花梓侘

adrress北区上賀茂今井河原町55
call075-722-7339
open/day\2500,\3800,\5000
last order 15:00
open/night18:00-0:30
予約の時のみ・お任せ¥8000
off不定休
capacity
memo/impression 2002年4月13日
四条通りの地下を抜けて烏丸から地下鉄に乗って、北山へ・・
時間が迫っているので、宴会場「おばさんころがし」へ向かう。幹事である手前、遅刻は恥ずかしい。

お昼だけの営業で、おばさまの心をくすぐって、人気のお店。おばさまは集団で来客する習性を巧みに利用して、繁盛中。食事中にも、予約の電話が、そこそこ入ってます。一番奥の花の飾られたテーブルを占拠、貸し切りです。MLでの宴会は、企画当初は「枝垂れ桜に浮かれに宴会と参りましょう」だったが、今年はすでに葉桜。店の前の民家に咲く八重桜がお出迎えといえば、言える。
わがままに持ち込ませてもらったのは、

  • 「東長・大吟醸・山田錦40%・9号酵母」
  • 「能古見・山田錦50%・9号酵母」
  • 「雑賀・純米大吟醸・本生」
  • 「南(玉ノ井)・特別純米無濾過・松山三井60%・AC17酵母」
  • 「李白・月下独酌」
  • 「梅の宿・大吟醸」
  • 「澤屋まつもと 純米大吟醸・山田錦50%」
  • 「飛露喜・特別純米無濾過生原酒」
で、むちゃが持ち込んだのは
  • 「松の司・竜王山田錦50%・しずく斗瓶囲い」
だった。
お昼のごはんやさんが、夜はどうなっているか、むちゃの楽しみ・期待の献立は(記憶がとっても怪しい)
  • 先付けには、サザエと湯葉のグラタン、若竹煮、帆立の酢のもの・みぞれキュウリ、菜の花のおひたし、三色団子の麩、たこの旨煮、
  • 椎茸のポタージュ
  • 魚貝(ホタルイカ、たこ、トリガイ・・・)のサラダ
  • 雲子のスフレ
  • ひろうすにうすいのあんかけ
  • 揚げ物はエビをパンで巻いたん
  • 鯖寿司に穴子寿司、花山椒煮、酢生姜
  • すくい湯葉にオクラ・ウドを和えたもの
  • 牛とタケノコの焼き物、生じゃがの千切り
  • ご飯。漬け物、ちりめん山椒、花山椒
  • ほうじ茶のアイス、バナナケーキ、栗に小豆餡
暖かいものと冷たいのが混ざって出てくるのは、どうかと思いますが、心意気を感じた中身。旬の物も使います、和風使いもしますが、こういうのもだすよいう気持ちをグラタンに感じる。ちょっと塩っぽかったけどね。菜の花のシャキシャキ感が好きだ。タコは出来が悪い。
椀で出てきたのは、黒胡椒の香りが椎茸を引き立てるポタージュは、すり流したような濃厚さだ。熱い物は、熱々を頂きたい。
お造りの代わりがサラダになるのかな。ホタルイカは立派な大きさでしたが、創作料理系でよく見かけるこういう食べ方は、好きじゃないな。むちゃは、生の水菜もいまいち好きじゃない。「カルパッチョ」も嫌いなんだなこれが。(って、前にも書いたようだ)
スフレは面白い献立。雲子の出来や処理が悪いと、とんでもない味になるんだろう。
たぶん、ちゃんとした料理屋なら、うすいの緑をもっと華やかに見せるでしょう。塩漬けの桜の花がちょっこと2輪。
聞き逃したけど、ぱりぱりの皮に、中身がエビ。さくさくとむちむちとぷりぷりが同時にやってきます。
鯖も旨い、穴子も旨い。でもそれより嬉しい花山椒。あとで、ご飯の時にも出して頂く。持って帰りたいほどだった。
牛はさいころに、タケノコは薄切りに、炊き合わせならぬ焼き合わせ。
基本的な構成は、お昼と変わりませんでしたな。日本酒と男ばかりという客でも、普段通りのメニューのようでした。
「東長」だけ、呑みきってしまいましたが、残りは取材で不在のご主人に残して、おいとま。
2001年12月7日
近くの公園の横に路上駐車する。「セゾン・ド・ジャポン」という器屋さんの奧、「花梓侘」にお邪魔する。まだ先客がおられたので、店内の器を拝見するが、食事客の方が多そうだ。
「おすすめ季節の12皿」というコースを頂く。
  • 蛤と大根のグラタン、揚げ出し豆腐、セロリと蛸のリンゴ酢、菊の花・菊菜・エノキのお浸し、蓮根のきんぴら
  • 昆布締めの鯛に水菜・長芋の梅醤油サラダ風
  • 鮭の身を鋳込んだ大根の粕汁
  • 牡蛎とエビのアラレ揚げ、抹茶塩
  • 汲み上げ湯葉とカニの身のあんかけ、三つ葉
  • 牛肉の赤ワイン煮、白味噌ソース、
  • ご飯、香の物
  • レアチーズタルト、バナナのパウンドケーキ、炒り番茶のアイスクリームの3種盛り、紅茶
車で来ているが、やはり少しは呑まないと居られない。「おすすめの大吟醸」というのがグラスであるので、お願いすると、出てきたのは「東力士・大吟醸」。最初に5皿が小鉢にそれぞれ盛りつけられて登場する。良い香りは、温かい揚げ出しの香りに葱と生姜。すり下ろしたリンゴにセロリと蛸が面白い組み合わせでした。グラタンの具の大根ですが、蛤はともかく、弱い。なんで大根なでしょうか、と思うのだが・・・残り物だったんだ。
むちゃ昆布〆が好きじゃない。お皿は息を呑むような綺麗さだ。紅葉麩、白い短冊、青い水菜、赤い梅醤油。でも、こういうサラダ風のって、好みじゃありません。カルパッチョとかいうのも好きじゃない。そのまま出して、美味しい魚が食べたいな。
汁物が、粕汁で、大根をくりぬいて鮭が詰めてある。そうか、くりぬいた大根がグラタンになっているんだ。ちょっと塩がきつかったが、粕が濃厚で堪能した。エビの尻尾もばりばり食う。
カニと湯葉と言う組み合わせは好きなんですが、餡の味が少し薄くて、湯葉をスプーンで掬うと負けちゃう。
豚と牛を選べるメインですが、角煮(トンポーロー)というと、狂牛病を意識していると思われるのも癪で、赤ワイン煮をお願いした。赤ワイン煮なんですが、白味噌のソースが、妙。・・・変な意味ではなく、妙としか言いようがない。ご飯も一緒にでてきて、そのまま、おかずに出来る。
最後のデザートは、6品から1つが選べるけど、料金アップで3品選ぶ。ぶぶあられを敷いた上に薄焦げ茶色のアイスクリームがことのほか良くできてます。お茶の香りにアラレの香りと食感とがクリームに合ってます。紅茶を選んだけど、3種盛りの時は、ポットでサービスして欲しいな。
温かいお皿が多くて、暖まりました。お昼としては十分な量に、いろんな料理のエッセンスが盛り込まれているような面白さを感じます。器も面白いので、目でも楽しめます。平日とはいえ、電話で席を確認した方がよろしいようです。でも、夜の料理としては食指が動きません。どう変化するか期待感もありますが・・・。
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