ビストロ割烹 Yaoya

adrress京都市上京区桝形通寺町東入ル上ル三栄町59 メゾン・セ・デリシウ1F
call075-252-0108
open/day11:00〜14:30
open/night17:30〜24:00
off木曜
capacity
memo/impression 平成20年3月1日
せっかくここまで来たのだからと、暗くなり始めた桝形商店街を歩き、ほぼ10年ぶりに向かったお店は「ビストロ割烹やおや」という、銘酒居酒屋へ向かった。記憶は不確か、道に迷った。
予約なんかいらないと思っていたら、危ない。たまたま空いていたので何とかカウンターの1席。
まず、香りがよくて綺麗なお酒と言うと、出してくれたのが「たてのい・純米おりがらみ・秋田酒こまち60%」。滓の絡まるくどさがなく、いける。
チャイサーが出てきたが、畑酒造(大治郎)のだそうだ。
順に頼んだ料理は
  • 突き出しには、本諸子の南蛮・菜の花・黄身酢、出汁巻き・スナップえんどう
  • お造りの盛り合わせには、生たるいか、焼き霜のサワラ、ひらまさ、ひらめ
  • 雲子ポン酢
  • ぶりカマの塩焼き
  • 馬刺し・たてがみ
先づけ3種。ちょっと小さめで子もない諸子だけど、まぁ出ただけでもうれしい。京都産のスナップえんどう。4種類の塩がでてくる。覚えきれないけど、どれもそれぞれ旨みがある。
お造りのお勧めに「生のほたるいか」があるようなので、迷わずそれを入れての盛り合わせ。サワラというのはスグに身が柔らかくなるので、難しいなぁ。ホタルイカとサワラがショウガ醤油。 お造りにまろやかなお酒をお願いして、出てきたのは「豊盃。純米しぼりたて・麹米55%・掛米60%」というのん。黒蜜のような甘い香りを感じるが、喉に残るくどさはなくすっきり。
ショーケースで見つけたぶりカマを焼いてもらうことにしたが、時間がかかるというので雲子を合間に挟む。草実など一切なく甘いコクが口の中に広がって、溶けていくのが惜しいほど。最近の雲子も中国産が多いという。
雲子に合わせて、出してくれたのが「玉川・純米吟醸・手つけず原酒・無垢・雄町60%」。京都府久美浜の酒だそうで、寝屋川の大門さんとこにいたハーパーさんが移籍して一造り目のお酒だそうだ。柑橘系を思わせる酸味と香りがする。少し余韻が長くキレはよくない。
今日のブリは12キロ。ホクホクのぶりのカマ。10種類の塩を出してくれる。適当に振る。
4杯目に「王禄・超辛純米・無濾過直汲」が出てきた。桃のような濃厚な香りがするが、バランスの良さが甘さを目だ立たなくしている。昔と随分とイメージが違った旨さ。
最後に、近江牛の生肉(みすじとかいちぼとか)を食べたかったが無いというので、
、 クーラー三台で千本以上を保管しているというのだか、こういう日本酒をそろえる店も少なくなった気がする。蔵元から直に特別なものも多いので、マニアにはたまらない酒ぞろえ。
「おいしい酒だけでなく、おいしい料理があってこそ、お酒もすすむもの」と蔵元に話しているそうで、腑に落ちる言葉。

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