和洋懐石・しまおか


しまおか
adrress
大阪市北区曾根崎新地1−5−17
    IMサウザントビル201
call06(6344)8988
open/day11:30-14:30(13:30/LO)
open/night17:30-20:00(19:00/LO)
off日曜日(祝日は夜のみ)
capacity
memoシェフ:島岡俊也
JR北新地駅の2番出口、最南端のエスカレータを上がると、このビルがある。エレベーターで2階に上がるとお店の引き戸が左にある。カウンターが10席ほど、奥にテーブル1卓6人のキャパを、フレンチ出身のシェフ、和食担当の女将、バイト君(夜のみ)の3名で切り盛り。オープンキッチン風のカウンターと、シェフの人柄が食欲をまします。
97年8月オープンした店であるが、ワインブームの影響で、日本酒の品揃えが後退、ワインは数種をグラスで飲み比べられるのが人気のようである。焼酎も出るそうであるが、日本酒はあまりでないらしい。日本酒の仕入れは、八尾の三井酒店、枚方のヤマモト。ちょっと珍しい焼酎もある。オーソドックスなフレンチと和食をそれぞれに味わいながらも、変に和洋折衷した料理が出ないところに好感を持てます。シェフは「河久」におられた。女将は「日調」の助手をされていた関係で、和洋ともちゃんとした料理が出る。祝日は夜のみの営業で、穴である。
ご主人のシェフも女将も、食べることが好きなので、いろいろ美味しい店の話などする。人柄が体としゃべり方に滲むようなシェフと明るい女将との楽しい会話に楽しい時間が過ごせる。夜はコースのみで5000円、7000円、9000円。お昼のランチは1300円から。これまたお値打ちで、ご飯、汁碗もお変わり自由。ただ予約をしないと入れないこともあります。かなり忙しない。お昼は2回転するほどで、仕込みは前日から始まっているので、ほとんど休日なしで仕込みに追われているようだ。ノリタケ、ロイヤルコペンなど食器、グラス類ももさりげなく良いのを使っている。ディアモールの「ルノーブル」で安く買っているそうである。
impression 2001年7月20日

ディアモールを南端まで歩いてエスカレータであがると看板が光っている。エレベータを2階で降りると、玄関の灯りがともってない。それでも中へはいる。カウンター中央の島岡シェフの前に通され、ワクワクの食事が始まる。

  • 先付の八寸に、味噌漬けの鴨ロースに味噌ダレ、きんぴらの五目煮、茄子の揚げ出し、コールスローの4品、
  • 牛タンのサラダ
  • 桃の冷製コンソメ・ジュレ仕立て・キャビア盛り
  • 蒸し物が、ちりめん山椒まんじゅうのあんかけ、粉山椒の吸い口
  • スズキのポアレ、エイヒレの素揚げ
  • 牛フィレ、醤油ベースのソーズ、フォアグラ添え
  • 蛸飯、香の物
  • イチジクのワイン煮
  • 甘納豆を隠した豆腐のババロア、小豆餡盛り、にマルコポーロ
とい献立。
取りあえずよく冷えた日本酒ということで醴泉・純米吟醸を注文する。日本酒のメニューが「やまもと」系ばかりだが、聞くと「三井」さんと喧嘩したそうだ。八寸は和風の付き出しメニュー。これはやっぱり日本酒でしょう。「牛タン」ということで女将が薦めてくれたので、吟醸香のある米焼酎「亀のめざめ・香」を頂く。ロックで呑むが香りとアルコールを感じたのは最初だけ。あとは水のような呑み心地が味気ない。健康志向のお客様向けなんだけど、料理まで味気なくなる感じ。焼いた牛タンに、おろし入りのドレッシングに、ルビーのグレープフルーツが添えられてあったりのサラダで、酸味とよく合います。やっぱり日本酒に戻って東一・吟醸。スープの替わりに小さなグラスに盛られたコンソメ。デザート感覚。今年はキャビアが高いそうです。桃の甘味、キャビアの塩加減、コンソメが重なって美味しいおます。
変わって蒸し物は、和風。ちりめん山椒をメインに、木耳・人参などをまぜて片栗粉でお饅頭に仕立てたあんかけに、たっぷりの粉山椒が降りかかっている。饅頭は女将製、仕上げの粉山椒はシェフの匙加減。「饅頭の中にも山椒が入ってるのに掛けすぎ」と女将が小声で注意が入っていた。むちゃは山椒好きだから、ぜんぜん気にならない。 太刀魚とスズキから選んだのはスズキ。日本料理人の魚裁きの包丁仕事を見ていると、フレンチのシェフの包丁はちょっと不安。無難なスズキの方が美味しそうな気がした。帆立、マッシュルーム、しめじ、スナップエンドウの野菜も美味しく頂く。お酒は醴泉・大吟醸・蘭奢待・火入れに変えるが、違和感なく呑める。「生」と思った蘭奢待は「火入れ」。「生」でも合わせてみたい気分。定番の牛フィレは、極めて和風のソースやった。醤油、赤酒などで仕上げられている、粒胡椒のマスタードがポテッと添えられている。フレンチならここでデザートだけど、楽しみな「炊き込みご飯」がでる。今日はしっかり味の付いた蛸飯。実山椒の香りが食欲をそそります。ついついお代わりでお腹いっぱい。
イチジクをワインで煮たのはシェフだが、女将が「サワークリーム」を付けるか同化で会議が開かれていた。他のお客に、お好みでと言うことで小皿で出していたけど、どうだったのだろう?シナモンの香りで、それだけで十分です。ババロア侯爵のババロアの侯爵を聞く。カップの底の甘納豆に驚く。
カウンターにおられたのは「星家」の方。お店は「しまおか」さんとよく似て、フレンチと和風の混じったコースに、日本酒もいっぱいあるそうで、おもしろそう。大阪で、密かに「河豚の肝」を出す店があるらしく、聞き出す。それはそうと、「中央市場を仕切る妙なおばちゃんの店」が心斎橋にあるらしい。という噂だけ聞く。知ってる人は教えて。
お客さんからの頂きもの、広島のにしき堂の「新平家物語」を頂いちゃう。
2001年2月12日

一発OKは「和洋懐石・しまおか」だ。チーフの俊也氏が痩せているではないか?聞いたところ20kg痩せたそうだが、原因は糖尿病で入院した為、ダイエットされているそうだ。と、いうわりに前日は「カランドリエ」でジビエを頼んでワインをガボガボ空けて、二人で8万円近く払ったそうだ。一点豪華主義ね。さて今晩の献立は

  • 前菜の八寸が「さつまいものクリームコロッケ」「アジの〆たのと蕪の酢の物」「大根の千切り他の明太子マヨネーズ和え」「広島菜ほか青菜のゴマ和え」
  • ウズラのパイ包み焼き、付け合わせがパパイヤ・トマト・サニーレタス
  • かぼちゃのスープ・浮きコリアンダー
  • 田楽味噌をくるんだ揚げゴマ豆腐のあんかけ、フライしたタラの芽をのせた蒸し物
  • 舌平目・アワビ・ほたて・芽キャベツ・下仁田葱・椎茸のソティはマスタードソース
  • フィレ肉にはマディラソース、マスタード
  • 大豆御飯に香の物
  • 甘納豆のタルト、紅茶はマルコポーロ
でござる。シャンペン用のフルートグラスに注がれたお酒は「醸し人九平次・純米吟醸(緑ラベル)」。案外呑める。「黒龍・純吟・三十八号・ひやおろし」も落ち着いた香りと味わい。「千代むすび・大吟醸・斗瓶囲いしずく取り」「鯉川・大吟醸」はさすがに格が違う香りを放ち、味わいは穏やかすっきりに仕上がっている。
むちゃはなぜこの店に来るんだろう?そうだ、日本酒が飲めるからだ。焼酎もある。ワインも当然ある。イタリアワインのグラス売りの期間中でいろいろ呑めるのに、わき目もふらず日本酒だ。ジャファンスなんかより、いいぞ。(行ったことないけどね)。和風の前菜なんか絶対日本酒だ。むちゃの頼むコースには「ジビエ」が入る。それも楽しみである。これでも日本酒でOKだ。もともと串焼きに売っている日本の素材だ。ただ大吟醸相手にスープが頂けない。優しく淡い味わいは素材の美味しさがあるが、香りの点で今日のスープが負けている。俊也氏が塩分取っちゃいけないからだろうか?ダイエットすると味覚が変わることがあるからね。もともと味の濃いソースを造るチーフではないだけにさらに薄味になっちゃたのかな。そんなにポーションがあるようには思えないけど、不思議といつの間にかお腹がいっぱい。他のお客さんは、皆御飯を断念してお持ち帰りだ。沽券に係わるので1杯だけ頂いて、やっぱり、お持ち帰りだ。苦しい。余裕があれば、近くにチェックに行きたい店もあったが断念だ。デザートはしっかり頂く。和風に小豆を仕込んだのかと思いきや、甘納豆だった。
女将がジビエが苦手とは、さすがに和食上がりの調理師です。来る度に焼鳥屋を教えてもらうが、一度行ってみるかな?

2000年10月9日

夕御飯は、9ヶ月ぶりに新地の「和洋懐石・しまおか」に予約を取った。料理は

  • 先付の八寸が、「高野豆腐と万願寺のオランダ煮」、「コンニャクの田楽」、「チーズと香草のコロッケ」、「たこ、キノコなどのマリネ」
  • フォアグラのソティとフランス産蛙のフライ・グレープフルーツ
  • ベーコンのミネストローネスープ
  • 具沢山の蓮根饅頭のあんかけ、粉山椒の風味
  • アワビ、鯛、赤足海老、椎茸のサフラン風味のソティにブロッコリーの付け合わせ
  • 牛フィレステーキにはマスタード・クレソン
  • 兎とシメジのソティ、柿が付け合わせ
  • 蛸の炊き込み御飯に、葉ピーマンとジャコの炒ったのが乗せてある
  • 洋梨の赤ワイン煮に生クリームを載せパイで挟んだデザート
  • 紅茶はマリアージュフレールのマルコポーロ
と言った具合。アワビが「焼いて固くなった」と伝えると、追加で「兎」さんが登場した。和食を担当する女将のシェフコート姿は始めてでした。着物姿では仕込みがしずらいのかな。入店から帰るまでずーと実紫蘇をむしっていた。明日のお昼の仕込みは終わっているのか心配してしまう。和食の味付けは好みなんですが、あんかけが少し山椒の風味にまけて弱いのが難点。盛りだくさんの食材で満喫、お腹一杯でございます。うふふ。ここでもやはり日本酒で「千代むすび・大吟醸、しずく斗瓶」「花垣・生もと・純米」「醸し人九平次・純米吟醸・五百万石50%」とする。この九平次は、甘味がくどくなく、癖もなく良くできてました。このぐらいの精米歩合がお得意なのかな。炊き込み御飯を「おもたせ」で折りに詰めてもらって、帰ります。紹介してもらったお店は「ビストロ・ごろ舎」。でも天満は縄張りじゃないんだ。お酒の飲める店で、堂島の「ロソリオ」も名前が出た。まだこちらの方が興味あり。
2000年1月10日

夕御飯は、新地の「和洋懐石・しまおか」とした。

  • 先付八寸として、正月らしくお重に盛りつけ、「賀正」の凧飾りを添えて
    スナップエンドウとエノキの炊いたん、
    オレンジ風味の栗きんとん、
    海胆風味のポテトサラダ、
    鯖のマリネ
  • ブリのみそ漬けをジャガイモのペーストでくるんでソティしたものと
    フォアグラのソティのバルサミコドレッシングサラダに金箔ちらし
  • 手羽先の角煮風煮付けに大根、エンドウ豆の炊き合わせ
  • サフラン風味のブィアベース、さいまき、ホタテ、こばしら、ふぐ、サーモン他
  • 牛フィレステーキはマスタードソース
  • 山菜炊き込み御飯に香の物
  • クリームブリュレにイチゴ、紅茶
という献立。ここのパンは「ドンク」。お酒は「宝寿」「麓井”圓”」「独楽蔵」「鯉川・金賞酒」をシャンパン風フルートグラスで頂く。食事をしながら3時間ほどマスターと女将とあちこちのお店、素材、料理について、楽しく過ごす。バイトの子も勉強になったでしょう。フレンチの話もできれば、和食の話もできる。全く便利な店です。話題に出たフレンチは「ヴァンサンク」「カランドリエ」「ムレーナ」で、新地では「カハラ」がいいとか、お返しに、先日の「桝田」さんを紹介しておいた。いつも通り満腹のお店でした。最後のご飯も美味しいけど、お代わりが出来ないほど。喜川系の濃い味わいが好きではないと言う、マスターと女将の舌に信頼感がもてる店です。


1999年11月4日(木)

晩御飯は、和洋割烹「しまおか」さんとした。コースの内容は

  • 先付・八寸は、春菊の炊いたん、明太子ポテトサラダ、切り干しダイコン、ナスの田楽
  • 鳩のソティ、バルサミコ風味、柿、トマト添え
  • 松茸のコンソメ
  • 牛そぼろ饅頭のあんかけ(饅頭はゴマ豆腐風味のダイコン、サツマイモの練り混み)
  • スズキ、ホタテ、海老のポアレ、ケッパー風味
  • 牛フィレのステーキ、マスタードソース
  • サツマイモの入った小豆ご飯
  • アップルパイと紅茶(マルコポーロ)
でした。久しぶりなんで、忘れていたが、ここは量が多いのだった。もっとお腹を減らしておくべきだった。後悔その2。ここでもお酒は日本酒で「黒龍・吟醸・生詰」「千代むすび・大吟醸・吊し斗瓶」「醸し人九平次・山廃純米・山田錦」という選択。ここではワイン、焼酎、日本酒と各々に楽しめるのです。思いがけすにジビエが頂けたので、シカ料理について蘊蓄を仕入れる。「樽」というお店を紹介されるが、も一つ場所が要領を得ない。とにかくお腹はいっぱいである。和食担当の女将は日調の料理教室の先生だったそうである。


1999年4月24日(土)

お昼は北新地「和洋割烹・しまおか」でお昼のランチ。時間をずらして13時に入店するも、盛況で客足は途絶えず。1300円でご飯みそ汁お変わり自由はお得。あまり話しも出来ずに、満腹。「鷹勇・金賞受賞酒」「亀泉・純米吟醸・生」を頂く。


1999年2月5日(金)

新地の「和洋懐石・しまおか」さんへお昼のランチ。お昼1300円でも十分な量にご飯お変わり自由。最後のご飯は「サツマイモとエンド豆の炊き込み」でたっぷり。店内はほとんど女性だった。昔「ほんわかTV」でお昼のランチを紹介されたらしく、お昼の方が入店が難しいそうである。お昼から「瀧自慢・瀧水流(はやせ)」を呑んじゃう。枚方の「ヤマモト」から仕入れ始めたということで、これからも楽しみ。


1999年1月9日(土)

北新地の「和洋懐石しまおか」で食事。5000円のコースに日本酒4種(杜の蔵辛口純米8BY、早瀬浦特別純米、鷹勇特別純米生、金泉純米ひやおろし)。日本酒は特にすばらしいモノではないが、食事の内容とご主人や女将さんの話とで楽しい時間を3時間ほど過ごす。いい店です。食べるのが好きなご主人と女将さんから、「和洋遊膳・中村」と「酒肴座SAKANAZA」とを教えていただき、お礼に居酒屋「ながほり」と酒屋「やまもと」を紹介する。日本酒なら「郷の舎」もいい酒を揃えているとの話。ここの大将も酒好きらしい。隣に初戎のお客が帰りに寄られていたが、「えべっさん」の福を落としては行けないので真っ直ぐ帰らなきゃ行けないんだぞ。と言う話で、女将は福を落とされて喜んでいた。

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       JR東西線「北新地駅」
                     国道2号線
                 エスカレーター階段
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