adrress | 下京区烏丸仏小路東入る一筋目下ル匂天神町 | ||
call | 075(371)2552 | ||
open/day | 11:30-14:30 昼の懐石¥5000〜 | ||
open/night | 17:00-21:30 夜の懐石¥10000 | ||
off | 火 | ||
capacity | |||
memo | 仏光寺通りの細い路地を入り、民家の並びの中に自宅を改造した趣のある風情が、明かりに浮かび上がっています。暖簾をくぐって奥にはいるとカウンターがあってその奥にテーブル4席。4人掛けのが3卓、2人掛けが1卓。漆塗りのテーブルは、擦れてはいるもののなかなか華やかであります。座敷は掘り炬燵式でゆったり6名がいいようです。 テーブルのフロアには先代の吉兆の書が掲げてあり「味道是茶道」の通りに茶懐石がベースのようで、一品一品にはインパクトはありませんが、最後のお茶に至るまで組み立てられた御料理には味わい深いものを感じます。季節感の豊富でご主人のもてなしを感じることが出来るでしょう。ご主人は「招福楼」の神戸店、横浜店の料理長を経て独立(だったかな)。 | ||
impression |
平成26(西暦2014)年12月14日 歌舞伎のお友達を、来年一月に閉店しちゃう匂天神町の「桜田」(4.40/252)へ夕食を誘って、予約済。 1999年5月に最初に訪れて以来のテーブル席。しかも同じ席です。いつもより早い時間に予約して入店したのですが、テーブル座敷共に満席。みなさんお早い。
ぶぶあられの入ったお茶が出て、いつもの「百春」を折敷の朱盃でいただきます。
洋ナシの形の切子には、御木本真珠が飾られております。中には雲子とエビに、加減酢のジュレ。 二本目のお酒は、慣れ親しんでいる「鄙願・大吟醸」にしました。
派手な焼き八寸には、苫屋の中にはナメコおろしに柚子。雪囲いの中に山ごぼうしょうゆ漬け。津居山のかに足。青味大根味噌漬け。ほうれん草と柿の白和え。サワラ柚庵焼き。折敷には蟹味噌とカニ酢が出てます。
お釜で焚いたご飯に、揚げた牡蠣と海老芋が吐いております。加えてご飯に味の浸みたしっとり美味しいご飯。止め椀に結び麩、香の物。
もうこれが、桜田での最後の食事となる名残惜しい食事ですが、桜田さんからたくさん独立したお店があるというのが、最大の仕事のような気がしますな。中には一年しかいなかったのに桜田出身だと名乗っているいう話も聞きますが、それでも日本料理に果した役割は大きいということです。 平成26(西暦2014)年8月14日 日が暮れても蒸し暑い。さて今宵の晩ご飯は、久しぶり(なんと10年ぶり)の匂天神町の「桜田」(4.37/236)です。このあたり飲食店が増えたなぁという印象。閉店まで半年を切ってることもあって、食べるのも緊張感があります。カウンターもテーブル満席。お盆休みで京都観光のお客さんが、やはり多いようです。 カウンターは松篁の「ハイビスカス」に変わっていました。
料理の前に頂いたお酒は「百春」。リストのお酒に期待を失う味。
先付には、酢の物。マスカット、タタキオクラ、クルマエビ、渡り蟹。お箸は赤杉の濡れ箸。(食後に持って帰るように渡されます)
アコウの酢橘蒸し。小さい玉ねぎ。料理方法は聞いてないけど、湯引きしたアコウに酢橘風味のポンス醤油でたべるような味わい。もっと邸内な仕事をしていると思われるけど、食べたイメージはそんな感じ。美味しいだけに、もう少しアコウを食べたいという心残りなポーションです。芽ねぎ。器はエルメス。煎茶椀を利用しているようです。 二本目は「鄙願」。伏見の酒、新潟のお酒で半分を占めてるリストの中から、大阪でも呑んでるものを頼まんでもいいかなと思う反面、他に呑んでみたいのが見つからないので、比較です。巧く言えないけど、しっくりこないのでした。 氷を包丁で削って作るという氷鉢にハスの葉を用いた氷見素麺。粗い目に刻まれたネギが能勢らております。素麺ツユには、半熟卵が入っております。すりごまが美味しいのでたっぷり入れてくださいと女将の一言。事実一杯出てきました。、茗荷、椎茸。
温かい炊き合わせが、焼きナス、白ずいき、青ずいき、ミニオクラ針生姜。比較的淡い味わい。
10年以上たっても変わらない、今風に言えばブレない料理。その姿勢に閉店は惜しむ思いがひしひし。といっても後継者がいないのですからしょうがないことで、これからこういう理由で閉店するお店が増えると思うと暗い気分。閉店まで、また機会を作りたいと思うのでした。 2004年9月24日 さて今宵の晩ご飯は、久しぶりの「匂天神町」である。あまり久しぶりなので道を迷ってしまった。 舞妓ちゃんの絵の掛かるカウンターでいただいた御料理は
最初に酢の物が出る。インパクトのある酢の香りだけど、まるでくどくない。銀杏がちょっと苦いけど。 美事な椀。上から見ると菊の花が被さった趣。蓋を取って見返すと、ちょうど菊の花を上から見る形になるというものだ。蓋の表裏で表現した大輪の菊である。食べる前から満足。しっかりとした鱧の出汁。残月豆腐は焼豆腐を切ったもの。むっちり感はゴマ豆腐。 細かい筆による絵付けも、最近の仕事ではないそうであるが、何より筆の原料であるとなる最高の「ネズミ」がもう10年間も採取できていないそうだ。琵琶湖の葦原を走っているネズミが最高らしいのであるが、環境破壊はこんなところにも影響がある。 永楽さんの黄校チに3種盛り。鯛は、ちり酢でとサービス。鯛の味を損なわないちり酢だった。 「福千歳」に変える。日頃よく聞いたり、呑んだりしているのは避けて選んだつもりだが、「福・・」「福・・」と選ぶ人が多いと、女将は微笑んでいた。お酒は「ホシノ」さんのようだ。 箸休めに塗りの小箱に出てきたのが、お寿司。鱧の湯引きの手まり寿司を蒸し上げて、梅肉をあしらって出てくる。玄妙。 またまたびっくり、坂高麗左右衛門さんの陶箱は、満月に芒・リンドウの絵柄。器も季節・料理と合わせて月替わりというのだから、興味津々だ。幽庵には、キュウリの漬け物を刻んだのとおろしをあわせたものをあわすようです。後は季節の八寸。食べていくと、赤い夕暮れの「お日さん」が描かれているのが出てくる。またうなる。他にも三日月バージョンとか・・・ 蓋付きのガラスにすり流し。豆乳じゃないというのが、さすがに料理屋の仕事。 暖かい器に炊き合わせ。これも古そうな器。冬瓜・真蒸・冬瓜のサンドイッチに細打ちしたミョウガ・芽ネギ。出汁も残さずいただく。 最後は、お釜が運ばれてくる。骨の抜いた鮎が釜の中。ちょっと柔らかすぎるようだが、鮎の骨で出汁を取って炊きあげているそうだ。タデの刻んだ緑も麗しい。女将が2杯目を一杯入れてくれたので、持ち帰るほど残っていないので、食べてしまった。 ベネチアンなフルートグラスにオレンジジュース。珍しいフルーツが並ぶ。 自家製のお菓子にお薄。お菓子一つにも、仕事がいっぱい。 たまには、いつもと違う店も行かなくちゃいけませんね。というより、通っちゃうかもしれない魅力がいっぱい。
1999年9月9日(木) 取りあえず腹ごしらえに、仏光寺の「桜田」の暖簾をくぐる。香の香りが立ち消えぬ間に入店したようで、店を間違えたかと思うほど。 鈴虫の鳴き声がするカウンターで頂いたのは
1999年6月26日(土)
MLの宴会の仏光寺の「桜田」さんへ向かう。(料理の記憶に自信ないけど・・なんか勘違いしてそう)
1999年5月4日(火) 予約してあった仏光寺の「御料理・桜田」さんへ向かう。既に他の席は満席状態。端午の節句の飾りなどを楽しみながら、季節を味わう。「ハモと湯葉真蒸の椀」の淡泊な素材を引き立たせた微妙な吸い地、「甘鯛の粽寿司とアナゴの笹寿司」の季節感、「加茂なすと生麩の炊き合わせ」のかつおと茗荷の風味の豊かさ、「わらびと近江牛の焼き物」の山椒の香りのすばらしさなど、十分楽しめました。女将さんには、菖蒲とヨモギの飾りのいわれや、有職について、吉兆の湯木さんの書、那波多目先生の日本画など、いろいろ聞かしてもらって勉強!勉強!注文したお酒は「鄙願」「菊姫・山廃吟醸」「綾菊」「福扇」と言ったところ。思ったよりお酒については割安感がありますな。ご主人と結局店を出るときに顔を見せていただいただけでちょっと残念。店を出る頃には雨も上がって、よき日であった。 | ||
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