニュ・グラン・クリュ アヴィーズ(Le Brun Servenay BRUT SELECTION GRUND CRU a Avise)でした。

長皿にフランス産ホワイトアスパラガスに炙った帆立。アスパラのエキスを混ぜたオイルだったかな。軽くシャンパンがなくなっちゃいました。

白ワインをボトルで注文しちゃいます。フランスワインしかないようで、あれこれ聞きながらアルザス・リースリング2006・ドメーヌ・ブリムローズ ビオディナミ・(ALSACE Riesling Domaine Bilemerose)」になります。リースリングの古い(2006)というのは珍しいそうだ。グラスに注げば、長年の香りが豊潤。キリットした柑橘系の酸が引き締まる味。

フレンチらしい一皿。黒牛蒡・蕪などの根菜をトマト風味のゼリーで寄せたものにスプラウトが突き刺さってます。紅ズワイが添えられ、その奥に菜の花とそのムース。今摘み取ったという絹さやは生食。ジワリとした旨味。
フランス産のフォアグラに、タケノコ、タマネギ。美味しいフォアグラ。ちょっと和風な味わいだったけど、赤味噌だったかな?タケノコには、和食で定番の木の芽、ワイルドな野芹のピュレ。フォアグラのソースが旨いのか、フォアグラがいいのか、印象的に美味しい一品でした。
スープは甘海老を使ってます。焼いた海老殻でとったスープっていってたかな?火の通った甘海老って、過去の記憶に無い。フワフワになるようです。

魚は甘鯛。鱗つきで焼いてありあすが、日本料理屋も見習うべきだと思うほどサクサク。山葵に青さ海苔と和風です。リゾットには昆布出汁。なかなか面白い使い方。甘鯛の下にムール貝のリゾット。今日は普段と違ってアワビが添えられているそうです。お皿に散っているのが、鰹節の粉。甘鯛とリゾットと一緒にといわれました。腹圧に絡み合った一品でした。

いつの間にかボトルも空になって、肉料理に向けて赤を・・・あーやこーや相談して、出してきてくれたのが「コート・デュ・ローヌ テーレ・デグル2011 マルセル・リショー(Terre d'Aigles 2011 Domaine Marcel Richaud AOC Cotes du Rhone)」です。グレナッシュ75%、シラー15%、カリニャン5%、ムールヴェードル5%で、アルコール度15%。若いので明るめのルビー色でサラっと流れます。スパイシーでした。

用意されていた肉料理は鹿児島の黒毛和牛とアイルランド(?)の仔羊の二つ。それぞれ注文しますよねぇ。むちゃは「仔羊」。生の黒胡椒を受かったソースで、ワインに合いました。きれいなピンク色の仔羊は低音調理でしょうか?柔らかく仕上げられてます。和牛は貴重な部位(トモ三角)のようで、一口シェア。(本当はしていいのか、マナー的には怪しいけど、他のお客さんもいないので、目をつむってくれます)。肉の下にはジャガイモ、仔羊には「すぐき」も添えられていて、食材の使い方がおおしろいですなぁ。

デザートは充実でした。グラスに清美オレンジとチョコのソルベ。ヴァローナだそうだ。二重になったガラス容器の下にはスターアニスが入ってます。アニスを使っていますよというサインですな。
林檎のタルトには、フロマージュブランのソースと蜂蜜・クラッシュしたアーモンド。タルト自体は素朴にシンプルでした。
さらに「ウ・ア・ラ・ネージュ」だったかな?グリオットチェリーの入ったフィナンシェ、生チョコはヴァローナかな?。

興味の沸く食材の使い方と和風テーストの優しい味わいとで、食べるのが楽しいお店という印象。ゆっくりワインを呑んで、なんだか3時間ほど居ついてしまいました。長く待っていただけのお値打ちはありました。

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