ル・ゴーシュ・セキ

adrress栗東市安養寺8-3-12 ハイツ亜里 1F
call077-553-2337
open/lunchi11:30〜14:00 前日迄要予約
open/night17:30〜22:00 前日迄要予約
off不定休
capacity
memo/impression 平成24(西暦2012)年1月14日
JR栗東駅からタクシーに乗って、栗東市役所近くのフレンチ「ル・ゴーシュ・セキ」に向かいます。3年前まで「オステリア・ハタ」というイタリアンで、何回か通っております。居抜きで入店のようで、店内は懐かしい。テーブル席。先客2グループ。

コース料理のみ。一番お手軽なコースで予約してます。
  • 的矢産の生牡蠣、トマトとパプリカのグラニテ
  • 的矢産牡蠣の燻製、カリフラワーのスープ、クミンのオイル
  • ワイン漬けのフォアグラとイチジクのパテ、ブリオッシュ、サラダ、フランボアーズ風味のドレッシング
  • ヒラメとズワイガニのパイ包み焼き、蟹のソース
  • ジャスミンとダージリンのグラニテ
  • 仔鴨、フォアグラ、カブラのコンフィ、黒トリュフ、マディラ酒のソース
  • バニラアイス、イチゴのソース
  • 紅茶、フィナンシェ、トリュフチョコ
リストとは思えないワインリスト(ドリンクリスト)で、まぁ見ても見なくても、グラスでお任せすることにしちゃうんです。ボトルで頼むと、ソムリエールのお姉さん(たぶんシェフかな)とじっくり相談することになりそうです。グラスでリーズナブルな値段で出しているようです。ボトルで頼まない限り、財布には優しそうです。
一杯目は、ボルドーの白ワイン、アントル・ドゥ・メールの「CHATEAU DE GUGAT blanc 2009」。柑橘系のフルーティな香りと酸味。牡蠣とは・・まぁまぁかな。

生牡蠣二個。トマトとパプリカのグラニテが面白い工夫。
暖かい牡蠣は燻製にしたスープ。カリフラワーに牡蠣のジュなどで味付けした、労作。旨く仕上がっている。クミンオイルでドレッシング。結構濃厚な旨みです。
調子よく呑んじゃって、二杯目はラングドック ルーションのPay D'OCの白ワイン「SIEUR D'ARQUES CHARDONAY VIEILLES VIGNES 2010」。旨みもあるし、呑みやすいワインです。なんにでも合いそう。

パテに合わせて、貴腐ワインのSainte-Croix-Du-Montnoの「Chateau des Tours 2006」がリキュールグラスで出してくれます。このワインを使ってフォアグラを漬けこんでいるそうです。パテには無花果が挟んであるせいもあって、酒の香りと甘味がフォアグラに神されて独特。それにパテの下に敷かれたブリオッシュが皿に面白い組み合わせ。悪く思えば、バサバサだったり、モサモサだったりで、慣れないと奇妙な舌触りです。いろんな野菜が立体的に使われてます。葉野菜はなんだか分からないけど、ビーつ、黒大根、黄大根、トマト。タマネギ・・結構、食べた気分になります。ドレッシングはフランボアーズって聞いたと思うんですが・・・。

魚料理は、寒ビラメ。そういやぁ、最近ヒラメを食べてないなぁと気付く。ズワイカニをヒラメで巻いてパイで包んであるようです。ソースも蟹。ヒラメパイの下には甘いキャベツ。パイは半分ですが、一個食べたい気分だ。
魚料理に、ロワールのジュナンブランで醸した白ワイン「Domaine Mosse ANJOU 2006」。黄金色で味のある旨いワインが続きます。こういうソースは好きだ。

茶の渋みが残る口直しのグラニテ。
メインは、フランスの仔鴨とフォアグラ。地名は聞いたけど怪しいので書かないでおこう。脂っぽくないフォアグラがいい。脂っぽいフォアグラにカブラが出会うとカブラが旨くなる。カブラはコンフィで、温かい方がより美味しいのではないかと思う。鴨はジュシーさより、鴨の味を活かしたような火の通し方。トリュフもはいてますが、細かく刻まれているのがブラックオリーブ。
メインに合わせて赤ワインはサンテミリオンのメルローで醸した「CHATEAU DESTIEUX 1997」。エエ感じに渋みが残る赤。

デザートは、バニラアイスにイチゴのソース。シンプルですが、ドリンクに合わせて、温かいフィナンシェとトリュフ・チョコが出ました。経歴を知ったら、もっと凝ったのを出してもいいのにねと思う。

食事が終わって、エチケットを写させてもらいました。好みは二本目のシャルドネ。
フレンチワインがほとんどというか、フランス産しかないようだ。シェフは相当酒好きなうえ、酒豪のようです。

離職後、近辺のフレンチをチマチマとランチっていた時期がありますが、それ以後、全く関心が起らなかったんだけど、十分満足できる食事でした。アラカルトが無いのは残念ですが、食材も面白そうだ。ただ、京都など遠くから交通費を出して、ここまで食べに来るのを、お勧めできるか疑問ですけど、湖南では一押しできると思います。車で行けば遠いことは無いんだけど、呑みたくなる旨さですから、困った店です。
城陽出身というセキ・シェフは、30になってからシェフを目指して一乗寺のフレンチ(もう閉店)で修業して、箱根の方のレストランにいたそうだ。で、こちらにやってきたのは、たまに行く瀬田のパン屋「ガストロノーム」の隣のケーキ屋「フルレット・ドゥース・ドゥース」でパティシエとして勤めたのが縁だそうだ。その時に「ハタ」ところへ食べに来てたんだとさ。その時は瀬田に住んでいたそうだ。その当時のケーキは美味しかったと、ソムリエールさんが語っていた。
店内の絵は、画家でもあるお父さんの作品だそうだ。調理補助1名、ホールの女性1名の三名で、食事はゆっくり3時間程度。

帰りは「おとも」を読んでもらって、JR草津へ。JR草津線の手原駅からなら歩いて行けますが、タクシーなら栗東の方が僅かに近いようです。新快速の停車駅は草津です。

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