定番のスープのパンプキンも、今日は冷たいスープにしてくれてます。
どれも食べたことがあるという黒板メニューの前菜を選びあぐねて、任せたのがバーニャカウダの温野菜。同じでもいいだけど、食べ逃すと悔やむ性格ですから。畑ねぎ、トレヴィス、ホワイトアスパラ、菜の花、莢インゲン、三度豆、芽キャベツ、南京、赤ピーマン、黄ピーマン、アイコ、ズッキーニ、ヤーコン。朝食に野菜が無かったので、嬉しくバクバク。
たっぷりパスタ。いい塩分。パスタを変えたそうで、モチっと感は少ないけど、ボソッと軽く感じる味。浅利2.3個で、菜の花2,3本とかいうお店も有りそうだが、ここではしっかり盛り込んでくれるのが、たまらないなぁ。
デザートは、普通に、チーズケーキとコーヒー。
平成22(西暦2010)年2月14日
南海の岸和田駅からバスに乗って、東岸和田の「ラ・スクーデリア」へ、
一時期より、客が減っているのは二月という季節だから?
- ココア生地のロトロリピエーノ、ブルサンアイユ・松の実のムース
- カプレーゼ、高知夜須のフルーツトマト、水牛のフレッシュ・モッツアレラ
- エゾシカのモチェッタ、自家製ピクルス
- 米粉で焼き上げたクモコのインパデッラ、焦がしバターとレモンのソース、トマト、芽キャベツ
- 九州沖の初鰹の自家製スモーク、10年物のバルサミコソース、アリアータソース
- 茶美豚のパテ3種、サラダ
- スペイン産モハマのタリアテッレ
- ホワイトアスパラガスのアクアパッツア仕立て、浅利、タコ
- 犬鳴産野生イノシシの胸腺肉のカットレット、菜の花、レモン
- 犬鳴産野生イノシシのバラ肉のポルケッタ、下仁田、インゲン、アイコ、ポレンタ
- デザートには、コンベルサシオンとあまおう、バニラアイス、紅茶
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一杯目のワインはヴェネトの白ワインで「アンセルミ・カピテル・クローチェ’07」。キレイな黄金色。食べる前には香り(逆説に言えば吟醸酒のような香り)が高く、渋みが残るが、食べ始めると渋みも消えて、呑みやすくなる。
先日のランチに出たココアを練りこんだパスタ生地でチーズのムースを巻いた一品。カカオの香りがもっと高いと食後のフォルロマッジオとしても十分なくらいのチーズの一皿。
初物というフルーツトマト。先日休みを取って高知へ遊びに行ってきたという土産話と共に、フルーツトマトを味わいます。お皿にはオリーブオイル、ソースはトマトを使ったもの。
先日から更に寝たという鹿肉(内腿)を赤ワインに漬け込んだモチェッタ。むっちり。フルーツっぽい香りもして、食感はドライフルーツみたい。表面にカビが生えるまで熟成してもいいそうだ。赤ワインの種類によっても随分と香りが変わるだろうなぁ。今回は、サンジョベーゼで漬け込んだという。真っ黒で見た目が悪いけど、好き。付け合せは自家製の胡瓜のピクルス。
モチェッタに合わせて赤ワインは、「バジリウム・アリアニコ・デル・ヴェルトゥーレ’04」。枯れたような朱色が混じってくすんだ色。むせるようなオイリーな香り。
続いて、ラツィオの白ワインの「グレコ’08」。癖の無いワイン。
こんがり香ばしい雲子。最近では暖かい雲子料理が舌に馴染むし、旨みがあって好きだ。単純に焼いたのもいいけど、バターの香りもいいもんです。
初鰹というらしいけど、線引きに悩みます。ここでは初めてなので初鰹。ともかく初鰹。初物が多い今日の晩御飯。
更に前菜、六品目。三種類の豚のパテは試作品だそうです。左は、もも肉・ネック・ピスタチオ・チョリソの蒸したパテ。中央は、その焼いたもの。右は、ネック、ピスタチオ、チョリソの焼いたん。あっさり淡白な蒸し、コクの出る焼き、脂っぽいこってりの三種で、それぞれ違う味わい。中央のんがバランスがいいかな。サラダボウル添え。ブルスケッタ風。
ようやく、前菜が終わって、パスタは、スペインの塩漬け(?)マグロの「モハマ」とかいうのんを生クリーム仕立てのソースに混ぜ込んだもの。カラスミみたいな形状だけど、柔らかスライス。塩分しっかり。
浅利とタコから旨みを出したホワイトアスパラのアクアパッツア。ちょっと塩気が強いけど、アスパラが甘いので、ソースだけを食べない限りは美味しい。
アクアパッツアに合わせて出てきた白ワインは、アルトアルジェのシャルドネ「アルトキルシェ’07」。
メインのイノシシに合わせて赤ワインの「アンセルミ・レアルダ’06」。ヴェネトのカベルネソーヴィニヨン。高い香りでボディがあります。
3月15日で禁猟になるというイノシシも終盤。今日は胸腺をカツレツにしてくれます。ほんのりレア。コリッとしたしっかりした肉質。シシカツ丼とかにしても美味しいだろうなとふと思いつく味。
もう終わりかと思ってもでてくるメインは、ポルケッタ。塩焼き。脂身たっぷり。本当は3個を皿の上に乗せるつもりだったということだけど、ご勘弁。塩分強めで焼いているせいで、野菜の甘味が心地よい。アイコはプラム型のミニトマトで焼くのに向いたトマトだという。なんとか完食。
デザートは、パイ生地とチョコ生地を使ったフランスの伝統菓子というコンベルサシオン(会話)というタルト。普通はアーモンドを使うらしいが、ヴァレンタイン仕様ということです。作るのが面倒くさいそうで、今後メニューには乗せないような雰囲気。
新聞に載ってから、ピザ屋が大盛況らしい。マリーナ1階のお店の前のロビーを空席待ちのお客が占拠して、マリーナの会員が怒ったとか、来客が多くて生地がなくなったとか・・予想を超えた繁盛振りだそうです。毎日と朝日と両方に乗ってしまったんですから、押し寄せてもしょうがない。そのせいで、ピザ屋の料理の仕込が出来なくて岸和田で作って運んでいるとか。本末転倒ともいえる状況。
イタリアの手作りのグラッパ入りのチョコを頂く。
平成22(西暦2010)年2月8日
ちょうどランチ時なので「トラットリア・ラ・スクーデリア」へ向う。満席だったようだ。
早起きした分、腹ペコ状態だけど、メインは避けて、パスタで腹ごなし。
- 牡蠣の焼きリゾット
- ミネストローネ
- カカオを練りこんだラザニア、茶美豚のラグー・ほうれん草
- サーモンとキノコのタリアテッレ
- 黒ゴマのパンナコッタ
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選んだ前菜は今日も「牡蠣のリゾット」。ほんのりとしっかり火の通った牡蠣がプリプリ。牡蠣エキスのリゾットも美味しい。
出来立てというミネストローネ。具沢山。わずかにスパイスの香るスープ。
パスタを決めかねていて、「腹ペコ」状態を伝えて、考えてくれたのが、カカオを練りこんだ茶色のラザニア。焼けたラザニアは端っこがパリパリだし、中はふっくら。ややオイリーな茶美豚のラグーがざくざくのほうれん草と絡まってます。濃厚だけどとてもリッチな味。ボリュームを抑え気味にしてくれました。メニューに載せていないのは、バレンタイン向けのスペシャリティとしての試作品だからだそうだが、十分旨い。ただカカオの茶色が目立たないのでラザニアよりは、平麺にした方が、見栄えがいいかも。高いと文句言ってた茶美豚をなんで使うんでしょう?
腹ペコ状態だが、ラグーの量を控えてくれて、パスタの二品目を出してくれました。嬉しくて、泣きそうだよ。定番の人気者「サーモンとキノコのタリアッテレ」だ。文句をつけるとしたら、サーモンの塩加減が強いところかな。
デザートは、ゴマの香るパンナコッタ。ねっとり。コーヒーをつける。
毎日新聞に掲載されたピザ屋だけど、朝日新聞にも掲載されたそうだ。で、切抜きを見せてもらった。1月27日付の「わがまちの繁盛店」というコラムだけど、ネットの掲載は1年ほど前からとまったまま。なんと根気のなく、継続性のない新聞社だこと。しょうがないねぇ。
平成22(西暦2010)年1月18日
ランチに、パスタ食いにいきましょうと、馴染みの「トラットリア・ラ・スクーデリア」へ向う。
一杯で、車を止めるのも苦労。
- エゾ鹿の内腿のモチェッタ
- ミネストローネ・スープ
- 雲子のアル・フォルノ
- 河内鴨のラグーソース・タリアテッレ
- デザートにボネ、コーヒー
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思いがけずに、アミューズにエゾ鹿を出してくれる。連荘。シナモンを入れた赤ワインに漬け込んだモチェッタ。ネットリした風味。珍味。ワインほしい!これが最後のエゾ鹿になると猟師さんが言っていたそうである。6月ごろの夏鹿も美味しいらしい。期待しとこ。
スープは、前回は栗だったので、別のミネストローネ。もっと味が深かったような記憶。
選んだ前菜は、たらの白子。どうしても河豚のが多くなりがちなので、たまにはタラをがっちり。こんがり焼き目をつけてむっちり。ちょっと塩が効いてるねぇ。下に敷いたトレビスと一緒にといわれる。にんにくのチップがカリカリ。十分な旨さなんだけど、オリーブ・オイルを掛けてもらえば、より美味しかったかもしれない。
先週はイノシシだったので、今日は鴨のラグー。平麺。粉チーズの香り。
食べてないデザートがないので、あまり注文しないボネ。ピエモンテ風チョコレートプリンにキャラメルソース。カットフルーツは、イチゴ、キウイ、パイナップル、グレープフルーツ2種。
三日まえから、若い子がバイトに入っているようです。飲食店の経験がないような初々しさで、若い子だけに優しい教育をしてはります。
平成22(西暦2010)年1月10日
南海の岸和田駅からバスに乗って、東岸和田の「ラ・スクーデリア」へ、
今日は飛び込みのグループが多いようです。
- イベリコ豚(生ハム)の骨のコンソメスープ
- 天然真鯛のカルパッチョ、トマト、炙った鯛皮(塩味)、ノベッロオイル
- アフェテータ・ミスト(ハモン・イベリコ・ベジョータ、スピアナータ・サラミ、イベリコ・チョリソ、パルマ産生ハム)、パーネフィローネ(ピザ生地パン)
- 犬鳴産イノシシのブーダン(肝100%ソーセージ)、(フルーツでマリネした)ハツ・肝のブロデッタート、芽キャベツのトマト煮
- パスタは、天使海老ガラを焼き砕いて練りこんだニョッキ、手長海老、浅利、いか、たこ、魚介の旨みのソース
- 肉料理は、フランス産コルベールの香草風味のアッロースト、地元スナップエンドウ
- デザートは、ココアのカンノーリ、自家製パイ・イチゴ入りカスタードクリーム・ラズベリー入りのクリーム、ジェラート、カットフルーツ、紅茶
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まず、グラスに注いでくれたのが泡のプロセッコ「プロセッコ・ヴァルドッビアーデネ・ブリュット」というのん。(二杯呑んだ)
まず、例年通り、ハモンイベリコベジョータの骨から取ったコンソメ・スープ。タリアテッレ(?)がクルトン代わりに数本。ガツンとした濃厚な味に仕上げてあります。プロセッコには合わないと感じた。
天然の真鯛が入ったということで、カルパッチョにしてくれました。塩の加減が酒好き仕様で、鯛もネットリして、鯛の旨みとは別の旨みになっております。テーブルでノベッロのオリーブオイルをドレッシングしてくれますが、キャップに三杯は少なめ。ドボドボと注いでくれなきゃ。こういうのはケチってはだめ。炙った鯛の皮もしっかり塩味がついているので、辛味を和らげる意味でもオイルはタップリの方がいいように思います。
ハムの盛り合わせ。パルマ産のハムの脂のストレートな旨さがいいなぁと感心したけど、その上を行くのはイベリコだな。味の深みやコクに軍配があがる。しがしが噛み締めて旨みを楽しみますが、顎が疲れる。ピザ生地のパン添え。
次の前菜に備えて、トスカーナの赤「テヌータ・マルシリアーナ・ビリッロ・2006」というのん。渋みがあって、枯れた味わいで薄っぺらいニュアンス。
出てきた三品目の前菜は、泉佐野の犬鳴山で獲ったイノシシちゃんの、ハツと肝のブロデッタート(串焼き)。フルーツを使ってマリネしてあるそうですが、焼き加減のよさもあってとてもいい味。今日、腸詰にした肝100%のソーセージはボソッとして、肝の苦味も残って出来はいまいち。でもごろっと2個。珍味的にちょっとなら面白いけど、改善の余地ありですな。単調なビリッロは、イノシシのモツにあって幅と旨みが出てくる。付け合せの芽キャベツは、浅い煮込みで、程よい口な直し。
パスタ用に白ワイン「カンピ・フレグレイ・ファランギーナ・2006」。
ペスカトーレかな?。パスタは上新粉を混ぜて、天使海老の殻を香ばしく焼いて砕いて、生地に混ぜ込んでつくったニョッキ。手が込んでます。妙にブラウンな色合いになっているのは、海老殻のキチン質のようです。海老煎餅をさらに香ばしくしたような高い香りだけど、殻のせいかザラツキ、ボソッとした食感。もう日と手間かければムッチリなったかもしれないと、マダムと話題にする。スカンピの味もいいんですが、タコやイカがソースに絡んで旨かった。
メインにあわせて再び赤ワイン「キャンティ・クラシッコ・ブローリオ」。
メインは、フランス産の青首。半身でハツ付き。イノシシや鴨とか、心臓に効くメニューですな。小麦粉(?)でくるんで焼いたとかで、その衣も盛り付けてあります。たくさんのスナップエンドウ。ハーブ風味のソースはそれだけだと塩辛いかもしれないけど、鴨とあうととてもいい味。火の通りもいい具合。
なんだが、大盛りのデザート。パイは嵩張っているから、それほど重たくはないですとおっしゃるが、なかなか油脂類が多いようで、きますなぁ。そんなことでは弱音をはかないので、しっかり頂きます。
他のお客さんが、ピザ屋からピザを注文していたようで、持参でシェフが戻ってきた。新年の挨拶をしておきます。聞けば、ピザ職人とシェフしか料理フタッフがいない(辞めちゃったらしい)というので、急遽東岸和田にいた女性スタッフに教え込んでいるそうである。当分、泉佐野から離れられそうにないようだ。
平成22(西暦2010)年1月8日
今年初めてのイタリアンに、年始挨拶がてらに「トラットリア・ラ・スクーデリア」へ向う。
ちょうど、食べ終わったお客さんが出て行って、一組だけのお店。落ち着いてます。
- クレーマ・ディ・ズッカ
- 天然牡蠣のリゾット
- 犬鳴山産のイノシシのラグー・タリアテッレ
- 犬鳴山産のイノシシの肩ロース・炙り焼き、キノコのリゾット、南京、下仁田、インゲン豆、アスパラソバージュ(?)
- ティラミス・フルーツ、コーヒー
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パスタだけにしようと思っていたけど、メインも頂いちゃいましょう。スープorサラダ、前菜、パスタ、メインを選べるコース。コースといっても、お仕着せじゃなく、全部自由に選べるのだから、なんと融通の利く店なんでしょう。
最初に、和歌山県産栗かぼちゃのポタージュ。
前菜には、牡蠣のリゾットにしました。天然と書いていたけど、本当かな?載っているのは4個。セルクルのリゾットの上にてんこ盛り。にんにくの香りと、マントヴァ風に香り付けしたオイルで煮たという牡蠣の旨みが、とても美味しい。ここの牡蠣料理はとてもお気に入り。
パスタも牡蠣にしようかと思ったけど、いのししが美味しいというので、後はイノシシ。今年は、頑張って撃っているのか、多くなったのか、一杯獲っているそうで、供給過多らしい。ラグーのソースは、脂も多く、身もブツ切って、肉々しい味と旨み。お年寄りには厳しいかなと思うほど、脂ギッシュ。メニューでは、ペンネになっているけど、自家製の平麺パスタに代えてくれました。
当然メインもイノシシ。シンプルに焼いてくれましたが、付け合せにリゾットは、他のに代えてほしいものです。イノシシも堪能しました。肉に隠れてますが、付け合せもたくさん。
デザートは、久しぶりにティラミス。いちご、りんご、キウィ。
平成21(西暦2009)年12月17日
岸和田の「ラ・スクーデリア」へ、久しぶりの晩御飯を頂きにまいりましょう。
うちには案内がまだ届いていないが、クリスマスコースを先走ってくれました。食事中にも予約の電話がちらほら。
- ハモンイベリコベジョータとカルッツォーネ(フィオルディラッテ、パッキーノトマト、バジリコ詰め)
- 活オマール海老とシチリア産ピスタチオのテリーネ、オマール海老のソース、チャンホッタ添え
- 河内鴨のロトリーノとそのチョッチョリ、レンコンとブルサンアイユのクリーミィなムースの味わい、下仁田ネギのソース
- 地物アオリイカの詰め物、浅利、アクアパッツァ仕立て
- パスタは、ナポリ風のシャラティエッリ、パルマ産サルシッチャ、地物ブロッコリー、菜の花、カブラ、プローボラを使ったカレッティエーレ、
- 犬鳴産野生いのししの腿肉の赤ワイン煮、地物カリフラワーのピュレ添え
- デザート一皿目は、有機レモンを使ったデリツィア・アル・リモーネ、カベルネソーヴィニヨン・レーズンのクリームを入れたスフォリアテッラ、いちご
- デザート二皿目は、紅玉のファゴッティーノ。紅茶
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寒いんだけど、泡もの「プロセッコ・ディ・コネリアーノ」。
前菜一皿目に、生ハムと餃子風の形をした揚げパン。できれば熱々の揚げたてがより美味しいかな?自信ができたようで、他のお客さんには、生ハムの注文に応じてテーブルの横でスライスしている。フィオルディラッテはチーズ。
先日は、天使海老だったテリーヌを、オマール海老に代えたもの。海老の旨みたっぷりのソースが添えられております。野菜をマリネしたチャンホッタ添え。海老が変わって、香りよりも旨みがあるテリーヌ。
続いて白ワインは「クスマーノ・インソリア’07」。著名なドイツワインほどではないけど、甘味の残るワイン。
前菜三皿めは、河内鴨をまいた小さいロトロ。中にはチーズのブルサン、シャキシャキの食感を残したレンコン、油粕(チョッチョリ)などが包められている。まったりしたコク。焼いてオーブンにいれ甘味を引き出した下仁田ネギのソースで、「鴨葱」というわけです。
スープにもなる前菜4皿目は、アオリイカの詰め物。浅利を使って、アクアパッツア風。しっかりした塩味。
今日のパスタは、自家製手打ち・バジルを練りこんだシャラティエッリ。あっさり野菜(ブロッコリー、菜の花、カブラ)の白ワインベースのソースに、肉々しいサルシッチャが絡む。野菜だけでは旨みが出ないのかな?燻製したプローボラというチーズ入り。
肉料理になるので「テヌータ・マルシリアーノ・ビリッロ’06」。イノシシ料理といえばトスカーナの名物らしいので、赤ワインもトスカーナ。
今日はお上品にメインは(魚はなく)肉だけ。犬鳴山の野生イノシシのもも肉を使った赤ワイン煮。イノシシの処理から下ごしらえは、泉佐野でシェフが行っているそうだ。今日新しくメスが運ばれてきたばかりだという。脳みそとか胸腺とかがあれば、駆けつけるところだけど、♪それを猟師さんが・・食ってさ♪カリフラワーの味がしっかりした赤ワインの味を円やかにしております。
なかなかピザ屋を離れられないシェフですが、期待していた新しい子は3日で辞めちゃったそうである。チャントした店ほど人に苦労するんでしょうかねぇ。岸和田に戻ってくることはまだまだ遠いかも知れない。
デザートは、ナポリ風にシンプルな2種類にイチゴ。バターも少なめ、レモンクリームを乗せたスポンジも素朴。
紅玉が出回っているうちにと、まだ試してないフォゴティーヌが二皿目。
前回のディナーが満腹だったことから、ノーマルなボリュームにしてくれたようです。今日のメニューがクリスマスメニューそのもののようです。最近前菜が好調で、メインを頼まないお客が増えてきているそうで、魚料理を省いて、前菜4種で組立てたそうです。時代の流れ?
クリスマスを控えてか、少しさびしい入り。最近はクリスマスをカップルで予約するお客が少なくなったし、値段を聞いて止める人も多いようだ。結局、ファミリーでの来客が多いそうである。財布はじじばば?なんだか、不況の影響が忍び寄っている感じ。
平成21(西暦2009)年12月11日
しばらく間が空いたけど、ランチにイタリアンの「トラットリア・スクーデリア」へ向う。
早い時間帯にお客が集中したみたいで、お客さんが誰もいない時間。
- インカのめざめのヴィシソワーズ
- 天使海老とピスタチオのテリーヌ
- 牡蠣のスパゲティ
- チーズケーキにコーヒー
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冬に冷たいヴィシソワーズもどうかと思ったけど、ミネストローネと比べて、選択しちゃいました。旨いけど、ちょっと舌に触るな。
前回売り切れで食べられなかった「テリーヌ」は、上品なポーション。もっと緑緑した色でピスタチオの香りの強いのを想像したけど、海老の香りと旨みがタップリのテリーヌで、これはこれでとても旨いや。皿の上の生野菜にはアンチョビにオリーブオイル。カリカリと歯ざわりよし。
メインは、牡蠣とイノシシのラグーとで迷ったけど、牡蠣にしちゃいました。広島産.マダムも選ぶとしたらこの二つで悩むと言うから、好みがあうと言うことはありがたいこと。はずれがないパスタ・メニューです。
デザートは、軽く(?)チーズケーキとコーヒー。
相変わらず、ピザ屋が繁盛なようで、クリスマスメニューもまだ出来上がってないそうだ。
PIETRO CORICELIO社のエキストラ・バージン・オイルのノベッロ「ピエトロ・コリチェッリ【ノヴェッロ・オイル】FRANTOIO DELLA FATTORIA」を引き取ります。
平成21年11月16日
昨晩に続いてだけど、ランチにイタリアンの「トラットリア・スクーデリア」へ向う。
ラストオーダー近いのだが、駐車場もいっぱい。テーブルも一杯。
メインは負荷が高いので、前菜とパスタとデザートを選ぶコース。
- イベリコ豚のコンソメ
- 紀州地鶏のリピエーノとリコッタチーズのトルタ・モリーゼ風
- 河内鴨のラグー(赤ピーマン・黄ピーマンの入ったピリ辛ラグー)のパッパルデッレ
- ティラミス、アイスコーヒー
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前菜より前にスープが出ました。濃い。
最近ピスタチオの料理の夢を見た(いったい、どうなって、そうなったか、理解できないけど)ので、海老とピスタチオのパテを見つけたときはびっくり。食べてみたかったんだけど、一人分は残っていないというので、地鶏をチョイス。くるくる巻き上げた鶏肉に(見た目は分かりにくいけど)玉ねぎが載せてあります。なかなかいい塩加減。トルタ(トルテのこと)にはオリーブを刻んだのん。(むちゃは以前に食べた記憶がなかったけど、マダムは覚えていたようです。実際帰って振り返ってみれば、1年前に食べておりました。凄いや!)
仔羊、茶美豚のラグーがあって、仔羊でもと思ったら、売り切れ。明日が定休日だから売り切ってるんでしょう。とはいうものの、ラグーなら今日仕込んだという河内鴨のラグーがあるので、昨晩に続いての鴨だけど頂きます。パスタは太い平麺のパッパルデッレを選んでくれます。シンプルなラグーで、鴨の味がストレート。
来る機会がないのでまだノヴェッロを呑んでません。テーブルの上に商品説明があるので、読んでいると、呑みたくなるねぇ。夜のスケジュールがたたないので、歩いてランチに来るか?
そろそろ、ジビエりたいのだが、シェフがピザ屋にかかりきりなので、用意できないようだ。定休日明けから、新しいスタッフも増えるそうだし、その様子しだいのようだ。夏が過ぎれば客足が細るかと思えば、実際は、暇になるころを待ってた常連さんが来客して、予想以上に忙しいらしい。
昨年も頒けてもらった、「ピエトロ・コッリチェッリ社のエキストラヴァージン・オリーブオイルのノンフィルターのノヴェッロ「フラントイオ・デッラ・ファットリア」を予約しておきます。
平成21年10月26日
ディナーには、「ラ・スクーデリア」へいきましょう。
なぜだか、すいてるよん。
- ハモン・イベリコ・ベジョータ(モンテサーノ)
- 天使海老とピスタチオのパテ、トマト、レモンソース、バジルソース
- 北海道産天然ホタテの自家製瞬間スモークのカルパッチョ、コラトゥーラ・ディ・アリーチの香り(ガルムとレモン)
- 紀州地鶏と熊本の有機栽培レンコン、ブルサン・エシャロットのロトロ仕立て、レンコンチップ・ガーリック風味、バジルソース
- パスタが、上新粉のトロフィエ、イタリア産パンチェッタとポロ葱の白ワイン風味、ポロ葱の素揚げ
- 魚料理は、キングサーモンのパイ包み焼き、アリアータソースと赤ピーマンソース
- 肉料理が、仔羊とイタリア産ポルチーニ茸のペコリーノチーズを利かせたピカタ、インカの目覚めのスフォルマート、ほうれん草、オクラ、白トリュフオイル
- 牛乳と全卵のニョッキ、マロングラッセ、メイプルシロップのソース、紅茶
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ざず、ドネリー社の「シャルドネ・ガルガーネガ・07」という白ワイン。柑橘系の香りの爽やかな香り。酸味。軽快。
オーナーがピザ屋にいるので、スーシェフが影でこそこそしていたのは、骨付きのハモンイベリコベジョータを切っていたようだ。昨年に続いて、モンテサーノ社のようです。金曜日に入荷して余分な脂を垂らして、今日から使い始めたらしい。恥ずかしがらずに、度胸が出来たら、テーブルでサービスして頂戴。キレイにスライスできてますよ。まろやかな塩分。
まるまる海老のパテ。とてもいい香り。普通一個だよねぇ。一個だよ。
思ったより、ぐちゃぐちゃに柔らかくなったカルパッチョ。それはそれで旨い味。レモンの風味が利いたり利かなかったり、ムラがあるようだけど。皿いっぱいで数えたら13個。多いよねぇ。多いぞ!
続いて(3杯目だが・・)「シャルドネ・08、カステル・デル・モンテ」という白ワイン。封を切ってくれたけど、ほとんど前のワインと変わらない味で、チェンジして理由はなんだったんでしょうねぇ?
まだ前菜扱い。真空調理した地鶏ロトロ。丸めた鶏の中に賽の目レンコンにエシャロット入りのブルサン(チーズ)にガーリックの風味。レアな赤味だけど、しっかり火の通った味わい。美味しいございます。カリカリのレンコンチップも嬉しい食感。ロトロ二個だけど、普通は一個だよねぇ。ここまでダブルサイズだよ。
白いパスタは、米粉の上新粉を使ったトロフィエ(よく知りませんが)。モチモチして餅だ!少しソースにとろみをつけているかもしれない。ソースはイタリアンな塩気の利いた脂の旨いパンチェッタにポロ葱。美味しいソースだけど、モチモチ餅パスタが重い。腹持ちいいだろうな。珍しいものをいただきました。
魚料理は、キングサーモンのパイ包み。この店では秋から冬の定番料理だそうだ。で今日が使い始めらしい。小さいポーションかと思えば厚み十分。レアな火加減。お得意のニンニクのアリアータソースに赤ピーマンのダブルソース。
肉料理にあわせて赤ワイン「ピルーナ・07、プリミティーヴォ」という、かび臭いスモーキーな香り。プリミティーヴォというブドウの特徴らしい。面白い風味だ。
肉料理は、ピカタ。骨付きの仔羊が4つ並んでいるようだけど、上からポルチーニ、羊、ポルチーニ、羊の順。でかいフレッシュのポルチーニ。普通半分でしょうと、涙目に近い。油っぽいピカタだが、油を吸いやすいキノコだけに、食傷。一個だけ残してしまう。仔羊が柔らかくて、こちらはまだまだ美味しく食べられました。スフォルマートも口直しにいい。けどホウレンソウが塩辛い。付けあわせといえども。クレームをつけるとちゃんと味を確かめてシェフに伝えているようだ。当たり前のことだが、すばらしい仕事である。二人分食べたという満腹感。
それでも別腹のデザート。ニョッキというのはパスタを指す言葉ではないそうである。卵の使い方はいろいろあるようだが、今日は全卵を使ったといっていたと思う。牛乳羹?スペイン産の樹齢100年以上の古木の栗を使ったというマロングラッセ。ニョッキに絡んでとてもいい味。
イタリアのヌーボーであるノベッロは11月6日の解禁らしい。今年は白も仕入れるという。
平成21年10月3日
ディナーには、「ラ・スクーデリア」へいきましょう。
岸和田の山手(大まかに言って東岸和田の阪和線沿い)では、だんじりは来週の土日である。明日は試験引きということで、いつもは日曜日に食べに来ているこの店も、土曜日に変更。最近のパターンで岸和田からバスで向かう。
スペシャルメニューは、ナポリの方言を交えてまとめてくれました。仕込みにシェフのいるピザ屋まで行ってくれていたそうです。ありがとうさん。
- タラリ
- 新秋刀魚の瞬間スモークとリコッタチーズのミッレフォーリェ、水ナス、赤カブ、ラディッシュの葉
- ゼッポリーネ生地を使ったアオリイカのイカスミ入りサルタータ、チャンフォッタ添え
- パネッレたっぷりのマツタケ入りイベリコベジョータのコンソメスープ
- フェットゥッチェのレモン風味うにソース、ボッタルガ添え
- 地アナゴ・ホタテ貝柱・レンコン・サトイモのズッパフォルテ、トゥットカラブリアを好みで
- プローボラと香草を巻いた河内鴨のアッロスティータ、ラズベリーのリゾット添え
- 自家製ジェラートのカフェアフォガート、黒王かぼちゃのブリュレ、イチジク、ゴールドキゥイ、紅茶
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「まぁ、これでも食べとき」ってな感じの小麦粉の焼き菓子。グリシーニみたいだけど、かなり塩気のある焼き物。
最初は泡で「プロセッコ・ディ・コネリアーノ」。くいくい2杯。
一品目は秋刀魚をスモークしたものを、水ナスとリコッタチーズではさんだ前菜。秋刀魚らしい香りはチーズでマスクされてるイメージ。前菜とはいえ、半尾ほど。リコッタにはシブレット。
二品目は、イカスミだぁ!揚げパンのゼッポリーナがイカスミを練りこんだものを焼いてあります。アオリイカをはさんであります。ちょっと発行が進みすぎたとかで、ふっくら。その上に野菜のチャンフォッタ。ズッキーニとかパプリカとかナスとか・・・。持ち帰りしたイカミスご飯も含めて、三日連続のイカスミで、腹黒くなりそうだ。
ここで白ワイン「ビアンケット・ディ・メタウロ’07」。軽い。
スープには、マツタケざくざく。そういえば黒板のメニューにもマツタケを使ったタリアテッレがある。ゴロゴロ刻まれて入っているのが、うずら豆を練って焼いたもの。食感はゆるい羊羹やハンペンみたいな感じ。具材たっぷりのスープです。濃いイベリコちゃんの骨のスープでした。もうお腹が膨れてしまいますな。ほんまにイタリア〜ンなボリュームです。
次も白ワインの「レ・グリッライエ・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ’08」というのん。レモンのような渋みがドライなニュアンスを醸す。
パスタにはウニのソース。南イタリア風をイメージしてレモンピールを入れた爽やかな柑橘香るウニのソース。焼いたニンニクがゴロゴロ。皿のリムにはカラスミ(ボッタルガ)を散らしてある。生クリームやらバターのウニにコクを足すありがちなソースと違って初めての味。
魚料理は、アナゴ・貝柱を白ワイン・トマトで煮込んだもの。丸めて煮込んだアナゴがいい味に仕上がってます。3匹分くらいは煮込まれていそう。味の染み込んだレンコンも旨い。好みで唐辛子入りオイルを加えるように瓶が出てきます。ウンブリアのトゥットカラブリアというオイル。慎重にちょっとだけ使います。寮を間違えなければいい風味。結構持ち帰りで売れているそうです。
肉料理は、河内鴨。モッツアレラと香草(フェンネル)を鴨で巻いて焼いたもの。レアな焼き加減で、鴨の旨みが残っております。とてもお上手。チーズもいい組み合わせ。添えられたのが、わずかにピンク色の酸っぱいラズベリーのリゾット。だんだん慣れてくるけど酸っぱいのにはびっくり。
ピザ屋では、馴染みの鴨の肝のパテを始め、河内鴨を使ったピザも焼いているそうです。面白そう。津村さんも飛んで食べにきたそうだ。
デザートはカフェアフォガート、北海道の黒王かぼちゃのブリュレ。カットフルーツ。紅茶はポットサービスで、もうタポタポ状態。
平成21年9月28日
最近パスタを食べてないなぁと雨の中ランチに「トラットリア・スクーデリア」へ向う。
若い娘が入っている。まだ10日ほどだそうだ。
パスタだけでもいいと思っていたけど、食べたくなるメニューがあるんで、困る。
- 熊本産雪化粧かぼちゃの冷たいスープ
- スピアナトーラ(河内鴨のラグーのココット焼き)
- トマトソースで煮込んだトリッパ(牛蜂の巣)のリングィーネ
- 牛舌のマルサラ煮・十穀米の焼きリゾット
- ティラミス、バニラのジェラート、カットフルーツ(柿・梨)アイスコーヒー
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あまり甘くないかぼちゃというけれど、十分な甘み。今日はもう冷たくなくてもいいよという天候。
小っちゃい洋菓子店ででてくるケーキに使うようなココットを予想していたのだが、ドカッと出てきました。予想外。むちゃに合わせて、ちょっと厚みがあるそうです。熱々のラグーが乗っているのだが、その底にはポレンタぎっしり。トウモロコシの炭水化物たっぷり。少し辛めのラグーも甘いポレンタとよく絡み合います。ボリューム満点、美味しさ満喫。前菜とは思えない充実した一品。
前菜でも出てくるトリッパの煮込みをリングィーネに和えましたというパスタ。ほのかに辛味がピリッときます。いいアクセント。
メニューを見て、一番魅力的に映えた「牛タン」。上品な量でよかったぁ。とはいえその下には、十穀米の焼きリゾットで、ここでも炭水化物。いい味です。しかし考えてみれば、牛の舌なんて、生きてる牛がボタボタ涎を垂れ流しているのを想像すると気持ち悪いなぁ。振り返ってみれば無野菜なランチでした。 。
デザートは軽めにティラミス。
平成21年9月6日
晩御飯には、気を取り直して「ラ・スクーデリア」へいきましょう。
法被姿もまだちらほら。だんじりになると、女性の(子供までも)ヘアを巻きあげる独特のだんじりヘアが面白うなります。今日も一応バスを使ってみます。
- ペッシェ・スパーダ(シロカジキ)のアフガミータ(桜のチップのスモーク・カルパッチョ風)、シブレット
- 白カジキのインボルティーニ(天使海老を包んだカジキ)、パプリカ、ピスタチオ、ガーリック、トマトなど。カベルネソヴィニヨンのブドウ風味
- 麦の田舎風スープ(トスカーナスタイル)
- 白カジキの冷製フェデリーニ。ガルム・ランブルスコでマリネした白カジキ、レモンピール
- 米粉でくるんだフランス産フレッシュフォアグラのインパデッラ・ポルティーニ茸のソース、ガルガネッリ添え
- 白カジキのカフットのまるごとアルフォルノ、白いんげん豆とそのジュの「ソース
- フルーツ(いちじく・柿・メロン・ゴールドキゥイ・巨峰)と白ワインのジュレ・アイスクリーム
- 先週水ナスのコンポートを敷いたチョコレートのタルト、桃太郎
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泡のスプマンテ「エチケット・オロ・ブリュット」から。
マリーナに面したピッチェリアのお客さんが122kgの白カジキを釣って、それを捌いて、頂いたそうで、今日はそれをメインにコースにしてくれるそうだ。(安上がり?)。で前菜には、桜のチップでスモークしたものを、ダウロのオリーブオイルでカルパッチョ風にシンプルに出してくれます。皿いっぱい。かすかな燻製の香りに、ネットり感のでた白カジキ。
今宵はピッツエリアで出しているピザ生地をそのまま焼いてパン替わり。灰分の多そうな小麦粉を使っていそうな色合い。噛みしめるほど味が出る生地。
二品目は、夏野菜を刻んで天使海老といっしょに白カジキで焼いたもの。白カジキだなぁというもっさりしたパサパサ感。
白ワインアルトアデジェの「シャルドネ・アルトキルヒ’07」。ライムやレモン風味の爽やかな香り。
「食べるスープ」とマダムがいう麦のスープ。「おじや」と言った方が分かりやすいかな?ベーコンなどの味がやんわりと効く。
三品目の白カジキは、ガラム、ランブルスコでマリネしたものを乗せたフェデリーニ。漬けカジキのパスタというイメージ。和風な味わいも残るソース。ちょびっと醤油味らしい。針うちのレモンピールがアクセントにパラパラ。
肉と魚の順番を入れ替えて、フランス産の生フォアグラ。ショートパスタのガルガネッリに隠れて見えないのがフォアグラ。火の通し方が好きだ。半生のレア状態のフォアグラは口の中で溶けていく。ここで最後に出て来たときは、お腹いっぱいで脂っぽいフォアグラを残したこともあったけど、美味しく平らげました。ポルチーニもフレッシュなもの。
フォアグラに合わせて赤ワインはカリフォルニアのセントラルコースト「ハーン・エステート・カルベネソーヴィニヨン’06」。渋みが深く、チョコレートのようなマリアー十の風味に変わる。
デーンと最後にかましてくれたのが、白カジキのカマ。ローズマリーを埋め込んで、芯までしっかり焼いてくれてありますが、いかんせんデカスギ!味に飽きてきたので、途中でオリーブオイルや、バジルソース、アリアータのソースを貰うけど、最後は断念!残念!悔しい!
魚に変わってウンブリアの白ワイン「ブラミート・デル・チェルボ・シャルドネ’06」。
頂いたカジキですが、夏の和歌山沖のカジキは、特に旨い食材ではありませんな。まぁ、フィッシング・スポーツの獲物ですから、味は目的ちゃうからね。
この夏初めてで、もう最後の白ワインジュレがけのカットフルーツ。別腹。
二つ目のデザートはチョコレートタルト。チョコの下にコンポート。アレキ系のブドウ「桃太郎」は、スーパにもあるけど、初めて。アレキより食べやすい。
平成21年8月7日
冷たいパスタが食べたくなってランチに「トラットリア・スクーデリア」へ向う。全然冷えない車の車内温度。
シェフはピッツエリアに立ち上げで不在だけど、マダムがしっかりサービスしてくれます。
遅い目にやってきたので、メインを食べると迷惑だろうし、前菜とパスタを選ぶコースにします。
- 鹿児島産加世田のかぼちゃのスープ、バジルを練りこんだゼッポリーナ
- クラテッロ
- アサリの冷製スパゲッティーニ・アリアータソース
- チーズケーキ・巨峰・イチジク、アイスコーヒー
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スープ2種類とサラダから選べるんですが、夏ですから、冷たいスープ。今の時期、北海道のかぼちゃが不作だそうで、鹿児島のブランドかぼちゃのスープ。胃の中に甘いかぼちゃのスープが落ちていくと、空腹感が増してくる気分。いつものパンに加えてゼッポリーナ。
エミリアロマーノ地方の白豚のランプを使った生ハムのクラテッロ。マシーンを使わず、ナイフでスライスしたそうです。なかなかやるやん!しばらく置いておくと室温で脂がジワーと溶けてくるようで、柔らかくなった頃合いの生ハムがとても旨い。脂の甘味と塩の加減、舌の上で溶けていく食感。付け合わせに、ナポリセサミと自家製ピクルス。淡いピクルス液のようで、パクパク食べちゃいましたよ。
今日は、浅利を選びました。白ワインベースのソースがメニューに載っていたけど、ニンニクのソースでもできるというので、白いアリアータソースにしてもらう。この味は好み。ニンニクの香りが牛乳で和らいだ味。
あまり重いデザートは、避けたいので軽くチーズケーキ。大好きな夏の定番デザートは、「フルーツの白ワインジュレがけ」なんだけど、いいフルーツがないということで作ってないって・・・本当?
メニューにある料理については、スーシェフはお手の物なので、シェフ不在でも安心していただけます。
平成21年7月13日
相変わらず暑い日が続くけど、暑いさなかのランチに「トラットリア・スクーデリア」へ向う。
駐車場がいっぱいで、溢れる。店内は当然満席。残っていたのは一番奥。満席の上に、厨房の熱気もあって、効きの悪いクーラーです。
暑くなってくると、昼からメインは重たいなぁ、と前菜とパスタを選ぶコース。
- ビシソワーズ
- 泉佐野で揚がったイワシのマリネ
- 地アナゴの冷製スパゲッティーニ・クリームソース
- パンナコッタ・スモモ、アイス・エスプレッソ
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夏ですから、冷たいスープが気持ちんヨカぁ。
丁寧に開かれたイワシ・・・10匹はいるなぁ。胡瓜、パプリカ、トマト、ニンニクチップ・・・タカノツメの効いたオイル。2匹ぐらいのイワシが行儀よく皿の上に乗っているだけなら、体温も急上昇していただろう。DHAやオレイン酸でヘルシーなマリネで、しかも美味しい。とってもワインが欲しい。
穴子一匹半。焼きに少し甘味が加わって、クリームに絡んできます。クリームも夏向きに、あっさり目?他の店では、冷たいパスタを一つぐらいメニューに載せているだけだが、ここでは、アワビ、フルーツトマト、アサリ、バジル、地鶏と選択肢も多くて、楽しめます。
パンナコッタには、大石早生が乗って出てきた。暑いせいか、アイスコーヒーやアイスティーが売り切れちゃったので、エスプレッソをアイスコーヒーにしてくれました。
7月に新しくオープンさせたピッツェリアは、予想通りに、土日は大入りだそうだ。(入りきれなくて、怒ってた客もいたという。八当たりだな)。家族連れで混雑するという夏休み(もう来週か?)は大変だろうな。肝心の窯は、9月ごろの稼働ということで、まだメニューは不完全だというが、ナポリ料理をメインに据えるそうだ。営業は朝9時から夜8時だったかな。シェフは2か月ほどピッツェリアに腰をすえて窯と格闘することになるでしょう。(先月から食べ飽きたというていたけど)。当面、火曜日が定休日で、同じ日に休みのようだ。
東岸和田にオーナーがいないことになるけど、頑張ってね。
平成21年6月14日
晩御飯には、「ラ・スクーデリア」へいきましょう。今日も、南海の岸和田駅から、JRの東岸和田までバスを利用しましょう。170円で10分弱。
椅子が替わったさうだが、今晩は、その椅子には坐ってないんで、気づかず。前の椅子は、新しい店へ移動したそうだ。
- ピッツア・ロトリーノ
- イタリア製の鹿とガチョウのサラミ、ブルスケッタ添え
- パルマ産生ハムで巻いた自家製リコッタと水ナスのグリル・フルーツトマトのサラダ
- フランス産フォアグラのソティ・ヴィンサントソース、干しブドウ・オリーブ、ビワとあわび茸
- ハモンイベリコベジョータのコンソメ・ジュレ仕立て、和歌山産活けアワビの炙り添え、アスパラ
- 米粉のキタッラ、ホタテ・とびアラのジュのトマトクリームソース
- 魚料理が、アナゴのムニャイア、ブールノワゼット、プチトマト・ジャガイモ・ズッキーニ
- 肉料理が、イベリコ豚ベジォータの肩バラ肉のアッロースト・タリアータ、破竹のガーリック・ソティとインパナーダ
- 自家製チョコレートのシブースト、バニラアイス、アメリカンチェリー、紅茶
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泡の「キャルリ・ランブルスコ」。甘口。
ピザ生地をロールしたスナックという話。ワインのツマミ。新しい店のメインになるピザの生地をつかったものらしい。トマトソースかな?
イタリア土産のサラミは、鹿(右)とガチョウ(左)。ざっくり粗いサラミは塩加減としいスパイスの加減といい、よく出来てる。
白ワインの「クスマーノ・インソリア07」を選んでくれる。軽い柑橘の香り。さっぱり。
三皿目がサラダで、ようやく料理?モッツアレラチーズのホエーを利用して作った自家製のリコッタを生ハムで巻いて、さらに炙った後にバーニャカウダに漬け込んだ水ナスで巻いたものとフルーツトマトを一緒に頂くサラダ。ガツんとくる味はないけれど、それぞれの味が柔らかに混じって美味しいや。手の込んだ仕事。
フランス産が解禁になったということで、特別に仕入れてみたというフォアグラ。(普段はハンガリー産)。もっと後で出てきたら、(胸やけして)ムカついていたかもしれないけど、まだ大丈夫。甘口のヴィンサントを煮詰めたソース。フルーツのビワも含めて甘さが良く合うフォアグラ。
スープは、生ハムの骨から取った、和風でいう煮凝り。濃厚なジュレだけど冷やしてあるので舌には優しくかんじます。薄くスライスしたアワビも口直し変わり。サービスする前にシェフ自ら氷をガリガリとクラッシュしてくれてます。
パスタは、国産の米粉(麺用)で作ったキタッラ。角がたった麺で、ざらつく食感があってボソッとしてるけど、粘りのある白い麺。麺自体の味は小麦には負けるが、ソースを選べばいいかも。トビアラのエキスたっぷりで、旨いけど、トマトと米とが合うかは血と疑問。オリジナルパスタになれば面白いな。和風のソースなんかにはいいかもしれないと思うけど、ここは使わないそうだし・・・。
パスタに白ワインの「コルドゥーガ・シャルドネ07」。
魚料理は地あなご2本。ムニエル。定番の料理法だけに、アナゴの脂を活かし旨みを逃がさない特徴が生かされてます。付け合わせもパン粉をまぶしてあります。
白ワインが替わって「コルドゥーガ・ソーヴィニヨン07」。
肉料理は、イベリコ豚の肩ばら肉。その下にあるのが(とうもろこし?の)「おやき」=インパナーダ。それに岸和田の破竹だそうだ。今日はなんだか穀物類が多いので、お腹が膨れます。
肉にあわせてちょびっと「フォレスコ・カンポベッロ07」を出してくれる。
デザートは、チョコのシブースト。始めて。色合いからして濃厚なバニラ。イルカの抜き型で焼いたクッキー。
新しいは店は、7月1日プレオープン(もう半月先)ということで、バタバタらしい。その時はまだピザ窯は動いてないそうだが・・ローマ風のクリスピーなピザを提供するそうである。もうピザは食べたくないと言っていたけど、メニューが決まるまでは、食べ続けないとね。今メニューには「メロンとゴルゴンゾーラのピザ」っていう夏のピザが登場しております。
平成21年5月17日
晩御飯に、トラットリア「ラ・スクーデリア」へいく。相変わらず強い風が吹くし、雨交じり。そうだ、一度バスに乗ってみようと、南海の岸和田駅へ向う。
岸和田駅から、東岸和田駅まで2駅!しかない。バスといえば京都市バスしか乗った記憶がないけど、一駅が遠い。これでは、日常の爺ちゃん婆ちゃんの足には不向きジャンと不便さを感じつつ、バスがつく。バス停からは数分。
いつもと違ったテーブル。
- 地物ヒラアジのカルパッチョ、フィノキオとピスタチオの風味、スナップ豌豆、枝豆、トマト
- ホワイトアスパラ・グリーンアスパラ・アスパラソバージュのフリッタータ、白トリュフオイル、バーニャカウダソース
- 伊勢産雉の胸肉・玉ヒモ、熊本産有機野菜(ブロッコリー、ウイキョウ、蕪、大根、白ネギ、空豆、ズッキーニ、カボチャ、ホワイトアスパラ、アスパラソバージュ、スナップ豌豆、タケノコ、茄子、わらび)のボッリートミスト、雉のスープのアスパラソバージュのピュレ
- ホタルイカ、紀伊の活けアワビの冷製フェデリーニ、ホタルイカのミソソース
- ホウレンソウを打ち込んだカネロニ、白原タケノコと仔羊のラグソース、タケノコ、ハバネロ
- 炙った地アナゴのパイ包み焼き、わらび、アリアータのソース、バルサミコ
- 伊勢産雉のグリリアータ、モモ肉・ハツ・ガリ・ずりなど
- シャロレー仔牛のフィレ、紀伊産岩牡蠣
- 塩キャラメルのチーズケーキ、いちご、紅茶
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白ワイン「ビアンケッロ・デル・メタウロ・08」で始める。レモンの香りのスッパ苦い味。爽やか。
ヒラアジのカルパッチョで始まるお任せのコース。テーブルの上で、オリーブオイルをドレッシングしてくれます。新しい店のピザ職人さんが、自分で栽培しているというウイキョウ。
フライパンでサービスしてくれた玉子焼きは、トロトロ。特別な味付けはしていないというが旨い玉子。味が不足したときのためにバーニャカウダと用意してくれている。それもまた旨い。
メインかと間違えてしまいそうな、三つ目の前菜。スープ代わり。名古さんという人が志摩で飼育しているという雉の胸肉。雉の骨から取ったスープで煮た、大根・かぶ・タケノコ・ウイキョウなどが味が浸みてとても美味しい。玉ヒモたっぷりなので、記録しておく。アスパラソバージュの淡い身度色のピュレをスープで伸ばしたペーストが小皿で出てきて、野菜とか肉とかに塗りたくって食べます。アスパラソバージュというのは、豆の香りがして、胡椒のような辛味がある。よく煮込まれた野菜によく合う。雉肉では淡白な味でアスパラの香りに負けるほど。どう考えても、前菜ではないよ。ソバージュだけのスープとかも美味しそうだ。
二つ目の白ワインは「コッリオ・シャルドネ・06」。樽の甘さが感じられる軽い味。
一つ目のパスタが、ホタルイカのミソソースのパスタ。アワビ入りだけど、イカのミソの味に負けて勿体ない。ミソが濃厚な割に、ホタルイカ君は多くない。ミソだけ使ったかな?ご勿体ない!
もうひとつのパスタが、カネロニ。ホウレンソウを練りこんだ自家製の薄っぺらいシート。それで仔牛のラグーを包んだもの。焼いたバターの香りが立つ。ハバネロのキリっとした辛味にシャキシャキのタケノコ。岸和田の白原という地区もタケノコで有名らしい。そういえば昔、車で走っていたときに路端の無人販売を見たような記憶がある。
仔牛料理にあわせて赤ワインの「テルース・ロッソ・ラッツオ・07」。ブルーベリーのような香りと味。渋みは少ない。
魚料理が穴子。月曜日には不漁といっていたが、黒板にもメニューアップし始めております。アクセントにねっとり蕨が巻きこんであってアナゴの脂と絡んでむっちり。お布団にくるまっている穴子のようだ。ニンニクのソースに、バルサミコとオリーブオイル。
肉料理が出てきたと思ったら、肉料理の前菜らしい。雉さんのいろんなところのグリル。ズッキーニ、胡瓜、赤ピーマン。手羽先などの骨の周りも、モツも旨い。とはいえカミングアウトすると、生肝は好きだが、火の通った肝でボソボソするのはあまり好きじゃない。
本当の肉料理は、シャロレー仔牛のフィレ。ソース代わりに岩牡蠣をしたかったそうだが、丸っぽステーキのように登場。立派な岩牡蠣だったからタタクのが勿体なかったという。最後に濃厚な岩牡蠣のエキスは、辛いものがあるし、肉に牡蠣は、むちゃの舌には合わなかったな。ちゃんと仕上がっていればわからないけど。
デザートは、塩キャラメルのチーズケーキだそうだ。上から岩塩を振ります。最後は甘いものが欲しいです。
使う時はジャバジャバ使っちゃう、いつものEXヴァージンオイルを頒けていただく。
平成21年5月11日
ランチに飛び込んだのは(毎度のことながら)「トラットリア・スクーデリア」。連休中は忙しかったそうだが、連休明けは一息。
前菜、パスタ、デザートを選ぶコース。
- 周参見ケンケン鰹の瞬間スモーク
- スープが、カネ・デルリ・イン・ブロード
- 鴨のたたきの冷製スパゲッティ、軽いトマトクリームソース
- チーズケーキ、アイスコーヒー
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メニューから、岩牡蠣が消えていて、残念。どうやら和歌山の漁師さんは、連休で働きすぎて、お休みのようだ。で、お気に入りの(よく頼んじゃう)カツオです。ニンニクのソースが旨いお皿。和食のカツオのニンニクと違って、牛乳をつかってソースに仕上げていると聞いた覚えがあるが、まろやかな香り。ニンニクのチップも好きだ。パブリカ、蕪、赤かぶ、ウイキョウ、ブロッコリー、ナス、トマト、ソバージュアスパラ、胡瓜、さやいんげんと野菜たっぷり。
肉団子のスープ。
今日は、大阪でも真夏日だそうで、冷たいパスタを所望。メニューに書かれていたのは、前にも頂いたアワビのんだったが、和歌山の漁師さんは・・・・。で、冷たいのんをお任せしたのだが、出てきたのは「河内鴨を叩いたパスタ」。水ナスを刻んだのも仰山はいってますが、トマトの香りと味がつよいので、鴨が負けているようです。オリーブに、ピスタチオ(?)。いろんなアレンジができそうなパスタだった。素人でも、サンマとかアジとかカルパッチョってトマトと和えるとか・・・。
軽めのデザートを選んだつもり。
マリーナに開店するお店は夏休みまでにはオープンさせようという計画(当初より伸びた?)だそうだ。オープンテラスも含めて最大60名とか。大変だぁ!!夜10時以降になると、CAなどの乗務員の食事の場所が近くにないそうだので、期待できそうだという話(皮算用ね)。薪窯を使いこなすようになるのは、時間がかかるので、オープン当初は窯をつかえないかも。
平成21年4月19日
晩御飯に、トラットリア「ラ・スクーデリア」へ、歩いていく。
- カトッツア、モッツアレラを挟みこんだ揚げパン
- 和歌山産岩ガキ、ガルムとレモンのソース
- 和歌山産サザエのアルフォルノ、バーニャカウダソース
- ホタルイカとンドゥイヤのスパゲッティ
- 和歌山産活けアワビの冷製スパゲティーニ、肝のソース
- 釧路産ハッカクのオーブン焼き、いろいろな春の豆類
- シャルレー仔牛のカツレツ・ミラノ風、二種類のアスパラガス
- 高知産フルーツトマトとヨーグルトのムースとキウイ・トリコロール仕立て、赤肉メロン、チーズケーキ、レッドグローブ、イチゴ
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泡なワイン「プロセッコ・ディ・ヴァルドビアーデネ」。甘味のある口当たりのいい味。
「馬車に乗ったモッツアレラ」という、パンを馬車に見立てたナポリの名物料理らしい、揚げパン。
でかいけど、薄っぺらい岩ガキ。今日は、ガルム(イタリアの魚醤)とレモンのドレッシングをかける。こんがり焼いたズイキがトッピング。少々カキのかけらが邪魔するよ。
2杯プロセッコを呑んで、続いて白の「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ07」。
サザエが2個。火が通してあって、もう引っ張り出してくれている。デジカメを待って、取りだしてくれはる。大きい!サザエの壺にバニューカウダソースがはいっているし、食べる前にオリーブオイルをドレッシング。別に半熟の玉子が出てきて、最後のソースを絡めて玉子を食べるようにと言われる。でも、サザエに玉子をヌリヌリして食べる方が旨いと思う。上品なお店ならきっとサザエは一個だな。
パスタのひとつ目は、ホタルイカ。目と嘴と軟骨を取り除いた生イカをパスタに絡めると、イカさんはグチャグチャになるけど、パスタはええ色になってます。そこへ唐辛子のンドゥイヤが加わって赤味が増す。とても旨いソースだけど、むちゃ的に辛い。辛いが旨いので困ったものだ。また麺自体が旨い。
さっぱりした白ワイン「シャルドネ07・プリアテッラ」は、レモンのような爽やかさ。
二つ目のパスタは、アワビの肝ソースのスパゲッティ。アワビとズッキーニ、水ナス。ここでは初夏の定番パスタ。旨い。同じ麺のようで、やっぱり旨い麺。
魚料理はハッカク。お豆さんは・・・いっぱい。一緒に食べると、魚の塩加減と豆の甘さが旨い具合に重なりますな。今日も「ハッカクの鯛」を掘り出す。だんだん慣れてきた。
肉料理は、シンプルに、カツレツ。食材はシャルレー仔牛。レモン。付け合わせは、グリーンとホワイトのアスパラ。はっきり言って、日本風の肉厚で、中身がレアでピンク色しているようなトンカツ・ビフカツの方が好みですな。
デザートは、野菜をつかったものを、ここのところ若いスタッフへ課題としているという、で出てきたトマトのムースをつかったデザート。トマトの香りしっかりです。イタリアン・トリコロールらしく、赤と緑がもう少し濃くなれば満点だな。フルーツは、メロン、ブドウ、イチゴ。紅茶はポットサービス。
平成21年4月13日
観終わった後のランチには、「トラットリア・スクーデリア」に行く。
今日は余裕の入り。
前菜、パスタ、メイン、デザートを選ぶコース。パスタを迷っていると、シェフが考えるというので、お任せした。
- ミネストローネ・スープ
- 地鶏レバーのパテ・マルサラで仕上げたベーコンを乗せたロンバルディア風
- 北海道産ハッカクのアクアパッツアにカサレッティ、アサリ、ホタテ貝柱、タコ、イカ、わらび
- キングサーモンのパイ包み焼き、赤ピーマンのソース、トマトソース、アリアータソース、バジルソース
- チーズケーキ、アイスコーヒー
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スープは2種類から選べるが、先週とはちがうもので「ミネストローネ」。もうちょっと煮込んでもいいな。
選んだ前菜は、久しぶりにレバーパテ。ベーコンはマルサラでソティしてあるのかな?パテのアクセントになってます。ガーリックトーストにサラダ付き。
「はっかくは大丈夫ですか?」と聞かれて「八角茴香(スターアニス)」のことと思ったけど、でてきたのは魚の「八角」。ややこし。北海道産の鎧のような固い皮の魚。クリスマスの時期に使いたくて注文を出していたらしいが、ようやく入荷したという。理由は聞いて苦笑いしちゃったけど。冬が旬の魚なので、まだ水温が低いという話もあるけど、漁ができなかっただけ。背中から骨に沿って包丁をいれ中骨をハサミで切り取ったヒラキでアクアパッツアにしてあります。そのアクアパッツアにS字の断面のショートパスタ・カサレッティがゴロゴロ。固めに茹でたらしいけど、少々硬い。上手い事、「ハッカクのタイ」が取れた。浅利の殻に乗せてみました。
メインはサーモン。脂がジワーっと滲むパイ包み。四種のソースを周りに添えて、麗しい皿。
チーズケーキのことを「ズーチー」というらしい。
平成21年4月6日
ランチには、「トラットリア・スクーデリア」に行く。
電話で空席を確認して出かけたのだが、2組しかいなくて、がらがらですがな、と思ったら、既に一回転して、これからも予約で満席なんだそうだ。今日は、入学式というので、親子連れでランチで賑わっていたそうだ。むちゃの子供の頃には、そもそもイタリア料理店なんかなかったよ。というわけで、食ってやる!
前菜、パスタ、メイン、デザートを選ぶコース。新しいメニューを食べたいのだが、記憶のある皿がほとんどで、悩む。
- 沖縄産完熟かぼちゃのスープ
- 上りカツオの瞬間スモーク、有機野菜の盛りこみ・バーニュカウダ
- キングサーモンとキノコのタリアテッレ、(海老ガラのフォンの)軽いトマトクリームソース
- 紀州産地鶏のアッロースト、十穀米の焼きリゾット、ふだん草、ホワイトアスパラ、野生のクレソン、サバのソース
- チーズケーキ、アイスコーヒー
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お得意のパンプキンのスープ。
カツオの下にはズッキーニ。にんにくのチップにアリアータのソース。ホタルイカに貝柱。野菜は芽キャベツ・ビエトラ・フルーツトマト・パプリカ・レンコン・土筆、モッツアレラ。野菜にはアンチョビの香り。
ディナーじゃないので、ライトに鶏さんを選びます。サバをソース代わり。十穀米の焼きリゾットが付きます。ホワイトアスパラに、ふだん草とクレソン。クレソンは泉南の方で自生しているものらしい。誰かが播いたんでしょう。
デザートもライトに・・・・。
平成21年3月8日
晩御飯には、予約していたトラットリア「ラ・スクーデリア」へ、てくてく。
- アフェターティ・ミスト〜ハモン・イベリコ・ベジョータ、イベリコ・チョリソ、パルマ生ハム、犬鳴で獲れた野生いのししのサルシッチャ、モチェッタ(エゾシカの生ハム)、泉佐野産アスパラガス
- 地野菜と海の幸のマリネ〜手長エビ、車海老、ホタテ、キングサーモン、地タコ、カリフラワー、ブロッコリー、芽キャベツ、ほうれん草、ウズラ豆、白いんげん豆、蕪、フルーツトマト
- 犬鳴いのしし(うりぼう)の胸腺肉、熊本の有機ネギ・ジャガイモのソース
- ポルチーニ茸のピッツァ
- アンデスレッドのニョッキ、はりいか、ほたるいか、イカ墨のソース
- タラバカニとモッツアレラ・ブッファラのアルフォルノ〜高知産フルーツトマトと菜花添え・蟹のジュのスープ仕立て
- 犬鳴いのししの赤ワイン煮込み(サルシッチャ、すね肉、外もも、春キャベツ)、ヤーコンの葉の香り
- ホウレンソウのブリュレ、生キャラメル、紅茶
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今日は特別に「桃の滴・RISSIMO・2007・純米・精米歩合65%」を持ち込ませてもらって、試してみましょう。実は、お客さんの中に、蔵元と御親戚の方がおられて、マスターもマダムも御存じであったというか、この店のワイン会でも披露したそうだ。若干酸味のある香りがあるものの、落ち着いた味と古酒らしい香りはそのまま。
いつものようにワインもお任せでだしてもらう。まず白ワインの「ビアンコ・ディ・コルテ07(パステルノステル)」というのん。華やかな香り。
ワインのつまみになる、盛り合わせ。先月のモチェッタ(真黒っけ)が十分熟成されて、艶めかしいムニュムニュな食感になっている。旨みも増した印象。RISSIMOは違和感がない。でも無難にあうという印象。日本酒のキレの良さが、料理の余韻を消してるキライもする。一長一短、どっちもどっちかな?
海の幸と野菜のマリネ。ダウロのオリーブオイルをドレッシングしてサービス。お家でもこのオリーブオイルと吟醸酒とが合うことはしっているので、安心のマリアージュ。不思議と古酒の香りが消えて、甘味が際立つようになる。浅漬けの野菜がとってもいい。
赤ワインの(先月もでたアルト・アディジェの)「ピリ・ネロ06(ケットマイヤー)」を出してくれる。枯らような薄いレンガ色で、馴染みのない独特の香り。
泉佐野の東側の紀泉高原の麓の温泉地でもある犬鳴で獲ったうり坊の胸腺とジャガイモのピュレ、焼きネギの香り。グニュグニュ、プリプリのコラーゲンの胸腺がとても旨い。ちょっと筋が有るものの、旨みがどんどん滲みでてくる。ジャガイモも甘いし、ネギの香りもいい。赤ワインは弱いけど、RISSIMOは無難に呑める。
しっかりした赤、「キャンティ・クラシコ・レ・コルティ04」。渋みもしっかり。
久しぶりのピッツァは、薄いパリパリの生地にポルチーニ茸。とても味の濃いポルチーニ。香りと味があるものには、ワインの方が楽しい。RISSIMOでは、消し流す印象。
パスタは、アンデスレッドを練りこんだ甘さのあるニョッキ。はりいか、ほたるいか。ソースはハリイカのイカ墨。
魚料理は、タラバ蟹。モッツアレラ。タラバの下にはソースを含んでボタボタニなったガーリックトースト。旨みたっぷり、いや、旨すぎる蟹のソースになってます。味が濃すぎて香りが、もうひとつ。刻んで煮込まれているフルーツトマトの甘味が、蟹にそぐわない印象でした。
肉料理は、ウリ坊の赤ワイン煮。前菜のサルシッチャ、ブロック状の赤身の外モモ肉、コラーゲンの多いスネ肉。緑色の野菜は春キャベツ。ヤーコンのリーフのパウダー(香りは抹茶や青汁に近い)で苦みを出した煮込み。新しくて面白い味でした。赤ワイン煮には赤ワインだよねぇ。
デザートには、緑色のブリュレ。粗目の砂糖をキャラメリゼ。ほうれん草の香りが分からない。スクーデリア風生キャラメル。人気の花畑牧場のはどんなのか知りませんが、、きっと時間不足の出来あがりなんじゃないかと・・・。
今日のお試しのRISSIMOは最後までチビチビ合せてみたけど、日本酒は西洋料理にも十分あうという印象は間違いないと感じる。白の代わりにもなるし、赤の代わりにもなりうる。ただワインの派手な香りや酸味がない分、華やかさは無い。料理の余韻を味わい切れない時があるようです。かってはフレンチにも持ち込んだりしたけど、無理に日本酒を選択するかどうかは、個人の趣味、という当たり前の意見に落ち付く。RISSIMO自体は、味の濃いソースにはちょっと疑問だけと、オイルを使った前菜などには個性がでている印象。まぁ日本酒にもいろいろなタイプがありますから・・・。
平成21年2月15日
晩御飯には、予約していたトラットリア「ラ・スクーデリア」へ、てくてく。
お昼は泉州マラソンの影響ですいていたそうだが、夜はほぼ満席。昨日も盛況だったそうだが、夜はマチマチだそうだ。グルメガイド本の影響はあるようで、よかったですねぇ。適度に席が埋まるのは大歓迎。
- クロスティーニ・コンケッカ(フルーツトマトとモッツァレラ・アンチョビを載せたガーリックトースト)
- モチェッタ(自家製エゾ鹿の生ハム)と蕎麦粉のタルト・鹿の脂身と松の実のソース
- 白子のアル・フォルノ、イベリコ豚チョリソと黒キャベツ添え
- チロル風紀州地鶏のロースト(ガランティーナ)、ホウレンソウ添え
- カネ・デルリ・イン・ブロード、アルトアディジェのパン団子のスープ仕立て
- 地野菜とアロエベラの冷製スパゲッティ
- グラン・ミスト・マーレ(海の幸のグリル・天然真鯛・手長エビ・クルマエビ・いか・タコ・かき)、白エビの手打ちパスタ添え
- 仔羊のアッロースト、ゴルゴンゾーラのソース、葉玉ねぎ、アンデスレッド、岩塩焼き
- イチゴのファゴッティーノ
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さっぱり泡もの「プロセッコ・ディ・コネリアーノ(カルベネ・マルヴォルケ)」というスプマンテ。口当たりのいい甘さの後にレモンのような爽やかな苦みが残る。
今一出来にバラツキがあるというフルーツトマトにモッツァレラ・アンチョビを載せ焼いたパン。ガーリックとオリーブ、塩分が、イイお味。
白ワインに替え、南チロル(北イタリア)のアルトアディジェの「ゲブルツトラミネール07(ケットマイヤー)」というのん。ネーブルのような甘い柑橘系の香りが高い。のど越しは軽い。
鹿を赤ワインにシナモンなどと一緒に漬け込んで乾燥させたという自家製のハム。ねっとり、ムッチリの食感。不思議と旨い。そば粉のタルトもむっちり。生ハムにタルトにの乗った松の実のソースを一緒にすると更に旨い。
白子のオーブン焼き。ムニュとした雲子にガーリックチップにチョリソの香り・苦みと塩分とが絡んで旨い。
ドイツ風のザウアークラフトと地鶏で巻き、生ハムで覆って焼き上げたガランテーナ。クミンの風味だというが、よくわかんない。なんだかこれだけでメインの一品になりそうな皿。前菜4皿!
豚さんをパンで団子にしたスープ。ここにもチョリソー。ハーブの効いたスープだ。
パスタは、はやくも冷製。まぁ口直しにさっぱりと・・・実験台にされてしまったような妙な食材はアロエベラ。もちろん自家製の下処理でカンパリを使って煮たそうである。甘くもあり、苦くもある不思議なパスタに仕上がっている。トマト・インゲン・レンザン・カリフラワー・ブロッコリー・アカピーマン・赤かぶ・かぶら・芽キャベツと盛りだくさん。
魚介いっぱいの魚のグリル。でかいスカンピ。ドレッシングのオリーブオイルの香りがとてもいい。
白ワインを3杯ほど呑んだかな?肉料理に合わせてアルト・アディジェの「ラグレイン・レゼルヴァ04(ケットマイヤー)」という赤ワイン。
骨付き仔羊2本。ゴルゴンゾーラの塩分がしっかりのソースだけど、肉に絡むと美味しいソース。地のネギも甘い。
デザートは、定番のフォゴッティーノ。
メニューにのってない皿を一杯出してもらって、新しい味を楽しませていただいた。今日はワインも含めて、アルト・アディジェの郷土料理を出してくれたそうです。
他のお客さんが早くに帰ってしまったので、ゆっくり話し込んで迷惑をかけちゃいました。シェフにも花粉がやってきたそうで、むちゃも眼が痒い。
平成21年1月11日
寒い風が強い中、予約していたトラットリア「ラ・スクーデリア」へ夕ごはん。
夜は正月から入りが悪いという。今日は半分ぐらい。
いつものように、すべておまかせ。
- クモコのフリット(国産そば粉の衣)、サルチチョン
- イタリア・ポルケッタと有機野菜のマリネ、フライエッグ
- イベリコ豚のガツのコンソメベースのスープ、パルジャーミーのお焼き、バゲット
- ピサレイ・エ・ファーゾとイタリアのヒヨコマメ・白インゲンマメと豚足のソース
- サルディニア産カラスミのタリオリーニ、クリームソース、ハモン・イベリコ・ベジョータ
- イベリコ・ベジョータの肩ロース肉のサルッツオのブロデッタード
- フルーツ(イチゴ・キウィ・メロン)の入ったザバイオーネ、生クリーム、ザクロシロップの風味のクリーム
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まずカラーブリアの白ワイン「クリトーネ・ビアンコ’06」から・・。レモンピールのような爽やかな苦みの奥に甘さが残る軽い白。
ねっとりしっかりした雲子のフライ。衣にはそば粉。サルチチョンの塩辛さがいい具合。
塩を摺りこんだ豚のポルケッタ。このポルケッタは塩が強い出来具合だったそうで、フライエッグを添えてくれる。ナイフで割ったところでデジカメる。これもええ塩梅。野菜はマリネした、れんこん、パプリカ、胡瓜、かぶ。緑は人参菜。
スープはコンソメベースのガツのスープ。バゲッドとパルミジャーノを小麦粉で練って焼いたのとを、ドボッと浸して食べる。元々はバゲットにチーズを乗せて焼いてスープに浸すそうで、ちょっとアレンジしたそうである。馴染のないアジだけど、まずくもない。
1番目のパスタがショートパスタで、パン粉を練り込んだニョッキ風のピサレイ・エ・ファーゾ。一緒に煮込んであるのが、刻んだ豚足・ひよこ豆・白いんげん豆。パスタの小麦よりパンの香りがする、グミグミ。豆はお腹が膨れますなぁ。
ヴェネトの白ワイン「レ・ラーヴェ・ヴェネト・ビアンコ’05」に変わる。黄色が強い落ち着いた味。
2番目のパスタが自家製の細麺・タリオリーニ。クリームソースで和えてあるが、カラスミ(ボッタルガ)の摺りおろしたのが混じっているし、上にのっているのが、直前にスライスしたハモン・イベリコ・ベジョータとカラスミ。塩の旨みが活きる組み合わせ。
メインの肉料理は、イベリコ・ベジョータの肩ロースの煮込み。肉桂の香る赤ワイン煮(サルッツオ)に卵黄のブロデッタード・ソースのダブルソース。随分食べているけど、それでも旨い満喫。玉ねぎとチーズを焼いたものが添えられている。
肉料理に合わせてだしてくれたのが、トスカーナの赤ワイン「テヌータ・マリシリアーナ・ビリッロ’06。
若いスタッフが考えてくれた新しいデザートは、生クリームの上にフルーツを置き、クレープで覆って、グレナデン・シロップ風味のオレンジ色のソースでヒタヒタにしたもの。
茶色い部分は焼き目を付けてくれたのでしょう。微妙な姿をしているけど、甘いソースで食べるフルーツやクレープが美味しいよ。ただ、底深の皿でなく、平皿でお洒落にサービスすれば、見た目もいいんじゃないかな?
平成21年1月7日
寝過ごして朝食をあきらめ、パスタを食べに「トラットリア・スクーデリア」に行く。
年始の挨拶、一番客。不況のせいか、正月から人が動かないそうだが、次第に満席。
スープ、パスタ(orピザ)、メイン、デザートが(つまり全部が)メニューから選べるが、(期待もしてないけど)七草リゾットはない。
- かぼちゃのスープ
- 牡蠣の焼きリゾット、バーニュカウダの野菜
- いのししのガツの煮込み
- ビエトラとリコッタチーズのムースを包んだプリン
- 熊本産のいのししのロース肉の炙り、菜の花、パースニップのピューレ、玉ねぎ
- チーズケーキ、紅茶
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寒い季節だけにこってりしたスープが旨く感じる。
前菜には、牡蠣を選ぶ。牡蠣は五個。添えられた、蕪、芽キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、胡瓜、パプリカ、アスパラ、人参にバーニャカウダをかけてある。
ちょっとしたアクシデントで、サプライズに一品出してくれて、イノシシの胃袋を2時間ほど煮たもの。チーズ・トマト。とりたたて旨い部分ではないけど、食感がいい。
ラザニアのような平べったいパスタで、うまい菜とリコッタのムースを飴ちゃんを包むようにしたプリンというパスタ。注文して皿に出てきて、以前にも食べたなぁと思い出した。1年ぶりだ。パクパクたべればスグになくなっちゃう。100%ぐらい増量してほしいくらい。スーゴ、ブロードなどの塩味のソースも旨い。
地もとのではなく、熊本のイノシシ。脂が半分ぐらいあるロースの部分。パースニップのピューレが、手前にポテッと添えられております。餌がサツマイモなのかもしれないけど、いわれてみれば芋のような味わいもある肉質。脂もさらっととても美味しい。添えられた緑は、菜の花。その下には、玉ねぎを小麦で絡めたものかな?
軽くチーズケーキで〆る。
平成20年12月18日
ランチに「トラットリア・スクーデリア」に行ってやる。
時間をはずして向ったのが幸いしてか、駐車場があいていたが、直ぐに一杯。
メインは食べなくてもいいかと踏んでいたけど、「山ウズラ」が入ってますけど・・・とメニューのホワイトボードに書かれていないのを勧められると、もうだめだ。勧められたら断らない。しっかり頂きます。
- 鮮魚(名古屋ふぐ、帆立貝柱、キングサーモン、地タコ、イカ)と有機野菜(ブロッコリー、ヤーコン、パースニップ、かぶ、赤かぶ、隠元、レンコン、ししとう、カリフラワー、胡瓜、赤ピーマン、黄ピーマン、トマト)のバーニャカウダ
- ミネストローネ・スープ
- 牡蠣のスパゲッティ・ガーリックオイルベース
- フランス産フレッシュ・ペルドローのアッロースト、肝串、ハツ串、せせり、ベヴェラーダソース、オニオンのガーリック炒め、ポレンタ添え
- 篤姫プリン、洋ナシ、イチゴ、キゥイ、柿
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前菜はお任せしたら、バーニャカウダのサラダ。盛り沢山でございます。バーニャカウダも旨いし・・。
具沢山のスープ。
オイルが牡蠣のジュと絡んで、乳化したソースに、ムッチリとしたパスタがとても旨い。やたらとパスタが旨い。とにかくパスタがいい。ナポリのパスタらしくのだが、出来不出来のバラつきがあるのだが、いいのに当たると本当にいいのだと仰る。いかにもイタリヤ的な品質だけど、旨いのだから文句はない。(具材やソース、メニュー構成によってパスタも数種類から選ぶので、次はこれが食べられるかは、分からない)。ニンニク香るソースだって巧い。
事前にプレゼンしてくれるフレッシュの山ウズラ。首も付いてて美味しそうだ。一羽食べますかと聞くけど、それはなんでも食べすぎやで。と半分にしてもらう。日曜日の洋食屋のメニューにも載っていたんだけど、一羽になるというので断念した食材。注文受けてくれてありがとう。一羽をアラカルトで注文したらいくら?と聞けば、倍近い値段。山ウズラもピンキリ。
ローストしてくれた山ウズラに、ベヴェラーダというソース。ワインビネガーとコショウが効く。鴨とかイノシシとかも混ぜてるという、マネのできないソースだ
山ウズラの下にはポレンタ。山ウズラは切りやすいようにナイフを入れてくれてるけど、骨は切ってないので、ちょっと苦労するけど、どうせ最後はしゃぶるんです。・・・美味しい。内臓も串で焼いてくれはりました。
半分に割った山ウズラの骨をつけてくれたので、骨だらけで外すのに苦労しますが、骨をしゃぶって、ウイッシュボーンを探り当てゥイッシュ!ちょっと見苦しいけど、めったにお目にかかれないから、撮っておく。
さつもいものプリンが篤姫プリンと名付けられている。滑らかだけど、固め。
思いがけない鳥さんを頂けてラッキーなランチ。クリスマスメニューには、辛めのソースを使って出すようですが、むちゃはシンプルな方が好きだな。ちょっとランチとしては追加料金がかかったけど、今日も無頓着。
平成20年12月7日
晩御飯は、予約していたトラットリア「ラ・スクーデリア」へ。満席。
- 広島産牡蠣のゼッポリーナ、イワノリ・そばの実の入ったそば粉のフリット、焼きリゾット添え
- 犬鳴山野生イノシシのチェルベッロのカツレツ、バルサミコ・サバ・ガルムのソース、パブリカ、人参、ズッキーニ、かぶ、ブロッコリー、トマト、じゃがいも
- イノシシのレバーを混ぜた河内鴨・フォアグラのパテ、煮凝り
- 白トリュフのリゾット、イノシシのバラ肉の煮込み添え
- 北海道羅臼産シマソイのソティ、ブラックオリーブ・ピスタチオ・宇宙芋添え
- 犬鳴産イノシシのインサルミ、胸腺・肝・ロース・バラ
- 犬鳴産イノシシの煮込みの取り合わせ、ホホ肉・マメ・タン・上あご、マルサラ・シェリー・赤ワインのソース
- 犬鳴産イノシシの炙り焼きの取り合わせ、ホホ肉・上あご・ハツ・
- 津軽リンゴのパイ包み焼き・ジェラート、紅茶
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最初は白ワインで「コルテレンツィオ・シャルドネ06」。オーストリア・イタリア寄りのドイツのワインだそうだ。緑がかって軽いけど酸味があって、だんだんますます軽くなって甘味が感じられるようになる。ジュースみたい。
セルクルの半分のサイズで焼き上げたリゾットに牡蠣のフリット。やたらと海の香りが高いのだが、イワノリを入れていたそうだ。衣には蕎麦粉を使っている。牡蠣の旨みが50%増しくらい。
60キロ位の「うりぼう」が入ってきたそうだ。「うりぼう」は肉質が固いそうで、特にそういう部分はラグーやパテにつかっているという。とはいうもののしっかりした味に仕上がっている。パテの周りにできる煮凝りの部分はそれだけで十分旨いほどで、パテ自身は推して知るべし。とにかくワインが要るねぇ。
2杯目は濃厚な味のパテで、赤に替えて「テヌータ・マリシリアーナ・ビリッロ06」。香りが高くて、バランスもよくて、肉料理はこれで通したことになる。3杯?
モコモコとした唐揚げ風の一品が出てきた。脳ミソのカツレツ。全然臭いもなくトロミが旨み。珍しいものを頂き感謝です。
炭水化物はリゾット。白トリュフの香りより、ブロードで炊きあげたリゾットが旨いし、イノシシの煮込まれたバラ肉が更に旨くって、トリュフがかすむ。
魚料理には白にして「ウマニ・ロンキ・ヴィッラ・ビアンキ07・ヴェルデッキオ」。前回頒けてもらった絞りたてのオリーブオイルを(瓶ごと置いてくれたので)ドボドボ。まだ試してなかったけど、青臭い香りプンプン。
出てきた魚は「縞そい」という脂の乗った北の魚。始めて食べた「宇宙芋」。エアーポテトともいっていたけど、ムカゴのでっかいもの?芋という味ではない。ピスタチオやオリーブいっぱい。魚はもう少し塩がほしいな。いつもはしっかりなのに・・・。
イノシシが3皿続く。まず、胸腺・肝・ロース・バラ。面白い食感のリ・ド・ウリボウ!グニュグニュ、ムチムチ。生々しいレアな肝は好き嫌いが出るだろうなぁ。血の香りもする。骨つきのバラで、骨の部分をそいである。固いけれど(包丁をいれてくれてあるので。苦にならないし)噛みしめるほどに味が出る。
続いて煮込み。ホホ肉・マメ・タン・上あご。黒くて写りが悪いけど、グロテスクな形状のタンは舌そのものだ。舌丸々。マメは腎臓。ホホ肉は骨つきで肉の部分を削いで食べる。マルサラ・シェリー・赤ワインのソースが旨い。肉の下の白いのはジャガイモのピューレかな?数少ない部分を頂き感謝です。(後註:「サルッツォ風赤ワイン煮、パースニップ(白にんじん)のピュレ添え」とクリスマスメニューに載っている。)
続いて炙ったん。ホホ肉・上あご・ハツ。ハツ(心臓)がいい食感。美味しいかどうかは怪しいけど、珍らしい部位がでていて、ボリュームも含めてサプライズなメニューでした。
猟師さんが、もってきてくれるのだが、下処理をしてくれるらしい。が、どうしても保管中に血がでてくるので、なかなか手間がかかるそうだ。肉には熟成が必要だ。今年は契約しているそうで、地元のイノシシは必ず用意しているようだ。モツはないかもしれないけど。
デザートが、津軽リンゴのパイ包み焼き。焼き立てです。ジェラート添え。美味しいリンゴだったからシェフが食べたくなって作ったというパイ。どこかで聞いたセリフ。
今晩はパスタがなかったのだが、それはそれで残念ではあるけど、イノシシの内臓攻撃にも、お腹は耐えられた。
11周年記念の料理もやっているのだが、そろそろクリスマスシーズンで、予約もボチボチ。クリスマスのコースは¥8400で用意しているそうだが、値段をきいて辞めるお客(まだ客とは言えないかもしれないけど)もいて、結構ショックだそうだ。岸和田という土地柄?大阪市内に比べたら、お得だと思えるんだけど。
平成20年11月17日
ランチに「トラットリア・スクーデリア」に電話を入れ、向う。駐車場から溢れて、隣の店舗に間借り。「食べたらさっさと帰りましょう」だ。
シェフが「シシが入りました」と嬉しそうに教えてくれるので、もう任せる。
- 犬鳴で獲った野生のイノシシのレバーパテ
- 岸和田地卵「夢想丸」の半熟を乗せた生ハムのクロスティーニ、南昌ベーコン
- 野菜たっぷりのミネストローネ
- 紀ノ川産藻屑かにミソを打ち込んだリングイネ、藻屑かにのほぐし身のソース
- 犬鳴で獲った野生のイノシシの「はつ」、「肝」、「睾丸」のソティ
- 犬鳴で獲った野生のイノシシの、腎臓入りソーセージ、パッド(肩)、肩ロースのインサルミ、きのこの焼きリゾット
- デザートが、フォンダンショコラ・フランボワーズソース、栗の赤ワイン渋皮煮・栗のソース、アイスコーヒー
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泉佐野にある居酒屋の大将が、狩猟解禁日に撃ってきたという野生のイノシシ君。ソフトバンクでお馴染の紀州犬のチャング君とよしお君の写真をみせてくれます。子供を襲ったりしちゃ駄目だよ!。解禁の土曜日には、早速お店に納まったらしい。お得意のレバーパテに仕上げてありますが、臭いのが旨い。チーズのような香りもして、たぶん好きな人は多いでしょう。猟師さんも唸るほど旨かったらしいが、納得。車じゃなければ・・・。バカが飲酒して事故して引きづり回す事件があるだけ、絶対呑まない。
先付け2品目が、クロスティーニ。半熟の目玉焼きにした夢想丸を二枚のパンに載せて、上から生ハムをかぶせてある。真ん中にナイフを入れて、玉子が流れた所でデジカメ。玉子のコクと生ハムと南昌ベーコンとの塩分が絡んで旨いですがなぁ!メニューには、なかったけど、ありがとう。
スープがミネストローネ。味の濃いスープなんですが、あっさりに感じてしまう。
パスタが、定番になってきた「藻屑かにのリングイネ」。旨い旨い。日本料理屋では、もう蟹はマツバに移ちゃってしまっているので貴重。
メインかと思ったら、メインの先付け(?)だという、イノシシのモツ(内臓)。血の滲むような火加減の「レバー」。コリっとした「はつ」。お初のなんとも比べようのない「睾丸」!。ネギ?玉ねぎ?モツの印象が強くてなんだったか、気にもとめなかった。
メインもイノシシ。骨の周りの肉をそいで、腎臓を混ぜ合わせたソーセージは、ボソボソとしたゴリゴリした食感で、じんわり味が滲んでくる。イノシシ君は肩から衝突するらしくて、肩にゼラチン質の肩パッドが出来るらしい。ベロンとしたパッドでムチムチ。ボソボソのソーセージとあわせるといい感じだ。ムチムチ・ニュルニュル。メインのメインは肩ロース。筋肉質で繊維質。キノコの焼きリゾットが付け合わせ。
面倒くさいのに、11周年のメニューからフォンダンショコラを作ってくれた。ナイフを入れると、トロリと溶けだしてきました。キターぁ!なんだか今日はトロリとしたのが多いようです。
前回食べに来た翌日、福知山の野生のシカが入っていていたらしい。害獣として駆除されたシカかもしれない。食べたかったなぁ。イノシシよりも臭みがなく、美味しかったそうである。無念。
イノシシの中でも、脳味噌は食べたい一品であるが、猟師さんが取ったらしい。野生の生肉は、危ないらしく、カルパッチョは期待でいないな。冬は楽しみだなぁ。
22日に入荷するというキロ70万円の白トリュフを食べに伺う日を伝えておく。5グラムぐらいは・・・残しておいてねぇ。ノヴェッロはもう遅いかもしれないな。
ピエトロ・コッリチェッリ社のエキストラヴァージン・オリーブオイルのノンフィルターのノヴェッロ「フラントイオ・デッラ・ファットリア」を引き取る。濁っております。
平成20年10月26日
晩御飯は、予約していたトラットリア「ラ・スクーデリア」へ。
いつもの席。
- アオリイカのカルパッチョ、ンドゥイヤ・ソース
- 地ハモの炙りとイタリア黒米のスフォルマート、サバの風味
- モルツェロのクロケットとタコのそば粉のフリット、ポレンタ添え、ポルチーニのソース
- 気仙沼産戻りカツオのスモーク、ズッキーニ、アリアータソース
- リコッタチーズのタルトと紀州地鶏のリピエーノ
- イベリコ豚のコンソメ、貝柱、しめじ
- 地物ワタリガニ、イカ墨を練り込んだパッパルデッレ
- 乳呑み仔牛とハモンイベリコベジョータのサルティンボッカ、ポルチーニのソース
- 炒ったオオムギのパンナコッタ、ブラッドオレンジのグラニテ、栗渋皮赤ワイン煮
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泡の「プロセッコ・ディ・コネリアーノ(カッペネ・マルヴォッチ)」が出てくる。
アオリイカのカルパッチョにズッキーニ。見た目はイカソウメンだ。そうか!イカソウメンを買ってきて、簡単にカルパッチョができるのかぁ?メウロコ。最近シェフお気に入りの香辛料のンドゥイヤ。
黒米のスフォルマートにサヴァをかけ、鱧をのせてある。レモンがトッピングされているが、無用だ。
白ワインの「ヴィプラ・ビアンコ(ビジ)」。
タコにそば粉をまぶして揚げたフリット。熱々。ハチノスをじゃがいもと合わせたコロッケ。これも熱々旨い。ソースのポルチーニもいい香り。とうもろこしのポレンタは、お腹に溜まるようで、歓迎できないや。
最盛期を迎えた戻りカツオは気仙沼から。
カツオに合わせて赤ワインの「コッレピーノ(バンフィ)」。
鶏皮にミンチを詰めて煮込ん(?)であるリピエーノ。玉ねぎ。キッシュにはオリーブがトッピング。
盛り合わせで一皿にまとめてもよさそうなのに、ゆっくりと、作りたてを出してくれます。
昨年のハモンイベリコベジョータの脛を、今年のものを使う時にスープとして出すために保存していてらしい。濃い。
白ワインの「グレコ(フォンタナ・ガンディータ)」。
パスタは、真っ黒。見るからに「昆布の炊いた」のように太さといい色といい、そっくり。バラバラに刻まれているのがワタリガニ一匹。岸和田港水揚げのものだそうだ。カニスプーンでほじほじして、甘い蟹の身とイカ墨とが混じる。とても旨い。幅広麺だからか、今まで食べたイカ墨練り込みのパスタの中でも一番黒い!
さらに白ワイン「シャルドネ(コルテレンツィオ)」。
今日もハモンイベリコベジョータを持ち出して来て、目の前で削ぐ。これを焼き上げた仔牛に乗せて、さらに万願寺とモツッレラ、パッキーノ。万願寺の香りが立つ。仔牛には塩を振っていないというが、むちゃにはイベリコの塩分で十分旨さが引き出されているように思います。
デザート3品。ブラッドオレンジのグラニテ。スッパーで爽やか。滑らかなパンナコッタにポリポリの大麦。特別に味があるわけではないけど、食感も味のひとつのように思えますな。チャレンジした渋皮煮。結構手をかけたようで、赤ワインで煮たり、シロップで煮たりと、覚えられない。さっくりした食感で、ワインの香りがまだ残っている。甘さも控え目で、酸味と甘さと栗の味が殺し合わないようになっている。でも、こういう渋皮煮は初めて。どっちかというと煮込みが甘いのかもしれない。
11月上旬になると「白トリュフ」を予定しているそうだが、予定は未定だそうだ。
平成20年10月20日
ランチも終わる頃だけど「トラットリア・スクーデリア」に電話を入れ、向う。
メインを省いたランチコースで、
- 熊本産じゃがいものヴィシソワーズ
- ハモンイベリコベジョータを載せた生野菜のクロスティーニ
- サンマのブルスケッタのスパゲッティ
- チョコレートのスフレ、柿・イチジク・巨峰・アイスコーヒー
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まだ暑い日中だけにスープも冷たいのが2種類用意されていて、選んだのが「じゃがいも」。うん、じゃがいもだ。
ホワイトボードに書かれた「おすすめ」の中から、さらに「おすすめ」をお願いしたら、メニューにないクロスティーニを出してくれた。というか、ゴロゴロと生ハムをテーブルの横に転がしてきて、切り取ってくれます。てんこ盛りでパンが見えない。昨日から提供しているという生ハムで、まだ5人前しか使っていないという新品。今年は1998年創業という若い生産者「モンテサーノ」社を選んだという。サラダ風の野菜がハムの塩分を和らげて旨い。ドレッシングしてくれるオリーブオイルも旨い。けど、オイルで手がベタベタ。
選んだパスタが「サンマ」。焼き目をつけて焼いたサンマが載ったトマトベースのスパゲッティ。ケイパーやオリーブが香る。一緒に出てくるパンにサンマを載せても旨いし、一度で2度美味しいや。
デザートが、こっそり作ってくれていた、熱々のスフレ。
イタリアワインの新酒「ノヴェッロ」は来月11月の5・6日あたりだそうだ。
12月のクリスマス向けにスカルパート社の「パッネトーネ・クラシッコ」のリーフが貼ってある。イタリアのクリスマスケーキだそうで、クリスマスプディングやシュトーレンみたいな季節菓子だったんやね。マダムがイタリアで一番美味しいと熱かったですわ。トーネさんのパンという意味らしいですが、パッネトーネ種という酵母を使って焼くそうだ。どうも日本で売ってるものとは、全くの別物らしい。
3連休に山口までドライブ旅行していて、サプライズな200円のランチの土産話を聞く。恐るべし山口。
平成20年9月28日
晩御飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」へ、
- サンマの瞬間スモーク・みかん添え〜フェンネルシードの香り
- キノコ(タマゴ茸・アンズ茸・木耳)のフリット・そば粉のベニエ
- ホタテ貝柱・白エビ・インカのめざめのマッシュのタルト、ローズマリーの香り、アスパラガス
- 地物はも・地タコ・貝柱と地野菜のピンツァイモーニォ〜バーニャカウダ・ソース
- 生ハムを挟んだスピアディーナ
- タマゴ茸のスープ・アンズ茸とフレッシュフォアグラ
- ワタリガニと十穀米のリゾット
- ポルチーニ茸のタリアテッレ
- シャドークィーンのニョッキ、いんげん、〜クアトロ・フォルマッジオのソース
- スティンコ(茶美豚すね肉の煮込み、タマゴ茸・アンズ茸グリルとポレンタのオーブン焼き
- デザートが、マスカルポーネのチーズケーキ、カフェ・アフォガード、ラフランスを載せたパンナコッタ、紅茶
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今日の朝、シェフとマダムがキノコに詳しいお客さんと、和歌山の根来にキノコ狩に行ってきたそうで、タマゴ茸・アンズ茸・木耳2種を見せてくれた。今日はこれを料理してくれるそうだ。とりわけアンズ(トランペット?)茸の香りが素晴らしい。
前菜その壱は、まず、さんまのスモーク。みかんをトッピングして、オリーブオイルをドレッシングして、オイル漬けのフェンネルを載せてでてくる。
白の「ベェルデッキオ07、ウマニ・ロンキ」は、パイナップルやリンゴのような爽やかな香りと甘め・軽めの味わい。
前菜その弐は、見せてくれたキノコをビールで練ったそば粉をつけて揚げて出てくる。フリット。カラスミや摺ったカラスミが添えられている。
前菜その参は、ビスケットをタルト風にマッシュドポテト・貝柱・焙った白エビを重ねてある。
赤ワインに変わって「モリロッソ06、ディ・マーヨ・ノランテ」。これも軽め。
前菜その四は、グラスに細切りの野菜(水ナス・きゅうり・アスパラガス・オクラ・赤ピーマン・にんじん・隠元・タマゴ茸の石突)、小皿にはも・たこ・かいばしら。
ようやくスープがでてきたのは、タマゴ茸の黄色いスープ。コクのあるスープだが、食べてみないと説明できない旨み。アンズ茸もはいっている。ごろっと入っていたフォアグラとスープが絡むととてもとても旨い。キノコと脂が絡むと旨いですなぁ。
わたりがにのリゾットがスモールポーション。今日は魚がいいのがない、ということで魚料理はないそうだ。その代り、サイズを小さくあれやこれやの炭水化物。蟹の香りがとてもよくって、たくさん食べたいところ。
次の料理が出来るまで、生ハムを挟んだクレープのような薄いパンのサンド(?)。
パスタその壱が、イタリアのフレッシュ・ポルチーニのタリアテッレ。これも少なめにしてくれている。いい香り。
パスタその弐が、紫色のニョッキ。熊本の有機栽培の紫芋「シャドークィーン」という品種だそうだ。使われているゴルゴンゾーラが熟成が足りないのか、ペコリーノが多いのか、かなり塩が強い。これだけマイナス。
メインに赤「キャンティ06、バロンネ・リカソリ」
メインの肉料理が、茶美豚のスネ肉の煮込み。皮やアキレスがプリプリプルンプルン。ちょっとボリュームが多いのだが、ポレンタ(とうもろこし粉)が多いのだろうな。
デザート3品。紅茶。デジェスティフに自家製の「リモンチェッロ」を舐めさせてもらう。
これで魚料理が出ていたら、また帰る途中で苦しまなくてはいけなかっただろう。
キノコ狩ではたくさん採れたようで、他のお客さんにも出している。危ないキノコもいっぱいあるようで、専門家と一緒でないと危険。真似しないように。まだ秋のキノコは出てないそうである。先日の台風の大雨で、虫食いだったり、腐ったりしちゃったそうだ。
今年は、イノシシが捕れたら半分譲ってもらうという話が出来ているようで、タイミングがあえば、肝とかタンとかが味わえるかも知れない。でも、免疫が出来るまではお腹をこわすそうである。新鮮ならセルヴェスも食べてみたいなぁ。
いつものEXヴァージンオイルを頒けてもらう。次回入荷分から値上げするそうである。10月からいろんなん値上げするからなぁ。困るな。
平成20年8月31
晩御飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」へ、
やがて満席になる盛況。
- 新さんまのカルパッチョ、焼きナス添え、きゅうり
- 茶美豚ラグーとポレンタ(トウモロコシ粉)のグラティナータ
- 南昌豚ベーコンとアスパラガスのロトロ、リコッタチーズ、ローズマリー
- 河内鴨のタルタルとそば粉のクレープ、ラザニア仕立て
- 地タコ、白隠元、ウズラ豆のクロスティーニ
- 北海道産馬糞海胆の冷製フェデリーニ
- 白アマダイと岩牡蠣のインパデッラ、ゴボウ、ブラッドオレンジのソース
- 仔羊のブロデッタート、ナス、玉ねぎ、さつまいも、ミモレット
- フルーツ、白ワインジュレ
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まず、白ワインでカンブリアの「クリトーネ・ビアンコ07」を選んでくれる。しっかりした味。
焼きナスの上に、軽くマリネしたサンマ。胡瓜を乗せ、見ている前で、オリーブをオイルをドレッシングしてくれはります。青魚の香りも消されております。その分、胡瓜の香りが強くなって、一緒に食べるのは面白くないや。茄子とサンマがいい。サンマは重なっているので、一匹分?
2品目は、グラタン。豚さんのパサッとした食感にトロンとしたしっとりのポレンタ。じんわり旨みがこみ上げるような味。
アスパラガスをベーコンで巻いたん。それだけでは芸がないのかどうかは、わからないけど、リコッタチーズにローズマリーの風味。ベーコンは、ジャン・ポールとか言うていたけど・・塩を押さえた燻製の香りもおだやかなあっさりしたもので、全体に穏やかなアスパラベーコン。
ベーコンに合わせて、赤ワインで「アヴィオネージ・ヴィノ・ノーヴィル・ディ・モンテプルチャーノ04」。これも濃いめ。
生の鴨肉をクレープで挟みこんだ一品。クレープにはそば粉が使われております。
タコと豆を煮込んで、パンに乗せてある。むちゃの習性であるが、豆料理で御飯を食べるのが好きじゃないので、同じように豆料理とパンの組み合わせも、縁がない。悪くはないんだけど・・・。
お隣さんのコースは、前菜が盛り合わせの注文だったけど、以上の五品は、全部入っていたようだ。ボリュームは随分と違っているし、結構お腹も膨らむ。
パスタは細麺の冷製のウニ。ウニの殻を使っての盛り付け。蓋を取ってオリーブオイルをかけてくれる。刻んだ茄子やオクラ、ズッキーニなどがトッピング。ウニの味や香りが痩せている。カラ付きのウニは割ってみるまでわからないなぁという印象。
白ワインで「トラミネール・アロマティコ05」。洋ナシの甘く濃い味と香り。だけど、苦味もたっぷり。
一見して分かり難いけど、一番下に甘鯛。その上に岩牡蠣まるっぽ。ゴボウ盛りだくさん。ブラッドオレンジとはいうものの、甘味はなく、ほんのり香る程度。
メインは仔羊の背中。骨つき。チーズが香る。ブロードを温泉卵でトロミをつけたというソース。ホワイトソースのようでもあり、カルボナーラのような味でもある。軽めの味わいで、最後まで美味しく味わえました。
メインには赤ワインで「モリ・ロッソ06」。穏やか。
デザートは、夏ならではのカットフルーツに白ワインのジュレ。ブランデーグラスの底にアイスと生クリーム。たくさん食べた後では、実際の所、これが一番好き。
29日から本屋で販売中の「岸和田walker」には、イタリアンの先頭に1ページの扱いで掲載されているのだが、どうも写真が美味しくみえないとかで、ご不満な様子。このwebに詳細を載せてもらうとすると・・・ヒョエーと驚く信じられない月額を聞いた。そんなに宣伝費が出るほど儲かってるわけね?
平成20年8月25日
ランチタイムの「トラットリア・スクーデリア」へ行くことにする。webを作り直すという話が1年前からすすんでいるのだが、まだ時間がかかりそうだ。新しくblogを始めようかというような話もでている。
メインをパスしたお手軽なランチコース。
- 冷たいかぼちゃのスープ
- 天使海老のガレット、地野菜添え
- 紀州地鶏の冷勢フェッディリーニ、赤ピーマンソース、アスパラガスのフリッター、
- チーズケーキ・イチジク・ゴールドキゥイ、アイスコーヒー
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サラダかスープかを選んで、出てきたスープは「熊本産有機栽培のかぼちゃ」の冷製。甘い。
選べる前菜のほとんどを食べたことがあるので迷うところ、海老のガレットにした。カモ瓜、おくら、水ナス、胡瓜、トマト、隠元。海老がちがったのか、レシピが変わったのか、以前の旨さを感じなかった。カモウリは塩茹でしただけで、オリーブオイルをドレッシングしただけ。そんだけでいいのかぁ、とメウロコ。
パスタも、以前に注文したことがあったなぁと後で思い出す。真赤なソースはトマトソースみたいな色合い。黒い棒みたいなんが、アスパラを蕎麦粉で揚げたフリッター。
デザートはチーズケーキを選んで、アイスコーヒー。
平成20年8月10日
晩御飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」へ、満席!
- 生ハムで包んだモッツアレラ・ブッファラのクロケット〜サルサカンパニョーラ〜
- 活鱧と馬場茄子のジュレ仕立て・アカピーマンのソース
- 河内鴨のカルパッチョ〜地野菜添え・アランチャータソース〜
- モリーゼ風ガランティーナ〜紀州地鶏の豚ミンチ詰めペコリーノ風味
- 渡り蟹の冷勢フェデリーニ・カニミソのソース
- 地物スズキの岩塩焼き〜ンドゥイヤの香り
- イベリコ豚肩ロースとガリの軽い煮込み・岩手短角牛フィレ肉とハチノスと共に、十八豆
- バナナのクロスタータとフルーツ・パンナコッタ・白ワインジュレ・紅茶
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キリッと冷えた白ワイン「ドネリー・ピノシャルドネ」。
いかいもイタリアンな味わいのコロッケ。シンプルな味が「飽きるまで食べたい」一品。店まで30分余り歩いてくると、最初の皿は塩分があったり、酢のさっぱりしたのとかが、気持ちいい。
最近お目にかかる機会が増えた馬場茄子。生ナスに生ハモ。赤い彩りのソースが赤ピーマン。ジュレは白ワインの甘いジュレ。茄子の香りが強いし、ジュレの甘さがハモより強い。素材はいいけど、組み合わせには、首をひねった。
夏限定の白ワイン「アンティノリ・カプスラ・ヴィオラ07」。フルーティーな香りだが、ちょっと変わった含み香。ユニーク。覚えきれない、聞きなれない地ブドウの品種がその香りのモトらしい。
夏の鴨もいけますということで、カルパッチョ。ブラッドオレンジを使ったソース。ムチーと粘りのある肉質。ジワジワと旨みがでてくる。
豚のミンチにローズマリーを刻んで地鶏で巻いて煮付けたん。玉ねぎの甘味のあるソースで素朴な味。旨いんだけど、3枚は多い。普通は1枚でしょう、といいつつも嬉しいボリューム。メニューには載ってないけど(というか全部載ってないんだけど)、注文すれば1枚に付け合わせの野菜が添えられて出てきる感じでしょう。
続いて白ワインは「ブラミート・デル・チュルボ06」。樽の香り?
ようやくパスタ。量を減らしたというフェデリーニは冷勢。もうすぐ祭りで高騰する渡り蟹。今日のは泉州沖の蟹ではないらしい。パスタが少ないせいかもしれないか、塩味が強い。
夏が旬のスズキを岩塩で焼く。トウモロコシの皮。今日はマダムが塩釜を割ってくれる。でも塩が魚に回って塩辛い部分があったりで、難しい料理。先日のBBQの写真を見せてもらったが、塩釜をしていたようだ。唐辛子のペースト(?)ンドゥイヤは最近注目され始めてきているようです。紫じゃがいも。流行りのジャガイモに比べると甘くない。
肉料理には「バルベラ・ダルバ03」。渋みは少ないけど濃いベリーのコクと香り。
豚さんのガリが入手できたというので食べさせてくれます。ブタさんと短角牛、ガリとハチノス、という食べ比べ。カタロースの脂の旨さが勝ち。たっぷりのボリュームだけど、今日は余裕の味つけ。
ここで営業を始めて13年。移転のお誘いが来ているそうだ。近くといえば近くで、むちゃは近くなって嬉しいのだが・・・。
平成20年7月12日
陽が傾き始めても暑い。その中、予約していたトラットリア「スクーデリア」へ、
約半分の所にある「本屋」、さらに半分の所にある「スーパー」、と一休みしながら、近付いていく。
- 地あなごのカルパッチョ
- 天然スズキと水ナス・フルーツトマトのフレッシュなマリネ、ヤーコン・キノコのフリット添え
- 地あなごとホタテ貝柱のグリル、タプナードソース、枝豆、黄ピーマン、ラディッキオ
- フレッシュフォアグラをソティーしたクロスティーニ、カボチャのピュレ
- 「インカのひとみ」のビシソワーズ
- 豚すね肉ラグーソースのタリアッテレ
- アコウのブロデッド、野菜のガレット
- イベリコ・ベジョータの肩ばら肉の岩塩(塩釜)焼き、アンデスレッド・バター
- 白ワインのジュレと季節のフルーツ
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一杯目は白ワインで「ヴェルディキオ07」。苦味が清涼感になって、スッキリと心地よい呑み具合。
地あなごを薄造りにしてのカルパッチョ。美味しいダウロのオリーブオイルも手伝って、悪くない。日本料理屋でも生で頂けるのだからと、やってくれました。なかなか見事な包丁でございます。上にちょびっと皮も焼いて載せてある。
二杯目も白ワインで「ビアンコ・ディ・クストーザ06・ベルターニ」。柑橘系の爽やかな香り。
天然スズキのカルパッチョ崩れ?アナゴをカルパッチョとしてくれたので、トマトや水ナスと組み合わせたマリネ。高知のフルーツトマトは甘くてスズキより強い。塩もみしてマリネした水ナスも強い味。スズキの皮を焼いて小皿で出てきた。
温かい前菜は地あなごとホタテ貝柱。温かいアナゴは脂が滲んで旨さ倍増。(カルパッチョが美味しくないと言ってるわけではない)。
最期に出てきたら、とても食べきる自信がないフォアグラがクロスティーニ。前菜で出てくる分には、美味しく頂ける。たぶん、普通の店なら1個だろうな。甘いかぼちゃのピュレが合います。
フォアグラにあわせて、「シェリー・ペドロ・ヒメネス」を少しだけ。ジュワーと脂の滲むフォアグラに極甘口のシェリーが合います。
スープは「インカのひとみ」というパチモンみたいな名前のジャガイモを使ったビシソワーズ。九州で取れたじゃがいも。
赤ワインに「バルベラダスティ02・サンテ・エミリアーノ」。枯れた色合いだけど、ベリー系のまったり濃厚な味。
パスタ料理が、豚すね肉をつかったラグー。平麺のタリアッテレ。プルンプルンのゼラチンの部分も残してあって、食感もあわせて旨い。ちょっと舌に辛味が残るのだが、唐辛子をたっぷりつかったサラミ「ンドゥイア」というのを使ってみたそうだ。まだ日本では馴染みのないサラミだけど、そのままでは辛すぎるというので、オイルで伸ばして調味料代わりに使ったそうだ。大きいブロックで、見せてもらってるだけで汗が滲んでくるほど、辛いのが苦手です。
魚料理はアコウのブロデッド。半生状態に焼かれたアコウをガレットに載せて、小魚からひいたブロードを流した料理。煮込んでしまうとアコウが台無しになるというので、半生。大きくはなかったそうだが、卵が入っていたそうで、それも乗っかっている。このブロードが旨いスープ代わりになるほど。野菜のガレットは、掻き揚げみたいなお味。とにかくスープがとっても味が濃い。
魚料理にソーヴィニヨンの「テッル・アル・モンテ07」。香りの高いフルーティなワイン。
肉料理が、ベジョータの肩バラを塩窯で焼いて出てきた。なんだか色合いからして、卵白多すぎ。カチカチかと思えば、やっぱりフワフワ。サクサクでもないフワフワ。塩をよけらばトウモロコシの皮にくるまれた豚肉。ちょっと硬いけどレア。豚とは思えぬ味わい。同じように塩窯で焼いてくれていたのが、じゃがいも「アンデスレッド」。ジャガバタ。
肉料理には「キャンティ・クラシッコ05・パラッツィ」。軽そうな色だけどタンニンもしっかりのバランスのとれた赤。
デザートは夏のスペシャリティ・「フルーツに白ワインのジュレ」。グラスにたっぷり。キウイ、スイカ、マンゴ、さくらんぼ、イチジク。今週マダムは包近まで行ったそうだが、まだ出来が悪かったというので、使っていないそうだ。紅茶をポットサービス。
平成20年7月7日
今年一番の暑さ。外に出たとたんに汗が吹き出る感じ。それでもランチに向ったのは、「トラットリア・スクーデリア」。当然、車。
一番だろうと、開店早々に伺ったつもりだが、駐車場から溢れちゃった。駐車場が狭いんだから、グループのお客は乗り合って来なさい!!
で、メニューから選んだのは
- 冷たいかぼちゃのスープ
- ホワイトアスパラのミラネーゼ、フライドエッグ、パルミジャーノ
- 紀州地鶏の冷勢フェッディリーニ、赤ピーマンソース、アスパラガスのフリッター、ズッキーニ、オクラ
- 地穴子のロトロ、ブロッコリー、トマト
- パンナコッタ、サクランボ、アイスコーヒー
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スープもついつい冷たいのを選んじゃいます。開店早々にお客さんがどっと来たので、厨房は大変そう。料理の間があく。
食べたことあるけど、注文したのがホワイトアスパラ。玉子のフライを割ると黄身がジュワーとアスパラに絡んでくる。香りの高いオリーブオイルと玉子の甘味、パルミジャーノの塩気が混ざっていいお味!。皿に残った玉子もパンで食べるのも、旨い。
メニューだけで17種類のパスタが選べて、この季節嬉しい冷製が5種類。その中から、地鶏をつかった赤ピーマンソースのフェッディリーニ。これは始めてかもしれない。トマトのような色のソースだけど、柔らかなピーマンの香りが旨い。ソースがいいので、地鶏はなくてもいいや、って感じ。ローストしてスライス。
4年熟成のサバ・ソースを使った焼きリゾットを穴子で巻いたん。これももう何回も食べてるけど、相変わらず美味しい。1年前のランチでは2個だったよ?
肌理の細かい濃厚なパンナコッタ。ついつい冷たいアイスコーヒー。
今年のサマートリュフの出来が悪くて、香りが全然だめだそうだ。そういうときは、仕入れしないというのは立派。気に食わない食材を客に出さないというところが、気にいっております。
平成20年6月15日
晩御飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」へ、お出かけ前になって降り始めた。運が悪い。
料理もお任せなら、ワインもお任せ。何がでてくるか?
- リコッタチーズのキッシュ
- 地アナゴと水なすのインカサーダ
- 和歌山産岩牡蠣の白ワインジュレ仕立て
- 冷製かぼちゃのスープ
- 活あわびの冷製フェデリーニ、肝ソース
- 羊飼い風リコッタチーズのカサレッティ
- メバルのインパデッラ、パッキーノトマト添え
- イベルコ豚ベジョータの肩ロースのドゥエ・モンディ、カラーブリア風煮込みと炙り焼き・空豆ピュレソース、リゾット
- チーズケーキ、紅茶
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最初に泡のモンテベッロ・ブリュット(モッテベッロ)を出してくれる。口当たりはさっぱりだけど、後口に甘味が残る。
サルチチョンを刻んだリコッタチーズのキッシュ(タルト)。上からレーズンとブラックオリーブ。
アナゴの料理に注文を付けていたけど、イタリアンでは出来ない包丁技のようで、今日のところは、ぶつぶつと切って水ナスで包んだ一品。回りはアリアータソース。赤・黄・緑の野菜を散らして奇麗。泉州のアナゴは旨いですなぁ。ちょっと骨があたるのが難。
先日食べられなかった岩かき。ジュレたっぷり。
冷たいスープ。
3杯目になるが、白のリースリング・アポジェオ06(カディ・フラーネ)。
肝にフレッシュトマト・ニンニクなどを絡めて作ったソースがコッテリのアワビのフェデリーニ。部分的に少し硬いところが残ったのは残念だけど、生の食感を活かそうとしたらしい。むちゃは柔らかく火を通した方が好き。それでもソースが旨いので、一枚づつ溜息をつきながら食べるわけ。知り合いの漁師さんから安く入手するというので、あわび一個。堪能です。
もう一皿パスタが出てきて、ショートパスタのカサレッティ。羊飼い風というのはペコリーノチーズを使うということらしい。生ハムがたっぷり。カサレッティの下には、隠元、キャベツ、ナスなど野菜たくさん。チーズの香りプンプン。
魚料理が、めばる。ソティしてある。お好みでと、バーニャカウダが出てくる。めばるの下にあるのがシシリアン・ルージュとも言われる、シチリア産のトマト「パッキーノ」。めばるよりトマトの方を食べてほしいというほどのトマト。果肉が固く焼いて崩れるほどでもなく、甘味と酸味のバランスがいい。魚との相性もいいや。
で、5杯目になるテッレ・ディ・グルフィ06(フォンタ・カンディータ)も白ワイン。
肉料理は、ベジョータが出てきた。煮込みと焼いたのと、2種類。焙り焼きの下にリゾットが隠れている。どちらかといえば、煮た方が旨みが多い。ゼラチン質の旨さは煮た方が有利?両方とも旨いことには大差はないけど、お腹の方が、悲鳴をあげている。苦しい。ワインを半分残しちゃう。限界。
とはいうものの、デザートになると、落ち付く。出来立てのふっくらチーズケーキ。赤肉メロンとゴールドキウイ。
平成20年6月9日
向ったのは、「トラットリア・スクーデリア」。
中途半端に混み合う時間と思ったが案外すんなり席が取れる。しかし問題は駐車場だった!
- 冷たいかぼちゃのスープ
- 紀州地鶏レバーのパテ(ロンヴァルディア風マルサラ酒ソース、カタンツァーロ風モルツェッロ(肉とうがらし味噌風味)、かじきまぐろ・しらすのティアーナ(ペコリーノチーズの香・白魚の唐辛子漬け風味)、サラダ
- 三重産あさりの冷製スパゲッティ・アリアータソース
- 地アナゴのロトロ仕立て(きのこの焼きリゾット・4年熟成サバのソース)
- さつまいものプリン。ライムのセミフレッド・イチゴ、冷たいエスプレッソ、マロングラッセ
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サラダかスープを選ぶのだが、かぼちゃにした。
胡桃パンに、新しいローズマリーのフォカッチャが出てきた。ちょっと塩分きつい。
相変わらず旨いパテ。トリッパを煮込んだ一品には、イタリアの肉とうがらし味噌(?というような説明だった)。いつものトマト煮込みではなく、これも旨い。サラダをつけてくれた。ありがと。前菜で食べたかった和歌山の岩牡蠣は売り切れ。次回にお願いしておく。
パスタが遅れるのか?ティアーナという一品が出る。白魚の唐辛子漬けをつかってちょっと辛いらしいが、シラスの塩分が勝って気にならない。
夏は冷たいパスタが欲しくなる。ここには4種類も用意されていて、注文したのはアサリ。どっさりアサリ。もうちょっとソースが多いといいし、オリーブオイルもたっぷり欲しいところ。今一歩。
メインはアナゴをSABAで焼いてリゾットを丸めたもの。ここには、オリーブオイルをかけてくれた。焦げ目の付いた香ばしいリゾットもSABA。今年も美味しい。
デザートは、改善したというサツマイモのプリンを選んだ。苦みのあるキャラメルが染み込んで旨い。見た目はボソボソしそうな切り口だけど舌触りは滑らか。ライムを刻んで混ぜ込んだセミフレッドが爽やか。スペイン産の樹齢100年以上の栗から作ったというマロングラッセ。自家製じゃないそうだが、一個300円。ご馳走様。チビチビとグラッパなど欲しくなる。珍しくコーヒー。
平成20年5月18日
晩御飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」へ、
一番の客になってしまった。(で、一番最後に店を出る。)
- うすい豌豆の冷勢スープ
- 高知夜須のフルーツトマトと水牛のモッツアレラとバジリコのカプレーゼ、スナップ豌豆、ソバージュアスパラ、蕪、赤人参のソース
- ホワイトアスパラのミラネーゼ、フライドエッグ
- 水ナス・イベリコのチョリソ・じゃがいものクロケット
- 地物の蝦蛄をスモークしたキングサーモンで巻いたん、アリアータソース
- リジ・エ・ビジ〜空豆・枝豆・うすいのスープ仕立てリゾット、生ハム・イタリア黒米入り
- キタッラ・仔羊のラグーソース
- ノドグロのポアレ・フルーツトマトソース、トマト、アスパラ
- イベリコベジョータのグリルミスト(タン・ハツ・肩ばら、ハラミ、セクレト、トントロ、ロース)、ブロッコリー、ホウレンソウ、ソバージュ、アリアータソース
- イチゴのファゴッティーヌ、さつまいものブリュレ、紅茶
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先ず白ワインは「ルガーナ・テヌータ・ロヴェリア・2006」というのん。さっぱりした甘さが心地よい軽いワイン。香りは桃や黒蜜のようなニュアンス。ちょっと風変わりな香りのようです。(料理もお任せなら、ワインまで丸投げ。)
冷たいスープはうすい豌豆。豆の香りは押さえ気味で、ヴィヨンの旨みが素晴らしい。旨い。
小さいフルーツトマトとモッツアレラ。ニュースでモッツアレラは禁輸と聞いていたけど、報じられなかったけど1週間ほどで解禁されたらしい。とはいうものの禁輸になる前にその情報は流れていて、禁輸措置は業者が既に止めた後だったというのが、笑い話。
ホワイトアスパラの上に、玉子を揚げたん。ナイフを入れると黄身が溢れてきたぁ!
3杯目になるが、白ワインの「テッレ・アレ・モンテ・ソーヴィニョン・2007」に変わる。オレンジや梨ような香りに酸味が心地よい。 コロッケ1個。
蝦蛄の上にサーモンを載せてソースをかけた一品。
スープのようなリゾット。日本のお米だそうだが、ちゃんとアルデンテ。下味をつけた枝豆・空豆が旨いし、このスープも旨い。生ハムも入って味を膨らませている。
自家製のキタッラに仔羊のラグー。春は仔羊だという。そうなのかぁ!?
子羊にあわせて、カンパーニア州の赤ワイン「トリガイオ・ベネヴェンターノ・ロッソ2006」。チェリー・ラズベリーの香りの混じった濃い色のワイン。
魚料理は、のどくろのポアレ。一匹分。さっぱりトマトのソース。オリーブオイルの香りもええですが、のどぐろはやっぱり旨い魚だ。
肉料理にあわせて「サッセリア・ヴァリデリーナ・スペリオーレ2004」。渋みの加わったワイン。ただ、味は軽い。
一杯でてきた、イベリコ豚さん。タン・ハツ・肩ばら、ハラミ、セクレト、トントロ、ロース。どの部分も、それぞれに食感が異なり旨い。噛み続けると、豚とは思えない味が口の中に広がる。フライしたニンニクたっぷりで、さらにアリアータソース。
デザートは、お得意ファゴティーヌ。それだけでもいいのにブリュレまで。さつまいもの香りは、濃いキャラメルに負けてるけど、旨い。メロン、ゴールデンキゥイ、イチゴ。紅茶。
今度の休みに、堺まで蕎麦打ちを習いに行くそうだ。手延べパスタでも出してくれるのかな?
流行りのBBQを夏の炎天下の二色浜でやることにしたようだ。食中毒だけは気をつけてね。なんだか毎月のようにイベントを企画しているようで、6月は料理教室をするそうだ。
平成20年4月11日
ランチにお出かけしたのは、「トラットリア・スクーデリア」。
今日は、エアポケットのようだ。今日からメニュー更新だそうだ。
- 紀州ケンケン鰹の自家製瞬間スモーク・カルパッチョ仕立て
- ミネストローネスープ
- 泉州沖でとれたあさひ蟹のスパゲッティ・トマトソース
- 泉州沖でとれた赤エイのマントバ風
- チーズケーキ・イチゴ、紅茶
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ほんのり温かいズッキーニの上にカツオ。にんにくのソースにフライしたチップの香りがカツオにとっても合う。高知のフルーツトマト、アヴォガド、菜の花。
スープは具だくさんのミネストローネ。
アサヒ蟹というヤドカリ?の仲間のトマトソースのスパゲッティ。蟹の身はそれほど多くないので、煮込めば蟹は痩せちゃうけど、ジュがパスタソースに旨みを加わるかが大切。とても美味しいソースでした。カニ殻が多いし身をするのが大変、小さい殻が散らばるのが難点。アサヒ蟹は活け。
肝は食べたことあるけど始めて食べるかもしれない赤エイ。しっぽを除いて40センチぐらい?身はほとんどないとか。出てきたのは、軟骨ででいているヒラヒラの部分のようだ。扇骨のように広がる軟骨の皮の部分をせせるように身を食べる。コラーゲンというか脂というか旨いし、少ない身も淡白な白身。残った軟骨は、軟骨だなぁと食っちゃう。コリコリ。これはこれでオツなもの。すっかり食べきった。タケノコ、トマト、長ネギ。九州で育てた有機野菜だそうです。ネギが甘い。野子菜子というNPO法人の野菜を扱うお店が岸和田にあるそうで、そこから入手した野菜。ネットでも買えるそうだ。
デザートは、マスカルポーネを使ったチーズケーキ。
もう水ナスがメニューに乗り始めた。食べたくなる食材があるので、・・考えよう!
平成20年3月23日
しとしとと雨が降る中、予約していたトラットリア「スクーデリア」へ、晩ごはん。
先客3組は、そうそうに帰られて、静かでゆったり。後からひと組来たけど、一番最後までいてしまった。今日も、お任せというスペシャルなメニューは
- シャット
- かぼちゃのスフォルマート、マスカルポーネ・ソース、イベリコ豚のコンソメのジュレ
- ケンケン鰹のスモーク、ホタルイカ、地野菜、バーニャカウダソース
- イタリア産黒米とハリイカの墨煮
- そば粉を練りこんだ冷製ピッツォケリ・ヴァルテリーナ風、春キャベツ、ペコリーノチーズ
- 桜エビを打ち込んだタリアッテレ、徳島産のアマダイ
- 魚料理は、アラカブ、クロメバル、イトヨリのリヴォルネーゼ(リヴォルノ風トマト煮)
- 肉料理が、ヴォリート・ミスト(牛タン、イベリコ豚、紀州地鶏、河内鴨、鴨の肝、茶美豚ソーセージ、地野菜の煮込み)
- デザートが、ピエモンテ風ボネ、あまおう
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白ワインでヴェネトの「シャルドネ06・プリアテッラ」というのんを3杯ほど・・・。厚みはないけど、レモンや柚子のようなかんきつ系の香りに微かな苦味が残る軽いワイン。クイクイ
イタリア産のそば粉をコネコネ団子にした中にチーズを入れた、フリット。味もそっけもない前菜で、チーズの塩分だけ。テーブルに常設のオリーブオイルを垂らしながら味を加える。でも、こういうものらしい。2個は多いらしい。味からみれば1個だ。
かぼちゃのスープを全卵玉子で固めたものらしい。玉締め(?)。玉子の味は、ほとんどせず、濃いかぼちゃの香りと、チーズのそれと、コンソメが、口に中に広がり旨い。食べた後でも旨みの残る濃厚な味。とっても旨い。
紀南でもカツオが捕れはじめたようで、ケンケン漁が始まったようだ。ホタルイカを添えて、地野菜たっぷり。アンチョビベースのヴァーニャカウダソース。
ハリイカと黒米の墨煮。リゾットやね。イカスミが混じってしまえば黒米かどうか分からない。
ようやくパスタになった。国産のそば粉は粘りが違うらしい。平麺だけど、そばの入ったキシメンにイメージ的に近い。野菜だけからでたパスタソースであっさり。ペコリーノの塩分がアクセント。
少ないと思ったら、2つ目のパスタが、桜エビ。ピンク色の平麺が麗しい。ひげを丁寧に切り取った海老ちゃんはソースにも入っているし、アマダイのほぐし身も加わっている。エビの香り満喫。これができるんなら「白エビ」とか「しゃこ」とかもできるやん、とくすぐっておいた。
4杯目も白ワインはエミリアロマーニャの「フマイオ06・バンフィ」というのん。甘さという厚みが加わったけど、これも軽い。
魚料理は、旬の黒目張、大きかったというイトヨリ、アラカブはカサゴの仲間。トマト風味で煮込んである。クロメバルは頭付き。
肉料理は、ポトフ(?)。いろんな肉が煮込まれているが、これも野菜とお肉の味だけの煮込み。驚くほどの甘味の煮汁は、きっと葉玉ねぎでしょう。まるで味醂や酒を加えたような甘み。出てきたソースは、ジェノバソースとマスタードソースの2種類。取り皿にとってソースをかけてパクパク食べる。お肉たぷりだけど、これもあっさり。今日はヘルシーでした。
デザートには、チョコレートケーキのボネと、いちご。紅茶。このあたりではイチゴ生産者を聞かないなぁと言えば、いちご狩りはあるようだ。でも、ああいうのは、虫がいてはお客が食べないようで、どうしても農薬まみれらしく、食べ放題とか言うて調子に乗ってバクバク食べると有害になりそうだと、しゃべり合う。
平成20年3月17日
お昼になったので、アパートに戻る前に「トラットリア・スクーデリア」に電話して、訪れる。最後の客だろうと思っていたら、来る来る。
前菜、スープ、パスタ(ピッツア)、メインを選ぶコースはいつもの通りだが、迷っていると、今日はノドグロがイイとか、走りのフルーツトマトがいいとか、いろいろ言ってくれるので、ほとんどお任せになった。
- 前菜を盛り合わせで、牡蠣の焼きリゾット、海老のガレット・アリアータソース、フランスパンにルアーカ、チーマ、ホタルイカ・トマトソース
- ミネストローネ・スープ
- 自家製サルチッチャ
- 夜須フルーツトマトとフレッシュ・モッツアレラ・ブッファラとホワイトセロリのスパゲティーニ
- ノドグロと赤アマダイのアクアパッツア
- チーズケーキ・紅茶
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ここの焼きリゾットは旨い。海老のガレットもそのソースも旨い。とてもいい気分。チーマ、ルアーカは前回の夜にいただいているけど、これもよく出来てる。黄身酢ばかりで食べている感のあるホタルイカはトマトソースでも旨い。でも、目玉は取っておいてと注文付けておく。
ベーコンや野菜の旨みたっぷりのミネストローネ。
おつまみにサルチッチャ。3か月は熟成させたいというが、味身で出しているうちにどんどん減っているのだという。ワインのつまみに(エドはるみ風に)グー!
トマトの薫るパスタ。ちょっと多めにしてもらっている。三つ葉に似た細いセロリだそうで、貝塚産。なんでも貝塚産の水耕栽培ハーブは全国的にも知名度が高いものだそうだ。川伊農園ってとこかな?灯台もと暗し。
魚を焼きましょうかというので、煮てと注文しての、アクアパッツア。ランチで忙しいのに申し訳ない。地ダコ、浅利、空揚げ白エビ、葉玉ねぎ、トマト、ブラックオリーブ、ケッパー、海老、フランスパン。盛りだくさん。葉玉ねぎがとても甘い。ノドグロは小さめだったけどね。
新しい調理スタッフが増えたようだ。
平成20年2月24日
寒いけれど、防寒しっかり、晩ご飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」に歩く。
- 前菜一皿目が、茶美豚の自家製サルチッチャ、クレソン
- 二皿目が、バーニャカウダ、地物野菜(トレヴィス、蕪、セロリ、人参、ネギ、芽キャベツ、オクラ、南京、ズッキーニ、・・)と高知フルーツトマトのオイルフォンデュ
- 三皿目が、チーマ(肉の詰め物を豚肉で巻いたん)
- 四皿目が、ルアーカ(トマト風味のエスカルゴ)、ガーリックトースト
- 有機栽培人参のポタージュ
- パスタがプリン(ラビオリ風の薄いパスタの詰め物、リコッタチーズ、ビエトラ、ヘーゼルナッツ)
- 魚料理が、がしらの焙り焼き、ネギの塩窯焼き、ホウレンソウ
- 肉料理が、茶美豚のバラ肉のインサルミ、パニッツィ(ウズラ豆他のリゾット添え)
- イチゴのファゴッティーノ
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白ワイン「ガヴィ・ヴィーニェ・アルテ06・インヴィニヤーレ」というのん。
自家製のサルチッチャを造っているという。まだ2週間ぐらいだそうで、スパイスの香りが勝っている。
野菜が盛られて、アンチョビ入りの温かいオリーブオイルの壺が出てくるバーニャカウダ。「ぶっかけ」でもいいらしが、オイルフォンデュのように浸して食べるのが本当だというので、従う。
作り方は聞いてないけど、チーマは皿の上に盛られているのは周りに豚肉があって、真中に野菜や肉のフィリング。上から掛けられているのが、イベリコ豚のコンソメのジュレ。周りの豚肉さんは、歯ごたえがイイ。ジュレの味が好きだ。
エスカルゴ9個が入ったいた。とっても旨い煮込み。こんがりトーストに乗せて食べる。
カタツムリから赤ワイン「バルベラ・ダスティ02・サン・エミリアーノ」を加えて2本立て。タンニンしっかり。
お客さんが持ち込まれたというニンジンで作ったポタージュ。
パスタはプリンというらしい。ラジオりで使うような薄いパスタでフィリングを包み込んで、端っこをつまんである形をプリンというらしい。今日はピエモンテの料理をメインにしているというのだが、ヘーゼルナッツはピエモンテの特産という。それとリコッタの味は初めて。なかなかコクのあるパスタに仕上がっている。つまんだ部分の茹で具合が難しそうだ。
魚料理はガシラの焼き物。塩をしていないそうで、塩分は塩窯で蒸したネギと一緒に合わせて加減するようにと指示される。魚の持つ塩気でもむちゃには大丈夫。
肉料理は、豚のバラ肉のインサルミ。あっさり目のソースは・・・忘れた。玉ねぎを赤ワインで煮詰めたソース。リゾットが添えられ、ボリュームもある一皿。
デザートは、ファゴティーヌ。カスタードとイチゴをクレープ風につつんだもの。紅茶。
平成20年1月20日
雨になっていたが、晩ご飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」に歩く。寒い、冷たい。
寒いと客も少ないのか、入店したときは珍しく2組だけ。
料理もお任せなら、ワインもお任せ。
- 活クルマエビのタルタル、ハモンイベリコのコンソメジュレ仕立て
- 河内鴨のサルシッチャ(自家製ソーセージ)、チリメンキャベツ、小松菜
- トリッパ入りのミネストローネ
- 河内鴨のラグーソース、自家製パスタのマロレッドゥス
- 河内鴨で巻いたオマール海老のソティ、ミモレット、フレッシュトマトのフォンデュソース
- 牛たんのコトレッタ、ポルチーニのソース
- イチゴとカスタードのファゴッティーノ
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まず白ワインは「アルバーナ・ディ・ロマーニャ’05」(トレモンティ)。3杯ほど呑んじゃう。濃い黄色で凝縮度が高いというか・・・温度が上がると甘味が出てくる。
一品目の前菜がクルマエビのタルタル。暖かいコンソメではそれほど旨いと感じなかったが、ジュレにした今日のコンソメは旨い。海老の甘味?ショウガが入っているというので、その香りも加わって、旨さは格別。付け合わせが、ブロッコリーとロマネスク(レンザン)。ジュレに絡めるとこれも旨い。
自家製のソーセージは鴨。生ソーセージで、熟成もしているという。ちょっとボソッとしているけど、コクは深い。黒いけど血は入っていない。塩が少し多いが、ワインが甘みを増しているだけに、悪くない。ソースは肝とか・・・いろいろ使っているそうだ。ソーセージのほかにもサラミも作っているので、ちょびっと味見。これは穏やかな塩梅。
やっと暖かい料理。
パスタは芋虫のようなマロレッドゥス。ソースは鴨のラグー。
4杯目がウンブリアの「ブラミート・デル・チュルボ’06」(カステロデラ・サラ)はシャルドネの白ワイン。
魚料理にも鴨。たぶんカナダ産のオマール。むき身にしたオマールを鴨肉で巻いて焼いて、4つ切り。爪2本あるから、海老は一匹。鴨にまかれた海老は半生状態で、好きだぁ。
後から、オマール海老の頭が出てくる。。
肉料理は、牛タン。今日は前菜の盛り合わせを断っていたので、最後まで、お腹はいっぱいだけど、大丈夫。
デザートはファゴッティーノ。紅茶。
平成20年1月7日
ランチの終りがけだが、年始の挨拶でもしとこかと、「トラットリア・スクーデリア」に席を確認して飛び込む。最後の客だった。
メインを選ぶコースで
- 先付け4種、イカの嘴のソティ・ホウレンソウ・イノシシの脊脂、タコのマリネ・トマト、蝦夷鹿のタリアータ、富有柿と生ハム
- イベリコ豚のコンソメ
- 牡蠣のシャラティエッリ・白ワイン風味
- オマール海老のアルフォルノ・白ニンジンのピューレ
- チーズケーキ・紅茶
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メニューの黒板では先付けは4種盛りだけのようだ。コリコリのクチバシ。脂分を背脂で補うという工夫。やわらかなシカ肉。コリコリのタコ。
ハモンが骨だけになったようで、コンソメにしたようである。透明に澄んだスープを一口味わって、別皿の刻んだハムを入れる。
またパスタに牡蠣を選んじゃった。ワイン蒸しした牡蠣にアンチョビの塩梅。
メインは、カナダ産のオマール海老。半分。白にんじんのピューレが甘く、海老味噌と絡まって旨い。
平成19年12月27日
年末の挨拶も、しとこかと、「トラットリア・スクーデリア」に飛び込む。まだ一組だけだった。
メニューを見て、食べたいのを選んで伝える。アラカルトで注文したことになったのかな。
- 前菜から、蝦夷鹿のタリアータ、ペッパーベリーのソース、ズッキーニ、ルーコラ・トレビーノ添え
- パスタから、天然牡蛎、バジルを打ち込んだシャラティエッリ、マントヴァ風ソース
- パスタからもう一品、茸ラグー、サルビアを打ち込んだ自家製ラガネッレ、黒トリュフ
- メインの肉料理から、熊本産特選野生いのししロース肉の炙り、フンギポルチーニのソース、フリッコ
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ジビエ大好きで、鹿を選ぶ。レアな焼き加減だが、臭みもなく、旨い。ソースもお手の物のペッパーベリーのソース。
メニューでは、タリオリーニと書いてあったが、出てきたのはバジルを打ち込んだ手打ちシャラティエッリ。ほのかに色づいたパスタ。オイル・白ワイン・ガーリックの香りがとても好み。牡蛎の旨味が出たソースは、スープとしても旨い。
今年のクリスマスメニューというのが、カードになっていて、みればコースに取り入れられていたのが、茸のラグー。熟成の異なる3つのトリュフを持ってきて、テーブルでスライスしてくれた。てんこ盛り。嬉しい。
メインは、ジビエ大好きならではのイノシシ。メニューにあれば頼んでしまうイノシシ。高名な豚にも負けないほど脂の旨いイノシシ。でもねぇ、フリッコは(いつもながら)塩辛い。これはクリスマスメニューのメインになっておりました。
デザートは省いて、最後は紅茶。
クリスマスメニューで気になるのは、魚料理に添えられる「白海老を練り込んだ海老芋のニョッキ」。来年になっても食べられるかぁ?
20席ほどの店内で、クリスマスメニューが(昼も合わせて)76も出たとか。今日以降でもオーダーが入っていると言うから、ご繁昌!
平成19年12月2日
晩ご飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」に出向く。いつもと違うはじめての席。景色が変わって、お客さんの様子も見れて楽しい。
- 雲子のスープ仕立
- 盛り合わせは、えびのガレット、水牛モッツアレラのカプレーゼ、サーモンのカルパッチョとオリーブ、キノコのフリッタータ、地鶏のパテ、タコと隠元のマリネ、トリッパのトマト煮、牡蠣の焼きリゾット、鳥の焼いたん、鴨ロース、エゾシカのペッパーソース焼き
- イカ墨のリゾット、あおりいかとホタテ貝柱
- ミネスローネスープ
- パスタはハモン・イベリコ・ベジョータ、温泉たまごのフジッリ
- 魚料理が、名古屋ふぐ、あおりいかのエンペラ、ポルチーニのソース
- 鹿児島産黒毛和牛サーロインとフィレのブスケッタ、フォアグラ、バターと小麦粉の焼いたん、黒トリュフソース
- プロフィットロール、紅茶
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まず、クズマーノ社のの白ワイン「インソリア2006」から呑む。2杯。
スープ仕立ての先付けが出る。干しエビ風味のスープに浮かした雲子。こういう食べ方もあるのねぇと納得のいく味。
いつもながら盛りだくさんの前菜。これでおなかが膨れちゃうんだ。
温かい真っ黒のリゾットが出てくる。最近魚屋さんを替えたとかで、アオリイカさんも活けで入ってくるのだそうで、イカスミも自家製。イカのおいしい甘い部分が真っ黒に映える。甘さと塩加減がいい塩梅。
スープは具だくさんのミネストローネ。
今日は目の前でなく厨房でハムを切り取り、千切りにしたようで、たっぷりかかったフジッリのパスタ。一応ペペロンチーノだそうだが、チリな味より、ハムの塩も加わって塩辛い。温泉卵一つでは物足りない。そう伝えると、もう一個出てきた。
ヴェネト州の白ワイン「レ・ラーヴェ2004」に変わる。これも2杯。
魚料理は、名古屋ふぐ。魚を三つ編みにしてあって、そういうイタリア語の料理名を伝えられたが、覚えられない。コリコリのプリプリに焼きあがっている。アオリイカのエンペラを細く切って一緒にしてあるが、面白い食感。生ポルチーニたっぷり。
船場吉兆に言わせると「但馬牛」に分類される鹿児島牛。脂たっぷりのサーロインと、濃厚なハンガリー産フォアグラがドテッと皿の上。さすがにこれは重い。フィレとサーロインはなんとか胃袋に収めたが、三大珍味といわれるフォアグラは半分断念。勿体ない、勿体ない。バチがあたりそうだ。付け合わせも塩気が重たくて残してしまう。結局赤ワインを呑む余裕がなくなった。
それでも、デザートは別バラ。
平成19年11月11日
晩ご飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」に出向く。
- 名古屋フグのカルパッチョ、金美人参のピュレのソース、チコリ、小蕪
- 帆立貝柱のスモーク、フレッシュトマトのソース、アボガド、焼ズッキーニ
- 盛り合わせは、パルマ産生ハムとドライマンゴ、河内鴨のレバーパテ、地ダコのマリネと隠元、キングサーモンのスモーク、フリッタータ、エビのガレット・アリアータソース、牡蠣の焼リゾット、トリッパのトマト煮、パーネフラタウ
- 藻屑蟹のリゾット
- 河内鴨のタルタルとハモンイベルコベジョータの冷製タリオリーニ、バースニップソース
- 玄界灘産キアラのスープ仕立て、サフラン風味
- 仔鳩のインサルミ、ペヴェラーダソース
- ナポリ風ババとシチリア風プラリネのセミフレッド、紅茶
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一杯目はシュワシュワの「モンテベッロ」。シュワシュワの後、喉の奥から香りがシュワーと立ち上ってくる。
一品目はカルパッチョ。コリコリした河豚。今日は黄色の人参をピュレにした甘味のあるソース。河豚も旨い。
すぐにシュワシュワが無くなって、白ワインは「シャルドネ’06・アンペリオ・フォンタナフレッタ」っていうのん。
二品目スープフォンデュ(?)。帆立も旨いが、アボガドって旨いもんだと思った。旨いソースが続いて、嬉しい。
馴染みのある前菜の盛り合わせ。
三杯目も白で「ストラビズモ’06・パラディーソ」。黄金色。
直前にムキムキして作ってくれたリゾットは藻屑蟹。網で20数匹仕入れているそうだが、元気者で、朝には店中に逃げ回っていたという。お昼のお客さんが見つけるまで逃げおおせた強者もいたという。お客さんもびっくりしたでしょう。蟹君が頑張っているようで、売れているようです。ミソ度がもちょっと上がれば言うこと無しだけど・・・選んで買えないだけに残念。
パスタは、ややこしい。鴨のタルタルに白人参のピューレとアリアータソースを絡めたとか・・・聞いた(と思う)。それだけなら良かったんだが、大きい生ハムと苦い紫色の野菜(名前出てこぉへん)の苦味とが、バラバラに迫ってくるので、工夫の余地有りかな。試食させられましたが、夏に食べたいパスタ。
白ワインは「サルニコ’06・パーラ」。段々黄色が濃くなる白ワイン。抜栓直後から香りが立つ。
魚のメインは、キアラをパエリア鍋で煮込んだもの。スープはエビ殻の出汁で複雑な味。キアラ半分が煮込まれて充実のボリュームだ。薄っぺらいパンが出てきて、スープにヒタヒタして味わうようになっている。骨をしゃぶっていると、ワインが減らないのは、蟹と一緒。地鶏の胸肉の細切りが入っているのかな。
肉料理に合わせて、赤ワインは「バローロ’93・カディ・ガンチャ」。枯れた色合いのと渋み。
焼いただけという肉のメインは仔鳩。ちょっとグロテスクな鳩の足。コショウの香りが効いたソース。ワインと合ってますわ。
前回と同じデザートを頼んでしまった。メモをしていても、いや、しているから忘れがち。イチジク、枝付き干しぶどう。ドライマンゴ。
平成19年11月7日
映画も終わって、ラストオーダーに近いけど「トラットリア」に電話を入れる。何とかはいる。
前菜、パスタとメインを選ぶコースで
- 天使エビのガレット・アリアータソース
- ミネストローネスープ
- 藻屑蟹を打ち込んだ自家製バヴェッテ、藻屑蟹のジュの軽いソース
- 軽くスモークしたキングサーモンのアッロースト、白人参のピューレ
- 黒ごまのパンナコッタ、紅茶
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ノヴェッロが入っているので、先ず赤はマルケ州の「ジェンマート・ノヴェッロ・マルケ」。4種類仕入れたそうで、その中でナンバー2という。葡萄の持ついろんな味と香りがあるけど、薄っぺらい。微炭酸。IGT
前菜は、ガレット。エビの旨味に、ニンニクのソースが負けるほどの出来。
軽く呑んじゃって2杯目は「ノヴェンブレ・ノヴェッロ・シチーリア」。一押しのノヴェッロだそうだ。向かい赤紫で、ブルーベリーなどの香りたっぷりで、深みもある。渋みがないので軽い。しかし空輸便だし、価格と味が合うかは・・・・。IGT
お好みのパスタ。しっかりメニューを見ていなかったが(夜はお任せだし)、追加料金をしっかり、がっちり取ってるよ。確かにこのロットは、ミソの旨味は少ない。
メインはキングサーモンで、下に敷かれているのが、白人参のピューレ。人参の香りと甘味に癖があるけど、魚に合います。
デザートが、黒ごまのパンナコッタだが、ゴマダラ模様。こういう模様にする方が難しいのではないかと、思ったりする。
平成19年11月1日
晩ご飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」に出向く。いつも日曜日と思っているのだが、27日はワイン会をやっていて、夜の営業は休むというので、今回は平日の夜。夜空は怪しい曇り空。傘をブラブラ歩いてく。
- ピアディーナでサンドしたハモンイベルコベジョータとルッコラのパニーノ仕立て
- 河内鴨の瞬間スモークのカルパッチョ、檸檬風味のポレンタのお焼きと励精した手のサルサ・ベヴェラーダ
- 蝦夷鹿のタリアータ、サラダ仕立て
- 牡蠣のオイル焼とそのジュの焼リゾット
- 藻屑蟹を打ち込んだ自家製バヴェッテ、藻屑蟹のジュの軽いソース
- 名古屋河豚と帆立のアロスティータ、白人参のピュレとフレッシュ感のあるサルサプッタネスカ
- 乳呑み仔牛の骨付きバラ肉とポルチーニ茸の煮込み、フォアグラ、パナーダサルトを添えて
- ナポリ風ババとシチリア風プラリネのセミフレッド、紅茶
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最初のアルコールはスプマンテで「プロセッコ・ディ・ヴァルドゼアーデネ」。
今年のハモン・イベルコ・ベジョータは「ホセリート」から替えてみたという。「シンコ・ホタス」という製造メーカーである。脂の口溶けが少し劣ると言うことであるが、大差はないようにも思える。河内鴨の脂で練ったピアディーナで挟み込んだパニーノ風。ルッコラの香りたっぷり。サクサク。
前菜その1が、鴨のカルパッチョ。黒コショウ風味のドレッシング。ポレンタというトウモロコシの粉を使ったお焼きが、鴨の下に隠れている。
前菜その2が、蝦夷鹿のタリアータ。タタキ風サラダ。臭みのまったくない鹿。ヘルシーな肉質。天然だと言うから間引きの蝦夷鹿でしょうか?
スプマンテ2杯の後は白ワインで「ヴェルナッチャ・ディ・サンジミアーノ05」。黄金色で甘さが目立つ。白は2杯。
前菜その3が、リゾット。牡蠣の旨味をリゾットに使って香ばしく焦げ目が付いている。焼きおにぎり風。
今年はメニューにも載るようになった藻屑蟹のパスタ。濃厚なんだが、でも今回仕入れたロットには、メスガニが少ないというので、パスタには蟹の身も練り込んでいるそうだ。その分、薄いそうである。化学汚染物質が河川に流れ込んでヘドロと化した泥沼に棲む上海蟹なんか有り難がって食べる人の気が知れないな。汚染で中国人すら食べなくなっているのを、食べさせられるのは嫌だねぇ。しかも漁獲が減って、値段が上がっているというのにだ。
魚料理の食材は、名古屋河豚という「ショウサイフグ」で地の魚。毒があるのだが、シェフは「フグ免許」を持っているそうだ。感心。さて、ショウサイフグは、肉質のしっかりしたプリプリ。岡山で栽培しだしたという白人参のピュレも旨く絡まってとても美味しい。
肉料理に赤で「ヴィーノ・ノーヴィレ・ディ・モンテプルチャーノ01」は、熟成感のある濃い赤色。甘さと渋さがバラバラに感じる。
肉のメインは、乳呑み仔牛の骨付きバラ肉。スードで煮込んであるそうだ。その下にはパナーダサルト。肉の上にはソティしたフォアグラとポルチーニ。ちょっとずつ塩辛いのと、少し辛く濃い肉とで、結構塩がきつめに感じるし、ワインの渋みがそれに輪を掛けるようだ。
デザートは、スポンジケーキみたいのがババというもので、紅茶シロップが染み込んでいる。セミフレッドは冷たく、甘さが濃厚。
今日から11月で、10周年記念料理というのが始まっているそうだ。今日ぐらいにDMが届くはずだというが、ポストをチェックせずに出てきたから知らない。今日の料理の、パニーノ、鴨のカルパッチョ、藻屑蟹のパスタ、名古屋フグ、仔牛、デザートで構成されているそうだ。要予約。
藻屑蟹のパスタは、とりあえず30人分を作って冷蔵しているそうで、今日のランチで早速2人分が出たそうである。
6日から、ノベッロを解禁するそうだ。白トリュフは中旬から使う予定だそうだ。
平成19年9月30日・日
晩ご飯は、またまたトラットリア「ラ・スクーデリア」にでかけた。
満席。
先日、食べ終わってから話題にしていた河内鴨のレバーを含めて、鴨だくさんの献立。
- 鴨のレバーのカルパッチョ、かぼす風味
- 鴨のズリのソティ、水茄子
- 鴨のレバー・パテ、ブルスケッタとサラダ
- 鴨の内臓の盛り合わせ(レバーのヴェネチアータ、ハツのアリアータソース、ハツネのスピエディーニ、ソーセージ用のフィリングのソティ)
- 鴨ロースのスモークと松茸の冷製フェデリーニ
- 鴨の骨から取ったスープ、鴨の丸、ラザニア、ペンネ
- 鴨のセセリのカリカリ焼のリゾット
- 鴨ミンチのラビオリ、温泉玉子
- 鴨で巻いた伊勢エビのソティ
- 鴨もも肉と手羽先のコンフィ、バローロのソース
- バニラジェラート
- 白ワインのジュレ・フルーツ添え
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今日はあらかじめ抜栓してくれていた赤の「ガンチア・バローロ・カヌビ・93」というのん。香りは高いし、フルボディ。余韻も長い。鴨に合わせて・・・1本飲んじゃった。
一つ目の前菜はレバー。生肝。かぼす風味のカルパッチョ。かぼすの風味がちょっと邪魔な時もあるけど、肝旨い。生姜醤油も欲しくなるところ。
二つ目の前菜はズリ。軽くソティして、水茄子と合わせてある。コリコリのズリはあっさり目。噛みしめるほど旨い。
三つ目の前菜はレバー。先日話題にしていたのレバーのパテだけだったのだが、いろいろ食べさせてくれるようです。普段のチキンレバーより濃厚なコクで、臭みも少なく、とっても旨い。ガーリックトーストとサラダ。ワインをいっぱい呑めと言わんばかりの前菜の連続。
四つ目の前菜は、いろいろ。ハツは生でアリアータソースで和えたもの。ハツネは串焼き。焼鳥屋風だがオリーブオイルの香り。好きだ。レバーはタマネギと一緒に焼いたのん。これも臭みはなく旨い。ソーセージを作ろうとして、焼いている途中で破裂しちゃったという中身(いろんなところのミンチ)をちょこっと。再チャレンジするそうだ。普段使う慣れた豚の腸を使わなかったのが間違いという。河内鴨のお店に行けば、手にはいるそうだが、朝引きを求めるなら、午後になってからという話。こんな食材を集めるお店に興味を持ったようで、水曜日に食べに来てはったという。
ようやく前菜の内臓攻撃が終わって、パスタは、冷製フェデリーニ。盛りつけられたところをちょっと崩してデジカメる。スモークした鴨の香りが立ち上る。松茸の香りは口の中で開いてくる。フェデリーニの堅さもピッタシ。
スープも鴨の骨から取ったスープ。タマネギの甘味がプラス。でも、それほどでは・・・。ショートパスタ入り。さらに中に浮いている鴨団子がとても旨い。
続いてリゾットが出てくる。鴨おじやですな。セセリの部分をカリカリに焼いて乗せてある。鴨のエキスのたっぷり出たリゾット。鴨御飯は大好物の炊き込み御飯だけに、嬉しいリゾット。
もう一つパスタはラビオリ。これもいろんな部分のミンチ。ラビオリだけでは首をひねった味だったけど、タマゴをつぶしてカラメルと、イヤーとても旨い。
鴨の胸肉をソティして、焼き目を付けた伊勢エビに巻き付けたん。こういうノンは始めての味。こういう組み合わせは古典的なんだそうだが、不味いとは思わないけど、旨いとも・・・初めてで理解できない「新しい味」としか言いようがない。勉強になる。
鴨の生産者さんは、旨いモノじゃないと強調するもも肉にチャレンジしたメインは、自信がない雰囲気。皮の部分は脂たっぷりなんだそうだが、肝心の肉は筋っぽくてパサパサ固いという部位。
デザートは、ジェラートが出て、デザートワインの「レチョート・ディ・ソアベ01」。
続いて、大好きな白ワインのジュレにフルーツを絡めたもんをチョイス。紅茶。
いっぱい鴨を食った一夜。イタリアでは、鳥さんの食道を食うらしい。手間が掛かる「まかない」なのかもしれない。人の食欲というのは侮れない。満席だったお客もいなくなって、手間の掛かるむちゃだけになったので、ゆっくり話をして長居。
平成19年9月23日・日
晩ご飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」に出向く。
- 前菜が、ケンケン鰹とキングサーモンの自家製スモーク
- 二つの前菜が、フォアグラと松茸の炙ったんを乗せた茸の焼きリゾット
- スープがでて、インカの目覚めのヴィシソワーズ、カベルネソービニヨンのジュ
- 三つめの前菜が、パーネカラザウのパニーニ仕立て、サラミボルソット、ミックスリーフ
- パスタは、サンマのカサレッティ、フィノッキオと松の実入り
- 魚料理が、玄界灘のキンメ鯛のアルフォルノ、シラーの葉っぱ包み
- 肉料理が、河内鴨のアッロースト、カベルネソービニヨンのソース、ペッパーベリー風味
- カベルネソービニヨンのジェラート
- パンナコッタ、ゴールドキゥイ、キャラメルソース、紅茶
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1杯目の白ワインは「アンペリオ・シャルドネ・06」。抜栓直後で頼りない香りと味。だんだん香りが増す。果樹味が開く。ワインを呑んでいる客は少ない。寂しい時代。
オリーブオイルたっぷりのカルパッチョは、ケンケン鰹とキングサーモン。鰹には、ニンニクスライスでタタキ風。ともに軽い薫製香。イタリアでは、魚卵を食べないそうで、料理としてはイクラも使わずに捨てているそうである。修行中に、教えてあげて好評だったそうだ。でも日本酒で臭みを取る事が出来ないので困ったそうである。ワインでは酸味が付いてしまってダメだという。日本酒は素晴らしい!そう魚のカマも食べないという。イタリア人は勿体ないことするなぁ。
グラスを呑みきってしまって2杯目は赤。「キャンティ・デル・バローネ・リカソリ」。
暖かい前菜で、茸の焼きリゾット。といってもメインの味はフォアグラと松茸。出れば嬉しい松茸だけど、無くても旨いのはフォアグラのおかげ。そういえば、パスタのメニューにも「松茸」が書いてありましたなぁ。
冷たいスープが出る。「インカの目覚め」を使ったヴィシソワーズ。先日、神戸のワイナリーに、若い子が研修へ出かけて、その手みやげにカベルネソービニヨンを8房ほど持って帰ってきたそうで、そのジュースをスープにかけてある。少しジュースも飲ませて貰ったけど、結構濃い味、濃い甘味。それをかけたヴィシソワーズも甘味が増して、デザートみたい。
カベルネソービニヨンは、黒葡萄というに相応しく、それでも小さく食用にはめんどくさい。種もあるけど、食用としても十分甘い。
3杯目は、元に戻って、白ワインは「アンペリオ・シャルドネ・06」。華やかになってる。
パスタ生地を薄くのばしたパンに挟み込んで焼き上げたパニーニ(?)。パリパリ。中を開いて見られないのだけど、半熟卵がはいっているようで、かぶりつくと、はみ出してくる。サラミの塩が強く、辛い。お腹がふくれる。
パスタはサンマ。電話で予約するときに、聞かれたので、適当に秋の食材として「サンマ」とか言ったのだが、他にもそういうお客さんがいるようで、しっかりメニューに載っている。メニューと違うのはショートパスタのカサレッティ。サンマの香りが立ち上る。イタリアには青魚はイワシぐらいだそうで、言わば和風のパスタ。塩加減を生かして、アンチョビ風に仕上げればサンマの独特の香りも押さえられるかも知れない。塩をして油漬けにして炙り焼にしたそうだが、サンマはサンマの癖が強い。サンマの臭み取りに日本酒を使っても・・と思うのだが、日本酒もそうだが、醤油も使わないのだそうだ。お客さんの中には醤油ぐらい使えばと、薦める人もいるそうだが・・・頑固。
サンマに合わせて貰った赤が「クマロ・ロッソ・コーネロ05」
おみやげの葡萄の葉っぱで包んだ金目鯛。ちょっと開いたところをデジカメしてみた。赤ピーマンのソース。ワインリーフは、いいように取ればハーブのように香る。癖のないリーフでパリパリと一緒に食べられた。
肉料理は河内鴨。これもカベルネソービニヨンのジュースを煮詰めたソース。サバをソースにつかってもよろしいのだから、オレンジや柑橘系でソースに出来るのだから、いい組み合わせ。鴨の香りも残っているし、好き。この鴨は胸肉を使うために育てているというので、他の部分を売りたがらないという。残念なことのように思う。今度、レバでパテを作ってくれるという。コッテリ過ぎて止めているらしいが、楽しみ。
鴨に会わせて選んでくれたのが赤で「ハン・カベルネソービニヨン05」
デザートは、先ず、紫色のジェラート。これもカベルネソービニヨンを使っての一品。酸味もあるし、甘味もあって、美味。
で、もう一つ、デザートの中から選んだのはパンナコッタ。
平成19年7月29日・日
選挙結果のニュースショーが気になるが、晩ご飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」に行く。
満席。予約はしないとダメだよ。
- パルマ産生ハムとフルーツ(包近の白桃、赤肉メロン、無花果)
- 紀州ケンケン鰹の炙り焼、サバのドレッシング、ホワイトアスパラ、ルッコラ、フルーツトマト、ささげ
- アボガドの冷製スープ
- 紀州産活けアワビの冷製フェデリーニ、肝ソース
- 活鱧と肝のドラータ、鱧の子を使ったソース、唐墨
- 仔鳩のインサルミ、マルサラとペッパーベリーのソース
- ピエモンテのボネ、ビンサント
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発泡酒で「クレマンド・ブルゴーニュ」でいっぷく。清涼感を味わう。
ディッシュにでーんと生ハムがのって、その下にフルーツ。
いつもの鰹を香ばしく炙って、4年熟成のサバをドレッシングにしたサラダ仕立て。サバだからどうしても甘さが残るのだ。お得意のアリアータソースの方が合うと思うのだが・・。サバに合わせて「キャンティクラシッコ03」を少しだけ頂く。甘いドレッシングとは合わないように思うのだが・・
冷製スープがアボガド。口に含んだ時は、いまいちだったが、段々旨味が残るようになる。旨い。鶏のブロードにクリーム。
白ワインでコッレ・ドゥ・ガネェの「シャルドネ'04」
時間が掛かかって出てきたのが、アワビ。スライスしたアワビがパスタを隠すほどたっぷり。肝のソースには、ニンニク・フルーツトマトなど。美味しいソース。言うことない。食べたければ事前に予約しておかないと、仕入れしないアワビ。
魚料理は、鱧。始め骨を抜き始めたそうだが、やってられないほど忙しい1日だったそうで、骨切りした鱧。立派に骨は舌に当たらない。ソースは鱧の子を混ぜたソース。これも美味しいソースだ。それだけに唐墨は余分な味。
肉料理に合わせて、赤ワインはコッレ・ドゥ・ガネェの「メルロー'04」
出てきたのは仔鳩半分。肝とか内臓もちょこちょこ。これも旨いソース。
デザートは、チョコレートを使ったボネ。生クリームにゴールドキゥイ。デザートワインもチョビット出してくれる。
平成19年7月20日・金
ランチは、思い立って「トラットリア」に電話を入れる。
駐車場もいっぱい。今日で1学期も終わりのせいからか、慰労会というか、小学校やら中学校の先生のグループがテーブルにちらほら。
パスタとメインのあるコースで
- カボチャの冷製スープ
- フリウル・ヴェネチア・ジュリアの郷土料理グーラッシュ(パブリカ入りの牛ほほ肉の赤ワイン煮)とホワイトアスパラガスの炙り焼
- 地穴子の冷製フェッディリーニ、アリアータソース
- 茸のリゾットと地穴子のロトロ、4年熟成のサバのソース
- ピッツァ・メローネ〜メロンとゴルゴンゾーラのピザ、アイスコーヒー
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車で来たので「サンペリグリノ」。
混みあっているせいか、順番は入れ替わるけど、スープから。
前菜で選んだのが、グーラッシュ。選べる前菜がもう知らないのがないのが残念。たまには牛で食っちゃる。アスパラは香川産。5月にはメインで頂いた一品。赤ワインの苦味がアクセントの料理のようだ。
今日は「あなごぉ」という気分で2連発。パスタでは冷製のフェデリーニ。ニンニクのソースは抑え気味。ちょっと残念。穴子は冷たいのかと思ったけど、サバで焼いた暖かい穴子。暖かい穴子は脂がとっても旨い。穴子は暖かいのがイイと思うな。シェフが言うには地穴子は格別だそうだ。穴子は頭も入っている。サバは葡萄果汁の熟成物。
メインは穴子のロトロ。(ロトロって何か知らんけど)。リゾットをセルクルで焼き目をつけて、穴子を巻いて、さらにサバで付け焼きしたようです。リゾット風でもあり、焼きおにぎり風でもあり、穴子の脂が絡んだリゾットは、とっても旨い。
デザートは要らないと、替わりにメロンとゴルゴンゾーラのピッツァ。甘味と塩分とカリカリの生地が面白うござる。1年ぶりだが、癖になる。
平成19年7月1日・日
晩ご飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」に行く。
いつもの席。どうやら、禁煙になった(してくれたのかも知れない)ようで、お客さんが外で喫煙するようになっている。嬉しいことだ。
- パーネ・フラッタゥ 〜 サルディニアのパンとペコリーノ・トマトソースの重ね焼き
- 鹿児島産カボチャの冷製ポタージュ
- 前菜盛り合わせ、ケンケン鰹のスモーク・ズッキーニ、イカの墨煮、地鶏レバーのパテ、河内鴨の炙り焼・白イチジク・柚子のドレッシング、フリッタータ、牛タンのグリーンソース・水茄子のコンポート、トリッパ・豚のコッパ・レンズ豆のソース、タコと隠元のマリネ
- サマートリュフを乗せたカサレッティ、オリーブオイルと温泉玉子
- 瞬間スモークした地穴子のローストと岩牡蠣のカツレツ仕立て アリアータソースのサラダ仕立て
- イベルコ豚のセレクトとシャルレー仔牛のロースの包近白桃ソース、フレッシュフォアグラ
- フルーツとアイスの白ワインのジュレ仕立て、白桃、メロン、さくらんぼ、ゴールドキウィ
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スパークリングの白がピエモンテの「サンテ・ピノ・シャルドネ」。2杯。
パーネ・フラッタゥは、薄く焼いた塩味の、パンとは言えないようなチョー薄いパンをブイヨンやチーズやトマトで重ねて焼いた、いわばラザニアのようなん。ペコリーノが香る。
パンにもこの薄焼きが付いて出てくるので、ついついパリパリポリポリ、止まらない小麦チップだ。
冷たいカボチャのポタージュ。
久しぶりの盛り合わせ。変わったところは、イカ墨煮。牛タンもだな。バジルの香る緑色のソースは、唐辛子が入ってないようで拍子抜けだが、牛タンに合わせて辛いのは避けたようである。水茄子のコンポートも甘い。
パスタは、穴あきの短い麺のカサレッティに炙ったサマートリュフ。オリーブオイルたっぷりで温泉玉子。サマートリュフを半分程使ってくれたが、香りは優しい。という優しい表現をしておこう。
赤ワインがトスカーナのメルローの「ビリッロ・テヌータ・マルシリアーナ」。2杯。
魚が、穴子と岩牡蠣を使ったん。供にスモークしてあるが、穴子はしっかり薫製香が付いて香ばしい。穴子は頭付きの2匹。スモークした後、オリーブオイルでカツレツにしてある岩牡蠣。火の通った牡蠣も生に劣らず旨い。フルーツトマトほかサラダ仕立てに、ニンニクと牛乳などで作ったアリアータソース。このソース大好き。今日は穴子が食いたかったんだよ!。メニューにある穴子の冷製フェデリーニというのも食指が動く。
肉料理は、イベルコ豚とシャルレー仔牛とフォアグラ。ソースはフーゴを使った白桃のソース。塩気ある辛みと桃の甘味のある複雑で妙なソース。普通の店の倍のポーションだ。今日は少なめにしましたというが、最後はたっぷり。
冷たくさっぱりしたデザートは、今日もアイスとフルーツのカップ。
webが秋頃にリニューアルされるようで、それに合わせてマダムがblogを始めるという。楽しみぃ。
平成19年6月29日・金
憑神を見おわって、いつもの「トラットリア・スクーデリア」にお電話。空いているので向かう。
半袖のTシャツを夏用のユニフォームに変えたようです。まだ袋から出したばかりのようで、ピカピカ。
メインはパスした軽いコース。ちょこちょことパスタのメニューが入れ替わっておりますが、前菜やスープは変わらないようで・・・。
- イベルコ豚の冷製コンソメ、コチのすき身
- 敦賀産岩牡蠣の白ワインジュレ掛け
- 紀州地鶏の冷製フェデリーニ、赤ピーマンソース
- アイスとフルーツの白ワインジュレ、紅茶
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さっぱり白ワインの「ガヴィ・ディ・ガヴィ」。続けて2杯。
最初にスープが出た。綺麗なスープは煮凝りが崩れたような食感。コチの身の魚と豚さんとが、ビミョウだけど・・・。
癖になりかける白ワインの香りの甘いジュレと岩牡蠣のハーモニー。
蒸し鶏、マッシュルーム、トウモロコシに、オレンジ色のソースの絡まった冷製フェデリーニ。
最後まで、冷たい物で通すデザート。さくらんぼとか、ゴールドキゥイとか、・・・もう包近の桃も出ているようです。
平成19年6月23日・土
舞妓HAAAAN!!!が終わって、「トラットリア・スクーデリア」に電話を入れる。空いていた。
前菜とパスタと軽いコースにした。
- ケンケン鰹の瞬間スモーク
- 栗カボチャの冷たいスープ
- シラサエビのリングイネ、トマトクリームソース
- さくらんぼのパンナコッタ
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白ワインの「HOGUE」。アメリカ・コロンビアバレーのリースリング。夏はさっぱりスッキリが欲しいところだが、一口目が思った以上に甘さの強い白ワイン。ベタベタした甘さではなく、後口はさっぱり。だんだん甘さを感じなくなる。
食べたことのないのを選びたいところだが、そういうことが出来ないお昼のメニュー。で、お好みのケンケン鰹。上に隠元、下にズッキーニ。トマトとニンニクチップを散らしてある。
夏は冷たいスープがいい。
2杯目も白ワインのピノ・グリージョ。ブランドは忘れた。カタカナ三文字が覚えられない。香りが良いが渋みが残る。料理が必要なワインというより、料理とはとってもいい。。
パスタも冷たいのが欲しいところだが、前に食べているのでパスして、「シラサエビのリングイネ」にした。サイマキ程度の大きさだけど、ミソも絡んで旨いソース。
さくらんぼが載ったパンナコッタ。淡いキャラメルソース。
平成19年6月10日・日
晩ご飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」に行く。
入店は一番の客で寂しいが、ほぼ満席になる。(一番最後の客になった)。予約なしで8人の家族グループがきた。ちょっと常識を疑うな。
お任せしている献立は、前菜がいっぱい続く、かなりいい加減で思いつきなな献立?。スリルがある。サービスしているマダムも何が出てくるのか分からないとか・・
- トリ貝のマリネ・柚子の香り
- イベリコ豚のコンソメのジュレ、アワビ、フルーツトマト
- あこうの瞬間スモーク、ダウロ・オリーブソース
- 茶味豚の炙り焼、トンナータソース、空豆
- するめいかのアイフェッリ、イカスミのソース、ジャガイモのニョッキ
- 岩牡蠣とホワイトアスパラガスのソティ、ブールブランの香り
- 和歌山産アワビの炙り焼、肝ソース、フルーツトマトのソース
- 白インゲン豆のスープ
- パスタは、仔羊のラグーソースのキタッラ、ペコリーノ風味
- 魚のメインが、あこうのヴァポーレ、オルゾットのリゾット、ドライトマト
- 肉のメインが、シャルレー仔牛のコストレッタ・ミラネーゼ、生ハム、高知のフルーツトマト、ルコッラのサラダ仕立て、檸檬
- デザート3種、ゴールデンキゥイのジュレ仕立て、チーズケーキ、チョコレートケーキ
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発泡酒でカルペネ・マルヴォルチ社の「プロセッコ・ディ・コネリアーノ」を2杯。ワインもお任せで出されるがママ。
伝えていたこと覚えていてくれて、トリ貝は、殻を使って器にして、マリネ。殻を割った時のかけらが入っているのが残念。最後まで手を抜いちゃダメ。
冷たく冷やしたスープ替わり?(と思ったのは後で間違いだった。) 生ハムのすねの骨から取ったコンソメは濁りもなく美しい。アワビをスライスして乗せる、トマトを刻んで載せる。
小さい「あこう」しか入手できなかったという半身をカルパッチョ風。微かにスモークしてあるそうだ。オイルの油分と香りが、あこうの磯臭さをマスキングして旨い。オリーブオイルは立派な調味料であると思える。あこうの皮をこんがりと揚げてあって、その塩分が絡まって食感ともども旨さを加えている。
白ワインの「シャルドネ」はコンテレンツィオ社を2杯。スッキリした喉越し、バランスの良い旨味。
自家製のベーコン・チョリソーを作るために仕入れたという茶味豚。筋が残っていたのが惜しい。なによりソースが旨い。
屋台のイカ焼きをイメージして作ったというスルメイカの焼き物。イカスミのソース。焼いたイカの塩分とソースが絡むと旨さ倍増だ。
岩牡蠣もでる。今日は焼いて出てくる。なんだかややこしいソース。アスパラには違和感ないけど、岩牡蠣の濃厚な部分になると、ソースが負けちゃいます。でもソースの旨味が口の中に拡がった後に、牡蠣の旨味が襲いかかってくるようだと思えば、これはこれで面白い。
中くらいのアワビを、オリーブオイルを垂らして網焼き。肝はバジリコたっぷりでソースにしてあって、ジェノベーゼに肝が加わったような感じ。これも旨い。パンに塗りたくって食べても十分旨いレバーペーストだ。
またスープ?思いついたように、濃いスープストックがあったというので、出てきた。今日も豆がごろごろ、パスタが浮き身。
白ワインでリスネリス社の「プリ・グリージョ」。酸味たっぷり。
いつまで前菜が続くのかという不安も、ようやく、パスタが出てきた。仔羊のラグー。ペコリーノの香りが高く、臭くって、旨い。お腹苦しい。パスタが二つでたら、という恐れも、魚用のスプーンが出てきて安心。
残っているあこうの全部が魚料理で出てくる。大麦のリゾット添え。食べるのに集中しないと苦しいので詳しい調理方法を聞き忘れたけど、オイルの香る蒸し焼き風に、ふっくら・ほろほろ身が取れる。こういう食べ方もよろしいなぁ。良い食材はいろんな料理が出来るとうことだ。リゾットはコリコリのプリプリ。消化に悪そうなアルデンテ風。さらにお腹苦しい。
ミラノ風カツレツは、ローズマリーを刻んでいっぱい。だけど、とても香りを味わっている余裕がない程、チョーお腹苦しい。生ハム余分。レモンを絞ると、食べやすくなる。むちゃは大食いにチャレンジするのはやめておこうと思った。
デザート三種。まったく別腹!
次ぎ来る時は、サマートリュフかな?なんて話をしておく。
平成19年6月7日・水
上映が終わって、「トラットリア」に電話を入れる。どうやら空いているようなので出向く。でも、ご繁昌なランチ。
前菜・パスタ・メインを選ぶコース。
- 河内鴨の炙り焼・レンコン・白イチジク、サラダ風
- 敦賀産岩牡蠣、白ワイン風味のジュレ
- レンズ豆のスープ、パスタ入り
- アサリとペペロナータの冷製フェデリーニ、アリアータ
- オーストラリア産乳呑み仔羊のカチャトーラ、揚げニョッキ、アスパラソバージュ
- チーズケーキ・紅茶
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選んだコースの一品目は前菜をチョイス。河内鴨はこれから夏にかけて一番美味しくなるそうである。冬の方が脂が乗りそうだが、肉質が良くなるのでしょう。レンコンのシャキシャキ感と鴨にドライ・イチジクの甘味が重なって旨い。
コースでは前菜を一つ選ぶのだが、マダムは、岩牡蠣とアワビが入っているので薦めてくる。断る理由を持たないので「岩牡蠣」を生で注文。アワビは昨晩食べたシィ・・。小さいと言うから2個と注文したのだが、結構大きい。カキの蓋は取ってあるが、貝柱はくっついたままで、苦労しちゃう。かかったジュレが微かに甘く牡蠣に合う。アルコール欲しい!
レンズ豆ごろごろのスープ。平べったいパスタが浮き身。
パスタは、冷たいのが食べたい季節。アサリとペペロナータ。ニンニクのソース。プリプリのパスタの食感がエエンですがソースが旨味が格別。
メインは乳呑み仔羊。グニャとしたニョッキはジャガイモ入り。カリカリからっと揚げたニンニクのスライス。とっても効いて少し辛みを感じて刺激的。
デザートは、マスカルポーネを使ったチーズケーキ。チーズよりシナモンの香りが高い。
車なので諦めるが、アルコールがあれば、もっと美味しかっただろう!!
アワビの肝をどう食べさせてくれるのかというのは興味あるのだが、今度は「トリ貝」、「あこう」とか伝えておく。
平成19年5月16日・水
スーパーの中をうろついたが、食べた活きになる店はない。なんだか、目新しいフードコートが出来上がっているのだが、作っているのがいかにもバイト嬢だったのでは・・・。てなわけで、また「トラットリア」に電話を入れる。満席のようで時間を潰してから出向く。
前菜・パスタ・メインを選ぶコース。
- 紀州産ケンケン鰹の瞬間スモーク
- パスタと白インゲン豆のスープ(パスタ・エ・ファジョーリ)
- 水茄子のスパゲッティ、トマトソース
- 乳呑み仔牛のコストレット・ミラノ風
- イチゴと白ワインのジュレ
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選んだコースの一品目は前菜をチョイス。夜のコースでは盛り合わせで出てくるのを選ぶので、楽ちん。ケンケン鰹。一品で出るとこうなるのかぁ、って感じ。お手製のマヨネーズがとっても旨い。カツオのタタキにマヨネーズって、いけるんだよねぇ。
ヴェネチアのIGTの白ワイン「MILLEUVE 2003」。
先日は、体調が優れないのを伝えるとブロードで薄めてくれたスープが今日も出てくるというので、サラダを止めスープ。でも出てきたのは、今日も薄めてくれたようだ。残念。
パスタは、水茄子にトマトソース。シンプルに茄子だけ。ソースが旨いや。茄子は油通し。
乳呑み牛用に選んでくれたのはウンビリアのIGTの白ワイン「BRAMITO 2005 CHARDONNAY」。
メインは、乳呑み仔牛の骨付き。日本風に言えばカツレツ。昨日買った家庭画報にも似たのがあるんだけど、ちゃんとシェフは備え付けていた。「美味しそうなん作ってや」と言っておく。
ゴブレットにアイスを入れ、フルーツ、ジュレと入っている。アルコール分は抜けているようだが、このジュレのワインの香りがいいな。
明日は波切りホールで料理教室を開催するのだが、定員30名のところ、26名と盛況のようだ。教室というても実際に調理する部分は少ないそうである。まったくの素人はいないからだという。むちゃは行かないが、リタイヤした男性が料理教室に行くのが密かに流行っているそうである。
平成19年5月13日・日
晩ご飯は、予約していたトラットリア「スクーデリア」に行く。
予約した時点で、忘れていたが、母の日。家族連れでいっぱいかと思ったけど、全くその気配がない。
- アサリと春キャベツのクロスティーニ
- 牛タンのグリーンソースと水茄子のコンポート・ジュレ仕立て、ミントの香り
- 前菜盛り合わせ、オリーブの詰め物のフリッター、パルマ産生ハムと赤肉メロン、フリッタータ、チキンレバーのパテ、ローマ風コッパ・アリアータソース、蛍烏賊の詰め物・ブロッコリー、トリッパ、シラサエビの赤ピーマンソース、河内鴨の炙り焼、タコと隠元のマリネ、紀州地鶏スモークの隠元巻き、紀州ケンケン鰹のスモーク・ズッキーニ
- スープが、パスタ・エ・ファジョーリ〜白インゲン豆とパスタのスープ
- ピッツァが、白海老のピッツァ
- 第1のパスタが、水茄子と空豆・ブロッコリーのオレキエッテ
- 第2のパスタが、河内鴨のラグーソースのパッパルデッレ
- 魚料理が、赤イサキのインパデッレ〜魚介(タコ・イカ・アミ海老)のオルゾット添え(大麦のリゾット)
- 肉料理が、グラーシュ(牛ほほ肉の煮込み)とジャガイモのフリーコ・白トリュフの香り
- デザートが、アイスのエスプレッソ掛け、ティラミス、チーズケーキ、イチゴ、ミント、紅茶
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最初に脂っぽいのは控えてと注文をつけると、厨房からは、慌てるような声。あれまぁ〜!
スプマンテの「フランチャコルタ・ブリュット」で始める。スッキリ。
先付け1品目は、フランスパンの上にアサリと春キャベツ。アラカルトで食べることの出来るパスタの具だ。調子が出ない胃と重たい頭だが、旨いモノは旨い。
2つめが、グリーンの一品。下に牛タン。グリーンのソースは・・忘れた。甘い水茄子のコンポートがトッピング。脂肪分の多い牛タンがコンポートのジュレのおかげでさっぱりと食べられる。牛タンは香草でボイルしてあるそうだ。パクパク食う。
いつものように盛りだくさんの前菜の盛り合わせ。定番12種類。
季節のとヤマサンの白海老を軽く素揚げした、シンプルなピッツァ。薄いクリスピーな生地。パリパリ。海老の逆襲を受けて、口に刺さりそうだ。
第1のパスタが、シンプルなオレキエッテ。空豆、ブロッコリーの鮮やかな緑に隠れるように水茄子も賽の目で入っている。水茄子の味はいまいち判別できないけど、なかなか美味しい。水茄子を使ったパスタはトマトソースのもあって、水茄子はとっても良いそうである。田尻産の小粒ののが評判が良いという。楽しみにしとこ。
第2のパスタは、平麺のパッパルデッレ。いつもの津山さんの河内鴨。旨いソース。
魚料理の前に白ワイン。「ビュルメンティーノ」(パーラ)は甘い口当たりのさっぱりしたのみ心地で、快いメロンような甘さが残る。
魚料理玄界灘から直送の赤イサキ。魚よりもその下の大麦のリゾットがやたらと旨い。魚介のエキスたっぷり含んだ大麦のコリコリ・プルンとした食感も面白い。お米に比べると消化に悪そうなリゾットではある。最近黒米のリゾットがイタリアでも流行っているそうだ。ちっちゃいけどカマ。
調子の悪いむちゃを気遣って、肉料理を止めるかと聞いてくるけど、そんな癪なことはしない。
最後に肉料理に赤ワイン・カルフォルニアの「カベルネ・ソーヴィニヨン」(ハーン)。濃い赤紫で渋そうだが、香りは高いが、タンニンも感じない。それでも今日の体調には厳しい。
出てきた肉料理は、実に重たそうな色合い。ソースはそれほどではなかったが、ほほ肉は、コラーゲンたっぷりで、かなり食欲を削ぐ。それに体調の悪いせいか、肉に苦味というかエグ味を感じるし、フリーコ(チーズとジャガイモの焼いたン)は塩気を強く感じて、ダメだ。完食できなかったのは、実に無念。コレが2回目だろうか。記憶に残る料理だった。
とはいうもののデザートは別腹。しっかり食べる。目の前でカフェ・マキアートを作ってくれる。
オリーブオイルの「ダウロ・アンポルダ」を頒けてもらう。
平成19年4月20日・金・穀雨
晩ご飯は、予約していた馴染みのトラットリア「スクーデリア」に行く。
ちょっと早い目に入店したら、まだお客さんはいなくて、シェフが白マックで食材を調査中だった。
- 高知春野のフルーツトマトと水牛のモッツアレラとバジリコのカプレーゼ、ハモン・イベルコ・ベジョータ
- あわび、甘エビ、イシダイのカルパッチョ
- 前菜盛り合わせが、ケンケン鰹のスモーク、紀州地鶏のスモークとカブラ菜、蛍烏賊の詰め物、的鯛の子のオーブン焼き、河内鴨のカルパッチョ・セミドライの無花果、生ハムとメロン、フリッタータ、チキンレバーのパテ、手長タコと隠元のマリネ、しらさえびに赤ピーマンソース、アンチョビソースで和えた茹でブロッコリー、トリッパのトマト煮
- グラーショ(牛頬肉の赤ワイン煮)とホワイトアスパラガス
- スープが、ストラッチャテッラ(溶き卵のスープ)
- パスタが、空豆・春キャベツ、河内鴨のズリのタリオリーニ、軽いクリームソース
- 玄界灘鮮魚(真鯛・的鯛)と野菜のカルトッチョ
- 島根和牛のロッシーニ風(フォアグラ・クルティン乗せ)黒トリュフの香り
- デザートは、イチゴのパンナコッタ、イチゴのシフォン、白ワインのジュレとバニラアイス・イチゴ、チーズケーキ。紅茶
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白ワインから始めてソアベ・クラシッコ 05。
一つめの前菜はカプレーゼ。随分と生ハムが減ってきた
二つめの前菜が、カルパッチョ。
いつものように盛りだくさんの前菜。
赤ワインに変えてモンテプルチャーノ・ダブルッツオ 03。
月曜日にワイン会を行ったそうで、その時の料理が郷土料理(東北イタリアだそうだが、地名前を忘れた)だったそうで、その一品がグラーショという赤ワイン煮込み。松の実のペーストがトッピング。パブリカとともに煮込んだというので、微かに辛み・苦味が混じったコクのある煮込み。ほほ肉は3時間に混んだというが固めの食感。赤ワインの土手焼に近い印象。
スープは、鶏のコンソメに、溶き卵がフワフワ浮いたズッパ。優しい味のスープ。美味。
ようやくパスタだ。緑が春らしい、キャベツと空豆。
魚料理は紙包み焼き。アサリ、イカ、タコ、しらさ、手長海老、蓮根、アスパラ、うまい菜、しめじ、マイタケ、エリンギ・・・とたっぷり
牛に合わせて赤ワインがキアンティクラシッコ 02に変える。
メインの肉は、島根産の和牛。ロッシーニ風と言うことでハンガリー産のフォアグラがポテッと。ジャガイモの団子(マッシュポテト)を焼いたような郷土料理のクルティン(ワイン会の時より改良したそうだが)。黒トリュフを混ぜ込んだチーズがドンと。とっても塩味が強いチーズで、料理にも塩味とコクが深まる。ボリュームあるコースの最後にしては、濃厚な味。
重なる日は重なるもんで、なんでチーズケーキが出てくるかなぁ?と不思議に思うのだった。イチゴだらけ。
フィレンツェのデザートワインというビンサント・デル・ノンノを嘗めつつ、デザート。デザートワインと言うけど、酸味もあって、ソーターンやレチョートのような濃い甘味はない。さっぱり。
平成19年3月30日・金
時間をずらせて東岸和田の、ランチは久しぶりの「トラットリア」に行く。
もうお客はいなかったよ。
お昼のメニューが変わっているようで、暫定だと言っているが、Aコースが軽めのサラダとパスタ(ピッツア)ランチ、Bコースが前菜とパスタのコース、Cコースはメイン2種のお任せ、Sはメイン1種の特別コース。構成は今までと変わっているところが分からない。パスタやメインの料理をお決まりにしたと言うことかな。お昼と夜を差別化したと言うことかも知れない。
とにかく、前菜とパスタを選んで
- 天然真鯛のカルパッチョ
- ズッパがミネストローネ
- 茨城産南昌豚の手作りベーコンと薩摩赤卵を使ったカルボナーラ
- チーズケーキ
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前菜は盛り合わせだったのを、それぞれ一品として注文できるようになったと言うことである。もちろん盛り合わせもメニューに残っている。ホタルイカの料理もしっかり2種類載っている。いつものはさておき、カレイのカルパッチョが今日は真鯛になりますというので、真鯛のカルパッチョにしちゃう。鯛の子も乗ってごっつぁんです。ブロッコリー、アンディーブ、黄ズッキーニ、トマト。オリーブオイルは「ダウロ・アンポルダ」というEXヴァージンを使っているのだが、1本頂くことにした。デパートでは、どれを選んで良いか分からない程売っているのだが、飲食店で気に入ったのを買うのが手っ取り早いかな、と思っている。このオイルは大阪ではまだ売っている、使っているところはないというもの。
あっさりしたミネストローネで、食べるにつれ野菜の味が浮き上がってくる感じ。
ふと、イタリアンでは定番のカルボナーラを食べてなかったなぁと思い出して注文。玉子玉子したソースだ。旨かったよ。
チーズケーキに紅茶。
平成19年3月25日・日
晩ご飯は、東岸和田の「スクーデリア」に行く。
満席で大にぎわい。2回転目の席もあって、厨房のドタバタさが伝わってくる。すべての席で出てくるのが遅く、イラチな人は困るだろう。
- 富山産ホタルイカの詰め物
- 茨城産白人参のスープ、ハモンイベルコ
- 泉州沖の真ガレイとホタルイカのカルパッチョ、フレッシュトマトとアンディーブ
- 春野菜(菜の花、ブロッコリー、ズッキーニ、黄ズッキーニ、茄子、ヤーコン)とジャコ海老・ホタルイカのバーニャカウダソース
- 生ハムのリゾット
- ホタルイカとブロッコリーのブルスケッタ
- 前菜の盛り合わせ(生ハムと赤肉メロン、フリッタータ、牡蠣の焼リゾット、チキンレバーのパテ、地タコと隠元のマリネ)
- パスタが、泉州沖のシャコ、ホタルイカのタリアテッレ
- 魚料理が、玄界灘のキンメ鯛・メ鯛・真鯛のグリリアータ、シラサエビ、手長海老、ハリイカ、タコ
- 肉料理が、河内鴨のタリアータ、ペッパーベリーの風味
- デザートは、クリームブリュレ、イチゴとパンナコッタ、ファッチャスクェア、ティラミス
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今回は、ホタルイカから始まった。詰め物は、黄人参・・わすれたぁ。でも旨いイカワタは何かに使ったんでしょう。
白ワインはサルディニアの「サルニコ05」。ヌラーグとかいう地葡萄で造ったそうだが、苦味が余韻で残る。
アイスに冷やされて出てきたスープ。クリーミーな人参にスープ。甘いスープに生ハムが旨味を増す。
ルイベにして殺菌すると、透明感が無くなるんだという生ホタルイカ。カレイと一緒にといわれる。カルパッチョもエエモンですなぁ。
海老の味とホタルイカの味が旨いバーニャカウダソース。とりわけ野菜に染み込んだソースがいい。
2杯目も白ワインでプーリアの「グラヴィーナ05」。グレコとマルヴィシアという葡萄のブレンド。
リゾット。今日の献立は、予想外だらけ。チーズとハムの香りがとにかく旨いリゾット。
次々と出てくるホタルイカ。くたくたにして刻んだブロッコリーとでブルスケッタ。イタリアの山葵を混ぜているそうだ。
ようやく、いつもの前菜の盛り合わせになった。ここまでが前菜(?)だったようだ。新しいのは、地だこのマリネ。
パスタでもホタルイカを使ってくれる。黒板のメニューにはシャコのパスタが載っていたが、それにホタルイカがプラスされたアレンジなんでしょう。シャコは子持ちでコリコリ。イカワタの味と香りがパスタに絡んで旨い。もう少しパスタに艶があれば、見た目もばっちり!
今日は特にお腹は充実。でも負けずに頑張る。
3杯目も白ワインでアルトアディジェの「カンパネールゲバルツトラミネール05」。フルーティに香りが高く甘い口当たり。
ようやくメインの魚料理にたどり着いた。鮮魚のグリル。たっぷり。鯛のカマは旨い。旨いんだが、お腹が・・・。
炭酸水のサンペリグリーノで口直し。
肉料理に赤ワインでアルトアディジェの「カンパネールカベルネソーヴィニヨン04」。濃い色。渋い。抜栓直後だったからかな?
河内鴨をローストしたんに、ローストしたジュをソースにしたそうだ。ペッパーベリーにオレンジピール。たっぷりのルッコラ。辛いソースに苦いルッコラ、嫌いなオレンジピールが重なって、好みじゃなかった。ワインも渋かったし・・
アイスだけでも十分だったが、出してくれたモノは食う。デザート4種。捏造番組「あるある」で「スィーツは別腹」というのをやっていたが、それは納得できるのだ。食べ始めると、ちゃんと食っちゃうのだ。
ホタルイカばっかりでヘルシーな前半だった。そういえば、シェフは今年はヘルシー志向と目指すとか言うていた。うーん、4時間近くもかかってしまった。
平成19年3月4日・日
晩ご飯は、東岸和田の「スクーデリア」に行く。
- 高知・春野のフルーツトマトの冷たいスープ
- ホワイトアスパラガスのミラノ風
- 前菜の盛り合わせが、生ハムと柿、フリッタータ、オリーブのフリット、カレイと生ハムのアンコーナ風焼き物、タコとブロッコリーのマリネ、鰹のスモーク・胡瓜、コッパ・レンズ豆のソース、チキンレバーのパテ、河内鴨のカルパッチョ、牡蠣を乗せた焼リゾット、シラサエビの赤ピーマンソース、紀州地鶏のスモーク、牛とヤーコンのソティ
- パスタが、からすみ、生ハム、菜の花の冷製スパゲッティーニ
- 的鯛のソティ・ケッパーソース
- 岩手産ホロホロ鳥のポタッキオ、白人参
- 河内鴨砂ズリのソテー、春キャベツ、ヤーコン添え
- イチゴのファゴティーノ、ダウロのトッピングしたパンナコッタ、ファッチャ・スクェア(チョコレートケーキ)・紅茶
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イタリアの白ワイン「ソアベ05・アンセルミ」。まさに葡萄酒といった香りと甘味。
赤い冷たいスープ。微かにぴりっと刺激的。
ペルー産というホワイトアスパラはバター焼。アスパラの上には半熟玉子。割れば黄身がとろりと出てきて、アスパラと絡めて食べる。アスパラの甘味、バターの香り、玉子のコク。塩加減もグッド。
いつもながら沢山の前菜。河内鴨はすっかり定番化。タコのマリネがエエ塩梅。
生ハム、菜の花の冷製スパゲッティーニは、パスタが隠れて見えない程。今日は暖かい日だったこともあって、冷製?細麺。プレートの縁に降られたのが唐墨。たぶんイタリア産の唐墨だと思うが、あまりイイできじゃないようで、・・・
どうも大阪の条例では、冷凍して38時間殺菌しないといけないという話もあって、今日は出なかった生ホタルイカ。今度は解凍してチャレンジしてくれそうだ。あくまで「生」の「イカワタ」がないとねぇ。ちゃんと旬まで待った方がいいな。
チリの白ワイン「バヌール06・シャルドネ」。樽の香りらしい。けど、そういう訓練をしてないのでよく分からない。
魚料理が、的鯛。ケッパー盛りだくさんで魚が見えない。で、ちょっと塩がきつい。キツイ。
イタリアの赤ワイン「サレントロッソ04」。
肉料理が、パンタード半身。タマネギをトロトロに炒めて僅かに赤ワインを入れてロースト。イタリアのレシピブックから再現してくれたそうである。もう少しコクがあるとさらに旨いかも知れないけど、あっさり目の味は鳥さんのお味がストレート。火の加減も良く、名前通りにホロホロと・・・。付け合わせが白人参というサツマイモのような甘味のある人参。
食べ終わって、デザートと思っていたら、あれぇ?ナイフとフォークが出てきた。あれぇ。ワイン呑んじゃったよぉ。どうなってるのぉ?むちゃは、ここでは完全にお任せ状態なので、何が出てくるのか何品出てくるのかも全く知らされていない。待っていると、キッチンから「亀」とか言ってる。この前使った「亀の残りを今度焼ましょうか」と言っていたのを思い出した。そうするうちに「あかん!」とか言うてる。なんだなんだ?
出てきたのは「河内鴨の砂ズリ」。シェフは、亀の肉を何かをはさんでロールにして焼いていたようだが、固くなり過ぎて失敗したというのである。ということで、出てきたのが「砂ズリ」だったというわけだ。美味しい砂ズリだし、火を通したキャベツの甘いこと。
イタリアの赤ワイン「キャンテイ02・アンジェニーナ」をちょっとだけ。しっかり渋い。
大皿にデザート3種。パンナコッタに掛けていたのは、酸度0というオリーブオイルだが、パンナコッタの風味が台無しだよ。アイスは良かったけど・・
歩いて帰ると、毎回のように、途中でお腹が痛くなる。食い過ぎやね。でも、出されたモノは有難く頂戴する。
天台宗では食事の前に「われ今幸いに、仏祖の加護と衆生の恩恵によって、この清き食を受く。つつしんで食の来由をたずねて、味の濃淡を問わず、その功徳を念じて、品の多少をえらばじ。いただきます。」と唱えるのだが。「多少をえらばじ」ということだ。 味の濃淡は文句付けてるけど・・・。
ついでに、食後は「われ今、この清き食を終りて、心ゆたかに力身に充つ。願わくは、この身心を捧げて己が業にいそしみ、誓って四恩に報い奉らん。ごちそうさま。」ととなえるのだ。
平成19年2月18日・日
晩ご飯は、東岸和田の「スクーデリア」に行く。
一応黒板のメニューには目を通すのだが、お構いなしに出てくるコースは
- 河内鴨のカルパッチョ、ルッコラ、ハム、ミモレット
- 前菜の盛り合わせが、サンダニエーレ産生ハムと富有柿、フリッタータ、オリーブのフリット、カレイと生ハムのアンコーナ風焼き物、巻き貝のマリネフェンネル風味、パイヤータ(小腸)のトマト煮込み、初鰹のスモーク・胡瓜、コッパ・レンズ豆のソース、白子のオリーブ焼、チキンレバーのパテ、蝦夷鹿のカルパッチョ、牡蠣を乗せた焼リゾット
- 第1のパスタが、ヴィンチス・グラッシ(マルケ風ラザニア)、チキンの内臓入りベシャメルソース
- 第2のパスタが、手延べピーチ、小笠原の青海亀のシェリー風味。ポルチーニ
- 玄界灘鮮魚(赤イサキ・黒鯛・イカ・えび・あさり)、野菜とカボチャのスープ仕立て
- イベルコ豚の骨付きロース肉の炙り焼、フルーツトマト、モッツアレラチーズ
- マスカルポーネのベイクドチーズケーキ・紅茶
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先ず白ワインでマテリカの「ヴェルデッキオ04」というのんを出してくれる。香りは高いが、かすかな渋みがあって、料理にはいい。軽くて余韻はなかったが、良い意味で切れがいい。2杯。
前日に届いたという河内鴨は3日以内なら生でも大丈夫ということだ。でたっぷりカルパッチョ。オリーブオイルたっぷりでかなり鴨の脂と合わさってオイリー。名前は忘れちゃったがプレスハムみたいなんが入っている。ルッコラのドレッシングが酸味があって、オイリーさを和らげてくれるが、それでもオイリー。
いつもより、多いオードブルは皿にびっしり。びっくらしたのは、もう「初鰹」。ほんまの初物だったらしい。ここのスモークしたカツオは旨いんだけど、初鰹なら、生の方が嬉しいなぁ。カレイの焼き物は生ハムを載せて焼いたものでが、冷えていたのが残念。白子や、リゾットはちゃんと温かい。
前菜を食べ終わって、続いて白ワインでフィオレーゼの「ヴェルデッキオ02」というのん。これは余韻があって、膨らみがある。2杯。
パスタはラザニア風に板状のパスタを重ねて焼いたヴィンチス・グラッシ。チーズやトマトを使うと、見慣れたラザニアになるというが、その原型というか、シンプルなパスタ。表面はパリッと焼き上がって、中はムチっ。鳥の内臓をいろいろとベシャメルで煮込んであるそうだ。旨い旨い。
2つめのパスタが、手延べのピーチ。伸ばすのに時間がかかるというのに、定番になりつつある。で、昔むちゃが「3つの食べたいもの」を伝えていたのを覚えてくれていて、仕入れてくれたのが「青海亀」。シェリーでマリネしてポルチーニと併せて煮込んだソースとピーチ。そもそも中華料理の食材として流通しているという。チャレンジャーな料理は、大好き。イタリアでは陸亀の料理はあるというのだが、始めてだけに、火をしっかり通してある。筋肉質の淡泊な肉質。そもそも脂があるのかもどうかも知らないけど、海の獣だけに脂も抜けやすいのかも知れない。ローストすると「ワニ」に似ていたという。けど、ワニは食ったことないし、わかりまへん。
魚料理は海鮮煮込みだけど、カボチャの煮込みスープ。カボチャの色で黄色だ。微塵に刻んだ野菜も入っている。
肉料理に赤ワインに変えカリフォルニア・セントラルコーストのハーンの「カベルネソーヴィニヨン05」。濃い色そのままに渋みたっぷり。
肉料理はイベルコ豚の骨付きロースの炙り焼。これも脂たっぷり。美味しい脂なんだけど・・・。もう、フルーツトマトも出始めているようである。暖冬なんですなぁ。焼き上がったイベルコの皿を持ってきて、目の前でイベルコ豚の生ハムを切ってロース肉に乗せ、さらにトマトとモッツアレラを乗せてサービス。
デザートは、チーズケーキ。しっとりして濃厚。
お客さんの中には、地の食材を使って欲しいという要望があるそうだ。まぁ、そういう店は他にもありそうだし、任せておけば良いんじゃないかな?近在でこんな食材を使っている店はないので、今のままで十分だと思うけど・・・。
平成19年1月21日・日
晩ご飯は、東岸和田の「イタリアン」に行く。いっぱい。
満席で料理の出方も遅れがち。
- カリフラワーのポタージュ
- 盛り合わせの前菜が、パルマ産生ハムと富有柿、ローマ風コッパ・レンズ豆のソース、フリッタータ、トリッパのトマト煮、牡蠣の焼リゾット、鴨のコンフィとルッコラ、アンチョビソースのブロッコリー、チキンレバーのパテ
- サラダが、ハモンイベルコベジョータのサラダ仕立て
- 1番目のパスタが、パイヤータ(小腸)の煮込みのガルガネッリ
- 2番目のパスタが、ポルチーニ茸のコルツェッティ
- 魚料理が、コロダイ、黒鯛のオーブン焼き、イカ、アサリ、ねぎ、菜の花、れんこん、カボチャ
- 肉料理は、野生のイノシシのバラ肉の赤ワイン煮込み、黒米のリゾット、ジャガイモ
- デザートは盛り合わせで、チョコレートケーキ、ブランマンジェ、バナナのクロスタータ、ファゴティーヌ・紅茶
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北イタリアの白で「ロンコ・デル・ジェルソ 01」。3杯いっちゃう。
スープから出る。小麦が底にポツポツ。ちゃんとカリフラワーの香りがする。
盛り合わせは、まぁ、いつもの。
サラダは、目の前でハムを切って乗せてくれる。
パスタは、メニューにはないガリガネッリという、パスタのシートをクルクルと巻いた自家製のパスタ。ソースには、小腸の煮込み。旨いですよ。
途中で赤の「キャンティクラシッコ・ピエロパン 05」。
パスタは2つめが出てきて、丸い円盤のコルツェッティ。フレッシュのポルチーニ。。牛の骨のヴイヨンにマルサラの風味。旨いですよ。
魚料理はオーブン焼き。玄界灘からの直送品のコロ鯛、クロ鯛。でも大阪でいう「ちぬ」とは顔つきが違う。コロ鯛はカマの部分。
魚に合わせて、白の「ソアベ・クラシッコ・フォントディ 03」。さっぱりスッキリ。
肉はイノシシ。バラ肉を大きなブロックで煮てくれていた。そのブロックを見せてくれたけど、写真には収めていない。インパクトはあるけど・・。小さく切ってくれて4つ。でも皮の部分がナイフで切れない。厨房で切り直して貰った。皮の部分が固くなって、細く切り直してくれた皮の食感は「ミミガー」みたいな感じでコリコリ。チャレンジなディッシュで試作品で毒味させられているような気分で、楽しい。肉の部分はとても旨い。工夫の余地あり。ジャガイモやリゾットでボリュームもありすぎ。
満腹感もあるのに、デザートは4種。
デザートに嘗める程度に「チェント・エルベ・トロ」。淡い緑色のハーブ・薬草系リキュール?「100のハーブ」という意味の名前で、アルコール70度!フランスのリキュール「シャトリューズのエルクシル・ヴェジタル」もこんな感じかな。昔、元「肥後橋のカラバッジオ」の寺島シェフが、和歌山からのフィッシイングの帰りに寄っていっては、これを飲み干していたという。懐かしい名前を聞いた。今は福井の「カシーナ」のシェフ。
平成19年1月18日・木
映画が終わると厄介なのは、お昼御飯に中途半端な時間だということ。最初に入った客がまだ食べているという意味で中途半端。言わば「出遅れ」。ランチは久しぶりの「イタリアン」は何とかしてくれるだろう、と差し込む。
ちょうどテーブルが空いたようで何とかなった。
パスタのセットにするが、パスタで迷っていると、考えてくれるというので、お任せする。前菜も付けてしまってコース。
- コッパのサラダ
- 盛り合わせは、パルマ産生ハムと富有柿、フリッタータ、トリッパのトマト煮、鴨のコンフィとルッコラ、赤ネギのグリル、ハリイカのソティ
- 帆立貝柱とビエトラのパスタ
- デザートが、ボネ、ビィスコンテーヌ・紅茶
当然ワインで、白はシチリアの「インソルニア」。フルーティで僅かに甘い。
いつも盛り合わせに入っているコッパをあしらったサラダ。
変わり映えはしないけど、盛り合わせ。
特別に作ってくれたパスタは、貝柱とビエトラというイタリアの菜っ葉。フダンソウ?。魚醤かアンチョビかよく分からないけど、塩の効いた味付け。お得意のアリアータのソースも。ボリュームアップ。ビエトラというイタリアの野菜は、アイーダのシェフが持ち込んで河内長野のイタリアン「カンティーナ」が育てているのも貰ってきたとか。皆さん仲が良いようです。
杏とチョコのプリン。ピーナッツ入りの焼き菓子。
平成19年1月14日・日
晩ご飯は、予約をしていた東岸和田の「イタリアン」に行く。たぶん、仕入れてくれているだろうし、断れば義理が立たない。
今日もお任せしてある。
- 平目のカルパッチョ
- 前菜の盛り合わせは、パルマ産生ハムと富有柿、ローマ風コッパ・レンズ豆のソース、フリッタータ、トリッパのトマト煮、牡蠣の焼リゾット、鴨のコンフィとルッコラ、ジャガイモとゴルゴンゾーラのキッシュ・松の実、チキンレバーのパテ
- ハモンイベルコベジョータのコンソメ
- パスタが、タラバガニ、車海老、アワビの冷製シャラティエッリ、アリアータソース
- ハンガリー産フォアグラと牛タンの黒米リゾット
- オマール海老のオーブン焼き、ラルドーネで巻いて、
- ヤンバル黒豚の炙り焼、オーブンで焼き上げた野菜(茄子、カボチャ。水菜、青梗菜、ジャガイモ、ほうれん草)
- デザートは、スフォリアテッラ、紅茶
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白ワインの「ガヴィ・ディ・ガヴィ05」。
先付けがカルパッチョ。ドレッシングには魚醤も加えて、塩味の効いた旨味のあるカルパッチョ。サラダ風に小蕪。
前菜は定番のが並ぶ。変わったのはキッシュ。旨いモノが揃っている。
2杯目は、預けていた赤の「ヴェルミリオ・ディ・リポネッラ(97?)」というのん。買っていながら正体をよく知らない。最初香りが十分残っている。色は少しくすんだように退色しているが、悪くはない。渋みもあって味も全体に濃厚。ベリー系の濃厚さも加わって、10年たったテーブルワインのくせに、良いじゃん。
ハモンイベルコベジョータの生ハムもようやく2本目になったようで、1本目の骨からスープを取ったというコンソメ。琥珀色の澄んだコンソメに仕上がっている。パン麦が入ってあって、サーブの直前に生ハムを入れてくれる。豚骨ラーメンのように白く濁ってはいない。
パスタはペコリーノチーズ・牛乳を練り込んだ平麺シャラティエッリ。自家製麺。冷製で、タラバ、クルマ、アワビがニンニクのソースがパスタの廻りに添えられている。渋みが増してくる赤ワインには合わないけど、旨いパスタ。
リゾットはツヤツヤとフォアグラの脂がてかる真っ黒黒米。牛タンを煮た赤ワインのソースも混じって味が濃い。
魚料理になったので、白で「ブラミ・ト・デル・チェルボ05」を貰う。赤の後だとさっぱり。
でーんとカナダ産の活オマール海老のオーブン焼き。甘いソース。何年か振りのオマールだ。
メインの肉は豚。最近仕入れたというヤンバル豚は、鹿児島黒豚と沖縄のアグー豚を掛け合わせた新ブランド豚。ブロックも見せてくれたけど、厚みのある脂が旨そうだが、あまりに厚いので、随分削いだらしい。それでも脂が入り込んでいる。肉は淡泊で脂も不思議とさっぱりした香り。豚さんの下に野菜が沢山。赤ワインにぴったり。なんでもアグーより高価な豚だそうだ。ってアグーは食べたことないのだった。今年初めての豚が珍しい豚だと言うことが、素直に嬉しかったりする。
スフォリアテッラは、リコッタチーズとオレンジピールと無花果とをシナモンで香り付けしてムースにして、小麦粉の皮を三角に巻いた真ん中に詰めて、焼き上げたもの。粉砂糖で化粧して、ブルーベリー、ラズベリー、レッドカラント、などを添え酸味を加えてある。暖ったかお菓子。
2006年12月17日・日
晩ご飯は、東岸和田の「イタリアン」に行く。
グループ客がいて、珍しく満席。忘年会というか、なんというか・・・
今日もお任せした。
- 先付に、ハモンイベルコベジョータとイタリア産黒米で包んだ天然茸のスフォルマート、白トリュフの香り・ボンバ仕立て
- 前菜の盛り合わせは、パルマ産生ハムと富有柿、トリッパのトマト煮、フリッタータ、鴨のコンフィの牛蒡巻き、ノルウェーサーモンのスモーク、牡蠣の焼リゾット、雲子のオーブン焼き、鴨のコンフィと焼ネギ、コッパ・レンズ豆のソース
- パスタが、タラバ蟹のシャラテエッリ、ポルチーニ茸
- 魚料理が、スモークしたラルドを添えた海老(手長海老・車海老)のオーブン焼き、トビアラをはさんだインカのめざめを練り込んだニョッキ
- フェザンのアロースト、ヴィンサントの香りのソース
- デザートは、リンゴのファゴティーノ、カルバドスのソース
- アイスクリーム、オリーブオイルのトッピング
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白ワインはピエロパン社の「ソアベ05」から始める。薫り高く軽い。これ2杯。
先付けにはまだ1本を使い切っていないという生ハム。なかなか無くなりません。白トリュフの香りの茸のスフォルマートは淡い緑色。それを真っ黒のお米で包んだ、爆弾。白トリュフの香りがいい。
ここではテーブルにオリーブオイルが置いてあって、パンに使い放題なのだが、(というフレーズは前回も同じ)今日は、「ダウロ・アンポルダ」というEXヴァージン・オリーブ・オイルを出してくれる。うたい文句は「エルブジ」が使っていて、ノーベル賞のディナーに使われるというスペインの遠心分離オリーブオイル。関西ではまだ使っているところはないという。酸度が0というオイル。
いつもの前菜盛り合わせ。
3杯目も白でファルチーニ社の「ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニアーノ04」。濃い黄色を帯びた濃い香り。
短い四角いパスタはエッジもしっかりしていて、シコシコ麺。蟹の香りたっぷり。フレッシュポルチーニも香りが高い。蟹は旨い。
立体的なフォルムの手長海老。皿の底にはニョッキ。焦がしバターのソースが甘いジャガイモのニョッキと合わさって、いわばジャガバタのニョッキといったところ。ニョッキといっても生地をのばして煎餅状。2枚を使って間にトビアラを挟み込んである。ジャガバタに海老の風味がプラスされて、旨い事旨いこと。
肉料理用に赤はフォントディネ社の「キャンティクラシッコ03」。
でーんと鍋で出てきたのは半羽分のフランス産の雉。予想外の食材に大喜びさ!骨もろともにアロースト。フォーテファイドのワインで香り付け。フェザンは淡泊な白身であるが、皮の部分にはしっかり脂がのっている。筋っぽいのでかぶりついて味わう。苦味のある菜の花やサイコロのフォアグラも良いアクセント。とっても旨い。
デザートはおなじみファゴティーノ。暖かい皮に冷たいカスタードとリンゴ。
さて、「ダウロ・アンポルダ」の面白い使い方というので、アイスクリームにトッピングしてくれた。全然、変じゃない。抗酸化力があるというし、脂肪をブロックする効果が普通のオリーブオイルより高いというふれこみだ。他にもオレイン酸が降圧作用があって、豊富なポリフェノールが毛細血管を強化し、善玉コレステロールが増え、保湿効果があるという。
2006年12月4日・月
お願いをしていた「イタリアン」へ向かう。昨日お願いしていたのは、「流しの下に眠っている10年来の赤ワインの救済」だ。会社の寮の倉庫に寝ていた時期は、真夏ではたぶん30度を超えていただろうから、中身はかなりやばい。やばいのだが、劣化したワインかどうかは、呑んだ(味わった)経験ことがないのでいまいちよく分からない。持っていても呑むことはないだろうから、いっそ確かめてもらいながら消費しようと考えた訳だ。それ程高いモノではないしね。
- カリフォルニアの「Calera Pino Noir 1996」
- ボルドーの「Radoix Rouge 1996」
- イタリアの「Vermiglio di Ripanera」(テーブルワインだけど1997?)
の3本。一番劣化してそうなのは「カレラ」だけど、減っている量から考えると、それ程酷くないのではないかというから、ちょっと楽しみ。澱も出ているので、預かって貰って、今日の運搬で浮いてしまった澱を沈めておいて貰いましょう。
で軽くパスタのランチを食べる。
- 蝦夷鹿のサラダ
- 前菜の盛り合わせ(パルマ産生ハムと富有柿、紀州地鶏レバーのパテ・トースト、フリッタータ、雲子のオーブン焼き、揚げニョッキにイタリア製唐墨)
- パスタはトリッパの煮込みのピーチ
- デザートはボネ
鹿をローストしたのんをサラダに乗せたん。今日は残念ながら車なので、「蛙」。
前菜で、昨日と違っているのは、揚げニョッキ。イタリア産の唐墨は、国内産よりお安いそうだ。もちろん唐墨のパスタもメニューに載っている。
パスタコースのメインは、トリッパ。前菜で出てくるトリッパのトマト煮を使ったもの。メニューには「リングイネ」だったが、明日から2連休だから売っちゃいたいのか、手打ちのピーチ。ボリュームアップして貰って、満喫。
デザートは濃厚なチョコのボネ、生クリームに栗つき。
2006年12月3日・日
晩ご飯は、東岸和田の「イタリアン」に行く。今日は「白トリュフ」食わしてね、だ。
通常6300円までのコース設定なのだが、いつのまにかメニューにないコース扱いで、我が儘な献立。そういう意味ではアラカルトも入れたコース料理ですな。ワインもお任せ。
- 栗カボチャ(雪化粧)のスープ
- 前菜の盛り合わせ(パルマ産生ハムと富有柿、トリッパのトマト煮、紀州地鶏レバーのパテ・トースト、フリッタータ、鴨のコンフィの牛蒡巻き、ノルウェーサーモンのスモーク、帆立貝柱のソテー、牡蠣の焼リゾット、雲子のオーブン焼き)+鴨のコンフィと焼ネギ
- ハモンイベルコベジョータの生ハム、パルマ産生ハム、ルッコラのピッツア、白トリュフ
- 海の幸のシャラティエリ(ナポリの手打ち麺)、ハリイカ、車海老、手長海老、アサリ、ムール貝、帆立
- 蝦夷鹿とイベルコ豚のセクレトとの軽い煮込みとハンガリー産フレッシュフォアグラソティ、白トリュフのリゾット
- デザートは、ベスピオ、スフォリアテッラとジェラート
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発砲したワインはヴェネト州カルペネ・マルヴォルテ社の「プロセッコ・ディ・コネリアーノ」をフルートグラス。甘味の残る呑みやすいスプマンテ。
暖かいスープから出てくるのが嬉しい。
白ワインはマルケ州のマクリナ・ガリフォール社の「ヴェルデッキオ05」というのん。酸味はほとんど無く葡萄の甘さを感じて呑みやすいワイン。2杯。
ここではテーブルにオリーブオイルが置いてあって、パンに使い放題なのだが、今日は「2006年の新オリーブオイル」という未精製のオイルが出てきた。そこに澱がある。とはいうもののちゃんとした「EXヴァージン」。
新しい前菜は、タラの白子をオーブンで焼いたん。カリッと揚げたニンニクを添えて旨味アップ。
白トリュフを使ってくれたのはピッツア。でもねぇ。ハムが勝ち過ぎちゃって、よくわかんなかった。
緑色のシャラティエリというパスタは、ペコリーノチーズ・牛乳・バジリコを練り込んだ平麺で、ふっくらした食感で、その分短く切れちゃってる。ガーリックの香りのソースが旨く絡まっている。魚介の中ではイカと海老が美味。パスタの温度は良いのだけれど、上に乗った魚介の温度が低いのが残念。魚料理とパスタの一品。
赤ワインはトスカーナ州のラ・ストリスカ社の「オッキーニ04」というのん。渋みもしっかりある。
続いて、肉料理とリゾットの一品。蝦夷鹿、イベルコ豚、フォアグラと濃い素材のリゾットに白トリュフ。リゾットにフォアグラって結構よろしい。かなりオイリーな食べ心地である。肉厚だが獣臭くない鹿。メニューにはカルパッチョもあるのがそそられます。堪能!。
デザートは3種。ベスピオというのはアーモンド・ヘーゼルナッツを練って焼き上げたパンだったかな。ちゃんと教えてくれたけど、忘れた。かなりパサパサな食感でジェラートで舌を潤わせながら食べる。スフォリアテッラはナポリのお菓子だそうで、リコッタチーズとオレンジピールと無花果とをシナモンで香り付けしてムースにして小麦粉の皮で包んで焼き上げたもの。通っている内に、メニューにないモノを用意してくれているありがたさ。
最近はタクシーや代行さんを頼むお客さんが増えたということだ。そのことで思わぬ効果は、せっかく代行を頼むだから、取り返そうというのか、沢山呑むお客が増えつつあるようだ。ええ傾向ですな。
2006年11月12日・日
晩ご飯は、東岸和田の「イタリアン」に行く。当然のように事前に食べたいものを伝えてある。
スペシャリテな献立は
- ハモンイベルコベジョータを乗せたポルチーニのクロスティーニ
- 前菜盛り合わせは、戻りカツオの自家製スモーク、パルマ産生ハムと柿、トリッパのトマト煮、朝引き地鶏レバーのパテ・トースト、チョリソ入りのフリッタータ、豚のコッパ、鴨のコンフィと新牛蒡、カポナータ
- 牡蠣の焼リゾット
- 軽くスモークしたノルウェーサーモンのアッロースト、アボガド・ブロッコリーを添えたラビゴットソース
- 藻屑蟹のキタッラ(蟹ミソ打ち込みの自家製)、ジュとクリームソース
- 玄界灘鮮魚(コロ鯛・セ鯛・沖メンボ・ハリイカ)、スカンピ、貝(ムール貝・アサリ)のカルトッチョ(紙包み焼き)、ポルチーニ他フランス産茸のスープ仕立て
- エゾシカのタリアータ・カシスベースのソース、秋なす・万願寺・雪化粧カボチャのオーブン焼き添え
- デザート盛り合わせ(チョコレートケーキ、ティラミス、ボネ、クリームブリュレ、バナナのクロスターナ、パンナコッタ)、紅茶
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てな具合。
お任せしたワインは白で「イル・トルネーゼ2001」というシャルドネの樽熟成の黄金色のワイン。コクのある白。空くと注いでくれるので3杯くらい飲んだかな?
まだ1/3ぐらいしか減ってない足。ポルチーニのソース(?)をパンに塗った上にハム。フランスパンの一切れ。もっと食いたひ。
いつもの前菜。
旨いぞリゾット!柿のエキスもたっぷりのリゾットをセルクルに入れて焼き目を付けているんでしょう。その上にたっぷりの牡蠣とアサツキ。
暖かい前菜というサーモン。サイコロキャラメルぐらいのサーモンがごろごろ、アボガドと一緒に食べるように教えてくれる。ソースが美味しい。でーんと皮も焼いてくれてます。半生のサーモンは頭をひねったけど・・・
注文を付けていたのは、今日も「藻屑」。使ったことがないというので、諦めていたけど、仕入れてくれました。期待以上の仕事ぶりは、ミソを打ち込んだキタッラに、殻で出汁を取ったソースに、内子、蟹身。濃厚なソースとパスタ。前日からパスタを打ってくれていたようです。30匹が仕入れ単位だったそうで、迷惑をかけちゃいました。リゾットでも炊き込み御飯でも、残った蟹でチャレンジしてみてください。暴れん坊の蟹だったようで、厨房で逃げ回っていたそうだ。
「ヴェルナチャ・ディ・サンジミニャーノ2004」というヴェルナッチャという地葡萄の白ワイン。
魚料理は、紙に包まれて出てきました。包みからこぼれてくる香りがたまりませんなぁ。魚介と茸の旨味のスープが旨い。
肉に合わせて出してくれた赤は「バルベラ・ダルバ・パパゲーナ2003」というバルベラ種のワイン。渋みのあるタイプ。おまけに「ノベッロ」もちょこっと味見。
肉料理はエゾシカ。ブロックをレアに仕上げて、スライスして、ソースをかけたん。クレーム・ド・カシスでフォンを煮詰めたソースは甘い香り。レアだけど鹿の臭みも感じず、ジューシーな肉のタタキのよう。レアの焼具合が素晴らしい。
デザートを何にしようかと迷っていたら、シェフが全部盛り込んでくれました。
2006年10月29日・日
夜のごはんは、頻繁に利用している「イタリアン」に向かう。
- ハモンイベルコ(ベジョータ)を載せたパッパポモドーロ(パン粥)
- スカンピ・帆立貝柱とヒモ。イカのカルパッチョ
- 前菜盛り合わせは、パルマ産生ハムと無花果、トリッパのトマト煮、朝引き地鶏レバーのパテ・トースト、フリッタータ、鴨のコンフィと新牛蒡、ノルウェーサーモンのスモークとズッキーニ、剣先イカの詰め物、小さなスップリ(ライスコロッケ)、詰め物をしたハバネロ
- 最初のパスタがイカスミを打ち込んだ冷製キタッラと牡蠣、ソースは牡蠣のジュ
- 2番目のパスタが、自家製手打ちピーチには野生のイノシシのラグーソース
- 魚料理が、魚介(玄界灘のコロダイ・三の字)のティエッラ(黒米・ワイルドライス・ファッロ小麦)のオーブン焼き
- コルヴェールのロースト、赤ジャガイモのニョッキとポルチーニ茸のティンバロ添え
- デザート盛り合わせ(チョコレートケーキ。ティラミス・ボネ、クロスタータ、パンナコッタ、クリームブリュレ、栗)
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始めは白のグラスからで「ガヴィ・ディ・ガヴィ04」というのん。かなり酸味を感じるけど、料理と合わせると総出もないから不思議。2杯・・
パンをトマトソースで焚いた上に、ハモンイベルコ。暖かいパンでハムの脂が溶けて・・・旨いよ。
帆立の貝殻の上に乗り付けたカルパッチョ。軽く火を通して生暖かくて甘味を増してある。帆立はひも付き。生暖かいイカは面白い食感。たっぷりのバジルがいい香り。
いつもの前菜も盛り合わせがドーン!旨いレバーパテだが、テイクアウトが出来るそうだ。真空パックしてくれるそうだ。お客さんが持ち込んだ自家製のハバネロのようで、日本では辛くないようだ。ほとんどピーマン。
パスタの前に白ワインが変わって「ジャッロ・ディ・ムーリ05」
最初のパスタは、黒いイカスミのキタッラ。ソースの牡蠣のジュが美味しい。
赤に変えて「ロッソ・コーネロ03」
2番目のパスタが、ピーチ。10人分のピーチを造りのに1時間かかったという手延べパスタ。食感といい太さといい、「腰のあるうどん」だ。熊本で獲れた野生のイノシシのラグーはゼラチン質で、味わいは「どて煮」風。茸も入れたぁるが、刻んでいてよくわからへん。
魚料理は白に戻して「ジャッロ・ディ・ムーリ05」
今日はちゃんと茹だったワイルドライスなどのティエッラ(ライスなど)。皿の下に敷いて魚を載せて焼き上げて、魚の旨味がティエッラに染み込んでライス・小麦が旨い。煮込んでないけどリゾットに近い?。「三の字」はカワハギの顔つきをしていて、尾びれに三本の線が入っている。
肉の前に赤に変えて、「ボルゲリ・ロッソ04」って、合計6杯、呑みすぎ!
今日のスペシャルはコルヴェール、青首鴨。ズッパは説明を受けたけどよく分からないけど、骨から旨味を出して・・あーやらこーやら。甘味のあるソース。ティンバロはポルチーニをスライスしてニョッキではさんで焼き上げたん。鴨の火の通り方は好みレア加減だけど、皮には十分火を通さないとナイフで切れない。残念。
デザートはありったけ盛り合わせた感じ。堪能。
2006年10月18日・水
夜のごはんは、昼に続いて「イタリアン」に向かう。自分の行動パターンを読み間違えて、予約をしてしまった。今日はよく歩く。
- ハモン・イベルコ・ベジョータ03、ニョッコフリット添え、ブラックオリーブ
- 前菜盛り合わせが、パルマ産生ハムと無花果、カツオの自家製スモーク、トリッパのトマト煮、紀州地鶏レバーのパテ・トースト、フリッタータ、鴨のコンフィと新牛蒡、ノルウェーサーモンのスモークと地だこのカルパッチョ、帆立貝柱のソテー
- 黒王カボチャのスープ
- ポルチーニ茸を打ち込んだキタッラ、仔兎のラグーソース、フランス産山栗
- タラバガニのラビオリ
- ノルウェーサーモンのパイ包み焼き、モロッコ隠元、アボガド
- ペルドロルージュのインサルミ、香草風味、ジャガイモ
- バナナのベニエのフリッター、アイス、チョコレートソース
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一杯目が発泡した「クレマン・ド・ブルゴーニュ」。
入荷したばかりだというハモンイベルコを目の前で切ってくれる。一番脂のある所?黄色を帯びた脂身がら、旨味と塩気がジュワーを口の中に広がる。こういう脂を食べていると、すき焼きの中の「脂身」を思い出す。割り下の染み込んだ脂身って旨い、なんて関係ないことを思い出すが、油は旨いってことだ。細長い小麦粉を揚げたんがハムの付け合わせ。
2杯目が「白」で北イタリアの「トラミネール・アロマティコ04、ポイエルサンドリ」。香りと甘味が濃いようだが、切れる辛口。
馴染みのある盛り合わせ。レバーも旨いし、カツオも旨いし、トリッパも旨い。
北海道の栗カボチャの一種で「黒王」というカボチャを使ったスープ。甘味の強いかぼちゃ。高いナンキンらしい。
赤に変えて「ボルゲリロッソ04、レ・マッキオーレ」。抜栓直後で渋いが、徐々にアロマティック。4杯目も。
乾燥ポルチーニを粉末にして練り込んだキタッラのパスタ。小兎の内臓も刻んでラグー。香りと旨味がたっぷり。フランス産の山栗がコロコロ。思いがけずに昼も夜も栗入りパスタだ。
二つのパスタがラビオリ2個。タラバ蟹の殻エキスのソース。ラビオリからは蟹の旨味がタラーリと流れ出てくる。ソースの赤い色はアスタキサンチンだな。
魚のメインが、ノルウェーサーモン。宗谷の帆立と一緒にパイ包み。ニンニクのムースを使ったソース。アボガドがよくわかんない。思いがけずに昼も夜も・・・。むちゃの好みを分かってくれているということでしょう。
スペシャルに用意しておいてくれた食材が「山ウズラ」だ。淡泊な白身の鳥だけに火の通し加減が難しいといい、ゆっくりと時間をかけて焼いてくれておりました。たっぷりまるまる1羽。内臓は言うに及ばず、頭まで盛りつけてくれた。マルサラ。満腹、堪能。散弾がでてこなくてよかったぁ。
デザートにはバナナをビールで伸ばした小麦粉で揚げたんに、チョコレートソース。アイスの冷たさの方が嬉しい今日の献立だ。カップのバックスタンプが「licensed by MUCHA LTD」とかかれ「Mucha」と金文字。もらい物だそうだが、どこで売ってるんでしょう?ちょっと文字を見た時は焦りましたな。
2006年10月1日・日
夜のごはんに「洋食屋」に向かう
賑やかなグループがいる。ほぼ満席。
- 沖メンボのカルパッチョ、トランペット茸、ジロール茸、トマト
- 前菜盛合が、シラサエビの赤ピーマンソース、パルマ産18ヶ月熟成生ハムと無花果、カツオの自家製スモーク、ローマ風コッパ(皮付きレンズ豆のソース)、トリッパ(ハチノス)のトマト煮、紀州地鶏のスモークの牛蒡巻き、フリッタータ、朝引きチキンのレーバーのパテ、鴨ローストの牛蒡巻き
- 1番目のパスタが、イベルコ豚のチョリソと温泉玉子のペペロンチーノ
- 2番目のパスタが、ポルチーニ茸のタリアテッレ、トランペット茸、ジロール茸、あみがさ茸
- 魚料理が、玄界灘産キアラのアクアパッツァ、剣先イカ、手長海老、アサリ、帆立、タコ、トマト、ブラックオリーブ、ケイパー
- 1番目の肉料理は、イベルコ豚セクレトのグリル、ジャガイモの揚げニョッキ、揚げた「インカのめざめ」
- 2番目の肉料理は、仔鳩のインサルミ、ズッキーニ
- デザートが、ボネ、デジェスティフ代わりにアマレット、紅茶
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ワインはいつもお任せ、先ず「白ワイン」を出してくれる。シチリア島の「インソリア04・クスマーノ」という地葡萄のワインだそうだ。渋くて酸味も無く、薄っぺらい感じ。
盛り合わせが出るかと思ったけど、カルパッチョから始まる。メンボというのは「カワハギ」のような面形。というよりカワハギでしょうね。今日はフレッシュなキノコが入っていたというので、先週のリベンジになる。刻まれているのはアサツキ。
2杯目も同じ「白ワイン」だけど、一気にアロマが開く。美味しい。
先週と同じような顔ぶれの盛り合わせ。
3杯目にも「白ワイン」でラツィオの「フラスカーティ05、ボッジオ・レ・ヴォルレ」というのん。バランスの取れた味わい。
パスタは、真っ赤な細切りのチョリソと温泉玉子の乗ったのん。ベースはペペロンチーニ。相当に塩がきつい。玉子が1個じゃ辛さは柔らがない。アンチョビも混じっていそうだ。
驚いたことにパスタが続けて出てくる。平打ちのタリアテッレにキノコたっぷり。ポルチーニもドーンとのっかている。
4杯目に「赤」でプーリア州の「プリミティーボ・ディ・マンドリーア04、ポッジオ・レヴォルピネェ」は、先週と同じ。
魚料理が、キアラのアクアパッツァ。頭好きのむちゃは大喜びさ!。顔つきを見れば「はた」の仲間でしょう。大好きだ。頬とか、唇とか、旨い旨い。スープまで旨い旨い。帆立も烏賊もアサリも、足一本まるまる入っているたこ足まで旨い。でもね、鍋の持ち手が熱くて、火傷しちゃたよ。魚料理に赤ワインはどうかなということで、ニンニクのムースを小皿に出してくれる。パンにどてっと付けて頬張るとこれがまた旨い。
「肉料理の1番目」とかいうて持ってきたのが「イベルコのセクレト」。前足の付け根の部分だそうである。かなり脂っぽいし、脂身の様なところもあるんだけど、また脂が旨いんだからしょうがない。素晴らしい色合いの焼き加減に加えてええ塩梅の味だが、「コラトゥーラ・ディ・アリチ」という鰯の魚醤に漬け込んでいるいう。すこし魚醤を味わうけど、ほとんど醤油と変わらない。付け合わせの「インカのめざめ」も旨いジャガイモ。
ワインが勝手に注がれていく。5杯目?
パスタが2つも出るのも驚きだが、「肉料理も2番目」がある。「仔鳩の煮込み」でズッキーニも煮込んでトロトロ。ズッキーニの苦味が鳩にも移っているようで、ええアクセント。仔鳩の内臓も一緒くたに煮込んである。
デザートはココアのプリン(とシェフが簡単に言い換えてくれた)。アマレットのソースがかけられているので、リキュールグラスにちょこっと出してくれる。ちょうどいいデザート用のデジェスティフになる。キャラメルのような甘い香りが心地いい。
2006年9月24日・日
夜のごはんに「洋食屋」に伺う。事前に食べたいものを言ったのだが、「先週なら・・・」とか言われてしまう。
フレッシュなヨーロッパのものは、不出来なために取らなかったそうだが、内地栽培ものを用意しておいてくれた。覚えきれない。
献立は、
- 北海道産栗カボチャの冷製スープ
- 前菜:地タコと帆立貝柱のバジリコソース、アランチーニ(イタリア風ライスコロッケと鴨のコンフィ)、シラサエビの赤ピーマンソース、パルマ産18ヶ月熟成生ハムと無花果、カツオの自家製スモーク、ローマ風コッパ(皮付きレンズ豆のソース)、トリッパ(ハチノス)のトマト煮、紀州地鶏のスモークの牛蒡巻き、トスカーナ風剣先イカの詰め物、フリッタ
- ジャガイモと里芋のニョッキ、カポナータソース(だだ茶豆、赤黄ピーマン、タマネギ、水茄子、ブラックオリーブ)
- 秋鱧と国産キノコ(柳松茸、白マイタケ、アワビ茸、タモギタケ、・・ほか忘れた)、ポルチーニ茸のソース
- ヴァンデ産ウズラの炙り焼、イタリア産黒米リゾット
- デザートが、ファッチャスクェア、紅茶
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突き出しがスープ。
料理はお任せなので、ワインもお任せした。先ずイタリア、トレンティーノ州の「シャルドネ04、コルテンティオ」。これで魚料理まで2杯を呑んでしまう。口当たりは甘くフルーティで、若干の樽香。
盛りだくさんの前菜!
パスタはニョッキ。一番旨いニョッキは海老芋を練り込んだものだという、あぁ食べてみたい。まだ季節が早いので、近くで有機栽培している農家の里芋らしい。食感は「グニュグニュ」で、里芋らしい食感。旨いトマトソース。
赤に変えてプーリア州の「プリミティーボ・ディ・マンドリーア、ポッジオ・レヴォルピネェ」というのん。濃厚な色をしているがこれもフルーティ。
魚料理が、鱧。パエリア鍋かな?その真ん中に骨切りした鱧だ。ちゃんとシェフが骨切りをしているそうだ。ドライのポルチーニでソースを作ってキノコと一緒に、ソティ(?)してあるのかな。とっても旨いソース。こうした鱧もよろしおすな。なんでも生駒でポルチーニが採れるそうだ。お客さんが持ち込まれたようだが、香りは全然違ったそうだ。
赤ワインの種類を替えてくれてトスカーナの「キァンティ・クラシッコ02・パラッツーノ」。もう味がどうだったかわかりましぇん。澱が出てます。
肉料理が、ウズラ。リゾットにしようとして30分間格闘したけど、まだ固たいままと、お手上げのようだ。コリコリ感のあるリソットと思えば、食べられないものでもない。ワイルドライスならでは。そんな中にモッツァレラが混ざっている。当然骨までしゃぶります。
デザートは濃い苦味のある生チョコタイプのケーキ。
味見に和歌山有田のミカンから採取した蜂蜜をなめつつ、予定時間を超えて、あれが食べたいこれが食べたいと、うだうだ時間を過ごしてしまう。
2006年8月25日
いつもはランチに通っているのだが、「好きなモノがあったら言うてください」と言われていただけに、「こいつはランチじゃぁ済まされめぇ!」と、夜に「洋食屋」に伺う。まぁ、ちょっとは涼しきなってからの方がいいかな、ということもある。
お願いしていた魚は入手できなかったので、代わりに「キンキ」を用意してくれていた。市場には「太刀魚」があふれかえっているそうだ。
キンキを入れてコースにして貰う。
- 北海道産栗カボチャの冷製スープ
- 前菜が、パルマ産生ハムとアップルマンゴー、紀州地鶏レバーのパテ、鰹のスモーク・グリルしたズッキーニ、ローマ風コッパ・レンズ豆のソース、水茄子のコンポート、トスカーナ風剣先烏賊の詰め物、シラサエビの赤ピーマンソース
- アサリの冷製フェデリーニ・アリアータソース、温泉玉子、ペペロナータ添え
- キンキとタラバガニのオーブン焼き・フレッシュモッツアレラとキンキのカマのアクアパッツアの取り合わせ
- ブルターニュ産仔鳩のインサルミ(赤ワインとマルサラソース)、フォアグラソティとキノコのリゾット添え
- 白ワインとフルーツのジュレ(アップルマンゴ、桃、メロン、ピオーネ、無花果、ゴールドキウィ)、紅茶
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世のならひは、お任せして、先ず白で「ソアベ'04・ピエロパン」だ。濃厚な果実香。
先付けといった具合にさっと出てきたスープ。胡椒がアクセント。
お昼と同じような前菜の盛り合わせ。お馴染みのが並ぶ。
冷たいパスタから、アサリで、細麺で選んだ。シコシコの腰のあるパスタだ。さらっとしたクリーミィーなソース。
「キンキ」の調理方法は任せたけど、ドーンと出てくるモノと想像していた。実際は、仕事をしてくれたようで、アラの部分は煮付けて、身の部分はこんがり焼いてくれて盛り合わせてくれた。オーブン焼きは最後にチーズを載せて溶かして、さらにサルチチョン。アクアパッツアには、コーン、だだ茶、ささげが添えられている。付け合わせはしっかりした塩味。アラを煮付けたスープも、サービスとして出てきた。キンキを焼いたオーブンでスープ用のパンを焼いたようで、焦げた臭いがスープについてきた(と思う)。これだけが不満。料理としては、アクアパッツアをがつがつ食う方がイタリアっぽくて好きだな。
骨まで綺麗にしゃぶって「キンキのキンキ」を探り出す。財布に入れたりはしない。財布が骨だらけになる。
お肉のメインは「仔鳩」。小鳩が出たところで赤に変え、カリフォルニアの「カベルネソービニヨン'05・バンエステート」を選んでくれた。
赤ワインとマルサラのソースは見た目とっても濃厚。鳩の肝も一緒。フォアグラのソティとてんこ盛り。小鳩の下にはキノコのリゾットが在って、ソースと絡まって旨い。鳩はレア気味で肉質はしっかり。フォアグラもなんか身近な食材になりました。
「デザート」は前回食べなかった(と、ちゃんと覚えてくれていた)「ジュレ」。小さなグラスに出来合いのが出てくるのかと思ったら、ブランデーグラスでたっぷり作ってくれた。ヴァニラアイス入り。これが加わってとっても旨い。
2006年8月2日
久しぶりにランチに「洋食」でも食うべぇ!
熱中症になるかもという危険を感じつつも、歩いてみるべぇ、と炎天下を歩く。途中クーラーに逃げ込みながら45分程でたどり着く。苦行だ。
頂いた暑中見舞いに惹かれて食べたいものが決まっていたが、いつものコースの中に入っていたので、素直にコースでお任せ。ただ、食べたいピザをプラスして貰って、デザートは遠慮した。夏向けに「白ワインのジュレ」というのが用意してあったが、断腸の思い。
- サラダ、温泉玉子にサルチチョン
- 前菜・生ハムにアップルマンゴ、帆立貝柱のソテー、シラサエビ・赤ピーマンソース、、水茄子のコンポート、揚巻貝、豚のコッパ、鰹のスモークとズッキーニ、赤烏賊に野菜を詰めたん、穴子のスモークとリゾット
- 赤肉メロンとゴルゴンゾーラのピザ(1/4)
- タラバガニの冷製フェデリーニ、モッツアレラ、焼茄子、枝豆、フルーツトマト
- イベルコ豚の包近白桃のソース、ファアグラ、サマートリュフ、リドヴォー
- 紅茶
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当然のように「世のならひ」は「オルヴィェート・クラシッコ・セッコ04・ビジ」という白ワイン。
プレートでサラダがでて、盛りだくさんの前菜。細長い貝は九州産らしい。初めての貝。詳しいソースはわかりまへん。帆立はニンニク?、コッペはレンズ豆?。
コースに追加して食べたいと無理を言ったのが、メロンとゴルゴンゾーラのピザ。薄くてカリッとした生地にチーズを載せて、メロンを載せた、香りと甘さが奇妙に旨いピザ。1/4ぐらいがちょうど良いですよというので、このポーションだ。毎年注文するお客さんもいるようです。
パスタはタラバ蟹。
さてメインで食べたかったのは「包近白桃のソース」だ。毎日こんなのを作ってるシェフは、「普通に焼いたのが一番美味しい」というのだが、それは毎日のように味見しているからであって、たまに食べるなら、こういう面白いソースは興味津々。白桃は「白鳳?」。ごろごろとしているのはフレッシュ感を出すためだそうだ。マルサラベースにグラネデンを加えている。豚は、切れ目を入れて袋状にして、中にサマートリュフとフォアグラを挟み込むという、仕事をしたプロの料理だ。
2006年5月30日
居心地が良くなってきたイタリアンの「ラ・スクーデリア」へランチを食べに行く。一番乗りを目指すのだが、もう先客がいた。今日は満席になって、帰って行ったお客さんもいた。スタッフの女性一人がイタリアへ修業に行っちゃんたんで、大わらわ。
今日も「おまかせ」した。
- フルーツトマト、地タマネギ、煮抜き玉子などのサラダ
- 前菜・生ハムと赤肉メロン、フリッタータ、帆立貝柱のソテー・ニンニクのムース、仔羊のソットオーリオ・赤黄ピーマン、シラサエビ・赤ピーマンソース、クロタン・オ・レザンに揚げコルツェッティ、豚のコッパ・レンズ豆のソース
- 地穴子の冷製フェデリーニ・クリームソース、ズッキーニ、ネギ
- シャロレー種の子牛のヴァッレダオスタ風ロースト、モツァレラ・ブファラ、ポルチーニ、ハモン・イベルコ
- デザートは名前忘れた、紅茶
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グラスのワインもお任せ。ピエモンテの白「ランゲ・シャルドネ’02」が出る。フルーティだけど、口当たりが甘く、残る。
わずかに生ハムを刻んでいるけど、オーソドックスなサラダ。玉子やトマトの色合いがいい。フルーツトマトがとっても甘い。
7種盛りの前菜の皿。北海道猿払村の帆立も旨いけど、ニンニクのムースが一層旨い。皿の真ん中に立っているのが、パスタを揚げタン。その下にあるのが水牛のチーズにレーズンを合わせたもの。ソットオーリオはオイル煮だったかな。
前回から期待していた穴子。コースに入れてくれました。2匹分は網焼きだったかな。生クリームそのものといった風味の冷製パスタは細麺のフェデリーニ。よくソースに絡まるし、初夏らしく涼しげ。ネギやズッキーニの香りも好み。
グラスが空になったので2杯目も白で「ソアベ・フィオレンティーナ’04」。少し苦味が残るが、キレる。
骨の着いた子牛。最後に残った骨の部分が、ほんまに生だったのは残念。ヴァッレダオスタ風というのがよく分からないけど、割と淡いおとなしいソースに仕上がっている。フレッシュかと思ったけど今の時期にあるはずがないと思ったポルチーニは、旬の時期に冷凍しておいてあるのを使っているそうだ。
デザートは、バニラアイス、チョコのムースが2層。本日のお奨めと力説されたけど、どうお奨めなのかは、・・?
2006年5月4日
ランチタイムを遅らせて向かったのは「ラ・スクーデリア」。一巡したのか駐車場が空いている。思惑通り。ベンツが1台!ビビッド緑キララちゃん号は黄砂まみれで格好悪い。
ホワイトボードに書かれたメニューは、有って無きが如きものだと学習したので、今日は、「とにかくおまかせランチコース」というのを勝手に作る。で、
- 軽くスモークした鰹と温泉玉子、ベビーリーフのサラダ
- 前菜が、シラサエビの赤ピーマンソース、ジャガイモの揚げニョッキ、イタリア産唐墨添え、茄子とセロリのカポナータ、ローマ風コッパ・レンズ豆のソース、エシャロットの赤ワイン煮、イサキのローズマリー風味
- パスタは、天然キノコのコルツェッティ、ハモンイベルコ・ホセリート、オイルソース
- 玄界灘の石垣鯛のアルフォルノ、夜須トマト、茄子、ホワイトアスパラ、バジリコ
- クリームブリュレ・紅茶
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と覚えきれないので、メモを貰った。
ワインもお任せで先ず白は「ソアベ・クラシコ・モンテフィオレンティーノ04」。フルーティさはないけど、酸味が心地よく、美味しく呑める。
前菜でも出てくる鰹がサラダでどーんとでる。温泉玉子を割るとトローリと流れ・・・ない。半熟で残念。
覚えきれないなぁと言っていると、マダムがまとめてくれたので大助かり。案外そういうお客も多いようだ。コッパは豚トロ、豚タン、豚ミミなどの煮凝り。遅い目の入店と言うことで、いつもよりパクパク食う。でもワインは減る。
2杯目も白で「ラ・カーラ(ヴェルメンティーノ・デ・サルディニアーノ)04」。
載ってますがなハモンイベルコ!で、パスタはパスタ生地を円盤に抜いたのか、餃子の皮みたいの伸ばしたのか知らないけど、そこに模様を押したもの。ソースが絡みやすいようにという工夫なんでしょう。ニンニクにオリーブオイルのソースにアンチョビが入っているそうで、結構塩気を感じる。こういう妙なパスタ好きです。
洋食ではついつい肉系をメインに選んでしまうたちだが、メインにはイシガキダイを1/4をオーブンで焼いた品。オレガノの風味。ちゃんとカマの部分も入っている。ナイフとフォークで骨の間をせせるのは難しい。イシガキダイとはイシダイの親戚だそうだ。九州の方から宅配で送られてくるそうである。野菜の中では、茄子の香りが高い。
デザートは、変わり映えしない。残念。
2006年4月28日
もうすっかり常連と勝手に思っているイタリアンの「ラ・スクーデリア」。もう先客がいた。
ホワイトボードを見せられて、シェフのお薦めにしますというたんやけど、パスタもメインも出てきたんは全然チャウ献立だった、
- サラダが紀州地鶏のオレキエッテ
- 前菜・生ハムと赤肉メロン、鶏レバー、鰹の薫製、小豆入りの卵焼き、ジェノバ風竹の子、仔羊のナンタラカンタラ?
- 白海老・唐墨・帆立・ハバネロ風味のドライトマトの自家製タリオリーニ・クリームソース
- ニュージーランド・シャロレー種の子牛のロースト・ローズマリー・ラルド、レンズ豆のソース、焼竹の子、焼ズッキーニ、焼茄子、茹でた夜須トマト
- バナナのクロスタータ、バニラアイス、苺、紅茶
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北イタリアの地ブドウ(カタカナが覚えられなくなってきている)の「白ワイン」で、口当たりが甘いし、スモークしたような香りがある。
サラダと前菜の盛り合わせは、ほとんど変わらない。マダムから盛り合わせの内容もちゃんと聞いたんだが、お願い事をしているウチに忘れてしまったし、撮るのも忘れた。
冷製のパスタに変わって、メニューに全然なかったパスタがでた。揚げた白海老、カッターで切った唐墨、ドライトマトにハバネロの混ぜた(?)んやら。ハバネロと聞いてちょっと困ったけど、マダムも辛いものがダメなようで、安心。かすかに辛みを感じる程度であった。白海老や唐墨の塩味と微妙な辛みが重なる塩梅がソースに絡まって、自家製のタリアーニは少し腰がなかったけど旨いパスタだった。
「赤ワインはバローロ’01」(言われてフンフンと頷くだけ)。タンニンしっかり。
ホワイトボードはイベルコ豚の頬肉だったようだけど、これも変更。フランス原産の乳牛種だそうだが、その背肉(?)。これも旨い。
クロスタータはタルトとは言わなかったが、まぁタルト。たっぷりアイス。
もうすぐ穴子を使い始めるといい、先ずパスタから使うという。楽しみ。
2006年4月6日
開店時間に飛び込んだのは「ラ・スクーデリア」。いつもの席。
勧められるままにシェフのお奨めのランチコースだ。
- 紀州地鶏のサラダ、温泉卵
- 前菜(けんけん鰹の薫製・ズッキーニ、ウズラの温泉卵とチーズ・アスパラ、卵焼き?、赤肉メロンに生ハム、アジのカルパッチョ・菜の花)
- 高知夜須のフレッシュトマト、フレッシュ・モツァレア・ブッフウとバジルの冷製スパゲッティ
- アイスランド産乳呑み仔羊の香草網焼、ジャガイモ、芽キャベツ、きのこ、赤黄ピーマン
- 苺のパンナコッタ、紅茶
ワインを呑むものと思ってくれているので、勧めてくれるの白のグラスワインは「ドゥオーモ・ルーチェ」。ちょっと甘いけど、くどい甘さでなかった。
サラダには、本日のお奨めの夜須のトマト。とっても甘いフルーツトマトだ。取れる場所が段々山の方に移動するそうだが、場所によって微妙に味が異なるそうである。後1ヶ月くらいがベストという。温泉卵を割ってからデジカメ。
自家製の鰹の薫製。焼いたズッキーニに載っている。アジはいまいちかな。
冷製スパゲッティがほどよい堅さ。水牛のチーズの塩味とトマトの甘味とを一緒に食べてというのだが、イイ塩梅。さっぱりと初夏らしいソースだった。
次に赤のグラスワインは「プリミティーヴォ・ディ・マルダリーノ」(?)だ。ベリーの濃い香り。ラツィオの地ブドウだそうだ。結構渋い。
ローズマリーなど香草の香りは高くても、少し塩加減がキツイ。とくにキノコが辛い。説明をよく覚えてないけど、マッシュしたポテトや甘く酢漬けにしたピーマンがあって良かったぁ。渋めのワインに合わせたのだろうか?ワインを選んだ時に味は合わせますとか言うてましたしね。
軽いと思ったパンナコッタは濃厚。苺はトッピング。紅茶はウヴァかな。
2006年3月10日
気をよくしてランチおじさん。ちょっと走って「ラ・スクーデリア」。ミニパトがウロウロと五月蠅いこった。考え込まずにお任せで十分、シェフお奨めのランチのコースだ。
- アジのサラダ
- オードブル(柿に生ハム、チキンレバーのパテ、赤ピーマンのキッシュ、白魚のサオル、トリッパとトウモロコシ、コング貝)
- タラバガニのラビオリ
- イベルコ豚のほほ肉のパイ包み、タン、ハンガリー産フレッシュフォアグラのソテー、ゴルゴンゾーラ風味
- 苺のファゴーテーノ、苺にサバ
- 紅茶
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今日入荷したという赤は「クマロ2001」とかだったかな?かなり味は濃いけど渋みは少ない。
香りの高いサラダ。菜の花、茄子、かぶ、・・・たっぷり。
沢山盛り込んでくれたオードブル。サオルというのは和風でいうところの「南蛮」。でもレーズンとか松の実とか甘めに仕上がっている。トリッパは蜂の巣をトマトで煮たのん。ちょっと味が薄い。トウモロコシを摺って焼いているんでしょう。チキンは少し臭みがあるけど、それらしくて好きな匂い。軽くワインを空けてしまった。
2杯目。
自家製パスタのラビオリ。ネギが散らしてあって、これも良い香り。ゆで加減もよろしいなぁ。旨もうござった。
以前に食べて貰ったとかいうので、料理を少し変えてくれて、パイ包みにして、グレービーにゴルゴンゾーラを加えてくれたという。心地よいホスピタリティですなぁ。問題のあるフランス産よりハンガリーの方が美味しいということで、ここでは問題外だそうだ。チーズの香りたっぷり。満喫だ。
カルバドスに白ワインのソースのファゴティーノ。小皿に苺にサバ(saba)というドレッシング。ブドウ圧搾液の3年熟成だそうで、バルサミコになる手前とか。フルーツに掛けたりいろいろ使えるそうだ。ここでも売ってるそうだ。販売目的で出してくれタンかな。
2006年2月6日
岸和田土生のイタリアン「ラ・スクーデリア」に行く。開店前に着いてしまったので、駐車場で待った。
黒板に「おすすめです」と書かれたコースに決めた。
- 蜂の巣のトリッパのサラダ
- 前菜4種、牡蠣のリゾット、鶏の肝・トースト、パルマ産生ハムに柿、ゴルゴンゾーラとジャガイモのキッシュ
- イカスミを練り込んだキタッラ、えび、いか、かき、あさり
- シャラン産鴨のアッロースト、フォアグラ添え、マルサラソース
- リンゴのファゴティーノ、紅茶
サラダと前菜があるので、先ず「チリのシャルドネの白ワイン」。すっかり2杯呑む勘定で注文している。
当たり前だが「蜂の巣」は、モツの一部のこと。サラダにに載せて、パルミジャーノのスライス。デジカメは持ってきたのは良いけれど、メディアが抜けたままで、画像無し。アルコールでアホな頭にしっかり覚えなくてはいけない。
前菜で、白が空いてしまった。鶏のレバーパテは少し臭みが残っているけど、嫌みな程ではない。暖かキッシュが気に入る。旨さから言うと完全にペーストにするのではなく、チーズやジャガイモの食感が残っている方がもっとイイかな。
2杯目は「イタリア・ピエモンテ・アルバの赤ワイン・バルベラダルバ」。鴨に会わせて選んでくれた。
ちょっと太めの黒いキタッラはモチモチ。海の香りたっぷりだ。
鴨は焼いてスライス、でっかいフォアグラが乗っかって、薄いクレープみたいなんで包んで出てくる。ちょっとサービスというフォアグラのボリュームが多い。ソースに工夫が欲しいところだけど、まぁランチですからね。
追加料金を出して、ファゴティーノ。刻んだリンゴにカスタードをクレープで巻いて、焼き目を付けて、カルバドスのソース。とっても良い香り。
不思議と今日は、ワインが出ている。ボトルで注文する客が2組もある。みんな飲酒運転だ!
2005年11月16日
紀宮の披露宴で、ワイドショーでは中途半端な説明に終始したが話題にはなったイベルコ豚を、食べたくなって、思い出したのは「ラ・スクーデリア」。席が空いていることを確認して、向かうことにする。
久しぶりにチャリンコに乗る。岸和田から東岸和田まで、緩やかな登り。府道13号線をチャリンコで走るのは怖い。
何とかたどり着いて、隅っこのテーブル。黒板から選んだのは
- 牡蛎の焼きリゾット
- 盛り合わせ(ハモン・イベルコ・デ・ホセリート【生ハム】、チョリソ・イベルコ・デ・ホセリート【ソーセージ】、サルチチョン・イベルコ・デ・ホセリート【サラミ】)
- ジャガイモのニョッキ、柳松茸・4種のチーズソース(ゴルゴンゾーラ・パルミジャーノ・ペコリーノ・モツァレラ)
- イベルコ豚のほほ肉・タンのアッロースト、フレッシュフォアグラ添え
- イタリア栗のミルクレープ、ティラミス
ワインはボトルで注文して、「渋くなくてしっかりしたん」と言えば、チリの赤「Mont Gras Cabernet Sauvignon」を選んでくれた。アロマたっぷり。
突き出しと言うて出てきたのが「焼きリゾット」。焼きおにぎりのような香ばしさが加わって旨い。
一番美味しいと説明を受けるホセリート社の「ハモン・イベルコ・ベジョータ」。単品でも頼めるのだが、盛り合わせも出来るというので、ためらうことなく注文。生ハムも旨いけど、チョリソも格別。赤ワインには負けると言うけど、すすんでしまう。
パスタから選んだのは「ニョッキ」。ムッチムチの食感。青カビチーズの香りがプンプン。かなり塩気が強い。だんだんだんだん辛く感じる。
メインに選んだのは、やっぱり「イベルコ豚のほほ肉」。一番下はジャガイモ?カリカリのガーリックが散って、タンはコリコリ、ほほ肉はレア。ローズマリーの香り。フォアグラも旨い。
さて最後には、デザート。イタリアのマロンペーストをクレープで重ねていったミルクレープ。アルコールの効いたティラミス。ほろ酔い加減には、糖分が効く。紅茶を合わせる。
アラカルトで3種+デザートを選んで、お気軽な値段である。重宝しちゃいそうだ。食材も注文すれば応じてくれるそうだ。いろんなお知らせをくれるというので、名前と住所などを記しておく。
2005年10月27日
昔から名前だけは聞こえてきていたというより、今ほどイタリアンがあちこちになかった頃からあったお店「ラ・スクーデリア」。と、いうものの出かけるのは初めて。外観写真を撮るのを忘れた。まぁ店内だけでも。webは余り更新されていないようだ。
仕事がないというのはエエもんや。今日も一番の客になった。パスタとメインからなるランチのコースをオーダーする。
- 紀州地鶏のサラダ
- 前菜は、生ハムと柿、鰹の自家製薫製、茄子とセロリ、イタリア風オムレツ(なんて言ったかな?)
- 牡蛎のスパゲッティ
- ホロホロ鳥のロースト、マルサラソース、ヤングコーン、ジャガイモ
- 黒ごまのパンナコッタ、紅茶
いつものように昼からワイン。「トスカーナの赤」をグラスで・・・結局2杯。しっかりしたのを頼んだ。
ちょっと酸味がきついドレッシングが舌に合わない。自家製のパンが3種類。
前菜の盛り合わせが4種。イタリアの生ハムらしい。名前は覚えられない。後で「ハモン・イベリコ・ベジョータ」を持ってきて見せびらかしている。また来よ、とそれだけで思ってしまうのだ。自家製の薫製もほのかな香りで食べやすい。生の鰹を焼かずに薫製したんでしょう。
パスタ10種類ある中から選んだのが「牡蛎」。
選べるメインも10種類ほどあったかな。パンタードはハンガリー産だったかな?なかなかいろんな食材があって、食指が動く。2種類のマルサラをブレンドしているという。ほどよいソースだった。
デザートは5種類ほどから選ぶ。オリーブオイルにアーモンドチップ。
カウンターがないというのは、使いにくいけど、楽しみな店。キノコやジビエや、とにかく食材がこれから面白そう。シェフは「ヘンリー」におられてイタリアに1年半いたという。近くにあるからと高をくくっていたのが悔やまれる内容だった。贅沢な食材のわりに、気取らないサービスと内装。
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