祇園 岩元

adrress京都府京都市東山区祇園町南側570-127
call075-541-1188
open/lunchi11:30〜14:30
open/night17:00〜22:30(L.O.22:00
off日曜日
capacity
memo/impression 平成23(西暦2011)年10月25日
今日の晩ご飯は「先斗町卯月」の料理長ダイスケ君が招かれた「祇園岩元」であります。精細な文字で書かれた暖簾ですが、なにげに幸薄そうな文字。もう少ししっかり描いた方が筆相的に運気が上がるように思うけど、そんなことはさておき入店。靴を脱ぐ必要はないけど段差のある妙なカウンター。個室のテーブルがカウンターの背後。二階には座敷があって20名を越える宴会も可能だそうだ。
清潔で整理整頓の簡素なカウンターで、ダイスケ君が迎えてくれます。奥の厨房には、一緒に移籍したテツちゃんと二名。
料理は、卯月の時と同じ値段でおまかせ。

  • 八寸。珍味入れにはおひたし。本ししゃもの南蛮、柚子釜に穴子と長芋、ウ巻き、衣かつぎ、蓮根チップ、紫すきん、子持ちアユの幽庵焼き。松葉銀杏・むかご
  • お造りは、羽かつお、鯛、甘鯛、あおりいか
  • お椀が、雲子、雲子真蒸、松茸、青菜、柚子
  • イクラのお寿司(醤油漬けと味噌漬け)
  • 焼き物は、甘鯛と近江軍鶏、蕪
  • 軍鶏のハートと肝、ウスターソースの風味
  • マナカツオの揚げ出し、海老芋、天然マイタケ
  • カマスのご飯、香の物
  • デザートは、代白柿、アイス(栗はちみつソース)
一本目は「飛露喜・特別純米(麹:山田錦精米歩合50%&掛:五百万石精米歩合55%)」というのん。今年の作りは怪しいけど出回ってます。あまり幅は感じないけど、すっきりした甘さを感じる軽い口当たり。
ビールサーバーはカウンター横にあるけど、酒の冷蔵庫は二階にあるという妙な店舗。お酒を頼むと二階まで片口を運んで注いで持ってきてくれます。効率悪いなぁ。お陰で瓶を見せてと言いづらいので、画像はそれと思しきものをネットから拝借。

長皿の八寸。珍味入れにはおひたし。本ししゃもの南蛮、柚子釜に穴子と長芋、ウ巻き、衣かつぎ、蓮根チップ、紫すきん、子持ちアユの幽庵焼き。松葉銀杏・むかご。無難に仕上げてあります。

お造りは、珍しい羽カツオがメイン。サク取りされた身はヨコワのような色合いだけど、魚体は鰹そのものなんだそうだ。味はサワラにも似ている。淡島の鯛。鯛が美味しい季節です。アオリイカはエンペラも一緒。透明感のあるイカのエンペラです。袋に入った活けのイカだったそうで、水を使わずに捌くとイカは白くなりにくいそうです。エンペラはネットリ感よりコリコリ。アマダイはネットリ。お店で一塩したようです。
お椀は、雲子を真蒸と炙ったのが椀種。白子でフワフワの真蒸です。吸い地は淡い仕上がり。
自家製のイクラ。というより筋子です。筋を一本残して漬けこんであって、それを一貫分ずつ切り離して握ってくれます。バラバラのイクラなら軍艦にしなきゃいけないけど、これなら握れますねぇ。醤油漬けは普通ですが、味噌漬けは味噌床を魅せてくれました。味は随分と濃厚な味。奥の濃い色に仕上がっているのが、味噌漬けでワサビが乗ってます。すし屋の修業経験があるけど、握りのは久しぶりだと言ってました。今、お寿司が流行ってるようですからねぇ。
。 焼き物は、お得意の軍鶏の・・山椒焼き。甘鯛。小カブです。本店のお馴染みさんが座敷のようで、軍鶏鍋屋の板長も来ているらしく、雄と雌の違いを教えてくれます。焼くときはメスがお勧めのようです。焼いた株は甘くなりますと言うてはったけど、生や煮た方が好きだな。

軍鶏の内臓が出てきました。詳しく聞いてないけど、蒸してあるのか炊いてあるのか、最後はウスターソースで漬けこんだようです。どうしても肝は肝の独特の味。心臓の方が万人受けしそう。

二本目は「松の司・大吟醸(兵庫県東条町山田錦精米歩合35%・境界14号酵母)」があるので呑んでみましょう。値段は3倍付?栗東の酒屋かららしい。

炊き合わせには、マナカツオを揚げ出し。早くも海老芋。出肇は筋っぽかったりするけど、ベストとは言いませんがまずます。マイタケは天然。
ご飯は、カマスご飯。いい出汁が沁み込んだご飯で、お代り。
デザートは、代白柿にアイス。栗はちみつというのが掛かってます。これから冬に冷たいデザートは勘弁してと、言ってしまう。

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