日本料理 言葉

adrress〒523-0893 滋賀県近江八幡市桜宮町213-19 B1
call0748-33-1317
open/lunch11:30〜14:00
open/night18:00〜22:00(L.O 21:30)
off月曜日
capacity
memo/impression 平成27(西暦2015)年7月11日
さて今夜は、近江八幡の酒屋「さかえや」さんの誘いを受けて、「日本料理・言葉」(-.-/6)で、「黒龍の会」に参加です。参加者11名で、黒龍の蔵元からは、企画営業課リーダーさんも参加。
料理に合わせて、というか、酒に合わせて、組まれたコースで、料理ごとにお酒が変わります。

  • 乾杯
    ・・・黒龍・石田屋・純米大吟醸・三年熟成・兵庫県東条地区産山田錦35%精米
  • ぼたんエビ、焼き目ホタテ、鱧おとし・アスパラガス・トマト・トマトジュレ
    ・・・黒龍・(夏)しずく2015.6・兵庫県産山田錦35%精米
  • お椀が、ボタン鱧・青梗菜・梅肉・振り柚子
    ・・・黒龍・大吟醸・富山産山田錦50%精米
  • お造りは、鱧の落とし、鯛、鰆、水前寺海苔
    ・・・黒龍・八十八号・大吟醸・兵庫県産山田錦35%精米
  • 焼き八寸が、子持ち鮎の塩焼き、小巻玉子、枝豆の蕨粉豆腐・瓜の雷干し、カンパチの棒寿司、マグロとウニの醤油漬け、モロコの甘煮、シメジとホウレンソウのゴマ酢和え
    ・・・九頭竜・純米・福井県産五百万石65%精米
    ・・・九頭竜・大吟醸・二年熟成・国産酒造好適米50%精米
  • 冷やし鉢に、クロアワビ柔煮、長ナス、丸オクラ、冷製餡かけ
    ・・・黒龍・(冬)しずく2014.11・兵庫県産山田錦35%精米
  • 鱧茶漬け・香の物
  • 煎茶アイス

料理に合わせて、黒龍グラスに注がれるのは40ml程度です。まずは乾杯で「石田屋」。不思議と今まで呑んだものより味が膨らんでおります。三年熟成ですから、半年間で旨味が増したとは考えにくいし、ひょっとしたら温度かも知れない。
ぼたんエビ、焼き目ホタテ、鱧おとし・アスパラガス・トマトが入ったもので、すりつぶしたトマトを濾し透明なジュースをジュレにしたもの。トマトの酸味を「夏しずく」で合わせたと料理長鮫島さんの解説付き。外れはないようです。

お椀は、淡路のハモ。しっかり脂の乗った吸い地ですが、マグロ節と昆布だけ。とはいえ味の強い吸い地でした。鰹だったらもっと尖がった味だったかも。「大吟醸」にあわせた吸い地という。
お造りは、鱧、鯛、鰆。香りの高い「八十八号」です。大吟醸の醍醐味を感じる味わい。この時期の鯛にしては旨みがあります。福井からの鯛だそうです。
焼き八寸が、子持ち鮎の塩焼き、小巻玉子、枝豆の蕨粉豆腐・瓜の雷干し、カンパチの棒寿司、マグロとウニの醤油漬け、モロコの甘煮、シメジとホウレンソウのゴマ酢和え。八寸になって、別銘柄の「九頭竜」に変わります。発売当初の「九頭竜」のイメージは、古酒めいた熟成香がして、ありふれた燗酒にしか思えなかったけど、冷やしても美味しい九頭竜に変わっておりました。黒龍の初挑戦という純米は、他のに比べて当然でしょうが、後味が粗い・雑い・苦い味が残ってイメージが悪い。日頃燗酒を呑まないだけあって、好きじゃない。でも、大吟醸の九頭竜の燗冷ましは、いい具合に落ち着いた。ちびちび料理によっては酒がなくなってしまうことがあるんだけど、ここまで3合近くは呑んでいるようです。
美味しい、料理によっては味が強い印象はありますが、旨い料理が続いていますが、口に合わなかったのはマグロとウニ。酒にも合わんかった印象。
長皿の釉薬は、黒龍の瓶を溶かしたガラス釉だと、女将が教えてくれはった。

炊き合わせ風の餡かけには、クロアワビ柔煮、長ナス、丸オクラ。これもしっかりした旨味のある餡。アワビの出汁は使っていないそうですが、餡の絡んだナスがとても美味しい料理でした。地物のナスと丸オクラだそうです。半年置かれた「冬しずく」は落ち着いたと言われればそうだけど、改めて呑み比べていないので、そうかなという程度の違い。
ご飯はお茶漬け。山葵の効いた焼き鱧入りの茶漬け。
粉茶のような茶葉が混じったアイス。

酒に合わせたと思いますが、味は強めのしっかり。元「祇園 さゝ木」出身。大将はもともとワイン好きだったそうで、そちらも充実しているという常連さんの評判。変な素材は扱っていないようで、このレベルのお店が近くにほしいところです。

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