玄斎

adrress神戸市中央区中山手通り7−5−15
call078(351)3585
open/day11:30-14:00要予約
おきまり5000円
open/night17:00-21:30(入店)
おきまり7500円、おまかせ10000円、他一品
off不定休
capacity
memo/impression 2005年3月19日 玄斎
地下鉄の大倉山から歩いて向かった先が「次男坊の店」。暖簾に冠は無く、店名だけのシンプルさ。
神戸なのに「浪速魚菜を守る会」の店、日本料理なのに「ビオワイン」もあるという。でも「直ちゃんのお百姓日記」は全然進んでいない。
カウンターは妙なアーチを描く吉野のヒノキ。奥にはテーブルの個室もあるが、カウンターは10名まででしょうか?マンションの1階でちょっと歪な店舗の形。迷うお客もいるようで、今日も電話から聞こえてくる。お迎えに出る事もあるそうだ。
料理はコース2種類とあとアラカルトである。伝えていたコースの内容は
  • シラスと菜の花の和え物
  • 汲み出し湯葉・山葵、鯛味噌にコゴミ、新じゃがにエビ・イシル餡レ、飯蛸の手毬寿司
  • お造りが、マナガツオ、ヒラメの昆布締め、いか、たいらぎ
  • 椀には鴨(マグレ?)、葉玉葱、玉葱、ヤングコーン、白髪ネギ、人参の旨出汁
  • マナ鰹の利休焼き、河内蓮根の焼き物、シシトウかまぼこ、フキの炊いたん
  • 八尾の若ゴボウの白和え
  • 揚げ物が、シラサのミジンコをまぶしたん、穴子にアラレを付けて揚げたん、蕗の薹、
  • 干しエビと青菜のご飯・胡麻、厚揚げの味噌汁、香の物
  • 桜入りバニラアイス、苺、濁り酒の寒天、花豆
まず「富久錦純米しぼりたて」。日本酒は純米ばかりでおとなしめ。ちょっと普段の選択が出来ない。シーズンらしく春の季節商品から呑む。宝塚の方の作家さんの「錫」のちろり。後から出てくるのも錫で、大変嬉しい。ネットで探して注文したという。
先付けに菜の花だが、葉っぱの方が多い。きっと畑から引っこ抜いてきたんでしょう。ここは折敷が無い。旨い出汁。
八寸?でしょうか?お盆に4種盛り。コゴミの茎でしょうか、シャキシャキ。湯にくぐらせただけのようで、生かと思っちゃいました。べちゃべちゃの温野菜は大嫌いなんだけど、ほとんど熱を通さないでいるという事は、それだけイイという自信なんでしょう。
秋鹿・倉垣村・純米」にする。「槽口直汲」とか派手な口当たりの酒しか呑んだ記憶がないけど、これはおとなしい。
お造りは長手の四方鉢。4種盛り。マナガツオというの珍しい。嫌いではないけど、人によってはこの脂ぽい感じが好き嫌い別れるかもしれません。それより好きでないのが「昆布〆」。締めてあるので「梅風味の煎り酒(多分)」というのだが、締めなきゃいけない魚というのが、好きになれない。皮付きのイカ。
は旨出汁というてはります。ハリハリに近いとも。炊き合わせといってもいい出来あがり。
大山・純米」を呑む。お酒はもう少しあった方がうれしい。
焼き物は「利休焼き」。特別にお願いしたのなら別だけど、素材が重なるのって、疑問。
旨い出汁を感じる白和え。
一仕事した揚げ物。塩で食べる。
美味しいご飯で内心お替わりしたいが、遠路帰路を考えて自粛。最後のお客なら持ち帰りと声を上げるところだ。味噌汁も出汁が旨い。
旨い出汁がベースになって、旨い食事なんですが、・・・楽しく明るいカウンターで割烹としても申し分ないんだけど・・・繁華街から少し離れた場所にあって、大阪南部のむちゃには、食べに行こうという覚悟が必要な店で、距離に見合うだけの魅力を、今日は感じなかった。
開店から9ヶ月くらいですか?少し根ほり葉ほり聞いてしまいました。
やっぱり、花粉症の影響で、目がしょぼい。味が分からないという事はないと思うのだが、辛い。アイスの冷たさが喉に気持ちいい。
魚は明石から。浪花野菜は三宮で使っているのは他にないという話。阪神間のフレンチ?などではあるそうだ。大阪から仕入れるばかりでなく、山を越えたところでいろいろ農家と接触していると言うから、京都、大阪に負けずに頑張って欲しいところだ。
map


ショップリストに戻る inserted by FC2 system