- 鯉の煮付け、鯉の昆布〆の加減酢、赤ズイキの酢の物
- お膳
- 玉子焼き、海老豆、ゴリ(?)の飴煮、手長エビ、シジミの時雨煮、うろりの焚いたん、胡麻和え、丸十、押しずし、丁稚羊羹、オレンジ
- 赤コンニャク、赤コンニャクと牛蒡とお肉の炊いたん(時雨煮)
- 丁子麩の辛子和え
- 近江牛の冷しゃぶしゃぶ、ポン酢醤油、タマネギ
- 炊き合わせには、子芋、ナス、南瓜、梅人参、隠元、タケノコ、冬瓜
- シジミの清汁仕立て、香の物
他のお客さんを眺めていても、すべて鯉の胴の部分が出ているようです。尻尾を見かけることがないのは、出てきた小鉢の昆布〆に使われているんでしょうかねぇ。鯉の子もちゃんと付いてます。これがないとねぇ。
琵琶湖のそばに住んでいても、あまり縁がない郷土料理を楽しんでもらえましたかな?おなかも膨れて、座敷で眠りたい気分。飛び込みのお客さんもいたりで、帰るまで盛況。待たされて怒っているお客さんもいて、観光地の料理屋さんは大変だぁ。
平成19年7月9日・月
「憑神」での蕎麦屋が登場するシーンに使われた場所。その場所にあるのが、「郷土料理・喜兵衛」。何年ぶりかで昼食を取ることにした。たぶん今世紀になって始めて。最初の客となりはべりぬ。
観光地にありがちな邪険な対応でなく、愛想がいい。庭を見る一番に良さそうな床の間の前のテーブル。
お手軽なお弁当の他、「喜兵衛御膳」というのがお奨めのよう。それに一品(鯉のあらいor近江牛のタタキ)付くのんと、さらに天ぷらが付くのんがある。天ぷらは要らないので、近江牛のタタキ付きの「秀次御膳」というのを注文。座敷でユルユル待つ。おばちゃんが枕なんか持ってきてくれる。(寝ても良さそうだ・・でも、お尻に敷いたりするそうだが)
小鉢で、「近江牛のタタキ」が出てくる。ズイキの小皿が先付け。
続いて「鯉の煮付け」は鯉料理の定番。一緒に煮た昆布が2枚トッピング。ふっくら焚かれた鯉は軽めの味。川魚の小骨は二股に別れていて、食べにくいけど、柔らかに煮られているので、比較的食べやすくなっている。「鯉の昆布〆」の小皿も出てくる。昆布〆にすると川魚の香り(むちゃは好きだけど)も甘くなっている。これも慣れない人にも食べやすくなっている。
お弁当の左上が「赤蒟蒻、牛肉の時雨煮・牛蒡・赤蒟蒻」。右上が「玉子焼、若鮎の焚いたん、丸十、押寿司、エビ豆、シジミの時雨煮、うろりの焚いたん、胡麻和え、オレンジ、丁稚羊羹」。左下の小鉢が「冬瓜、小芋、南京、莢隠元、蛸、紅葉人参」。中央に「お麩の芥子酢みそ和え」。右下が「牛肉の冷しゃぶ」に、シジミの清汁に香の物。盛りだくさん。
なかなか良くできた昼食で、食べておきたいものが上手く入っております。滋賀県では、シジミは味噌だと思うんだけどなぁ?
日本酒とは言わないけど、ビールくらいは呑みたいものです。
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