祇園 みずおか

adrress京都府京都市東山区祇園町南側570-119
call075-551-2305
open/lunchi11:00〜15:00
open/night17:00〜23:00
off不定休
capacity
memo/impression 平成25(西暦2013)年12月15日
顔見世、昼の部のお弁当。
祇園南の「祇園みずおか」さんにお願いしておいた幕の内を受け取りにロビーへ走ります。今日はスタッフの兄ちゃんが来てくれました。

  • 鯛のアラ煮
  • ホウレンソウのお浸し、葉型のカボチャ
  • 出汁巻き、天ぷら
  • ブリ塩焼き、鰆塩焼き
  • 蒸し海老、すり身のフライ
  • ナマコ抹茶和え
  • 串にナス田楽と擬製豆腐
  • 瓢型のごはん、ちりめん山椒・鰹節
ちょっと内容は怪しいけど、記憶のせいにしておきましょう。お店では、牛肉なんか出すんだけど、お弁当は、お魚さんがいっぱいの印象です。
難点は、手で剥かなきゃいけないエビさんと、骨の多い鯛のアラでしょうか?


平成25(西暦2013)年5月13日
 お友達との観劇のお決まりは「幕の内」です。一軒目に断われて、思いついたのは「祇園みずおか」です。数分入り口で待つことになりましたが、女将と大将が二人で運んでくれました。

簾で蓋をしたようなお弁当で、2500円税別とお手軽。
ひさご風のご飯は温かく出来たてを詰めてくれたようです。
出汁巻き、銀の枡に鯛の荒煮、金の枡にカボチャと加茂茄子の炊いたん。
鮭の身でとんがらし味噌を巻いた焼き物、鰆の塩焼き、海老の旨煮、隠元豆、鯛蒲鉾の松風、生麩の白和え、お揚げさん・小松菜・にしんのお浸し
デザートに蕨餅をつけてくれはった。

欲を言えばという奴ですが、海老のガラや鯛の骨が幕間の弁当としては食べ難いということで、美味しいお弁当味。


平成24(西暦2012)年12月20日
晩ご飯は、三錠京阪の構内で二度も挨拶を受けたご縁から「祇園みずおか」に予約を入れてあります。昨年11月以来。カウンターは一人。

  • 先付けんは、香合に胡瓜・柿・胡麻ダレ、茶ぶりなまこ・柚子おろし、長芋に酒盗、バチコ、帆立のアラレ揚げ
  • お造りは、焼き霜のカマス、カンパチ、鯛、日野菜のおろし、ワサビ
  • 京都牛のセイロ蒸し、エノキ、葱、タマネギ、くわいチップ
  • サーモンの朴葉焼き・葱茸味噌、蒸しアワビ・肝ダレ
  • 蕪蒸し・平目東寺巻き
  • 京都牛のサーロインのお寿司、止め椀
  • デザートは、メロン

一本目のお酒は、酒屋さんに進められたという新潟阿賀野の「越の日本桜・大吟醸・雪下香梅・山田錦精米歩合50%」を呑んでみよう。味わいは固いイメージで、辛口という言葉が浮かぶようなお酒。香りと味がもう少しあれば、バランスが良くなって印象が変わるだろうな、と思った。

東海道五十三次の浮世絵プリントの紙の折敷。不思議と飛び込みの外国人客もあるようで、喜んでいるんじゃないかと想像。でも、ごちゃごちゃと料理に五月蝿い絵柄ですな。
長皿に先付け五品。ちゃんと仕事してあるけど、いままでこんな貧相なバチコは初めてだ。
おつくりは三種。コの児の狭いカウンターで、ほぼ唯一の仕事がお造り。直前に日野菜を下ろしてくれてます。この時期のスーパでも並ぶ滋賀の地野菜。
今日はお椀は出さないようで、なぜか京都牛のセイロ蒸しです。外人さん相手のアラカルトとしてシャブシャブとか用意されているようで、牛肉はご馳走なんでしょうか?ゴマだれとポン酢醤油の二種類がでてますが、シャブシャブって言う料理が美味しい料理とは覆えないので、テンション上がりあせん。この時期なら、イノシシとか脂の美味しいお肉を蒸したほうが美味しいじゃんと心の内。肉の上にはエノキ、下には葱と玉ねぎ。

二杯目は「立山・吟醸・精米歩合53%」をメニューから。美味しく感じる。

焼き物は朴葉にくるまれたサーモンとアワビ。モウイ・サーモンという品質のいいサーモンらしいけど、日本料理屋の焼きもののメインとして、ノルウェーの養殖のサーモンが出てきても、嬉しくないなぁ。サーモンの上に自家製の葱味噌には椎茸とかいろんな茸を混ぜ込んだものらしい。たっぷりのアワビの肝でした。
蓋付きの紅葉の器。蓋を取ると中も紅葉の蕪蒸し。ホテル出身の大将らしい細かい仕事ですなぁ。具は甘鯛じゃなく平目を湯葉で巻いたもの。一般的な、木耳や銀杏、百合根はない。
最後のご飯は、サーロインの炙り寿司。昨年も出たことに帰ってから気付く。炙ってすぐに出てくるならいいんですけど、ちょっとずれて出てくるので、冷めちゃうんです。良くないでしょう?日本料理屋に来て、牛が出てきても嬉しくないとは、一言。

昨年の秋と良く似た食材が出て、あれもう終わりと言う印象の食事でした。
最近リビング京都の料理教室もやったり、ぼちぼち耳目を集め始めたんでしょうか?
今年から阪急デパートでも扱うようになった「おせち」は店頭渡しを含めて35個。タブレットで見本写真を見せてくれました。勿論完売のようです。ここで作って、瀬田のおなじみさんには配達するそうだ。で、おせちつくりで休むものの、31日夜から営業するとか。仕事好きなのはよーく分かります。
寡黙で、ヨシモト芸人のウチバ似の、大将に比べて、冗舌で賑やかな女将には、いい難いことも言いやすいので、結構言っちゃいました。
ちりめん山椒を頂いちゃいました。


平成23(西暦2011)年11月1日
晩ご飯は、OKUのある西花見小路(?)を数軒下った、お初の「祇園みずおか」。
先客1組がおられる7人掛けL字のカウンター。大将と若い子二人で仕事をしてはりますし、女将さんは陽気で明るい。最初に嫌いなものも聞かれるけど、好きなものも聞かれた。お馴染みになって好みが分かってくると、メニューを考えてくれはるんでしょう。だから、メニューは日替わりのようです。

  • いちじくのゴマ掛け
  • お造りは、キンキの湯霜、サワラの焼き霜、日野菜のおろし、ワサビ
  • 松葉銀杏、ホタテのあられ揚げ、焼きカラスミ、子芋のグリーンピース味噌餡、焼き生麩のとんがら味噌
  • お椀は、松茸を巻いた焼きハモ、針松茸、柚子。
  • キンキの塩焼、万願寺のキャラ煮
  • アワビのバター焼き、肝ソース
  • 乱菊蕪、菊菜、阪本菊、もってのほか、
  • 京都牛のサーロインと鯖のお寿司
  • デザートは、柿ゼリー、小豆と栗の渋皮煮、クルミケーキ
一本目のお酒は滋賀のお酒から「琵琶の長寿・吟醸・精米歩合50%」にします。シャープな口当たり。

先付けは無花果。普通にゴマ。
お造りは、キンキとサワラです。献立は市場に寄って決まるというか、お客さんに合わせるとか、ですから一回目は悩むそうです。今日はキンキが良かったというので、湯霜で生キンキです。生ではめったにお目にかかれないですねぇ。身が厚いので、口にじわっと溶ける脂が旨いですなぁ。直前に湯霜にしているわけではないけど、熱くもなく冷え過ぎてもなく微妙な温度で脂分を味わうには適温になっている感じ。一方サワラは焼き霜。こちらは炙りたて。それに加えて面白いのが、漬け物では有名な「日野菜」をすりおろしてます。目に前でスリお色された日野菜はピリッとした大根味。辛味大根ほど辛くもないし微妙な辛味です。滋賀に住んでいてもおろしにして食べたのは記憶にない。
串物5種の手提げ籠が出てきました。不思議な献立。驚くことに松葉串に刺した銀杏が六方に剥かれてます。丁寧やなぁ。渋みというか苦味が和らぐそうだが、そこまでせんでもええのにと心の中で思います。そこそこ楽しめる串でしたが、長崎の本からすみというのを焼かれてボソボソにしちゃったのは好みではありません。
お椀は、三田の松茸に淡路島のハモ。松茸をハモで巻いて焼いて椀種にしてあります。11月にもなって、三田の松茸が出てくるとは・・・。ハモも淡路が好みのようです。綺麗な吸い地でした。

二本目も滋賀の、「大治郎」にしようかと思ったけど、切れていたので「澤屋まつもと・純米大吟醸・山田錦精米歩合50%」にしてみます。こじんまりとまとまったバランスのいいお酒というイメージ。

焼き物は、キンキの頭です。トロンと脂がしたたる魚。もうちょっと食べるところが多いと嬉しいのになぁ。付け合わせが万願寺のキャラ煮。ほんのり甘さが増してます。
アワビがバター焼き。肝の緑色のソース。ここで花穂は要らないかな?ソースは絡みやすいようにトロミがあれば嬉しいですが、ユルユルでも呑んじゃいますよ。ドロドロでなかろうが、ゆるyるであろうが、旨い料理になります。
びっくり蕪の包丁です。菊花カブラの「乱菊」とおっしゃる花は初めて。黄色い菊を「阪本菊」というらしい。「もってのほか」と二色の花が散って綺麗な仕事。こういう仕事大好き。見てびっくり立ったけど、菊を割ると海老さんが鋳込まれてました。海老さんは海老真蒸を抱いております。鰹昆布の出汁に甘味が加わって美味しい地でした。

ご飯は、お寿司でした。亀岡産の京都牛のサーロインを焼いて握って(乗せて)ます。鯖は豊後水道。目の前で短い棒寿司を作って切り分けてくれます。カウンターならでは。10分程度しか〆てないという鯖は、鯖が良すぎて脂がキツく感じるほど。簡単なようでバランスは難しい。でも丁寧な鯖の開き方をしてはります。

デザートは4種類から2種類を選べるそうですが、一つサービス。柿と栗をお願いしたんだけど、新作のクルミ(国内産の本クルミ)のケーキを付けてくれました。コーヒーとか紅茶を聞かれたけど、ほうじ茶にしてもらいます。

従来、おせちを作っていたのだが、新しい店が手狭で今年は止めたそうだ。最初にお重付のおせちを買ってもらって、翌年からそれに詰め直すそうだ。ということは、そのお重は行き場が無くなっちゃうな。
いつもより料理が早く出てくるのですが、それでも2時間ほどかな?日本酒5種類(立山とか天狗舞とか)。他の酒類もそれほど多くない。
初回の訪問は、こちらも緊張です。敷居を下げたのは、半年前まで瀬田で営業をしてはったんで、むちゃが瀬田在住であることを明かしてから。はるばる馴染みのお客さんが来てはるようです。大将はもともと京都で、先斗町のお店で修業を始め、ホテルフジタから、東京で料理長、瀬田のロイヤルオークで和食の料理長を経て独立されたということです。ホテルっぽい仕事かなと思えるところもありです。
敷居を下げてから、女将が陽気。大将は誰かに似てるなぁと思い起こせば、吉本のウチバカツノリ風。
とりあえず嫌いな点は、紙の折敷ですな。やっぱり「塗り」を使ってほしいなぁ。半月盆を用意する予定だということですが、資金難?料理が安っぽくなると言っちゃいました。むしろ使わない方がいいかもね。

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