日本酒バー 十八番

adrress大津市粟津町2-62 J COURT(石山駅徒歩2分)
call077-533-0852
open/night17:00-25:00(24:00LO)
off日曜日
capacity
memo/impression 平成25(西暦2013)年12月16日
石山について、まだ十分早い時間(5時)だったので、久しぶりに「日本酒バー・十八番(おはこ)」へプラッと
忘年会シーズンですなぁ。

  • お造りで、ひらめ、生ウニ、しまあじ
  • 牡蠣フライ
  • あんこうのから揚げ

今日はまず「松の司・大吟醸・出品酒・斗瓶囲い・東条町産山田錦精米歩合35%・自社保存株酵母・500ml限定110本」を呑んじゃいましょう。大振りのブランデーグラスのようなカップを出してくれます。
梨のようなみずみずしい軽い甘みと酸味に青リンゴのような果実味。ほのかに甘みを感じる。少し温度が上がれば熟したリンゴのような香りが増えてくる印象です。

お勧めが「ひらめ」と「ウニ」ですので、それを入れてのお造り。
冬には冬の肴が欲しくなるのは当然で、「カキフライ」。しっかり厚みのある衣。バッターかな?タルタルがなかなか美味しく出来上がっている。揚げてから二つ割にしてあるけど、なんで奇数なんだろ?味見したか?
もう一つ、揚げ物で「あんこう」。

続いて「黒龍・純米大吟醸・兵庫県産愛山精米歩合50%」を注文。しっかり旨みが出た愛山のお酒。プレミアムな高精白なお酒が入荷しております。ええ調子にグレードアップしている感じです。

最後に「黒龍・純米大吟醸・熟成・石田屋・東条産山田錦35%」を味見させてもらえました。おおきにぃ。まだ少し苦みも感じるし、まだまだ硬いつぼみと言った味わい。最近こういうお酒に出会うと、ワイングラスのような大きなボウルで、空気に触れさせる呑み方ができればいいなぁと思います。北白川の酒屋さんからの黒龍のようです。いろんな酒屋さんを開拓してはるみたいで好感持てますな。


平成25(西暦2013)年9月4日
石山について、まだ十分早い時間(5時)だったので、久しぶりに「日本酒バー・十八番(おはこ)」へ。一番!
6時からバイト君が来るけど、それまで大将一人のカウンターですが、アラカルトで注文。

  • お造りで、ボタンエビ、道産ウニ、エビがらは空揚げ
  • 金目鯛のかぶと焼き
  • 新潟の茶豆
  • すじ肉の岩塩旨煮

リーチインの目立ったところに置いてあって、まず大将の口から出てきた「蓬莱泉。純米大吟醸・空・山田錦精米歩合(麹米40%&掛け米45%)」が一杯目。以前の記憶と違って、甘みが強い。後に引くものじゃないけど、「こんなんだっけ?」という印象です。
料理は、ボタンエビと、ウニ。一皿に盛り付けてくれます。エビ殻は後で、揚げてと言えば、揚げてくれます。もうちょいとボリュームが欲しいところですが、バーですから、ツマミサイズなんでしょう。刺身に萩すだれですが、間に透明なフィルムがあります。食べられないものが皿の中にあると、ちょっと違和感を感じます。

2杯目は、「空」の甘さを控えたのんを頂戴という注文に新潟の「村佑・夏の生酒」を出してくれます。どうやら最近では珍しくなったアル添の吟醸のようです。夏らしくボリュームは厚くないけど、ほぼ期待通りの味わい。

焼きあがってきたのが「金目の頭とカマ」。小さめとはいえ旨い骨の間の身。目も旨いし。
骨だらけにしてるうちに3杯目「田酒・特別純米酒・山廃仕込み・華吹雪精米歩合55%」を注文。冬限定のお酒だし、季節を外れているだけに興味があったんですが、ナッツ風のコクが出て、深みのある味わい。どうやら昨年出荷のお酒のようで、微妙な熟成です。

今更ながらここで、一押しのお酒を無謀に聞くと「東一・純米酒・山田錦精米歩合64%」を用意してくれます。旨いけど、もうちょい綺麗な味が好きだ。昔は呑んでいた東一ですが、このクラスはあんまり呑んでない。でっぷりした熟女感があります。

軽いツマミに、茶豆とすじ煮込み。枝豆でちょっと気になるのは、両端が切り落とされてないこと。茹でておいてある(冷たく冷やしてある)んだし、仕込みでそれくらい切ってくれた方が美味しく見えるし、旨くなると思うんですけど残念。すじ煮込みは、ネギの香りが効いたあっさり味。赤こんにゃく。

〆の一杯には「三井の寿」と出してくれたのが「東洋美人・純米大吟醸・精米歩合50%」です。そりゃ、入手が難しいし、支援の気持ちを込めて、後者を頼みます。ぽっちゃり娘の東洋美人でした。

まだオープン9か月だったんですねぇ。今日は雨の影響で、ぽつぽつの入りですが、ご繁盛の様子。


平成25(西暦2013)年5月7日
石山について、まだ十分早い時間(9時半)だったので、今年初めての「日本酒バー・十八番(おはこ)」へ。カウンターが無人で、テーブルに一組だけ。カウンターの真ん中へ。

  • キンメ鯛の湯霜造りと鹿児島産かつおのタタキ、生にんにく
  • 活け稚鮎の塩焼き、骨煎餅
  • 白魚の掻き揚げの天茶

まず、最初に出してきてくれた二本の内、怖いもの呑みたさに、滋賀県立大学と喜楽長とのプロジェクトによる「喜楽長・湖風・純米大吟醸・生・滋賀県産日本晴精米歩合50%」をグラスで呑んでみよう。モワッと甘味が出るのは喜楽長らしいけど、どうも後口が苦い。段々苦いが強く残る。注いだ一升瓶は半分以上空いているのに、苦味が消えないとは・・・。

お奨めの魚を聞いて、「キンメ」と「カツオ」。キンメはお得意の湯霜造り。鰹には生にんにくスライス。
二杯目は「東洋美人・純米大吟醸・山口県産山田錦精米歩合50%」にします。やっぱりいい出来。バランスおいいし、品があります。でもこの4合瓶のラベルは記憶に無いなぁ。

二種類ほど置いてある新潟の「村祐・本生(スペック不詳・」が三杯目。マスカットの香りと言うてました。確かにフルーティで相応しい甘さ。マンゴやメロンのようなニュアンスもあります。旨味の幅はそれほど感じないので、淡麗に感じます。嫌いじゃない。

鮎があるので焼いてもらいましょう。メニューの塩焼きは一匹というので、二匹にしてもらう。一匹は骨を抜いて骨煎餅にしてくれました。いい仕事だ。この季節なら背越しでも・・出来るかな?

先日開催したらしい「薄桜」の酒の会でも使ったし、今月一押しの銘柄から「近江籐兵衛・純米吟醸・中汲み生原酒・滋賀県産山田錦精米歩合50%」を勧められたので、呑む。香りはいいけど軽い。味が薄っぺらくて、悪く言えばカスカスでボリュームが無い。

最後の締めに、無理を言って江ニューを組み合わせて「白魚の掻き揚げ」+「茶漬け」=「天茶」を作ってもらいました。山葵と海苔の佃煮が手塩。


平成24(西暦2012)年12月22日
石山について、ラストオーダーに少し時間がありそうなので「日本酒バー・十八番(おはこ)」に駆け込み。

  • よこわのお造り
  • 長崎産伝助あなごの白焼き

最初は「蓬莱泉・和・純米吟醸・精米歩合50%」にしました。久しぶりの蓬莱泉です。ちょっと重たいけど、優しい香りで、いいバランス。

お奨めのお造りの中から「よこわ」。切るだけなので早い。脂の廻ったよこわでした。海藻から作ったというコリコリの「海の宝石」という商品。

二杯目に「陸奥八仙・ピンクラベル(火入)・無濾過吟醸・麹:青森県産華吹雪精米歩合55%・掛:青森県産まっしぐら精米歩合60%」はフルーティで、すっきりキレイな味わい。こちらの方が好みです。しかし「まっしぐら」とは面白い名前の米。

一番のお奨めが「伝助あなご」というので、お願いします。アナゴは白焼き。山葵、ゆず胡椒がついてます。付けあわせが、信長葱に諸味。2/3を食べちゃってからの写真です。

最後・三杯目に「浦霞・山田錦純米大吟醸・山田錦精米歩合45%・自家酵母」。間違いはなく美味しいけど、・・頑張れ三陸!


平成24(西暦2012)年11月23日
同窓会の後、二次会に流れる、プラスして二次会から参加するものもいれて膨れ上がってスナックへ行きますが、ご辞退。ご辞退するもののまっすぐは帰るのが惜しい時間帯ですから、炭火割烹さんに教えてもらった日本酒バーを探します。
ちと、ウロウロしましたが、ルート1号線からJR石山へ向かう道の入り口あたりのマンションの1階に見つけたのが「日本酒バー・十八番(おはこ)」です。
モダンな店内。

お酒の好みを聞いてくれるので「フルーティで、甘いとは言えない甘さがあって、喉越しがいい」と答える。出してきてくれたのは「出羽桜」と「真澄」。おぉ!懐かしい名門酒会系だ。で一杯目は長野の「真澄・吟醸・家伝手造り・(麹米:長野県産ひとごこち・兵庫県加東市山国地区産山田錦)×(掛米:長野県産美山錦・兵庫県加東市山国地区産山田錦)精米歩合55%・18&アルプス系酵母」。グラスは90mlで、チェイサー付きと、優しいサービス。だいだい、注文通りの思った通りの酒ですが、迫ってくる迫力はないな。
お勧めの魚を聞いて頼んだのは「キンメ鯛の湯霜」です。お上品なポーションでした。キンメですし、シコシコ感は乏しいけど、悪くは無いや。
二杯目は地元草津の「道灌・純米大吟醸・無濾過生原酒・滋賀県産山田錦精米歩合50%」を勧めてくれます。最後の濃いぃところ。今年の第六回「滋賀地酒の祭典」みんなで選ぶ滋賀の地酒会において、全出品酒の中で総合評価が一番となり「知事賞」を受賞したというふれこみ。妙な香りが鼻に付く。そうだ、ぬか漬けだ。味の幅があって、キレもイマイチ。これが一番とはいろんな評価があるもんだと言う実感。保管が悪かったと思っておこう。
呑みのに苦労した二杯目に続いて、女性受けがいいと地元大津の「浅芽生・純米吟醸・兵庫県産山田錦精米歩合60%」を勧めてくれるので、面倒くさくて、注いでもらいます。口当たりは確かに軽いですが、軽ければいいという好みでもない。
同級会でも出てきたんだけど、伏見の英勲の酒粕で仕込んだ「おでん」というのを食べてみましょう。大根・筋・赤コンニャク・厚揚げ。酒粕というから濃厚な味を想像したけど、あっさりした味でいい。
あまりに酒の好みが合わないのを気にしてか「黒龍・吟醸・福井大野産五百万石精米歩合50%」を味見。確かに、一番好みに合います。でも、ひねくれものですから、リーチインで見つけた「喜楽長・純米大吟醸・能登杜氏天保正一・山田錦精米歩合30%」を注文。こんなに味が厚かったっけ!?という感想。なんだか、購入先か保管方法かどこかに問題がありそうな気分になったのでした。
最後に、〆に、イクラご飯にしました。ご飯がねぇ、押しつぶしたように固まって、ほぐれないようなんです。イクラは美味しく使っているのに残念だなぁ。と、いったら、デザートの生ミルクのジェラートが出てきた。ミルクのいい香り。

初めてですから、好みを伝えるのに少々厳しく伝えました。酒に関しては、日本酒以外はほとんどないと言っておきましょう。好感持てます。最近ありがちな濃い酒ばっかりだったり、純米ばっかりだったり、安酒ばっかりだたりしないぶん、これからに期待できます。このあたりに日本酒ということで競合店が無いだけに、品ぞろえがどう変化するかが楽しみです。東証一部上場の大企業東レの通勤途中にあるので、平日はもうお客さんが付いているようです。むちゃとしては、上物がまだまだ少ないのが難点で、グラスで数を呑もうとすると玉不足が否めないなぁ。
お酒の仕入れは草津の草津の金沢さん(チエロアルトの実家ですな)。他、ネットで仕入れているそうだ。六条の酒屋も仕入れ先だと言うので、守山の「酒酎屋たきもと」を教えておきます。二条の「前川田」、三条の「ヤマモト」とか・・・も。呑み足りない時に帰りに寄れる距離というのは嬉しいけど、呑み足りないということがあまりないからなぁ。
肴は、バーとしては十分でした。キッチンには二名の料理スタッフがいるようです。今日は、酒が呑めないマダムがカウンターに立ってました。
酒がすすむ店では、カード利用が可能なのは有難い。ラストオーダーは24時だけど、閉店時間はズルズルのようです。
12月にホームページができるそうだ。美味しいと思える酒は少なかったけど、日本酒バーが出来たってことがいいじゃないですか?

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