京洛 肉料理 いっしん

adrress京都市東山区祇園新橋元吉町51
call<075-531-5311/TD>
open/lunchi12:00〜13:15(LO)
open/night17:30〜22:00(LO)
off日曜または月曜
capacity
memo/impression 平成21年4月30日
晩御飯は、祇園へ移動して、新橋筋の「肉料理 いっしん」へ初見参。座敷に通されちゃいましたぁ。紹介してくれたのは山玄茶さんにハタさん。滋賀で頑張って京都進出を果たしたお仲間さんたち。その先駆けのお店です。

お任せのみ。(いっぱい出てきたので、聞き逃したり、間違えて覚えているかもしれない)
  • 肉そうめん、とろろ、ねぎ、刻み海苔、わさび
  • ミノの湯引きとウルイのお浸し、ローストビーフ・オレンジ風味のたれ
  • お椀が、タケノコ真蒸、タン、ジュンサイ、瓜、柚子の蕾
  • タタキ、飯蒸し風、刻みわらび、ソラマメ、ねぎ
  • ミスジお造り、昆布と花山椒の炊いたん
  • 焼いたテール、葱、木の芽、塩
  • トロ漬け小丼、蟹・胡瓜との「のり巻き」、トロ肉お寿司。生姜
  • 白味噌仕立ての煮物椀、大根、白ネギ
  • ステーキ、サラダ、泡醤油(ムース?)、洋ワサビ
  • 肉茶漬け、ワサビ、海苔
  • ゴマのクリームブリュレ、大吟醸泡のアイス、イチゴ
ワインか日本酒か悩むところだけど「王禄・渓」を頂きます。王禄のイメージは辛いものだったけど、柔らかくなっている。日本酒10種類ほど、焼酎も豊富。
定番料理の一つだという、肉そうめんから。。カツオの香りとワサビ、海苔が肉に絡んで、和風の味わい。さっぱり、肉肉らしさがない。

春野菜のウルいと淡白に仕上げたミノはさっぱり。ローストビーフも爽やか。最初から脂っぽい料理では最後まで持たないという配慮からか、刺激の少ないように工夫してあるようです。内臓はミノぐらいで、他の部位は使わないそうです。
お椀は、タケノコ真蒸にタン。元はホテルのフレンチ出身だと聞きましたが、日本料理屋の出汁に比べると、イマイチ。もう少し味があった方が、肉にも負けないと思いますが、好みの違いですな。ジュンサイはちょっと早いんじゃないかな。最近タンが人気で、供給不足だそうです。特に生で食べられる部分は、タンの一部だそうで、希少。生肉を椀種にするという苦心の一品ですね。
ニンニクの利いたタタキに蕨。少しねっとりさせて、これも面白い食感。どれを食べても「ホホー」と唸りそうです。

生肉(お造り)に昆布と花山椒。この組み合わせはマグロでもありますな。違和感がありません。
木の芽が鮮やかなテールの焼き物。トロンとして旨い。塩をつけていただきます。
お酒を「飛露喜」に変えます。
お凌ぎ風に3品がお皿に出て、ドンブリ、巻きずし、握り。海苔巻きに巻きこんだ、蟹と胡瓜は好きだなぁ。
会席でいうなら、炊き合わせになるのかな。という白みそのお椀。大根の下に葱とお肉(どこの部位かは・・?)。好みでいえば、味噌の香りがもう少し欲しいところ。大根も透けるくらい薄いと息を呑むんだけど・・。

上品なポーションのステーキ。泡醤油というスポンジみたくフワフワの醤油が出てきます。むちゃの周りでは、あまり評判の良くない醤油なんですが・・・。ドボっと浸して、漬けすぎちゃったぁという失敗は少なくなるかもしれないけど、・・。あまり日本料理屋では、やってほしくないな。チョボチョビいろんなところを頂いたけど、全部でどのくらい食べたか分からないや。そういうのを気にする人は、肉を食っちゃいけないね。だからメインと言うべきステーキは、ボリュームがあった方が好き。
最後が茶漬け。美味しくサラサラと入った。

ゆるゆる黒ゴマのブリュレ。キャラメリゼも軽め。アイスは大吟醸のタンクの泡を利用したアイス。甘いバニラが喉を過ぎた後に、ふわっと香る吟醸香。面白い。どこの「泡」かは、とうとう教えてくれなかった。デザートに合わせて頂いた紅茶は、信楽で見つけた来たという「かたぎ古香園」の「信楽高原紅茶」というティーバッグのお茶。香りも渋みも弱い。
面白い器も多いのだけど、信楽の富田正さん(正祥窯)が多いそうで、その辺りをウロウロされているんでしょう。

カウンターも座敷も埋まってますが、開店当初2〜3年は全然宣伝もしてなくて、苦労したそうです。お肉は近江牛の岡崎らしい。
肉料理と言うことで、季節感がなく、苦労してますとは女将の言葉。客の立場から言えば、大きく変わらない料理というのは飽きがくるんではないかと心配します。
なにわともあれ、個性のあるお店は大好き。「おもろい料理を出す店、しってんねんでぇ」というノリ。おひとり様お断りだそうです。

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