日本料理・伊万栄

adrress灘区城内通4丁目2−22
call078−881−3883
open/day11:30〜13:30
open/night17:30〜21:00
off第3月曜日・日曜日
capacity
memo/impression 2003年3月15日
お昼ご飯は、美術館が王子公園だと思っていたので、阪急の「王子公園」から坂を下ってJRへいく途中の「伊万栄」にとっていた。マスクをしている性もあり、汗をかく。なんだか喉が痛くて熱もあるような感じで、坂を上るのは疲れる。
店を入るとすぐにカウンターが6席ほど、奥にテーブル2卓のこぢんまりとした料理屋。ご主人一人に、奥様ですかな。
  • まずおひな様の飾りの八寸には、ホタルイカ、湯葉に一寸豆の炊いたん、のれそれ、炙った白魚、百合根のきんとん、鯛の白子、サーモンの蓮根巻き、鯛を錦糸卵で巻いたん、豆腐よう
  • お造りは、ひらめ、生タコ、甘エビ
  • 椀には、湯葉豆腐、うすい入りの胡麻豆腐、
  • イクラの飯蒸し
  • 煮物には目鍋を使った小鍋に、帆立、生タコ、豆腐、椎茸、ネギ
  • 炊き合わせに、ジャガイモの揚げ饅頭に筍、わかめ
  • 食事に稲庭うどん
  • くず餅、マンゴ・マスカット・苺のゼリーにはオランディーズ・ソース
お昼から、お酒は「冬の月」という新酒を頂く。岡山のお酒で「桃酵母」とかいう妙なスペック。ちょっと甘みが強いようですが、クドくはない。
女びな、男びなの器の中にホタルイカ、湯葉に一寸豆の炊いたん。そのほか壺壺に盛られて、折の中。普段なら軽くお酒が空くところだけど、我慢して、我慢して・・・。
織部の器に氷をはって、盛りつけ。生だけにタコの包丁が細かく、心憎い。
椀の彩りが好き。春らしく、淡い黄色の湯葉豆腐、うぐいす色の胡麻豆腐。
蒸籠で出てきて、蒸し物。開けてびっくり紅色が綺麗。お米の下には破れそうな薄焼きが敷かれていて、最後は茶巾でいただける。ヅケの加減が、お代わりしたいくらい美味しゅうございました。
今日は雨が降っている割に、蒸し暑く感じているので、鍋という気分では無かった。でも、ちゃんと炭をいこして、飛騨コンロを使っている。火が通ったところをパクパク。
炊き合わせには、揚げた饅頭。甘みがあるので百合根と思ったが、ジャガイモに甘みを足しているそうだ。ムチムチの食感の中には鶏のそぼろ。もう少し旨みが欲しいところだった。
冷たい稲庭。おろしを加えた出汁が少しコクが足りない気がする。
ほんのり暖かい食感のくず餅。たっぷりかかったきな粉の香りがいい。
お昼の食事で夜を判断できませんが、期待は大きい気分なんですが、一つ気になるのは、時々消毒液臭いんです。どうも食器洗浄機のような気がする。
隣にやってきたのは30代とおぼしきご夫婦。ビールを呑んでホタルイカをつまみながら「これは酒やな。子供の頃は美味しいとはおもわんかったけど、大人になったら旨いと思うわ。」の女性にいい気分で語っている。でもその箸が「握り箸」だったことを見逃さない。「早く大人になりやぁ」と鼻で笑う。

すでに、情報誌・本で知られた店であるが、むちゃが選んだ理由は西天満「芝苑」出身と見かけたからだ。「芝苑」といえば実家近くの「行楽庵」の増田氏が料理長を務めていた料亭である。予想したとおり、一緒に仕事をされていたようです。料理はともかく、オランディーズソースなんか、そっくりだ。ちょっと歩くのが不便だ、夕方に美術館を訪れたら夜のご飯にちょうどよろしいな。カウンター6席という大きさがむちゃの好み。でも、もうちょっと日本酒に好みのがあればよいのですけどね。白・赤のワインからスパークリングまで、一応メニューには載っている。


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