右源太

adrress左京区鞍馬貴船町76
call075-741-2146
open/morning
open/lunch
open/night
off
capacity
memo/impression 平成22(西暦2010)年2月1日
晩ご飯を予約している「右源太」へ入ります。(隣の貴船倶楽部は系列の喫茶・軽食部門ということですな)。豪華な蝋梅、百合・菊が迎えてくれます。いい香り。
予想していないシャキシャキのシャーベット状の雪道を歩いたせいで、靴が濡れちゃいました。靴下も濡れちゃいました。恥し。
畳が敷かれた廊下をズンズン一番奥の「きふね」の間に通されます。角部屋のいい部屋。窓際には、ジョージナカジマのテーブル&チェアが置かれております。鍋用の掘りごたつのテーブル。足にホットカーペットが入ってますので、靴下も乾くというもの。部屋には、椿の絵に、椿と蝋梅(?)の生花。

予約していたお料理は「気生根鍋」。

  • 柊の飾られた先付けには、黒豆・福豆の揚げ物、結び熨斗梅、ユリネまんじゅう・クコ、梅長芋、黒ごま豆腐の串田楽、鶏肉の昆布巻き、蓮根チップ、焼き栗、菜の花・裏ごし玉子、カラスミのお寿司
  • 丸なべ
  • 牡丹鍋、シシニク、野菜(春菊・水菜。えのき、ねぎ、白菜、椎茸、焼き餅)
  • 雑炊
  • 水菓子、イチゴにヨーグルト、金柑蜜煮、餡玉

仲居さんが炭を運んできて、綺麗に盛り付けてくれはります。炭の色が綺麗な赤色に映らないので、デジカメはやめ。思った以上に熱さが顔を指します。
一本目は「燗酒」にしてもらって「日出盛・辛口」。結構熱めの燗。テーブル中央の炭火の熱も加わって、顔がほてってきますなぁ。温まります。
大皿で、先付け。節分のようでもあり、お正月のようでもあり・・・。取り分けてくれはりました。節分の福豆だと思うんだけど、エンドウ豆かもしれないけど、天ぷらがありそうで、なさそうで、案外いけます。珍味で香りや味に癖があるカラスミが寿司飯にあってました。

炭の赤外線で顔が熱くなってきたので、冷やす意味もあるかなって、冷酒で京都・周山の「初日の出・純米吟醸・五百万石精米歩合55%」を頼みます。300mlの小瓶。
運ばれてきた土鍋には、もう丸鍋がグツグツ状態。スープは、三匹を使ったエキスがでているというご説明。丸の身は、程よく盛り付けて、三杯ほど。まだ、後が控えてますから、適量です。生姜汁の小鉢も出てきて、お好みの量を取り皿に数滴加えると味が変わって、また美味しいく頂けるという趣向です。どうやら、すっぽんを煮込む時には生姜を使ってないようです。

丸のスープの土鍋に、(野菜入れずに)シシニクを入れてくれます。ご主人がもっとも美味しい食べ方という、三回に分けて、シシニクだけを頂くようです。徐々にイノシシの脂身が、丸の旨みに深みを加えていきます。聞けば、まかない料理というか、偶然にコラボさせちゃった鍋だそうです。食のセレンディピティってことですねぇ。味噌味もいいけど、粕汁もいいけど、これもいい。

シシニクも三杯いただいて、後は、野菜を投入。これも二杯ほどの量があります。脂で濁った鍋出汁が野菜を入れると澄むそうです。野菜がアクとか吸い取ってくれるのかも知れません。そういう意味で雑炊のために、野菜が最後なんでしょう。
その後、鍋を厨房に引き上げて、雑炊を作って、戻ってきてくれます。溶き卵に、黄身二つ。黄身は半熟程度になるまで、蓋。これも三杯近くいただきます。出汁を調整してくれてると思いますが、結構濃い味にしあがってます。

最後に水菓子。
結構な量を食べました。しばらく部屋でくつろぎ、こなれるまでウダウダ。
クーポンを使うと、お土産サービスが受けられます。2種類から選べますが、「スッポン粉入りのあられ」というのを、いただきました。ありがとう。
3時間ぐらいゆっくり食事をして、ふたたび「貴船口駅」まで送ってもらいます。濡れた靴の中を乾燥させてくれてました。ありがとうぉ。嬉しおます。仲居さんありがと。
左源太は、夏の川床のお店で、流しそうめんとかお手軽な床用のお店というような、使いわけらしい。

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