日本料理しのはら

adrress湖南市岩根大字四反田2233-1
call0748-72-9323
open/day12:00〜15:00 ¥3500〜
open/night18:00〜22:00 ¥4500〜
off不定休
capacity
memo/impression 平成20年10月13日
ドライブ先で、まず食事をしましょうと選んだのは、昔でいえば甲西町、岩根の「日本料理しのはら」。縁もゆかりもない店というわけではなく昨年10月「山玄茶」から独立し、開業したお店。開業ほぼ1年。
普通の民家を改造したという店は、目だたつ、一度素通りしてしまいました。暖簾の掛かる玄関も道に面してないので、見過ごしてしまった。こういう玄関は商売摺る上で、風水的によくないように思うんですが・・・奥に駐車スペースがあって、田舎では車は必需品。

玄関で、御迎えを受ける。すぐ右手に鉄板カウンターがあって、そこでもいいというのだが、座敷に通される。カウンターの一部が鉄板だけに、日本料理を出すのにはちょっと違和感がありますね。A4クラスの肉を使ってお手軽に頂けるようになっているそうだ。

座敷で、ノンアルコールで頂いた料理は、
  • 炙りハモのスダチジュレ、ほうれん草、シメジ、白ズイキ、茗荷、黄菊、紫菊
  • お椀が、渡蟹の真蒸、マイタケ、白髪葱、紅葉人参、輪柚子、丸仕立て
  • お造りは、ヒラメ、縁側、車、花蔓紫、茗荷、ワサビ、梅肉、醤油
  • 牛トロの冶部煮寿司・柴漬け・辛子
  • 八寸の焼き物が鮭の幽庵焼き。油ものには、エリンギ・栗・ウニをサンドした帆立貝柱、銀杏、銀杏イモ、レンコンチップ。水菜とおあげさんの辛子醤油和え、柿ナマス、ハモの肝と笛のチリ酢和え、玉子真蒸、庄内麩とクリームチーズの博多
  • ナメコとろろ蕎麦
  • 炊き合わせが、絹揚げ豆腐(?)、小蕪、菊菜、吉野餡、振り柚子
  • イクラとろろのお茶漬け、香の物
  • グレープフルーツの白ワインジュレ掛け
  • さつまいもの餡入り茶巾、お薄
酒瓶を持って挨拶に来た主人とは、1年ぶり。車なので一献でもお断りして、お茶。さびしいぃ!
先付けは、炙りハモ。梅肉ではなくスダチで酢の物風でもある。
続くお椀は丸仕立て。山玄茶仕込、お得意の味。柔らかな味に仕上げているのは、蟹の風味のためかな?美味しい。たっぷりの蟹の身だ。
お造りは、ヒラメ・縁側。やはりワサビ梅肉を勧める。開店当初は、食材に苦労したという。

ここでも、ジブ煮のお寿司を出していた。
焼き物・天ぷらを交えた八寸。お酒ほしいなぁと思わせる構成。昨晩と同じ一品が出ているのにはびっくり。
箸休めに蕎麦。
炊き合わせは、餡かけ。絹ごし豆腐を素揚げしたものと、小カブ。昆布だけで煮〆た小カブの甘味がでた餡がとても美味しい。お椀の出汁も、餡もよく出来ています。
御飯が、お茶漬け。イクラとトロロ。

水菓子が、グレープフルーツ半分にジュレがかかっている。食べにくいなぁと思ったけど、ちゃんと食べやすいようにナイフが入っている。
芋金団というべきかもしれないけど、やっぱりこれは茶巾搾りだな。お薄まで出る。

篠原君の経歴を聞いたけど、約10年修業した中で、きっぱり自分の修業先は「山玄茶」だけと言っている。それだけに想像してた以上に影響は大きいですが、十分美味しい。
開店当初にローカルBBCでテレビに出演したらしい。だんだん近所の工業団地の接待やらで、お客も増えてきたそうで、いずれはお店も手を入れて料亭を目指したいそうだ。楽しみなことです。
不幸にして、スタッフが抜けて、今一人で仕事をしているそうで大変です。座敷は最大20名ということで、大変ですな。もともと父さんが居酒屋をやっていて、そこを締めて、ここで一緒に引き継いだ格好。そのため鉄板は父さんの仕事を活かせるようにしたという。
車で行かない場合はJR三雲からタクシーを利用するのが良いそうだ。湖南三山の観光の時には、いいと思います。

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