モトイ (MOTOI)

adrress京都府京都市中京区富小路通二条下ル俵屋町186
call
open/lunch12:00〜13:30(水・木休み)
open/night18:00〜20:00(水休み)
off水曜日
capacity
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平成25(西暦2013)年12月16日
ランチに予約してレストランは、昨年話題になっていた町屋フレンチ「MOTOI」です。ママの女子会のようなグループもきてはるようです。チャリンコでやってくるあたりが不思議な感覚。予約のお店ですが、席が空いていれば入れるようです。待合でコートやカバンを預けて、テーブルへ。二階の床をぶち抜いて高い空間を作り出してあります。坪庭が3個もある贅沢な町屋のリノベーションです。
コースはワンコース。ホールのサービスも多く、久しぶりのメゾンタイプのフレンチです。

  • 鯉と大原の大根
  • フォアグラナチュール、金時人参のラペ、メープルシロップ
  • 北海道産ホタテ・セロリと豆鼓のアンクルート、根セロリのソース
  • ヘダイのスープ・ド・ポワソン、エビイモのムースリーヌ
  • 宮崎産EA豚肩ロース、25種類の野菜
  • 凍らせた代白柿、梅酒のソルベ
  • とろけるプリン・さちのか・ホワイトチョコのムース
  • 餅米のリ・オ・メ、紅玉のキャラメリゼ、アイス
  • ミニャルディーズ(カヌレ・大徳寺納豆のマカロン・紹興酒のボンボン。州浜?)
  • 紅茶(セカンドフラッシュ)

前菜が出るまでの間、キャラメリゼしたヘーゼルナッツが出ます。
最初に、カリフォルニアのナパの白ワイン「アサツユ・2012 そーヴィニヨン・ブラン ケンゾーエステート」を注文。高額な和食屋にも置いてあるケンゾーエステートのワインが、グラス売りで呑めます。赤のリンドウも用意されているようです。値段からすれば、深みというか、コクがないというか・・・振り返って思い起こせば、そういうイメージ。

フランスパン生地のプチパン、フォカッチャに、ノルマンディーのAOCバターと生ハムを練りこんだバター、それに蜂蜜が出てくる。
一つ目前菜で、鯉と大原の大根。上の白いのは大根。糸作りの鯉があって、その下に大根葉っぱのソース。鯉の鱗のから揚げ(だったかな?)が混じっておりました。グリグリ混ぜ合わせて食べるようです。綺麗な鯉のようで、川魚という味ではないように仕上がってます。 二皿めは、低温調理のようですがフォアグラ。といってもメープルシロップのチュイルに隠れて見えません。フォアグラの下には、金時人参のラペ。こってり味をラペとシロップの香ばしさが合うようです。

二杯目の白ワインには、味のある樽を聞かしたフランス・AOCプイィ・フュイッセの白ワイン「Pouilly-Fuisse Grand Beauregard」を注文。ケンゾーが霞んじゃったのでした。シャルドネ100%。
次が北海道産ホタテ・セロリと豆鼓のアンクルート。皿の端っこに根セロリのソース。豆鼓というのがシェフの出自を物語る味付けでしょうね。旨みたっぷりに焼きあがってました。
魚料理がヘダイのスープ・ド・ポワソンにエビイモのムースリーヌ。珍しい魚ですが、それほど高級魚と言った印象はない魚。磯の魚ですからスープはいい味出ますな。でも、もうちょっとポーションが欲しいところ。皮目を炙って、いろいろ焼き方に手に加えているようで、聞いてもよくわかりませんが、手が込んでいることだけは聞き取れました。

肉料理が出る前にフランスの赤ワイン「Chambolle-Musiny 1er Cru 2010 Coeur de Pierre FREDERIC MAGNIEN 」をオーダー。ピノ・ノワール 100%。ちょっと若いかもと思ったけど、十分美味しい。グラスで安くはないけど、グラス売りでいいのというワインが用意されていると思うのです。ホールのポカポカ温度で、いい気分で眠たくなる。
宮崎産の特別な育成方法(名前忘れた)の豚肩ロースのロティ。柔らかいピンク色の綺麗な仕上がりです。それに25種類の野菜をそれぞれ違う調理方法で仕上げたそうです。

凍らせた代白柿、梅酒のソルベ。
とろけるプリン・さちのか・ホワイトチョコのムースの三階建て。全体にそれぞれの味が弱い気がするなぁ。
餅米のリ・オ・メ、紅玉のキャラメリゼ、アイス。お米をデザートにするなんて、お年よりは怒るんじゃない?なんて思いながら食べるのです。スィーツは別腹と言いますが、コメも別腹になるのかなんて、考えたりもします。
ミニャルディーズ(カヌレ・大徳寺納豆のマカロン・紹興酒のボンボン。州浜だったかな?)。基本的にマカロンは嫌いですが、大徳寺納豆を使うというのが歓迎です。でも小っちゃい型があるんだと感心。小さい方が作りにくいだろうな。
紅茶(セカンドフラッシュ)
食後に甘いいっぱい。甘いものを食べている間に、肝臓がアルコールを消費してくれたようで、眠気が引いていくようです。

最後に37歳の若いシェフが挨拶に来ます。評判のレストランですが謙虚な話しぶり。ついてくれてたスタッフは、モリナガさんの支配人とホテルで一緒だったとか、京都は狭い。
夜はどんなのが出るかと、期待させてくれる内容でした。長い目で来よう。
料理のお値段とワインのお値段が、高いとは思わないけど、同じになっちゃいました。

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