ビストロ レ プゥス ヴェール

adrress大津市瀬田三丁目24-5
call077-545-8230
open/lunch11:30-14:00
open/night18:00^21:00
off
capacity
memo/impression 平成26(西暦2014)年12月29日
歩いてビストロ「ビストロ・レ・プゥス・ヴェール」(-.--/3)へ向かいます。
4つあるテーブルのうち、3つは埋まっております。一組は誕生日のディナーのようです。

  • ハンガリー産ガチョウのフォアグラのテリーヌと鴨のマリネ、金柑の砂糖漬け
  • 本ずわい蟹とアボカドのムース、塩イクラ添え、サラダ、蕪のソース
  • 信楽産鹿肉(前足・後ろ足)赤ワイン煮込み、法蓮草、大根
  • コーヒー

今宵はブルゴーニュのAOC赤葡萄酒「ヴォーヌ・ロマネ 2008 ドメーヌ・ミッシェル・グロ」にしました。
封切り後は、香りはいいんだけど、どうも酸が気になる。渋味が消えるのはメインになってから。それでも繊細で、悪く言えばひ弱な味わいだった。テーブルクロスの色が変わって、ワインの色が分かりづらくなった。

前菜二品を選んでみました。順番はお任せして、最初に出てきたのは、ハンガリー産ガチョウのフォアグラのテリーヌと鴨のマリネ。添えられているのが、自家製金柑の砂糖漬け。トリュフ塩。フォアグラの脂でしっかり固まったハードな口当たり。鴨より優しい味だそうです。
二品目が本ずわい蟹がアボカドのムースに乗って、塩イクラ添え。蕪のソースがあって、野菜には自家製マヨネーズ。カイエンペッパーたっぷり。

メインは、おススメにしたがって信楽で獲れた鹿肉、足四本がやって来たそうで、前足と後ろ足が煮込まれております。ホウレンソウ根付丸っぽ、大根が入っております。渋みの少ないコクのある赤ワイン煮込み。


平成26(西暦2014)年11月1日
雨は小休止。道路も乾いている中、歩いてビストロ「ビストロ・レ・プゥス・ヴェール」(-.--/3)へ向かいます。
先客は三世代の家族連れ。

  • 黒毛和牛のたたき、地野菜のマリネ
  • 天然寒ブリのカルパッチョ
  • 寺新地鶏のコンフィ、フランス産BBCポークの肩ロース・トマト煮込み
  • コーヒー

今宵はブルゴーニュのAOC赤葡萄酒「シャンボール・ミュジニー 2008 ルイ・カイヨ」にしました。
微かにくすんでおりますが、香りはたっぷり。カシス、カラントやイチジクような香。最後まで香りが衰えない元気者で、のっけから、渋味も抜けて味わいはスムーズ。

前菜二品を選んでみました。地野菜には、隠元、スナップえんどう、小蕪、サツマイモ、人参、・・・。肉も火の通りも、いい仕事です。
続いて、ブリ。赤胡椒がいいアクセントで美味しいけど、なんだか油まみれの料理を食っている印象。ブリの脂だって旨いんですけど、どこかで脂が多いなと感じるわけです。赤ワインも呑んで酸を感じるようで、牛さんよりは少々残念なマッチング。

メインは、おススメにしたがって寺新地鶏(めす)のコンフィ。寺新は、近くの鶏肉屋さん。地の無農薬ジャガイモ、八角風味の大根の煮込んだもの、隠れているツルムラサキも地物。キノコも入って、マスタード付き。ちょっと塩が効き過ぎているかなとは思うけど・・・。さっと茹でただけのようなツルムラサキは、ニュルンと面白いけど、地鶏とあっているかは少々頭をひねった。


平成26(西暦2014)年7月24日
蒸し暑い中、歩いてビストロ「ビストロ・レ・プゥス・ヴェール」(-.--/3)へ向かいます。平日の夜は集客に苦戦のようで、今夜も一人でカウンターです。

  • 前菜盛り合わせ
  • 滋賀県産イワナの洋風包み揚げ、胡瓜とヨーグルトのソース
  • フランス産BBCポークの肩ロース・トマト煮込み
  • コーヒー

今宵はブルゴーニュの赤葡萄酒「サヴィニー・レ・ボーヌ 1997 ルモワスネ」です。
微かにくすんだような色ですが、香りたっぷり。ベリー系やイチジクや花のような香。開栓1時間くらいは、酸と渋味が残るけど、その後は円やか。

前菜盛り合わせは、これでハーフサイズというから、これだけで十分という小食の方もおられるだろう。生ハム・モッツアレラ・トマト、サバの燻製、ラペ、鴨ロース・蜂蜜、カボチャのテリーヌ、冬瓜・白ゴーヤのレモン煮、安曇川の鮎のエスカベッシュ、焼きナス、コッパのテリーヌ、スペイン風オムレツ。自家製バジルソースとパプリカパウダー。白ゴーヤというのは初めてかな?塩もみを十分して全く苦みをなくしてあります。
いつも肉々しい料理が並んでおります。意外なことにシェフはチーズがまるっきりダメなんだそうだ。使えるのはモッツアレラぐらいで、他のチーズを使うと味見もできないほどだとか。

滋賀県産イワナをパートフィロという春巻きの皮みたいなんで包み揚げたん。イワナは湖西の高島の方の養殖です。イワナに大葉・バジルを挟み込んであります。サラダついて、胡瓜とヨーグルトのソース。和風のハーブとバジルの混じった香りが淡泊なイワナを旨くしているようで、鮎でもおいしそうです。頭もバリバリ食べられるようになっておりました。
メインに選んだのはフランス産BBCポークの肩ロース・トマト煮込み。BBCというのはネットで調べるとブルーブランクールというブランド豚でその肩ロースを4時間煮込んだもの。地元の米ナスの上にの混んで崩れた豚さんが乗せてあります。玉ねぎ、ししとう。


平成26(西暦2014)年6月24日
雨上がりで湿度が上がった中、歩いていけるビストロ「ビストロ・レ・プゥス・ヴェール」へ向かいます。今宵も独占のお店。大丈夫?カウンターでいただきます。

  • 前菜盛り合わせ
  • 活け金目鯛とマトウダイのポアレ、夏野菜・バルサミコのソース
  • 信楽産鹿のシンタマのロースト、タリアータ仕立て、自家製リコッタチーズ
  • コーヒー

今宵はカリフォルニアの赤葡萄酒「カレラ・ミルズ2009」です。
わずかにくすんだようなすみれ色。グラスに注いでくれた瞬間から、果実味にあふれた香りが漂ってくる。タンニンの収斂するような味わいはあるものの渋味は、香りと味とのバランスが取れて、タンニンも味の一つだと実感できます。

料理は今夜もアラカルト。
水蛸とトマト・パプリカパウダー・ケイマン、白アマダイのエスカベッシュ、鹿肉のロースト、滋養豚のハム、鴨ロース、ローストビーフ、スズキを使ったブランダード、生ハムとモッツアレラ。
とても肉々しい盛り合わせです。もう少しベジタブル感があってもエエンじゃないかと思います。白アマダイはうろこ付。脂のある部分だけに冷えすぎると食感悪い。スペインやポルトガルでは塩たらを使ってジャガイモを混ぜた料理ででてくるブランダードを、スズキでアレンジしたもの。

活け金目鯛とマトウダイのポアレに、夏野菜・バルサミコのソース。でてきてビックリのポーションでした。ビストロのアラカルトはこうでなくちゃと嬉しい皿。金目にバルサミコが絡んだ味は初めてですが、いけます。美味しい。赤ワインにもグッド。やっぱり頭は美味しい。金目の金目らしいところがなかった。マトウダイは普通の味のポアレで霞んだな。
前回同様、信楽産鹿のシンタマのロースト。柔らか。水菜たくさん、青唐辛子、金柑、自家製リコッタチーズ。お店の大家さんが作っているという金柑が、鹿肉といい相性。マダムがケーキ用に作ったというリコッタ。

食後にコーヒー。


平成26(西暦2014)年6月1日
涼しくなリ始めたころ、徒歩圏内のビストロ「ビストロ・レ・プゥス・ヴェール」へ向かいます。クローズの札に思わず電話をしてしまったけど、隣のエステと間違うという、大ボケをかまして入店。
お昼は満席続きだという話ですが、今宵も独占のお店。明日のお昼も貸し切りで満席のようです。カウンターでいただきます。

  • 淡路産鱧の梅ジュレ寄せ、梅酒付けの果肉、ケイマン
  • 鱧のフリット、ホースラデッシュのマヨネーズ、きゅりのマリネ、ライム
  • 盛り合わせ
  • 信楽産鹿のシンタマのロースト、グリーンアスパラガスのフリット、ミントのソース、バルサミコ
  • コーヒー

今宵はイタリアンに日本酒を合わせた結果を踏まえて、フレンチに日本酒を持ち込ませてもらいます。一番吟醸香の強い「笑四季・マスターピース2014・4・純米・仕込み4号・滋賀県信楽産山田錦精米歩合45%・東京農大花酵母アベリア・出品酒候補仕様」です。
メロンや桃系の甘い凝りを伴った甘さを感じる味わい。精米歩合が45%だけに余韻は綺麗でくどさは全くない。

料理は今夜もアラカルト。
本日入荷したという淡路産のハモがあるというので、前菜で二品。先ずは冷製で、落とし風の鱧に梅酒のジュレ。梅酒は自家製らしく、梅の果肉も入っております。鱧に梅肉をイメージしたと思われます。ただ、ジュレも果肉も甘目ですから、こういう味は初めて。でも少し甘味を感じるマスターピースにはいい相性です。残念に思うのは、落とした鱧は冷えすぎるとゴムの様に固くなっちゃうという事。要改良です。骨切は魚屋さんに任せているというか、マシーンのようです。

二品目が、鱧をフライに。ホースラデッシュのマヨネーズ、ライムで食べるのだけど、マヨネーズがいいようです。天ぷらにするより香ばしさを加味したフライにした方が、美味しいと思った。鱧に限れば、和風の冷製とフライでは、フレンチらしさはなく、どことなく和食の趣もありマスターピースというより日本酒は相性がいいようでした。

いつもの盛り合わせはここで出してきはった。鶏さんのレバー。牛肉のキッシュ、鶏の燻製の春巻き、滋養豚のハム、合鴨ロース、小鮎の南蛮、サーモンとそのハラス・パプリカのマリネ、水蛸のサラダ・トマト・絹サヤ。
メインは信楽の鹿のシンタマ。とても柔らかびっくり。バルサミコの甘いソース。フリットは北海道の生食可能のアスパラガス。緑色のミントのソース。

食後にコーヒー。

バターや脂の濃いフレンチではないので、合性を語るのは早計ですが、すべての料理が美味しく思えるマスターピースであります。 聞けば、日本酒の持ち込みのお客さんもいはったようで「萩の露・福のしずく」だったそうです。余り口に合わなかったそうです。ワインとビールしかおいてないので、焼酎も持ってくる人がいるそうです。つわものがおられますな。


平成26(西暦2014)年5月2日
晩ごはんには、歩いていけるビストロ「ビストロ・レ・プゥス・ヴェール」へ向かいます。
昨晩、明晩は予約でいっぱいのようですが、今晩は谷間で、またも貸し切り。カウンターでいただきます。

  • 豚と鹿のリエット
  • ツブ貝と水蛸のエスカルゴ風
  • いさき・オマールエビ・水蛸・ホタルイカ。ウド、スナップ豌豆、ラデッシュ、水菜。赤ピーマンとバジルのソース
  • ホウボウのポワレ、北寄貝と菜の花のかき揚げ、ニラ入りのニョッキ、芹・三つ葉・ニラのソース
  • フランス産ホロホロ鶏のコンフィ、里芋とパセリのソース、タケノコ・野蒜・ブロッコリー・ミニ人参など
  • コーヒー

今宵はフランス・ブルゴーニュの白ワイン「ムルソー 2008 ヴォーシェール・エ・フィス」をボトルで呑みます。
淡いゴールド。梨やレモンに加えて、時折蜂蜜のような香りが見え隠れする、優しい酸でまとまったさらりとした味わい。応用がきく印象。
選んだ料理に合ったようです。

今夜もアラカルトで相談しながら、前菜三品。まずは、豚と鹿のリエット。早くもワングラス。料理一品にワングラスだ。

二品目が、ツブ貝と水蛸のエスカルゴ風。ガーリックバターでツブガイと水蛸を煮込んだ(炒めた)料理。流石にエスカルゴほどの味は出てないけど、ツブ貝もなかなかの役者だ。軽く茹でたミズダコもいい食感。
いさき・オマールエビ・水蛸・ホタルイカ。炙ったり、燻製にしたり。野菜はウド、スナップ豌豆、ラデッシュ。貝の下に水菜。赤ピーマンとバジルのソース。ソースが程よい加減。

京都中央から仕入れている魚の中で、おすすめのホウボウのポワレ。半身が遣われてますが、いいサイズだったようです。北寄貝と菜の花のかき揚げには貝の肝も混ざってとっても旨い仕上がり。ランチでスープにしているという組み合わせ芹・三つ葉・ニラのソース。もうちょっと濃くても大丈夫だけど、全体的に野菜に合わせたような味になってますな。スープに使ったニラの裏ごしした繊維質を練りこんだ(いう風に聞こえた)のニョッキ。
、 メインは、フランス産ホロホロ鶏のコンフィ。里芋とパセリの白いソース。甘く感じるのは新玉ねぎやフォンのようです。地物の野菜も、タケノコ・野蒜・ブロッコリー・ミニ人参など。

食後にコーヒー。
他にお客さんがいなくてポンポン食べてる割に二時間はあっという間。


平成26(西暦2014)年3月16日
晩ごはんは、歩いて20分ほどのビストロ「ビストロ・レ・プゥス・ヴェール」へ予約をいれて、てくてく歩く。
貸し切りのようで、初めてのカウンターでいただきます。

  • オードブルの盛り合わせ
  • 鮎魚女の三種類の調理
  • ニュージーランド産子羊のオーブン焼き
  • コーヒー、桜のビスケット、焼きメレンゲ

今宵はフランス・ブルゴーニュの白ワイン「ピュリニー・モンラシュ 2010 AOC ヴォーシェール・エ・フィス」をボトルで呑みます。
グリーン味を帯びた黄金色。オレンジピールのような香りと蜜のような甘み。心地い酸。上品な味わい。

前菜は今晩も盛り合わせでお任せすることにします。中央にフォアグラのソティ・山葵菜、小あじとニジマスの燻製・バラフ、ホタルイカと赤貝の伊予かんドレッシング・赤カブ、ラベ、イサザと本モロコのフリットのエスカベッシュ、フランス産鴨の燻製・滋養豚のコンフィ・茹でフランス産ホワイトアスパラガス、豚のテリーヌ。
ホタルイカというと酢味噌でしか食べた記憶がないけど、サラダ風にドレッシングでもいけます。赤貝もいい相性でした。パッと見た目、野菜不足でした。今日は白ワインで正解だなあ。

本日の魚料理は鮎魚女というので、お勧めという事もあって注文。リアルな頭も含めてがそのままオーブン焼き。下した身はムニエルとパセリ入りのフリットの三種の調理法で乗っております。緑色のブロッコリーのソース。フリットには、ライム・塩。添え物の野菜はわさび菜・牛蒡・レンコン。食べるところは少ないけど、頭もしっかり骨だらけで完食。

メインもお勧めにしたがって、ニュージーランド産の子羊背肉。シンプルにオーブン焼き。粒マスタードのソース。緑の野菜はターサイ。ラビオリは鴨とフォアグラの詰め物。カスレも盛り込まれております。柔らかく火の入ったロゼの焼き加減。


平成26(西暦2014)年2月9日
今月6日で一周年の、歩いて食べに行けるビストロ「ビストロ・レ・プゥス・ヴェール」へ予約をいれて、てくてく歩いて晩御飯。風もなく、星が出ております。
家族連れが一組。今日も、アラカルトで注文。

  • オードブルの盛り合わせ
  • 本日のリゾット
  • カスレ

今宵はフランス・ブルゴーニュの「ジュヴレイ・シャンベルタン 2010 AOC ヴォーシェール・エ・フィス」をボトルで呑みます。藁の様な香りが最初はしたけれど、トーストの様な香ばしい香りに変わるし、口に含んだ香りはドライフルーツの様でもあり、ベリーのようでもある。渋味はほとんど感じず、シルキーな滑らかな喉越し。ノーブル。

前菜は盛り合わせでお任せすることにします。フォアグラのテリーヌ、地鶏のバロティーヌ・カシューナッツ、滋養豚のハムステーキ・赤大根、根菜のマリネ、魚のとりあわせ(マトウダイのポアレ、タコのマリネ、イサザのフリット、ホタルイカ、他)。ラベ。肉類が多いのですが、どれもシンプルな味わい。バロティーヌは、和風でいえばロール巻き。中にカシューナッツで歯触りにアクセント。魚の付け合わせの野菜には緑色のソースがあるんですが、肉類にも欲しい気分。結構ワインの肴にできますし、ゆっくり食べてお腹が膨れた。

スープと魚料理に食指が動かなかったので、本日のリゾット注文。フレンチですけど、リゾットがあるんです。揚げた川エビと菜の花のリゾット、菜の花のフリット、川エビと貝柱のかき揚げ。エビの香ばしさがプンプン香るリゾットは固めで、パエジャの様です。菜の花のフライもパリパリ。かき揚げと言ってましたが、ムチムチです。これは和食の料理人の方が数枚上手のようです。

メインは、メニューにはないんだけどお勧めの滋養豚のベーコンと滋賀県産大豆のカスレ。ビストロだけにボリュームを覚悟していたんだけど、お上品に小さなココットで焼かれてきました。節分の二月に合わせて大豆を使ったのかと思ったけど、滋賀県産の豆をチョイスすると大豆しかなかったそうです。カレー風味。ベーコンには篠のばらつきがあったけど、煮豆は美味しい。カスレに合わせてパンをもらいます。


平成26(西暦2014)年1月4日
今年最初の外食には、近くのフレンチ「ビストロ レ プゥス ヴェール」に行くことにします。歩いて20分弱と歩ける距離であることが判明。夜は、まったくレストランだと気が付かない外観です。
一番客で舌が、テーブル3つが全部埋まる土曜日のディナーです。
夜は初めてですが、アラカルトで注文。

  • オードブルの盛り合わせ
  • 本日のスープ
  • エゾシカの白ワイン煮込み
  • デザート盛り合わせ・紅茶

ワインを選ぼうと思うのですが、どうも呑みたいのがないし、それほど呑向きもないしぃ。グラスにしようかと思うのだが、種類が少ない。どうも酒屋が休みで補充できていないようですが、悩んだ結果、白一種類しかないのですがのワインをグラスで行きましょう。でてきたのは「マリー ルイーズ ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュルリー 2011」です。香りはいいけど、味はカスっとしてます。シェフもマダムもワインは詳しく無いようで、酒屋任せでちと残念。

アラカルトのメニューにいろいろオードブルが単品で記載されてますが。盛あわせにできるというので、そうしてもらいます。滋賀県産安納芋のレモン煮と地鶏は爪楊枝刺し。滋養豚の自家製ハムのピザソースのクラッカー乗せ・サラダ。ローストビーフに県産根菜のマリネ、真鯛のカルパッチョ、バルバリー鴨のロース、フランス産フォアグラのテリーヌ・トロピカルフルーツソース(パッションフルーツ・マンゴほか)、びわ湖産ワカサギのエスカベッシュ。
瀬田川畔の石山のJAで安納芋が売られているらしい。鴨と牛さんのローストは脂が抜けて、旨みが不足気味に感じましたな。フォアグラのテリーヌは濃厚な味わいでとりわけ旨い一品。白ワイン一本で通すには難しい料理もいっぱいでした。
アラカルトでは、パンも有料。プチパン、ナッツ入りプチパン、フォカッチャ、全粒粉の食パンの4種。

メインの前に、スープを頼んでおきます。サツマイモです。クリームの味が勝ってますが、サツマイモの甘みはそこそこ感じます。

魚料理は鯛のポアレという事でしたが、おせちの残りの「にらみ鯛」を昼ご飯でお腹に収めたばかりだったので、魚料理パスして肉料理から選びます。肉料理は、そこそこ選択肢があるので、中から「エゾシカの外モモの白ワイン煮」にします。滋賀県のぶっとい牛蒡、青梗菜。パセリ。もうちょっと煮込みソースを流しかけてくれると嬉しい。クセのない味だけど鹿のヘルシー感いっぱいの筋肉質な食感。やはりソースが足りなくなると、柔らかく煮込まれているとはいえ、スジぽく感じます。近いのはカツオの焚いたような食感でしょうかね。それでも白ワインであっさり目に煮込まれて、美味しいんです。白ワイン煮だから白ワインで通しましたが、もうちょっと重いのが良かったかもしれないし、赤ワインでもよかったかも。

赤ワインと洋ナシのグラニテ、オレンジリキュールのクリームブリュレ、クッキー、カットフルーツ。紅茶。盛り合わせにしては、手が込んでない。

ゆっくり食べて、ほっこりして、なぜか3時間近く。なんでだろう?という時間の過ぎ方。
徒歩圏にあることが分かったので、ボチボチ利用しよう。


平成25(西暦2013)年10月16日
思ったより診察が早く終わって、ランチに十分いけるじゃんと、近くのフレンチ「ビストロ レ プゥス ヴェール」へ電話を入れる。駐車場も空いているようです。オープン当初に来て以来、ほぼ八か月ぶり。シェフの記憶に残っていたようです。
テーブルに通されるが、カウンターは使ってないようです。先客マダム三人組。
朝ごはんを食べていないので、魚も肉も食べられるコースを注文、

  • 盛り合わせの前菜(滋養豚のコンフィ・ナスのバルサミコ煮、鳴門金時のレモン煮にサンマの燻製、天使海老とホタテのカルパッチョ・レモン風味、ブリの照り焼き、地鶏の香草焼き・ジャガイモ、ホウレンソウ・ポルチーニ・鶏もものキッシュ、小鮎のエスカベッシュュ)
  • 紅あかりのポタージュ・クルミ
  • キンキのポアレ、枝豆とジャガイモのパンケーキ、カボチャのピュレ・バニラ風味、チョコレート入りバルサミコのソース、サラダ
  • 滋養豚のビール煮、いろいろな豆の煮込み、四角豆・舞茸・椎茸のフリッター
  • デザート(カボチャのクリームブリュレ、カットフルーツ・赤ワインのジュレ、ヨーグルトのソルベ)、紅茶

七種類の前菜ですが、ガラスの皿を四方皿と見れば、和の「八寸」で、立派に、海のもの・山のもの・川のものが盛り込まれて感心しました。肉にはそれぞれ野菜がつけあわされているし丁寧ですなぁ。小鮎にはびっくり。野菜は地物の野菜をJAの販売所で仕入れているし、近くの農家さんから分けてもらっている様子。滋養豚って近江八幡の今井牧場さんが飼育するブランド豚のようで、和菓子屋の「たねや」の原材料廃棄物を飼料に使っているみたいです。
スープは、皮の赤いジャガイモ。ミルクの風味香るポタージュで、浮身がクルトンとクルミ。

魚料理はキンキのポアレ。チョコレートの香りが控え目のバルサミコのソース。キンキの下のしっとり柔らかいパンケーキがいい出来。
メインは、前菜にも出てきた滋養豚のビール煮。しっかりした煮込みでソースも濃いめ。豆さんの煮込みと絡めるとちょうどいい塩梅かな。カリッとしたフリッター。
デザートはカボチャのブリュレ。テーカップは、ハリオのガラス製で、カジュアル。

場所柄、お昼はともかく、夜のお客が少ないとお悩み中のようです。しょうがないでしょうね。でも、二回目ですが、思ったより近くのようで歩いて来られそうですから、夜のお店にしてもいいかな?となるとワインを知りたくなるのですが、ボトルで3000円台。お昼のコースのお値段に合わせるとこのクラスというリストのようです。
夜はアラカルトもあるので、それは使い勝手がいい。この前までビワマスも出していたようで、地の鹿やイノシシも使いたいそうです。


平成25(西暦2013)年2月27日
ランチを考えていて、ふと見つけた・・近くにフレンチのビストロが出来ていたんだぁと、ビビッド緑きららちゃん号を走らせる。名神高速道路の瀬田西ICから南へすぐ。道路沿いに「ビストロ レ プゥス ヴェール」を見つけた。店頭に駐車場四台分。
カウンターはあるけど、使われていないようで、テーブル三卓。小洒落たプティレストラン風。
お昼のコースは4種類あります。魚か肉かのメインを選べるコース。

  • 盛り合わせの前菜(スズキのブルスケッタ、ジャガイモのキッシュ、鶏のミートローフ、ワカサギのエスカベッシュ、帆立貝柱のカルパッチョ、根菜のマリネ、人参のラペ)
  • ひよこ豆のポタージュ
  • 若鶏のコンフィ、ほうれん草・うまい菜、ブロッコリー、互応、カリフラワー、大根、椎茸、大豆のトマト煮、マスタード
  • デザート(サワークリームのチーズケーキ、フランボワーズ入りチョコレートタルト、アーモンド入りメレンゲ、バニラアイス、カットフルーツ、赤ワインジュレ)、紅茶

七種類の前菜。マリネの根菜は、牛蒡、蓮根、カリフラワー、人参。ワカサギは琵琶湖産のようです。
スープは、ひよこ豆。ザラザラはしてませんが豆の皮が沈んだ粗いスープ。

メインは「スズキ」と「鶏」だというので、冬のスズキは心情的に敬遠して、鶏さん。レッグでした。若鶏ってブロイラーかなと思ったんですが、寺新地鶏(瀬田の寺田屋)から仕入れている地鶏だそうです。コンフィにしてあってナイフでさっくり身離れする柔らかさ。でも、フレンチですから、ソースを作って出して欲しい気分。野菜いろいろは、JAの直営の即売所でかったりしているようです。
デザートはマダムの仕事のようです。

今月6日にオープンしたそうで、安曇川出身のシェフはまだ29歳だそうです。京野菜を使うことで有名なフレンチで5年ほど修業したそうです。
一方、マダムはパン屋さんで働いていたようで、パンとデザートを担当しているようです。

ビストロということで、夜はアラカルトで、お昼はコース料理のみということです。夜のメニューを見る限り、まだまだ魅力的な食材があまりない。食材のルート探しはこれからのようです。ワインセラーもまだ入ってない状態。
なんせテーブル三卓しかないので、地道にやっていくということ。ちょっと無理すれば歩いていける距離なので期待しておこう。

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